【感想・ネタバレ】江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(7) 地底の魔術王(ポプラ文庫クラシック)のレビュー

あらすじ

天野勇一少年の前に「魔法博士」を自称する奇妙な男が現れ、少年の目の前で空中からバットやボールを取り出してみせる。後日天野少年は、少年探偵団の小林団長と共に、魔法博士の住む洋館を訪ねる。しかし、博士の行なう魔術ショーの途中で、天野少年は博士とともに姿を消してしまう。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

天野勇一君が入っている野球チームの試合の後にグラウンドに現れた魔法博士。手品でみんなを虜にして自分の屋敷に招待する。夜中に勇一君が目撃した消える兎。小林少年と魔法博士の屋敷に遊びにいく勇一君。魔法博士の不思議な世界。魔法博士の手品で消えた勇一君。魔法博士を追う小林少年と警官隊の前から消えた神社の狛犬。少年探偵団の花田くん、石川くん、田村くんの捜査。虎に脅され背中にのる花田くん。魔法博士の屋敷で勇一君と再開した花田くん。しかし薬を飲まされ気を失い警官隊と屋敷に戻るとそこはもぬけの殻に。自分をバカにする紙芝居をやっていた老人を尾行する小林少年。とらわれた小林少年。魔法博士のオレンジエードをのみ眠ってしまう小林少年が気が付く屋敷の秘密。警官隊化けた魔法博士に誘拐された明智小五郎。偽の明智小五郎。明智小五郎と魔法博士の対決。密室から消えた魔法博士を追う明智小五郎。明智夫人・文代さんに迫る魔法博士。

 2009年3月10日購入

 2009年4月14日初読

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2015年04月06日

Posted by ブクログ

最後犯人は自分で、
「私は何も悪いことをしていない」と言っていたが、
これは明らかに誘拐ではないのだろうか。

という突っ込みをしながら読んでしまう。
でもそれも含めて面白い。

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2014年05月26日

Posted by ブクログ

あんまり「地底」っぽくなかったのはさておき、明智に仕返しをするためだけにあーんな仕掛けを用意したり、明智に裏をかかれて追い詰められたときに、「おれは少年をかどかわしただけで、虐待してないし、身代金も要求していない。いったいおれはどんな悪いことをしたんだろう」と、開き直ったりする「彼」がかっこよかった

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2011年07月08日

Posted by ブクログ

大掛かりな魔術の舞台装置を用意して、誘拐まがいのことまでやったのは、明智探偵を困らすことが目的だった。。。という種明かしでしたが、この顛末を1冊の本にしてしまうところが、さすがの江戸川乱歩でした。

ラシャ(羅紗)なんて言葉にお目にかかったのは、実に久しぶりでした。

(2009/12/19)

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2009年12月28日

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