江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 乙女の本棚7 蜜柑
    心が暖かくなるお話でした(^-^)
    げみさんのイラストがいい感じにお話とマッチしててとても読みやすかったです♪
    このシリーズ読みやすくて本当におすすめです♪
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男
    当時のファンタジー小説みたいなものでしょうか。
    江戸川乱歩発想がすごいですね(^-^)
    イラストも綺麗ですし読みやすかったです(^_^)
  • 文豪怪奇コレクション 猟奇と妖美の江戸川乱歩
    あー面白かった。
    乱歩のこーゆー系は河出文庫の『不気味な話1江戸川乱歩』読んでたから中身はほとんど知っとる話やったけど、なんべん読んでもおもしろーーい。
    もうこんなんばっかり読むせいで、例えば「人でなしの恋」とか、いやまあまあ変態じみとるけどまああるわいそういうこと、とか思ってしまっとる。
    読んだこ...続きを読む
  • 人間椅子(乙女の本棚)
    どのページの挿絵も美しくて幻想的。
    文は昔の口調や表現がそのままで、なんとも言えない不気味さがあるが、スラスラとテンポよく読めた。最後のどんでん返しがある意味、またさらにゾゾっとさせる。
    手がだしにくかった名作達が沢山シリーズになっているので他のものも読みたいと思った。
  • 乙女の本棚4 檸檬
    げみさんの描くイラストが好きで手に取りました(*^^*)
    もうどのページも素敵です。(*^^*)
    檸檬一つでこんなにも物語が繰り広げられるなんてすごいです。
    私の掌が誰のよりも熱かった。その熱い故だったのだろう、握っている掌から身内に浸み透ってゆくようなその冷たさは快いものだった。この表現が好きです...続きを読む
  • 乙女の本棚4 檸檬
    高校生のころ、初めて「檸檬」に出会い、それからこの作品の虜になりました。
    そこに美しい挿絵が加わり、私の宝物になりました。
    文学作品に抵抗があるが、ご興味のある方、イラスト好きの方、「乙女の本棚シリーズ」は大変、おすすめでございます。
    集めたくなってしまいます。
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)
    再々読くらい。
    その出生に謎多き恋人を密室殺人で喪った主人公。
    事件の解明を友人の探偵に依頼するも、今度はその探偵が衆人環視の中殺害されてしまう。
    主人公の行手に度々現れる因縁の男の怪しげな挙動。
    彼の目的とは……?

    教科書通りなミステリ展開を見せる前半と、鬼気迫る冒険譚の凄まじさに打ちのめされる...続きを読む
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)
    江戸川乱歩の入りとしては最適だった…気がする。
    江戸川乱歩に持っていたイメージがそのまま文章になっていた。
    短編全てが面白いわけではないけど、気にいるものは必ずあるはず。
  • 明智小五郎事件簿3
    なんだろう。。ほんと好き(笑
    その時代へタイムスリップし、目の前で繰り広げられてるかのような没入感と臨場感。
    トリックが不完全だろうが、明智小五郎がヘマしようが、こんなに面白いと感じられる小説を書けることがすごい。記憶に残り続ける面白さ。
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)
    初めての江戸川乱歩。とっっっっても面白かった。

    個人的なイメージとして、江戸川乱歩っておどろおどろしいイメージがあって読みにくそうだと思っていたが、そんなことない。とても良い。
    第一と第二の殺人については、全然分からなかったけど、話が進むにつれて恐ろしい事実が見えてきて…ドキドキしてページを捲る手...続きを読む
  • 孤島の鬼
    これが初めて読んだ乱歩です。
    読んだ後、放心して、悲しくて、どうしようも無く、一週間は現実に帰って来れなかった。
    同時に小説ってこんなに面白いものか…!と打ちのめされた。
    五十音の組み合わせの文字が文章になっただけで、乱歩という人が書くと世界はこんなにも衝撃的に面白いものなのかと驚愕した。
    読後のあ...続きを読む
  • まんがグリム童話 ブラック人身売買~性奴隷の女たち~ Vol.1

    10年以上読んでいます。

    入院した時、たまたま談話室の本棚にあり手に取りました。残酷でドロドロしていてハマり、それからは自分で購入するようになり10年以上経ちました。同じお話でも違う作家さんが描いたりもするのでまた違った感覚で楽しめます。
  • 孤島の鬼~江戸川乱歩全集第4巻~
    本を開いたら、二段組の小さな字で書かれてあったので、読めるか心配したけど、すらすらと読めた。

    乱歩の作品は活字では初めてだけど、90年前の小説にぐいぐい引き込まれていった。

  • 明智小五郎事件簿1
    明智小五郎クロニクル
    乱歩が発表した順番ではなく、作品を読み込んで、実際にこれらの事件が発生した年月日を推定し、その年代順に並べた

    D坂の殺人事件 1920年9月
    幽霊 1920(21?)年 秋~冬
    黒手組 1921年12月
    心理試験 1922年11月~12月
    屋根裏の散歩者 1923(22?)年...続きを読む
  • 乙女の本棚9 外科室
    あまりにも月並みな言葉になってしまうが、「エモい」とはこういうことか……みたいな気持ちになります。

    お互いにお互いのことなど知らぬまま続くはずだったろう人生が、思いがけない再会により覆ってしまうのは運命的で素敵だけれど、だからと言って何を望むことも出来るはずもなく。
    「忘れません」という言葉が、彼...続きを読む
  • 孤島の鬼~江戸川乱歩全集第4巻~
    これは、江戸川乱歩の最高傑作かもしれない。少なくとも僕が今まで読んだ中では1番面白い。
    まずキャラクター普通のサラリーマンである主人公とその恋人初代を中心に、主人公に横恋慕する男、あっさり殺されてしまう素人探偵、曲馬団の少年など、曲者ぞろいのキャラクターが勢ぞろいする。
    謎の殺人事件、そこに関わるの...続きを読む
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)
    あらすじ、序章を読んだだけではタイトルの意味が全く分からず、話の展開が読めないので続きが気になって一気に読んでしまいました。中盤の今までバラバラだった内容が一つに繋がる辺りが最高でした。一晩で白髪になってしまった理由が思っていたほどではなかったことや、ラストはどうなんだろと思いましたが、話がしっかり...続きを読む
  • 乙女の本棚6 瓶詰地獄
    過不足の無かったはずの楽園が、時を経て性徴という魔力を前にじわじわと崩壊していく様の、うつくしさと残酷さ。
    そして、神の目から逃れるように、救いを投げ出すように目印を倒し聖書を焼いたのに、瓶の中に残されていた手紙に綴られていたのはひたすらに懺悔だった。
    そういう歪さに、ただただ感服させられたというか...続きを読む
  • 黒蜥蜴と怪人二十面相
    黒蜥蜴の妖艶からくるゾクゾクとする感覚、怪人二十面相の次はどんないでたちで現れるかというワクワク感、昭和の時代を背景にした当時の雰囲気を考えると、非常に読者を楽しませてくれる作品でした。名探偵・明智小五郎はいつの時代でも名探偵でいてくれると思いました。本当に昔の作品なのかと疑いたくなるくらいの作品で...続きを読む
  • 明智小五郎事件簿3
    万城目学さんの解説が全てを語ってくれています。
    流れるような文章で、ページをめくる手が止まりません。

    トリックも犯人も直ぐに分かるし、DNA鑑定など無い
    時代でも、このトリックはダメだなと思ってしまいますが
    ともかく、淫靡で残虐な恐ろしいムードが素晴らしい。