江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 黒蜥蜴~江戸川乱歩全集第9巻~

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    有名な『黒蜥蜴』を読みたくて、手に取りました。
    面白い!黒蜥蜴!

    この『江戸川乱歩全集9』は、乱歩先生の自作解説も読めるのが、いい!!
    自作解説は、各話に続けて掲載されています!さすが、全集!!

    666ページからの解説は、新保博久。これを読んだら、三島由紀夫作の『黒蜥蜴』戯曲版も読みたくなってきた!演劇も観たい!!

    ケレン味がある、とは『黒蜥蜴』のためのことばだ!

    678ページからは、評論家・唐沢俊一の解説 私と乱歩『もっとも恐ろしいトリック』解説も面白い!

    解題(p614~)、註釈(p647~)も必見!

    出版社ごとに違う表現を、全集にする際にどう扱ったのか、歴史を感じます!

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    2025年09月21日
  • 新・黄色い部屋 犯人当て小説傑作選

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    ネタバレ

    推理小説のなかでも「読者への挑戦」に特化した犯人当てアンソロジー。今後シリーズ化されるようなので楽しみが増えた。

    【◯看破 △引き分け ×お手上げ】

    ×高木彬光「妖婦の宿」
    名作とは聞いていたが自分にはピンとこなかった
    気づかない伏線があったのかな

    〇坂口安吾「投手(ピッチャー)殺人事件」
    イージー

    △土屋隆夫「民主主義殺人事件」
    冒頭の横読みは気づいたが犯人を間違えた

    ×江戸川乱歩「文学クイズ「探偵小説」」
    穴埋め問題。昔に流行ったらしいが目新しさがあった

    〇飛鳥高「車中の人」
    イージー

    ×佐野洋「土曜日に死んだ女」
    部屋に、足が引っかかるほどのガス管が?

    ×菊村到「追悼パー

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    2025年09月13日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    江戸川乱歩の『人間椅子』を美しい絵と装丁で。
    この奇怪な話を最後まで読めたのは『乙女の本棚』シリーズだからこそ。
    挿し絵が繊細で、不気味さをもっと刹那的な美しさに昇華させてくれている。
    ラストのオチにうなり、考察を読みたくなりました。

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    2025年09月13日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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    江戸川乱歩の理知性と怪奇性を堪能できる短編集。全ての作品において理論とサイコパスの要素が見事に両立しており、その世界観は非現実と現実の境界のギリギリを描き出している。

    超常現象ではなく、人間の内に湧く無限の想像や異常さを源泉として、理知的プロットに丁寧に納めている。

    知的好奇心を高めた先にある異常性と推理探偵的性格という2つの側面を全く違和感なく両立させており、この空気感こそが江戸川乱歩作品であろう。

    恐ろしさや気味悪さの奥にある、味わい深さや奥ゆかしさはクセにならずにはいられない。ファンが多いことにも頷ける。

    小学生時代の怪人二十面相以来久しぶりに江戸川乱歩作品をきちんと読んだが、本

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    2025年09月06日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    個人的には傑作選の方が面白い話多かったけどこちらも、特に陰獣は凄い楽しかったな。メタ構造的な作りで自身の批評的な側面(自己陶酔のようにも見えなくもない笑)がストーリーと良く馴染んでて、他の話よりも長めではあるけれどあっという間に読んでしまった。

    乱歩面白い!

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    2025年08月31日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    とても豪華な1冊。
    求めていた文豪の短編がビッシリ詰まっていて、不気味!耽美!最高!
    夏目漱石、夢野久作、江戸川乱歩、太宰治が入っていてとても嬉しい。
    どれも面白くて良い。

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    2025年08月14日
  • 赤い部屋(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    このシリーズ、乱歩が好きだよね。6作目だからね。まあ、確かに乙女っぽいイラストがつけやすいかも。今回のは今までの乱歩作品以上に相性がよかったように思う。
    次はなにかな。

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    2025年08月11日
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)

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    それぞれのキャラクターが立っていて面白かった。
    ミステリであり、冒険譚でもあり、ページを捲る手が速くなった。

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    2025年08月09日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    「押絵と旅する男」を読むためだけに購入。それしか読んでいない。
    とにかく面白かった。蜃気楼の描写から双眼鏡、覗きからくりと「レンズ」で貫かれたイメージの連鎖がきれい。乱歩は、他に「二銭銅貨」と「怪人二十面相」のシリーズをいくつかしか読んだことがないけど、登場人物が一人で語っているだけのところが面白いのが面白い。

    この話が私の夢か私の一時的狂気の幻でなかったなら、あの押絵と旅をしていた男こそ狂人であったに違いない。だが、夢が時として、どこかこの世界と喰いちがった別の世界をチラリとのぞかせてくれるように、また、狂人が、われわれのまったく感じえぬものごとを見たり聞いたりすると同じに、これは私が、不

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    2025年07月27日
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男

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    読めば読むほど、不気味な感じがしてきました。

    望遠鏡を覗き込んで、視点が合うまでの表現が、ここまで文章で表せるのかとビックリしました。
    海に沈んでいる海女が水上に浮上してくるかのようにといったような内容で、ふむふむ、なるほど!と思いながら読みました。

    面白かった。

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    2025年07月25日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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    江戸川乱歩は好きな作品が色々あるけれど、これは好きなものが多めに入っていて嬉しい。表題の芋虫とか人でなしの恋とか大人になって読むとまた違った感想が浮かんで面白い。赤い部屋も好き。

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    2025年07月21日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    乙女は乱歩がお好き?
    このシリーズ、乱歩率が高いよね。
    まあ、乱歩の短編はおもしろいので、選ばれるのは納得できるが。とはいえ、『目羅博士~』をもってくるとはね。あまり乙女っぽくないような。
    絵も内容に忠実で、初老男子には好感がもてた。ただ、表紙にこの場面をもってくるのはどうなのかな、とは思った。

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    2025年07月18日
  • 赤い部屋(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    語りと仕掛けが巧みな良質サイコホラーだった。江戸川乱歩ってほんとすごい。
    「赤い部屋」で夜な夜な催されている、怪しげな会員制倶楽部。新入会員のT氏は、そこで自分が犯してきた罪を飄々と告白していく。

    〈この場合可哀想な老人を殺したものは果して何人でしょうか。〉

    いわゆる、未必の故意。(大好きなテーマ!)
    まるで悪戯でも仕掛ける子供のようにつぎつぎと繰り返された、死神のようなサイコパス男による99の所業。そして100番目の殺人。すべて作り話ですよ、と種明かしはされたけれど、誰がそれを信じられるだろう?
    一体どこまでが本当で、どこからが嘘なのか。

    〈「赤い部屋」の中には、どこの隅を探して見ても

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    2025年07月16日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    短編9話を収録。
    前半4話はミステリー、後半4話は人間の狂気って感じ。真ん中にある「赤い部屋」がその中間って感じかな。

    「二廃人」「心理試験」なんかはけっこうミステリーのテンプレみたいな気もするけど、なんか読まされるというか引き込まれる。
    これが作家としての力量なのかな。

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    2025年07月13日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    乙女の本棚シリーズ。
    この少ないボリュームでもちゃんと面白い。流石江戸川乱歩✨
    「模倣」で果たしてここまでのトリックが可能なんだろうか…?鏡の中の自分が違うことをしていたら本物の自分も鏡を真似た行動をとってしまうんだろうか…?すごく気になる。行動心理学の本とか調べればその手の実験や研究結果判明していたりしないかな( ˘ω˘ )

    あと暗闇に浮かぶ目羅博士の顔怖っ‼︎‼︎

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    2025年07月10日
  • 悪霊物語(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    よくこれを単独で取り上げたな。本来はリレー小説である。この後に別作家による発展篇、解決篇が書かれている。まあ、確かに乱歩の分だけでもまとまりがあるな。
    絵もよかった。小説の雰囲気によく合っている。話自体はあまり乙女っぽくない内容だが、絵は乙女っぽさもうまく取り入れていたと思う。

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    2025年07月06日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    ネタバレ

    石榴…入れ替わりミステリとしてはよくあるけど、なんだか乱歩のエロ・グロ・ナンセンスとを絡ませると異様な狂気を帯びてくるね。名作。

    押絵と旅する男…怪奇作家としての乱歩の筆が冴えてるね。

    目羅博士…人間がもつ猿真似の本能と月光と言う怪しさが十分マッチしたオドロオドロしさを出しているね。

    陰獣…二銭銅貨、屋根裏の散歩者、D坂の殺人他乱歩作品の総集編みたいな変態小説。
    最後に明確な正解や謎解きが無い部分はまるで変格小説みたい。

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    2025年06月23日
  • 赤い部屋(乙女の本棚)

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    はい、46オネエは、江戸川乱歩『赤い部屋』でございます

    うーん、乱歩っぽいな〜
    略して「らんぽい」
    司令官なってそれはコンボイ

    まず触れたいのは、初お目見えの寿なし子さんやね
    うーん、らんぽくないと思ったんだがどうだろう?
    妖しさが足りないな
    絵のタッチとしてはかなり好みなんだがね
    女の子かわいいし
    ドロっとした感じがも少しほしい
    ビタッとするお話もあるでしょうから次回に期待ですな

    はいはいそして乱歩ちゃんの方な
    うん、ずっとらんぽい(気に入ったらしい)

    ただ結末がなー
    こうゾワゾワした気持ちがすっと冷める感じ
    らんぽくないなー

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    2025年06月22日
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)

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    乙女の本棚、江戸川乱歩と夜汽車さんのコラボ作品。夜汽車さんのイラストは、とてもきれいです。鮮やかな色彩で物語の感じをうまく表現していると思いました。

    物語は、京子が語る10年前の懺悔話でした。19歳で嫁入りして半年ほどたった頃、夫の自分への愛情に不信感を持ち、秘密を探る。訳を知ったあとに起こした京子の行動の後、夫は···。という感じの物語。

    江戸川乱歩自身はお気に入りの作品だったそうです。今日のような暑い日に、少し涼しさを感じるくらいの不気味さがありました。

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    2025年06月19日
  • 江戸川乱歩トリック論集

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    ミステリ小説において、「トリック」は最も注目される、華やかなポイントだと思う。
    日本の推理作家の元祖とも言える江戸川乱歩先生は、(主に外国の)ミステリ小説を読みながら、出てくるトリックをつぶさにメモしていったという。800件を超すトリックを蒐集したというのだから、驚きである。それを分類したのは尊敬しかない。
    「やむなくネタバレ注意」のただし書きあり。それは仕方がないだろう。
    昔の外国の推理小説のトリックは、ずいぶん大胆で、レトロなロマンを感じる。
    トリックに関しての文章は、重複した記述も多い。あちこちに載せたエッセイを全部集めてくるとこういう事が起きがちだ。

    「トリック」の分類だけでなく、「

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    2025年06月16日