江戸川乱歩のレビュー一覧
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『妻に失恋した男』
妻を愛しすぎた男の死。口の中を打ち抜き自殺したかと思われたが・・・。
『秘中の秘』
バーから消えた女の謎。
『魔王殺人事件』
子供たちから「魔王」と呼ばれた男の死。
『奇面城の秘密』 明智小五郎&少年探偵団シリーズ
レンブラントの名画を盗むと予告した四十面相。明智との対決、警視総監に変装するなどするが・・・・。
四十面相の秘密基地「奇面城」に潜入したチンピラ隊のポケット少年の活躍。虎の恩返し。
『夜光人間』 明智小五郎&少年探偵団シリーズ
暗闇に光る「夜光人間」。暗躍する四十面相。チンピラ隊の活躍。
『塔上の奇術師』 明智小五郎&少年探偵団シリーズ
資産家の宝石 -
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ネタバレ『踊り一寸法師』
サーカスでの宴会の席。一寸法師と呼ばれる豆蔵に絡む人々。無理やり酒を飲まされ侮辱された豆蔵。宴会の席で行われた豆蔵の奇術。串刺しにされ首を切られる美女。
『毒草』
川原に生える草。友人と散歩中にその草のなかに堕胎に使える毒草があることに気がつき彼に毒草の説明をし始めた私。貧しく3人の子供があり妊娠している郵便局員の妻がその話を聞いている事に気が付く。彼女が毒草を使うのではないかと不安になる私。郵便局員の妻のお腹は?流産した妻。刈り取られた川原の毒草。
『覆面の舞踏者』
ある集まりに参加した男。友人の井上次郎に誘われた仮面舞踏会。どこの誰とも知らぬ女と一夜を共にするが・・。 -
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『孤島の鬼』
恋人初代を殺され友人であり素人探偵である深木山とともに調査に当たる主人公。
しかし探偵深木山が殺害され、新たな協力者諸戸道雄とともに捜査をするうちに、初代、深木山殺害の実行犯を捕らえるも殺害される。そして二人は諸戸の父の住む島へ。
島での冒険。シャム双子、かたわ者の群、支配者である丈五郎。そして初代の一族樋口家の財宝。
『猟奇の果』 明智小五郎シリーズ
友人品川と瓜二つの人物を見つけた青木。偽品川を尾行する青木だが妻君共々事件に巻き込まれてしまう。
二部は明智小五郎登場。総理大臣、警視総監など重要人物と入れ替わりを図る犯罪集団との対決。 -
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正しく明智小五郎VS女盗賊。タイトルは聞いたことがあったのですが、実は高階良子の少女漫画だと思っていた有様です。美輪明宏の黒蜥蜴とどういう関係なのかなーと思っていたり。長年の謎が氷解しました……そして自分の無知さ具合も痛感しました。
黒蜥蜴の登場シーンがすごいキャッチーで、頭の中で緑川夫人というと登場シーンの宝石踊りと次のシーンの黒服美女のギャップがぐるぐる。1つ1つのシーンが絵になるお人だったなぁと。キャラに突飛さはないと思うのですが、なんかあの妖艶さは他作品にはない。幼少期にあれ読んだらインパクト強すぎるだろうし、今読んでもクラクラしました。
それだけに、潤ちゃんの頼りにならなさが泣け -
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ネタバレ船の事故により漂流する有明男爵と親友の大曾根五朗、有明男爵の家令・久留須左門。有明男爵と久留須を殺害し有明男爵の妻・京子と結婚した大曾根五朗。有明男爵の息子・友之助、大曾根五朗の息子・竜次。生きていた久留須の証言から罪を暴れた大曾根は京子を殺害。焼かれかけた久留須は友之助を連れ逃亡する。20年後、飛行機ショーで再会する友之助と竜次。大曾根竜次こと大野木隆一が組織した殺人会社に依頼を持ち込んだ辻堂。財宝のありかを示す暗号をとく星野親子を殺害し財宝を独り占めしようとする辻堂。辻堂に化けて親子に接近する大野木隆一。星野の娘・真弓と親しい有明友之助こと有村清。辻堂に化けて星野氏をつれて財宝を探しに出掛
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ネタバレ『何者』
明智小五郎シリーズ
結城少将邸で起きた銃撃事件。被害者は息子である弘一。井戸から現れ消えていった犯人の足跡。結城邸に滞在する赤井。弘一の婚約者と親友・甲田の関係。入院先で「私」に事件の推理を話弘一。逮捕される甲田。赤井の推理と赤井の正体。
『暗黒星』
明智小五郎シリーズ
伊志田邸で上映された古いフィルム。主人である鉄造の息子・一郎の見た謎の夢。明智小五郎に調査を依頼する一郎。明智との電話中に襲われた一郎。右目から血の滴る写真。塔上から何者かに合図を送る一郎の姉・綾子。殺害された後妻・君代。襲われる明智。銃撃され重傷を。殺害された一郎の妹・鞠子。消えた綾子。謎の男の殺害事件。被害 -
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えーと、収録されている作品は、「怪人二十面相」と「大暗室」の2作です。
どっても、なんというか、すごいマンガ的というか、エンターテイメントの王道という感じで、楽しいです。
「怪人二十面相」は、多分、子どもの頃から数えて今回で読むのは3回目ぐらいになっていると思うのですが、最初の1行のドキドキ感はすごくあります。
「大暗室」では、最初に悪のヒーローと主人公が、ライバルだと認め合って握手するときとかが、好きですね。
しかし、明智小五郎とかのキャラクターは、もともと大人向けの小説のためにつくったキャラクターなのに、それをそのまま子ども向けの作品にも持ってきて、ちゃんと違和感なく活躍させている -
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ネタバレ江戸時代、渡海屋と言う富豪が作り地下で死んだ屋敷。渡海屋の財宝伝説。その屋敷を買い取った長田鉄の殺害事件。犯人の腕の肉を食いちぎたた鉄。鉄の養女・和田ぎん子にかかった容疑。獄中で死んだぎん子。その屋敷を新たに買い取った児玉丈太郎。児玉の甥・北川光雄が屋敷で出会った野末秋子。秋子がお参りする和田鉄の墓。偽の電報で呼び出された児玉と養女で光雄の許嫁・三浦栄子。秋子に嫉妬し正体を暴こうとし家を飛び出た栄子。親しくなった児玉と秋子。秋子を栄子の変わりに養女にし同伴者・肥田夏子と屋敷に引き取る児玉。秋子を強請っている黒川弁護士。あるパーティに現れた栄子。長田鉄の養子・長造を伴っての登場。秋子の正体を暴こ
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「孤島の鬼」と「猟奇の果」の2本の中編が収録されていました。解説通り、孤島の鬼はかなりいい出来で、猟奇の果ては超ヘロヘロな筋まわしながら楽しむことができました。でも、乱歩の書いた作品だと思うから、「猟奇の果」は読めるんだろーな、とか失礼なことを考えたり。
孤島の鬼は、序盤ミステリー、中盤冒険活劇、後半宝探し、そして全編に渡って同性愛(笑)。しかし開始数ページで、これから誰が死ぬかを早々に明かしてしまうのは、先の展開が読めやすくなってどうかと思う……。早々のネタバレ+その割に序盤の展開の遅さにはじりじりしましたが、中盤以降は一気でした。私は全面的に諸戸さんを応援します。地中の問題シーンで実際 -
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まともに読むのは初めての江戸川乱歩。ずらずら並ぶ全集を見て、読んだことなくてもタイトルは知っている『黄金仮面』を手に取りました。一緒に入っている「白髪鬼」は、小学校の頃音楽の先生が授業を縮めて連載語りをしてくれたものだったので、ここで読めて嬉しい^^
「黄金仮面」「の他に、「白髪鬼」「何者」「江川蘭子」が入っておりました。いろんなお話を書く作家さんだったんだなぁと、改めてびっくり。少年探偵団ふうの探偵ものか、白髪鬼ふうの怪奇ものくらいしか乱歩の作風を知らなかったのです。
どの作品にもいえるけど、そのジャンルの萌芽ともいうべき手探り感があり、海外の概念を日本に輸入したっていうのは、それだ