あらすじ
東京都内に、まぼろしの「黄金豹」が現れるという、奇怪な噂が広がっていた。 光り輝き機敏に動く豹が、ふいに姿を見せては、高価な美術品や宝石を盗み荒らし、あとかたもなく消えるというのだ。 名探偵明智小五郎と小林少年は、事件の謎を突き止めるため捜査を開始する。 果たしてまぼろしの豹の正体はいかに・・・。
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Posted by ブクログ
挿絵がシュールすぎてちょっと笑ってしまった。
そして犯行予告前後に新しく雇った使用人はたいてい怪しい。
犬に毛皮をかぶせて~というのは、
結構地味なのだけど思いつかなかったなぁ。
しかし、乱歩は豹が好きだったのだろうか。
地底の魔術王、人間豹と言い何故かネコ科の動物を
モチーフにしたものがいくつかある。
豹に何か思い入れでもあったのかと思ったがそれは考え過ぎか。
Posted by ブクログ
千年生きた黄金に輝く豹が美術品やら現金やらを、いろんなシチュエーションで盗んでくれたり密室から消えてみせたりといろいろ盛りだくさんです。
今回は無いかな-、と思っていたら最後にでてきた落とし穴のトラップ。
ラスト近くで突然でてきたネコ娘とネコ夫人は何だったんだ…。
「ぼくは、たのまれたわけではないから、きょうはいかないが…(略)」って事件が起きそうなの判っているくせに小林少年だけ送り出す辺り、明智さんとってもビジネスライクでステキ!
Posted by ブクログ
東京都内に「黄金豹」---黄金色の、人間みたいに口のきける、千年の魔豹が現れて、高価な美術品や宝石を盗み荒らし、あとかたもなく消えうせる。
例によって例のごとくの見え見えのお話なんだが、今回の種明かしはなかなか懇切丁寧に解き明かしてくれた。それでもちょっと無理が多かったが。。。
あと、普通の会社員だとか、小林少年が平気でピストルを持ち歩くというのはいかがなものか。
また、本シリーズ、順不同に読んでいて、本作が7作品目であるが、小林少年が落とし穴の罠に引っかかるのはこれで2作品目。昔、流行ったなぁ。。。
(2009/7/17)