江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(1) 怪人二十面相(ポプラ文庫クラシック)

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    ネタバレ

    明智小五郎さんと怪人二十面相の知恵がすごかったです。
    一回怪人二十面相を捕まえたのに、逃げられて、小学生の団体に突っ込んで、そのまま跳びかかられて捕まえられたのが面白かったです。

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    2013年04月03日
  • 盲獣

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    ネタバレ

    ●盲獣

    こんな世界観があったとは、、、
    ぐろく、エロく、純粋、触感芸術
    最近のサクリクを繰り返す探偵ものより、わかりやすい。

    ●地獄風景

    これもまた、、、変わった趣向の殺人。


    それにしても、江戸川乱歩さんのこの本は自由な思考で好きなだけ書いていた。
    そんな本を書く環境があったんだと思う

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    2013年02月17日
  • 孤島の鬼~江戸川乱歩全集第4巻~

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    孤島の鬼が好きすぎる

    ミステリ・恋愛・同性愛・怪奇・冒険といろんな要素が詰まってます
    とにかく個人的に諸戸が好きすぎてどうしよう…
    諸戸いろんな面で辛すぎるよね
    箕浦くんもう小悪魔ですよねあれは
    箕浦くんからしたら諸戸の気持ちは気持ち悪いものでしかないだろうけど、諸戸の長年の想いを考えるとラストは切なかった
    あの人にももっと幸せになってもらいたかったなぁ…
    つい本筋より諸戸の話をしてしまった…


    猟奇の果は実際ほとんど記憶に残ってません
    つまらなかったわけじゃなかったとおもうけどどうも孤島が印象的すぎて…

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    2013年01月13日
  • 陰獣~江戸川乱歩全集第3巻~

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    3巻は短編14篇収録

    『お勢登場』『人でなしの恋』『鏡地獄』『芋虫』が個人的には好きかな
    『陰獣』は期待値が高かったのと、犯人が容易にわかる点がいまいち…
    でも最後をもやっとさせた部分は好きだな
    お勢〜と鏡地獄は想像しただけで気がおかしくなりそう
    人でなしの恋は案外現代にはこんな恋してる人いるだろうなぁと思いつつやっぱ切ない
    芋虫はエグさの中にもやはり最後は切ない

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    2013年01月13日
  • 孤島の鬼~江戸川乱歩全集第4巻~

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     文句なしの傑作ですよ、これは!!!

     まあ、多少「乱歩贔屓」も入っているかもしれませんが(笑)、それ抜きにしたって「★★★★★」の価値はある。

     特に、「孤島の鬼」。
     ミステリとしても、意表を突くトリックで息をのみ、また、裏で蠢く陰謀にもゾクリとさせられる。
     そして、登場人物は魅力的。秀ちゃんは、今で言う「萌え」要素を十二分に持っている。ああいうさりげない「萌え」が丁度いい。
     そして、諸戸道雄。男色趣味は無いが、しかし、同情は誘う(といったって、私は箕浦×秀ちゃん派)。

     そして、「猟奇の果て」。
     読みながら、筋の運び方に違和感。
     やっぱり、本書に入れられている「もう一つの結

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    2012年12月20日
  • 陰獣~江戸川乱歩全集第3巻~

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    ネタバレ

    半数は再読。「空中紳士」等は初読。

    ・「踊る一寸法師」
     最初の描写の痛ましさと言ったら。「芋虫」でも存分に発揮されていたが、ああいう厭な情景描写は、読む者に或る種の「嫌悪感」だとか「厭世感」を与える。乱歩は特に、よく与える描写を得意としているように思う。筋については、乱歩作品を読んでいれば何となく予想のついてしまうもの。

    ・「毒草」
     「堕胎」という微妙な社会問題を扱っていたせいか、左翼方面からの評判は宜しかったらしい。だが、乱歩がそのようなことを考えて書いていなかった事は、乱歩自身も述べている通りである。乱歩としては、本作を通じて、「堕胎の恐怖」というものを描いたということであるが、若

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    2012年11月22日
  • 屋根裏の散歩者~江戸川乱歩全集第1巻~

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    ネタバレ

    再読。内容はネタバレ含む(覚書のため)。

    ・二銭銅貨
    「南無阿弥陀仏」の暗号。「ゴジャウダン」は傑作だと今でも思う。点字に目をつけたところもなかなか。

    ・一枚の切符
    博士夫人が轢死体で見つかり、殺人容疑で博士が逮捕。重石と飼い犬を使ったトリック。ただ、夫人が本当に「犯人」かどうかはぼやかされている。

    ・恐ろしき錯誤
    火事で妻を失った夫が考えだした、犯人あぶりだしの方法。妻が大事にしていたロケット(実際はそんなもの、そもそもなかった)に各人の顔写真を張り付けておいたものを使い、脅しをかけてみるという手法だった。着想もいいし、オチのつけ方も格好をつけて、珍奇なものにしていないところがまたよし

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    2013年01月03日
  • 黒蜥蜴

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    監督:深作欣二
    制作:1968年
    のものがなかったので代用。

    美輪明宏の美しさと三島由紀夫のインパクトに酔いしれます。

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    2012年08月01日
  • 押絵と旅する男~江戸川乱歩全集第5巻~

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    数年ぶりに「押絵と旅する男」が読みたくなり借りた。が、蟲も収録されており久しぶりにこんな気持ち悪い小説を読んだ。
    蟲は伏字が多いが、期待を裏切らぬ気持ち悪さ。乱歩の世界を堪能した

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    2012年07月20日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(1) 怪人二十面相(ポプラ文庫クラシック)

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    ネタバレ

     子供の頃には読んだことなかったような気がする。完全に童心に返ってしまった。なにぃおまえが二十面相だったのかー!!! みたいな。わが精神年齢の低さに驚き!笑 一般向けのミステリーよりもテンション上がる。たのしい!
     日本ミステリー界の巨星の、子供に対する温かな眼差しを感じる。古めかしいけど丁寧な言葉遣いや、雰囲気のある挿絵も大好きだ。
     解説はなんと乱歩の孫、平井憲太郎氏。

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    2012年06月04日
  • 蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8)

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    序盤から結構ヒントが与えられていたので、犯人がわかったときはああやっぱりなぁとそんなに驚きではなかったけれど、後半の犯人VS明智小五郎の裏の裏をかく攻防戦にはドキドキハラハラ、手に汗握りながら読みました。
    パノラマ館の描写などは猟奇的で美しくて、エログロっていうんですかね、たまりませんでした。この禍々しさは今の小説ではなかなか感じられないと思います。読者に語り掛けるような第三者目線の文体が昔の活劇とか紙芝居じみてて、それもまたすごくいい味が出てるなぁと思いました。
    やっぱり乱歩は面白い!

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    2016年05月10日
  • 蜘蛛男

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    最初に読んだのが小学生の頃で、最近も山口譲司のコミカライズを読んでいたので、物語の核となる大どんでん返しのことは知っていたけど、その分乱歩が読者に情報を与えつつ、最大限大どんでん返しを悟られないよう苦心するさまが見て取れてこれはこれで面白かった。さすがに今となっては読者に語りかける古色蒼然とした探偵物の文体はきついものがあるけど。

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    2012年05月04日
  • 盲獣

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    《未購入》『盲獣』は読み手を選ぶ作品だと思う。江戸川乱歩を初めて読む人は、間違ってもこの小説から読んではいけない。エログロへの嫌悪感より、まるで喜劇を見ているような笑いが込み上げて来るから不思議だ。

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    2012年04月23日
  • 芋虫

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    ネタバレ

    この「芋虫」は江戸川乱歩御大の作品中でも、「蟲」「盲獣」と並ぶ屈指のエログロ作品。正直まともな感性をお持ちの善男善女の皆々様にはおすすめできるものではなく…私は大好物ですけども。
    今作はそんなほとんど禁忌な原作を、現代の鬼才、丸尾末広氏の絢爛豪華耽美妖異な画力で活写。もうほとんどR18です。いろんな意味で。

    繰り広げられる、めくるめく乱歩世界…うつしよは夢、夜の夢こそまこと…

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    2012年03月09日
  • 芋虫

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    流石としか言いようのない作品です。
    全体の構成からコマの一つひとつまで丸尾先生の感性が活きています。
    どのコマを切り取っても画になります。書き込みも半端じゃないです。
    そんな狂気的なところも「芋虫」という題材にピッタリで、もう・・・最高です。

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    2012年03月02日
  • 芋虫

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    大傑作。
    大乱歩の残した精髄を吸い上げ描き出す筆力。
    何カットも何カットも素晴らしい構図がある。

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    2014年01月04日
  • 屋根裏の散歩者 江戸川乱歩ベストセレクション(3)

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    明智小五郎が登場しました。
    屋根裏の散歩者の覗き見趣味が不気味でとてもステキです。
    暗黒星は、途中で犯人に目星が付いてきて、でも、断定しきれなくて、で、やっぱり、と面白いものでした。異常心理と、そうさせた物悲しさが最後にありました。

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    2012年01月09日
  • パノラマ島綺譚~江戸川乱歩全集第2巻~

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     引越しの果てに捨ててしまった江戸川乱歩全集。その中で最初に出会い、衝撃を受けた本。およそ小学生が読む本ではなかった。しばらくの間、死肉を自分の指で触った感触がぬぐえないで怖かったのを覚えている。
     おどろおどろしていたのは江戸川乱歩共通か。押し絵と旅する男、などは好きだった。おませな小・中学生だった。
     当時の表紙は現在のように淡々としておらず、たいへん、奇妙でありながら、どうしても手に取りたくなる不思議な魔力があった。数十年後、古書店で1冊探し当てた。思いのほか高くなかったのは文庫だったせいと思う。春陽文庫、高塚省吾氏装丁である。タイトルは「屋根裏の散歩者」
     この書庫の表紙画がいつが自分

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    2011年11月07日
  • 屋根裏の散歩者~江戸川乱歩全集第1巻~

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    ネタバレ

    屋根裏の散歩道は、明智小五郎が登場します。
    明智小五郎が登場するテレビ番組は見たことがありますが、文学は読んだことがありませんでした。
    江戸川乱歩は、伝説の作家のようにあがめたてまつって、読んだことがないことに気がつきました。
    ちなみに、NHKのTVのJブンガクで知りました。

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    2011年11月06日
  • 陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション(4)

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    が好きです。乱歩地獄で映像化されたときの芙蓉さんの美しさと退廃していく時間の惨さが凄くファニーで、後味の悪いポップな作品。

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    2011年11月03日