【感想・ネタバレ】江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(15) 魔法博士 (ポプラ文庫クラシック)のレビュー

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

少年探偵団の井上君、ノロちゃんがつけた謎の「移動映画館」。魔法博士と名乗る怪人との戦い。
悪者の黒人のインド奇術。明智小五郎の活躍。

 2009年7月21日初読

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Posted by ブクログ 2011年09月10日

魔法博士ということで、随所に「魔法(というか手品…)」がでてきます。そしてそれを「種明かし」することにかなりページを割かれているため、二十面相の華麗な活躍はあまりなく、今回盗んだのは写本だけでした。
こういう手品のネタバレも子供心にはワクワクするものなので、これはこれでアリですけどね。

随所に出て...続きを読むくる小道具が今までのシリーズで使われているネタと絡んでいるため、過去作を読んでいる人はそういうところでもニヤニヤできる作品ですな。

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Posted by ブクログ 2009年10月24日

魔法博士と名乗る黄金怪人が少年探偵団の名コンビ。井上くんとノロちゃんの拉致監禁を皮切りに小林少年、明智小五郎をも拉致せんとして、結末はいつも通りの予定調和物語。

今回は、魔法博士の地下劇場での、魔法というか、手品の種明かしで、ほぼ全編費やされていて、こういうお話にワクワク胸をときめかせた少年時代も...続きを読むありましたわなぁー、ということで、巻末エッセイの「おおらかな、古き良き時代のエンターテインメント小説」という表現がぴったりあてはまった。

それにしても、小林少年だろうが、魔法博士だろうが、その手下だろうが、誰彼かまわず、相手を「きみ」呼ばわりで、やりあうあたりには、どうにも緊張感が途切れてしまいます。


(2009/10/20)

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