江戸川乱歩のレビュー一覧
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ネタバレ半数は再読。「空中紳士」等は初読。
・「踊る一寸法師」
最初の描写の痛ましさと言ったら。「芋虫」でも存分に発揮されていたが、ああいう厭な情景描写は、読む者に或る種の「嫌悪感」だとか「厭世感」を与える。乱歩は特に、よく与える描写を得意としているように思う。筋については、乱歩作品を読んでいれば何となく予想のついてしまうもの。
・「毒草」
「堕胎」という微妙な社会問題を扱っていたせいか、左翼方面からの評判は宜しかったらしい。だが、乱歩がそのようなことを考えて書いていなかった事は、乱歩自身も述べている通りである。乱歩としては、本作を通じて、「堕胎の恐怖」というものを描いたということであるが、若 -
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ネタバレ再読。内容はネタバレ含む(覚書のため)。
・二銭銅貨
「南無阿弥陀仏」の暗号。「ゴジャウダン」は傑作だと今でも思う。点字に目をつけたところもなかなか。
・一枚の切符
博士夫人が轢死体で見つかり、殺人容疑で博士が逮捕。重石と飼い犬を使ったトリック。ただ、夫人が本当に「犯人」かどうかはぼやかされている。
・恐ろしき錯誤
火事で妻を失った夫が考えだした、犯人あぶりだしの方法。妻が大事にしていたロケット(実際はそんなもの、そもそもなかった)に各人の顔写真を張り付けておいたものを使い、脅しをかけてみるという手法だった。着想もいいし、オチのつけ方も格好をつけて、珍奇なものにしていないところがまたよし -
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引越しの果てに捨ててしまった江戸川乱歩全集。その中で最初に出会い、衝撃を受けた本。およそ小学生が読む本ではなかった。しばらくの間、死肉を自分の指で触った感触がぬぐえないで怖かったのを覚えている。
おどろおどろしていたのは江戸川乱歩共通か。押し絵と旅する男、などは好きだった。おませな小・中学生だった。
当時の表紙は現在のように淡々としておらず、たいへん、奇妙でありながら、どうしても手に取りたくなる不思議な魔力があった。数十年後、古書店で1冊探し当てた。思いのほか高くなかったのは文庫だったせいと思う。春陽文庫、高塚省吾氏装丁である。タイトルは「屋根裏の散歩者」
この書庫の表紙画がいつが自分 -
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ネタバレすぐに内容を思い出せるように記録。
完全なるネタバレにつき注意。
踊る一寸法師
・サーカスの一団
・明るいグロテスクさ
毒草
・堕胎の毒草
・先の読める展開
・姦通と堕胎が悪とされていた戦前ならではの感覚が強く出る。
覆面の舞踏者
・じゃぁ自分の妻は誰と寝た?事実を知った後味の悪さ
灰神楽
・心理試験?のバレ方と少し似ている。ボールを入れた火鉢は当時あった火鉢とは別のもの。
火星の運河
・散文詩。文章の組み立て、選び方、とても好き。幻想的で少し物悲しい。
五階の窓
・合作小説の始まり部分。
モノグラム
・昔好きだった女性の形見に自分の写真が?しかしこれは自分の奥さんの持ち物で、