あらすじ
謎のすい星、地球に衝突!? グルグルとねじれた光の尾をひくRすい星の接近で世界が震撼する中、千葉県の海辺に出現したカニの頭を持つ怪人R。 高価な美術品を狙い神出鬼没に現れる「カニ怪人」の正体とは!? 名探偵明智小五郎の推理と、少年探偵団の勇気が事件の謎を解く!
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Posted by ブクログ
中篇と短篇から構成されてる。でも短編、二十面相は出てこなくてもこれって二十面相じゃん〜ってツッコミたくなった。でもカニ人間よりは短編の方が、読み物として面白かった。
Posted by ブクログ
グルグルとねじれた光の尾をひくRすい星が出現して終末期的世相の中、カニの頭を持つ怪人Rが高価な美術品を狙う。カニ怪人は、Rすい星からの侵略者なのか・・・
「なんという、カニづくし。」で始まる万城目学氏の巻末解説が秀逸。
前巻に引き続き、本巻でも本編(怪人二十面相)以外で少年探偵団の活躍を描いた小品「天空の魔人」が一つ掲載されていた。(タイトル的には「空飛ぶ・・・」が似通っているということなんだろうか)
(2010/5/26)
Posted by ブクログ
「ふせげないかもしれません。」って、
確かに何でそんなに弱気なんだ。
あとがきが相変わらず面白い。
突っ込みどころを代弁してくれている。
でも話自体はなぜかこれが一番覚えてるなあ。
カニ怪人というのが子供にとって
インパクトがあったのかもしれない。
天空の魔人の方はカニの後に見たせいか、
何だか薄い印象だったが話としてはまともである。
Posted by ブクログ
『空飛ぶ二十面相』と『天空の魔人』の2作収録。
妖星人Rというカニ型宇宙人が出てきて大暴れ。かなりシュールな雰囲気で、いつにもましてツッコミどころ満載。
「子供を相手にずいぶん手数をかけたものだね。どうしてそんな必要があったのかね」という中村警部のもっともな疑問に、明智の回答が素晴らしい。
「必要なんかないさ。いたずらだよ。奴は途方もない悪戯好きなんだ。どんな手数をかけてもいたずらがやってみたかったのさ」
……これを動機として言われてしまうとぐうの音も出ませんね!流石!
『天空の魔人』は、確か海外の某作品の翻案ですね。貨車の盗難事件。小林少年が鮮やかに解決してくれます。図解で説明されて判りやすい。