江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 乱歩奇譚 Game of Laplace 1 夢

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    これは素晴らしい!!
    江戸川乱歩知らない人でも楽しめるし、知ってる人は現代風になった有名な話が面白いって思えるかも!
    小説版まで買ってしまったよ(-ω-;)
    そして、なんで800円以上するのって思ったら、限定カード付いてる初回版だったのね(笑)

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    2016年02月01日
  • 黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション(5)

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    最高。
    先にコミカライズの江戸川乱歩異人館の方を読んでおりその短編集の中でも特に好きな話だったけど、それでも妖しい魅力をたっぷりと堪能。
    地の文が親しげに読者に話しかけてくる独特さがまた笑えて面白い。熱い。古い小説なのに漫画のよう。怪人二十面相シリーズの走りとなる変装合戦もドラマティック。←未読なので、解説を読んで更に読まねばと使命感。
    ラストシーンの2ページは「わかってたけど、ああ切ない……」と涙目になりながら一行一行繰り返し大切に読んだ。美しい。妖しく毒々しい印象だった漫画版とは違った印象だった。原作の方が綺麗で好き。黒衣婦人は口付けで共倒れするように策を打ってたのかどうか……まあ普通に考

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    2015年09月22日
  • 算盤が恋を語る話

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    ☑一枚の切符
    ☑恐ろしき錯誤
    ☑双生児
    ☑黒手組
    ☑日記帳
    ☑算盤が恋を語る話
    ☑幽霊
    ☑盗難
    ☑指環
    ☑夢遊病者の死

    ☑自註自解
    ☑解説 山前譲

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    2015年09月05日
  • 江戸川乱歩傑作集1 孤島の鬼【イラスト入り】

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    ネタバレ

    ▼あらすじ
    どうか僕から逃げないでくれたまえ。
    そして僕の友情だけなりとも受け入れてくれたまえ。
    僕が独りで思っている、せめてもそれだけの自由を僕に許してくれないだろうか。

    ***

    江戸川乱歩に興味こそあれど買って読むまでにはなかなか至らなかったのですが、今回、あのITWシリーズでもお馴染みの咎井淳先生が表紙イラストを担当した事もあってファンとしては買わずにはいられず、良い機会だと思って傑作集1~3まで予約して買い揃えました。

    こちらの『孤島の鬼』は“BL乱歩”と紹介されていた事もあってシリーズの中でも特に気になっており、主人公に恋心を抱く諸戸諸戸が咎井先生の手によりまさに眉目秀麗と言

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    2020年03月12日
  • 江戸川乱歩傑作集1 孤島の鬼【イラスト入り】

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    ネタバレ

    江戸川乱歩は全作読破したわけではないけれど、元から読みやすいので好きでした。そこで、リブレ出版で咎井淳さんが表紙を手掛けた新装版だと聞き、悩みもせずに買った珍しい本。

    江戸川乱歩の「芋虫」は有名で、一度傑作選で読んだことがあったので、それに近い雰囲気を纏った作品。ミステリーやホラーのテイストを持ちつつも、諸戸や箕浦の感情の揺らめきの方が印象に残る。
    どうか僕から逃げないでくれ、と懇願する諸戸に対し、箕浦は身体を這いずりまわられるような恐怖に拒絶することしかできない。だが箕浦も友人として、頼れる存在として諸戸を信頼していることを否定できない。諸戸はそれに縋りついて、彼に受け止められなくとも想い

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    2015年08月16日
  • 影男

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    ネタバレ

    『影男』
    速水荘吉、綿貫清二、殿村啓介などいくつもの名前を持つ探偵小説家・佐川春泥。異常な性癖をもつ男の写真をとり強請るかと思えば、薄幸の少女を幸せにもする影男。殺人請け負い業・須原からの依頼で殺人のシナリオを書くが自らのアイディアで殺人が行われた事に嫌悪感を感じて距離をとる影男。影男が出掛けたパノラマ国。浮気した妻・美与子と篠田を殺害しようとして影男に邪魔された川波良斉からの依頼で影男の殺害を計画する須原。篠田と美与子をイブリ殺そうとする須原。須原の運転手・斎木の秘密。明智小五郎の推理。

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    2015年03月09日
  • 湖畔亭事件

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    ネタバレ

    『湖畔亭事件』
    療養のために湖畔亭にやってきた「私」。昔からレンズにとりつかれ他人の行動を覗き見る事を趣味としてきた。脱衣場に仕掛けを施し様々な人々を観察していたが、ある夜女が何者かに殺害される場面を目撃する。同じく湖畔亭に宿泊する河野と現場で血痕を発見する。事件当夜から失踪した芸者・長吉。風呂炊きの三造。早朝慌ただしく消えたトランクをもった二人組の客。長吉と河野の関係。

    『一寸法師』

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    2015年03月04日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(24) 二十面相の呪い (ポプラ文庫クラシック)

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    味方と思っていた人たちがどんどん二十面相にかわっていくので、おどろきのれんぞくでした。とくにびっくりした所は松波はかせが二人いた場面です。二十面相のしかけたわなも少し勉強になりました。

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    2015年02月05日
  • 黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション(5)

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    ネタバレ

    わたしが購入したものは、装丁が和風なタッチの百合のイラストで美しいです。
    百合というのも、官能的で話に合っていると思います。
    お話の中での表記は「黒トカゲ」ですが、タイトルは「黒蜥蜴」なのですね~。

    タイトルと美輪明宏が演じているということは知っていたのですが、読んだことはなかったので、わくわくしながら読みました。

    もともとスパイや怪盗ものが好きなこともあり、とても楽しく読めました。
    何といっても黒トカゲのキャラクターが素敵です。
    スタイルがよく、素晴らしい美貌を持つ女性、なのに一人称は僕で、盗賊。
    美しいものが好きで、宝石や絵画だけでなく人まで盗み、自分の嗜好のために殺してしまう。
    話の

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    2016年08月16日
  • 屋根裏の散歩者 江戸川乱歩ベストセレクション(3)

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    厨二をこじらせたと思われたくない、というわけではないけれど、新潮文庫のほうの傑作集を読んでからなんとなく近寄りがたく感じていた江戸川乱歩。
    意を決して読んでみたけれど、このあたりの作家にしては個人的に読みやすく、久しぶりに続きが気になって仕方がない!と一気に読んでしまいました。

    犯人がわかるようでわからないこのじれったい感じ…。個人的には犯人であって欲しくなかった…。

    解説のような懐かしさは感じなかったけれど、推理小説の醍醐味を、ほんとうに久しぶりに感じることができた作品でした。

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    2014年11月07日
  • 孤島の鬼~江戸川乱歩全集第4巻~

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    『孤島の鬼』
    推理あり、ハラハラ感もあり、長編として楽しめる。そりゃあこんな経験したら髪が真っ白になるだろう。残酷さ、恐ろしさがある。酷い人格の人間が描かれている。まさに鬼。いったいどういう繋がりになっているのか読み進めたくなる。

    『猟奇の果』
    またまた出ました。江戸川乱歩、構想がしっかり定まっていないのに書き始めて途中で苦悶し、話が当初と違ってくる。こういうところが魅力を生むんだろうなぁ。癖になる。
    よくあるように無理矢理感があるものの、そこを強引に押し切り、不気味な話が展開する。
    想像すれば恐ろしい話だ。知らぬ間にそんなことが身近にあればゾッとするだろう。

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    2014年10月27日
  • 人でなしの恋

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    ネタバレ

    『幽囚された欲望というものが、どんなに恐ろしい力を持っているかに一驚を喫するだろう。』

    読みやすいのがすごいです。やっぱり流れていくような感じで。

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    2014年04月19日
  • 人でなしの恋

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    ・収録作品・
    百面相役者
    一人二役
    疑惑
    接吻
    踊る一寸法師
    覆面の舞踏者
    灰神楽
    モノグラム
    人でなしの恋
    木馬は廻る

    自註自解

    新保博久・解説

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    2014年02月11日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(1) 怪人二十面相(ポプラ文庫クラシック)

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    子供のころ、シャーロックホームズとアルセーヌルパンものは、むさぼるように読みましたが、なぜか明智小五郎には手が伸びませんでした。表紙によく出ていた怪人の恐ろしげなイラストが原因だったのだろうか?

    昨年読んだ「ビブリア古書店・・」で江戸川乱歩に興味が沸き、そして昨日故郷の書店でふと目に留まったこの1冊。ようやく読むことができました。

    子供向けですが、面白いですね。怪人二十面相の強さ、明智小五郎の賢さ、小林少年の勇敢さ。キャラクター設定が最高です。ポプラ文庫で何冊か出ているようなので、そちらも読んでみたい。

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    2014年01月04日
  • 藤子・F・不二雄大全集 スーパー=キャッティ/かけろセントール/かいじん二十めんそう

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    ネタバレ

    <スーパー=キャッティ> 
    文/久米みのる 絵/藤子・F・不二雄
    ★キャッティ登場(1)(たのしい三年生1959年4月号)
    ★キャッティ登場(2)(たのしい三年生1959年5月号)
    ★キャッティ登場(3)(たのしい三年生1959年6月号)
    ★海賊ドラゴン博士(1)(たのしい三年生1959年7月号)
    ★海賊ドラゴン博士(2)(たのしい三年生1959年8月号)
    ★海賊ドラゴン博士(3)(たのしい三年生1959年9月号)
    ★スポーツ星からの使者(1)(たのしい三年生1959年10月号)
    ★スポーツ星からの使者(2)(たのしい三年生1959年11月号)
    ★スポーツ星からの使者(3)(たのしい三年生19

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    2013年11月11日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(26) 黄金の怪獣 (ポプラ文庫クラシック)

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    割とぞっとする設定。家族がいつの間に入れ替わってたら。。。

    現実にはここまでありえないだろうけど、今読んでも楽しめた。

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    2013年10月22日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(1) 怪人二十面相(ポプラ文庫クラシック)

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    ずっと読みたいと思っていた江戸川乱歩作品。
    まずはやっぱり「怪人二十面相」から[^-^]

    思っていた以上に読みやすいというより、
    あまりに突っ込み所が満載すぎて、
    かなり古い時代のものとはいえ、これは…と
    びっくりしたけど、油断させておいて
    突っ込ませつつも二転三転する展開が面白かった。

    20のまったく違う顔を持ち、宝石や美術品など
    美しい物だけを盗み、現金にはあんまり興味を持たない
    不思議な盗賊、"怪人二十面相"。

    そして書かれる予告状。

    「余はこのたび、右六個の金剛石を貴下より
    無償にて譲り受ける決心をした。」

    勝手に決心するけれど、律儀に知らせる[笑]
    今の

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    2013年08月21日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(4) 大金塊(ポプラ文庫クラシック)

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    ネタバレ

    シリーズ4作目にして初めて二十面相の出てこない事件でした。

    獅子が烏帽子をかぶるとき
    烏の頭の兎は三十 鼠は六十
    岩戸の奥を探るべし

    暗号すきです。
    期待していたほど捻りはなかったけど(踊る人形くらいのものがわくわくします)

    首領が女性というのもよかったです~
    しかも美人!(笑)

    そんなに長いお話ではないのに暗号が盗まれ、取り返すための小林少年の活躍が描かれ、さらに洞くつ探検までおなか一杯です。
    お話はテンポよく進み、読んでいてどきどきしました。
    (特に小林くんが囚われている館を探索するところ)

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    2016年08月16日
  • 孤島の鬼~江戸川乱歩全集第4巻~

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    私が初めて読んだ(乱歩中毒にした)のは「孤島の鬼」です。
    これは明智小五郎が登場しない長編です。だからシリーズを読むのが面倒な人でも読めると思います。推理・奇怪・同性愛など乱歩らしさが詰まっていて初心者でも楽しめるでしょう。
    蓑浦の目線で見ると「復讐から始まる壮大なミステリー」諸戸の目線で見ると「復讐を手伝う+恋愛」といった風に色々な見方もできると思います。

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    2013年05月04日
  • 陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション(4)

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    探偵小説家vs探偵小説家!
    陰獣は誰だ
    ぬめぬめどろどろ

    何回も引っかかってまだ終わんないの!?状態
    結局真相は闇

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    2013年04月13日