あらすじ
「黒い魔物」の噂が東京中に広がっている。次々と起きる少女誘拐事件。そして篠崎家に認び寄る黒い陰の正体とは?「のろいの宝石」の言い伝えは本当なのか?数々の謎に名探偵明智小五郎と小林少年率いる「少年探偵団」が挑む。
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Posted by ブクログ
人間ドックの待ち時間に読もうと持参したが、面白すぎて、人間ドックどころではなくなってしまった。。
昔の男の子は、ホームズ、ルパン、二十面相と、ポプラ社のシリーズを読み漁ったものだが、今の子供はどうなんだろう。ゲームばかりで、こういう本の楽しみを知らないとすれば、やはりかわいそうだな。
Posted by ブクログ
子供達が読むから。と、殺人シーンをなくして書いたという乱歩先生の優しさを、大人になってから再読した時に強く感じました。小林君がピストルを持っていたりする所なんかは、古き良きヒーローを思わせます。伝書鳩とかかわいいし。ポプラ社だし。
Posted by ブクログ
今回も二十面相と探偵団の戦いにワクワクしました。
トリックがよく分からないまま処理されているところもありましたが、それはそれでいいと思いました!
Posted by ブクログ
大人乱歩が面白かったので、子供向けの作品も読んでみようと思った。
少年探偵団、怪人二十面相。名前は聞いたことあるけど、作品は読んだことない。
面白かった。「少年探偵団を読んで、探偵に憧れた」っていう人をよく聞くけど、分かる気がする。自分が子供の頃に読んでいたら、絶対に何か影響されていたと思う。子供の頃に出会いたかったな…
ところどころに入ってくる、「読者諸君、これはどういうことかお分かりかな?」とか「少年たちはこれからどうなってしまうのか」とか、メタっぽい言い回しが面白かった。昭和の児童文学ってこんな感じなんだねw
Posted by ブクログ
東京中を恐怖に陥れる謎の黒い怪物。顔がなく歯だけが暗闇に浮かび上がる。あるときは人の影に紛れ込み驚かす。少年探偵団の桂君が目撃した黒い怪物。墓場で消えた怪物。同じく少年探偵団の篠崎君の家の周辺で頻発する5歳くらいの少女の誘拐事件。誰かと間違われた少女達は無事に帰されるが。警戒する篠崎氏。篠崎氏が所有するダイヤを狙うインド人。篠崎君の妹・緑ちゃんを守るため替え玉を使う小林少年。しかし隠れ家に向かう途中秘書と運転手に化けたインド人に誘拐されてしまう。監禁され水攻めにあう二人。小林少年の落としたBDバッチから二人の行方を突き止めた少年探偵団。建物の所有者・春木氏に救われた小林少年。春木を怪人二十面相と見抜く明智小五郎。気球を使い逃げる怪人二十面相。人形を乗せた気球。怪人二十面相からの予告。大鳥氏が所有する黄金塔を狙う二十面相。明智小五郎の薦めで雇った少女。替え玉を飾り本物の黄金塔を地下に隠すように薦める秘書の門野。それを見つめる少女。物置小屋の火事。盗まれた埋められた黄金塔。明智小五郎の仕掛けた罠。怪人二十面相のアジトの美術室での対決。
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東京中に「黒い魔物」の噂が広がっていた。次々と起こる少女誘拐事件。そして篠崎家の宝石と愛娘に黒い影が忍び寄る。名探偵・明智小五郎と少年助手・小林芳雄君率いる「少年探偵団」が大活躍。。
古くはルパンvsホームズ、現代なら名探偵コナンvs怪盗キッド…。名探偵と大泥棒の対決は百年以上も人々を楽しませてきた。江戸川乱歩の明智小五郎vs怪人二十面相も同じ。基本に立ち返ったような感じで楽しく読ませていただいた。
2014年の読書もこれで終わり。今年は120冊読んでA評価はわずか4冊(前年比-3)、B評価で★5つは2冊(前年比-8)でした。
Posted by ブクログ
少女誘拐の未遂事件が続発。犯人は真っ黒なインド人。インドには世界の謎と言われる不思議な魔術があって、、、?
子供向けの読み物なので、推理小説としてのネタは見え見えのところはありますが、昭和の初期の頃の情景が手に取るように見えてきて面白い。
怪人二十面相の狙う純金の黄金塔が80キロで時価500万円(グラム当たり600円くらい)とあったので、やはり昭和の25年から30年代にかけてのお話。それにしても金の価値って、今は3000円くらいまで持ち直したけど、数年前は1000円くらいにまで下がっていたし、取り立ててびっくりする値段でなくなってしまいました。
なお、小林少年の本名が小林芳雄だったということを初めて発見。なんかイメージがかけ離れてしまいますね。私事ですが、芳雄という名前の知人がいるのでなお更です。
(2009/4/28)
Posted by ブクログ
江戸川乱歩と言えば少年探偵団というイメージだったので読んでみた。古い作品だが今読んでもけっこうおもしろい。子供でも読みやすく書かれているので読みやすい。
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『文豪スレトレイドックス』を観てたら
文豪の本を読みたくなります。
読みやすい語り口ですいすい読めて、
前半の黒い影のなぞが膨らんでいくところは
ただ引き込まれて楽しめました。
明智先生登場あたりから
徐々に熱が冷めていき、、
まぁまぁふつうに読み終わりました。
Posted by ブクログ
黒い魔物の噂から始まり、誘拐事件に黄金塔を巡る攻防まで盛りだくさん。
怪盗二十面相に明智探偵と少年探偵団が挑む。古い言い回し、子ども向けの物語の中にも
ぞくっとくる一節がひかり、大人でも楽しめる。
Posted by ブクログ
最後の仏像の変装は怖い。
当時の薄暗さ成立っている仕掛けが多いなと今更ながら。
今の明るい夜では二十面相も苦労しそうだ。
小林少年の女装(挿絵付き)がある意味一番の見どころである。
Posted by ブクログ
本作では黒い魔物に少年探偵団と明智小五郎が挑む。本作品を読むと、東京の夜に暗闇があった時代だなぁという事がよくわかります。街灯が整備されコンビニが街を賑わす現代は怪人やモノノケが活動しにくくなったものです。
Posted by ブクログ
なぜだろう。ウン十年前に読んだ筈なのに、何となく内容を覚えているのは。ラストの劇的な爆発シーンは忘れてたけど。
あらためて読んでみると、明智より「少年探偵団」が活躍するんですねー。
そうそう、窓の外から逆さまに人がぶら下がっている挿絵に爆笑してしまったw
Posted by ブクログ
「黒い魔物」の噂が東京中に広がっている。次々と起きる少女誘拐事件。そして篠崎家に認び寄る黒い陰の正体とは?「のろいの宝石」の言い伝えは本当なのか?数々の謎に名探偵明智小五郎と小林少年率いる「少年探偵団」が挑む。