江戸川乱歩のレビュー一覧
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購入済み
付録が豊富
江戸川乱歩の全集は何種類か出ていますが、この全集は付録が豊富なのが嬉しいです。
研究者や縁のある人の解説や随筆など、他ではなかなか読めないものが収録されています。
紙の全集に付いてくる月報みたいですが、電子書籍なので量も多く写真や図版もあり楽しめます。
その分、少々高いので、クーポンなど利用しながら集めていくつもりです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ現金には目を向けず高価な美術品だけを盗みの対象とする美学を持った怪盗二十面相と、明智探偵の対決が始まる。人を傷つけたり殺したりしない二十面相だけど、犬は殺してしまう場面も何故か私は記憶に残っている。ただ美術品を盗むことと、人を驚かせることにしか興味のない二十面相は、悪党ながらも何だか憎めない。
最初の事件となる実業家・羽柴家への侵入は罠に向かって直行するなど少し「この人は大丈夫なのだろうか……」と不安になる動作の怪しさを見せる。明智探偵と二十面相が対峙するシーンでは、イメージを払拭するカリスマ性溢れる二十面相の姿が描かれ胸が躍った。簡単には捕まらない変装名人・怪人二十面相も、明智小五郎のまさか -
Posted by ブクログ
ネタバレはあ、と思わずため息が出るような作品。
門野が妻によって殺された彼女の轢死体を見た時、彼の心情を考えれば心底可哀想で仕方がない。
誠実ではなかった。ただ、誠実であろうとしていた。
門野は妻が彼女を滅茶苦茶にしたことを知ってるんじゃないかと。
彼女の死と、自分の恋がバレたこと、その恥と耐えきれない悲しみに結局自死(というか心中)を選んだのか。
人でなしの恋。
その結末は悲惨だけど、人でなしは一体妻の方だったのではないか?
嫉妬に駆られて、激情のまま人形を殺めたのだから。
愛しいドールと同じ墓に入りたいと思う時点で私も門野と同じ人でなしなんだろう。
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Posted by ブクログ
ネタバレ20年ぶりぐらいに読んだ江戸川乱歩作品(小学校の図工の授業で乱歩作品を題材にした絵を書いた記憶がある)。
面白いー!!!こんなに面白かったのか。
ちなみにこれは穂村弘さんが好きなミステリに挙げてたので読んでみた。好きな文章を書く方のおすすめはやはり良い。
乱歩といえばちょっとグロテスクで、人の感情に訴えるような作風がなさそうなイメージだったけど、人間の心の歪さや汚さ、弱さを感じられてとても良かった。
文章もそこまで古臭さを感じなかったし、テンポがよくて読みやすかった。
それにそれぞれの章の副題よ。目次見るだけで面白そうだと思えるのすごい。
それにしても諸戸はあんな悲惨な環境で育ったに -
Posted by ブクログ
あー面白かった。
乱歩のこーゆー系は河出文庫の『不気味な話1江戸川乱歩』読んでたから中身はほとんど知っとる話やったけど、なんべん読んでもおもしろーーい。
もうこんなんばっかり読むせいで、例えば「人でなしの恋」とか、いやまあまあ変態じみとるけどまああるわいそういうこと、とか思ってしまっとる。
読んだことあるのんばっかりやとしても、最後の文庫初収録という座談会がめちゃめちゃ面白かったので買ってよかった。わたしは実は卒論や修論で雨月物語を読んでいたので、あの世のものや境界が大好きなのですよ。
それにしても乱歩の探偵ものじゃない、幻想怪奇系の作品を集めたアンソロジーはもうないのかな??探すの大変でさ -
Posted by ブクログ
明智小五郎クロニクル
乱歩が発表した順番ではなく、作品を読み込んで、実際にこれらの事件が発生した年月日を推定し、その年代順に並べた
D坂の殺人事件 1920年9月
幽霊 1920(21?)年 秋~冬
黒手組 1921年12月
心理試験 1922年11月~12月
屋根裏の散歩者 1923(22?)年 春
シャーロッキアンの研究 「年代学」
シャーロック・ホームズが実在性人物だと見なして、ホームズ物語を楽しむファン
大正十三年(1924年)、「D坂の殺人事件」で探偵小説界に初めて登場した明智小五郎
棒縞の浴衣を着て、変に肩をふって歩く。
モジャモジャの髪の毛を引っかき回すのが癖で、いつも木綿 -
Posted by ブクログ
これは、江戸川乱歩の最高傑作かもしれない。少なくとも僕が今まで読んだ中では1番面白い。
まずキャラクター普通のサラリーマンである主人公とその恋人初代を中心に、主人公に横恋慕する男、あっさり殺されてしまう素人探偵、曲馬団の少年など、曲者ぞろいのキャラクターが勢ぞろいする。
謎の殺人事件、そこに関わるのは家系図。
次々と明かされていく新事実。まさに点と点がつながって線になっていくのを見るようだ。
今の時代では書けないであろう登場人物や表現がどんどん出てくる。いわゆる差別表現である。僕は、差別表現に過敏になるのはいかがなものかと思う。もちろん、不快に思う人もいるだろうが、本作のような扱いであれば