江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 算盤が恋を語る話

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    『一枚の切符』
    富田博士の妻の死。汽車による轢死と思われたが黒田刑事の捜査ににより他殺の可能性が浮かび上がる。逮捕される富田博士。左右田が拾った一枚の切符から博士の無実を証明するが・・・。

    『恐ろしき錯誤』
    対立する北川氏と野本氏。北川氏の妻・妙子の焼死事件。彼女が助かったにもかかわらず再び火の中に駆け込んでしまった秘密。彼女の耳元に囁いた謎の男の言葉の罠。妙子の持つペンダントにかくされた秘密。誰の写真?

    『双生児』
    遺産を相続した双子の兄を殺害した弟。兄になりすまし元恋人である兄嫁も騙し続ける。遺産を使い尽くし金に困った男。兄の日記で見つけた指紋を使った殺人を実行するが・・・。

    『黒手

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    2010年12月15日
  • 黒蜥蜴

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    ネタバレ

    明智小五郎シリーズ

    「黒蜥蜴」の刺青をいれた女。殺人を犯した男・雨宮を別人に仕立てあげ部下にする。大阪の富豪岩瀬氏の所有するダイヤ「エジプトの星」を狙う黒蜥蜴。「エジプトの星」を奪うために岩瀬氏の娘・早苗を誘拐しようとする黒蜥蜴。護に当たる明智小五郎。東京のホテルでの対決。緑川婦人として岩瀬氏に近づく黒蜥蜴。早苗の偽物をベットに寝かせて誘拐に成功したかと思われたが明智小五郎の勝ち。怪しい老人に仕事を依頼される桜山葉子。ある女性に変装して屋敷に入り込む。屋敷から早苗を誘拐する「黒蜥蜴」。屋敷に現れた酔っぱらい。長椅子に寝転び暴れる酔っぱらい。部屋から運び出された長椅子。明智小五郎の追跡。船上の

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    2015年03月22日
  • 魔術師~江戸川乱歩全集第6巻~

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    ネタバレ

    『魔術師』
    明智小五郎シリーズ

    休養先で知り合った玉村妙子。彼女の父親に送りつけられるカウントダウンの紙。警護の依頼を受けた明智を誘拐知る「魔術師」と名乗る怪人。警戒の中誘拐され殺害された叔父である福田得二郎。魔術師の娘である文代の協力で脱出した明智。時計塔ので首を落とされかける玉村一郎。怪しい使用人。玉村二郎の恋人・花園洋子の誘拐殺人事件。友人宅に招かれ見せられた映画。玉村一族に殺害された奥村の映像。魔術師の復讐の動機。閉じ込められた玉村一族。明智に追い込まれ自殺する魔術師。死んだはずの魔術師の脅迫。玉村氏の死。明智が指摘した犯人。

    『吸血鬼』
    明智小五郎シリーズ

    美しい未亡人・畑柳倭

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    2010年12月16日
  • 魔術師

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    明智小五郎シリーズ

    休養先で知り合った玉村妙子。彼女の父親に送りつけられるカウントダウンの紙。警護の依頼を受けた明智を誘拐知る「魔術師」と名乗る怪人。警戒の中誘拐され殺害された叔父である福田得二郎。魔術師の娘である文代の協力で脱出した明智。時計塔ので首を落とされかける玉村一郎。怪しい使用人。玉村二郎の恋人・花園洋子の誘拐殺人事件。友人宅に招かれ見せられた映画。玉村一族に殺害された奥村の映像。魔術師の復讐の動機。閉じ込められた玉村一族。明智に追い込まれ自殺する魔術師。死んだはずの魔術師の脅迫。玉村氏の死。明智が指摘した犯人。

     2010年12月11日再読

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    2010年12月12日
  • 蜘蛛男

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    明智小五郎シリーズ

    稲垣と名乗る人物に拉致された里見芳枝。姉である絹枝の依頼で捜査に当たる素人探偵・畔柳博士。畔柳博士によって発見された芳枝の遺体。石膏像に入れられた遺体。次なる標的になった富士洋子の警護。一度は誘拐されるが畔柳博士の助手・野崎により救出。「蜘蛛男」の協力者・平田青年。海外からの明智小五郎の帰国。暴かれた「蜘蛛男」の正体。再び狙われる洋子。「蜘蛛男」と洋子の心中。49人の美女の死を企画する「蜘蛛男」。

     2010年12月10日再読

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    2010年12月10日
  • 孤島の鬼

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    恋人初代を殺され友人であり素人探偵である深木山とともに調査に当たる主人公。
    しかし探偵深木山が殺害され、新たな協力者・諸戸道雄とともに捜査をするうちに、初代、深木山殺害の実行犯を捕らえるも殺害される。そして二人は諸戸の父の住む島へ。

    島での冒険。シャム双子、かたわ者の群、支配者である丈五郎。そして初代の一族樋口家の財宝。

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    2013年11月06日
  • D坂の殺人事件

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    『二廃人』
    温泉宿で出会った2人の男。斎藤氏と井原氏。井原氏の語る自らの過去。夢遊病者として数々の盗難事件を起こしてしまい、殺人事件まで。井原氏の夢遊病を目撃したただ一人の目撃者の秘密。

    『D坂の殺人事件』
    明智小五郎シリーズ
    D坂にある古本屋の主人の妻が殺害される。喫茶店からの目撃者、裏の目撃者からの証言で現場に出入りしたものがいない。妻の持つ全身の傷の秘密。ソバ屋の妻の身体の傷の秘密。

    『赤い部屋』
    誰にもわからない方法で99人もの人間を殺害したと告白する男。おもちゃのけん銃で会合の参加者を脅し、給仕の娘に自らを撃たせるが・・・。

    『毒草』
    河原に生える毒草。友人と二人話をするうちに

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    2010年12月10日
  • 芋虫

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    乱歩を漫画化するならこの人しかいない。乱歩のエロさとグロさと不気味さがここまであっているのは丸尾さんだけ。

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    2010年12月01日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(2) 少年探偵団(ポプラ文庫クラシック)

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    子供達が読むから。と、殺人シーンをなくして書いたという乱歩先生の優しさを、大人になってから再読した時に強く感じました。小林君がピストルを持っていたりする所なんかは、古き良きヒーローを思わせます。伝書鳩とかかわいいし。ポプラ社だし。

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    2010年10月25日
  • 屋根裏の散歩者~江戸川乱歩全集第1巻~

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    ・二銭銅貨
    ・一枚の切符
    ・恐ろしき錯誤
    ・ニ癈人
    ・双生児
    ・D坂の殺人事件…明智初出
    ・心理試験…明智
    ・黒手組…明智
    ・赤い部屋…谷崎っぽい
    ・日記帳
    ・算盤が恋を語る物語
    ・幽霊
    ・盗難
    ・白昼夢
    ・指輪
    ・夢遊病者の死
    ・百面相役者
    ・屋根裏の散歩者…明智
    ・一人二役
    ・疑惑
    ・人間椅子
    ・接吻

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    2010年10月23日
  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

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    江戸川乱歩の「パノラマ島綺譚」、夢野久作の「ドグラ・マグラ」。
    「乱歩と久作を読まずに歳をとってはいけません」の松岡正剛氏の言葉に魅かれてこの本を手にしました。

    江戸川乱歩の作品はかなり読んできましたが「パノラマ島綺譚」は読んでいませんでした。

    人見廣介の妄想し続けてた理想郷を作るための荒唐無稽な企み。
    狂気じみた世界観。妄想への人の執念は恐ろしく、かとて人は誰しも妄想するものであり。薄気味悪くも話に引きずり込まれる自分がいるわけで。

    ミステリーとしてのストーリー自体もなかなか面白いのですが、主人公の妄想への飽くなき執念。そこに注目するとさらに面白さが感じれると思います。

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    2013年04月26日
  • 孤島の鬼~江戸川乱歩全集第4巻~

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    乱歩の作品の中で、どれだけ他のものを読んでいっても、未だに一番好きな作品が「孤島の鬼」です。

    何が好きかと言われるとはっきりと具体的に答えられないのですが、その世界観、島の描写、そして何にも増して人間描写の表現力に惹かれているのだと思います。
    禍々しい世界なのに、どこか愛があるような。

    再読ですが、一度目は無理矢理のハッピーエンドに主人公側の気持ちになってほっとしたものの、二度目は、諸戸のあまりの悲しさにちょっと空しくなってしまいました。
    ここで一番怖いのは、主人公の抱く諸戸への感情と、そして諸戸の悲しいほどの恋。
    考えてみたら、白髪になったのは主人公だけ。何よりも主人公が怖かったのは、暗

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    2010年08月02日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(26) 黄金の怪獣 (ポプラ文庫クラシック)

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    シリーズ最後は、超人ニコラ博士に扮した怪人二十面相との対決。

    小林少年のニセモノまで登場して、シリーズ全体の中では、結構なピンチ状態にまでなっていた。小林少年は鉄格子の牢獄に閉じ込められるが、何の身体検査もされなかったところが不思議というか、読者サービスなんでしょうね。

    「そうじゃ。わしが生まれたのは1848年だよ」
    「じゃあ、おじいさんは、114歳ですね」

    なんてやり取りがあって、本書(ポプラ社刊)の発行年は昭和45年で、だとすると少年探偵団と僕らは同世代?と思ってみたこともあったが、執筆された年代もわかった・・・ということで、ちゃんちゃん。

    評点(満足度)は全巻読破!ということです

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    2010年06月19日
  • 化人幻戯

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    愛しいから殺すって、好きになるといぢめたくなるのと似てるなぁ。。。と。
    気持ちは解るけれど、やってはいけませんね。

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    2010年06月12日
  • 屋根裏の散歩者~江戸川乱歩全集第1巻~

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    全集全巻持っています!

    江戸川乱歩の小説最高に面白い!

    ミステリ小説の中で一番だと思います。

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    2010年05月27日
  • 黄金仮面

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    由緒正しい探偵物。
    明智小五郎が何でも知りすぎだとか、作者は読者を煽りすぎだのと突っ込みたくなるが、面白かった。
    今度は怪人二十面相ものをよんでみる。
    あ、黒蜥蜴も気になるなぁ。

    黄金仮面の恋人は不二子!なぜ不二子。読んだらわかります(笑)

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    2010年05月23日
  • 陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション(4)

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    蟲、大好きです。
    愛蔵の指先が執念深く食い入ってたというところに彼の必死加減がかいま見えて、恐怖でありながらも切なかった。
    そうまでしても好きな人を永遠に繋ぎとめておきたかったんだなぁ、と。
    主人公の愛蔵、気が狂っているのにどこか愛おしかったです。
    気持ち悪くて痛くてまさに地獄の恋でした。

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    2010年05月08日
  • 孤島の鬼~江戸川乱歩全集第4巻~

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    ・孤島の鬼
    冒頭からミステリアスな雰囲気ではじまり、密室(?)殺人や、同性愛、シャム双子、最後にハラハラする冒険と、飽きることなく読ませてくれる!!
    やっぱり乱歩は凄いと思う作品。

    ・猟奇の果
    がっかりしたところもある。謎はとても魅力的だったけど、後編からの突然の方向転回にも戸惑った。
    もう一つの結末の方がまだ私好みかな。
    でも、魅力は感じさせる作品。
    がっかりしながらも、そう感じさせてしまうというのが、乱歩のすごいところ!!

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    2010年04月19日
  • 黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション(5)

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    妖艶な謎の美女、通称黒衣婦人は夜の町を支配する女王だった
    真っ黒なドレスと美しい宝石に身を包み、腕に蜥蜴の刺繍の入った彼女を誰もが崇拝し、
    その美しさに心酔する
    誰もその素性を知るものはいなかったが、その正体は稀代の大怪盗であった
    彼女のゆがんだ美学とプライドを満たすため、一命をかけた獲物に挑戦する
    獲物を護衛する明智小五郎との一騎打ち
    知力の全てを尽くし互いに出し抜き合う


    江戸川乱歩の作品は全て共通した価値観と美学で繋がっています
    最後は全部明智がもって行く展開とかね
    私はあまり得意ではありません

    でもそこに描かれるゆがんだ美意識の具現化というか、
    そういうものは好きです
    江戸川乱歩の

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    2010年04月17日
  • 芋虫

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    内容は乱歩なのでその辺りは割愛しますが、こんな内容に実にしっくりきますね、丸尾末広。あからさまな描写が逆に真実を忠実に再現出来るのではないかと。ともかく詰まる所、愛でした。

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    2010年04月05日