江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(2) 少年探偵団(ポプラ文庫クラシック)

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    少年探偵団というタイトルなだけあって、少年探偵団大活躍の巻でした。明智探偵という強力なバックがいるおかげもありますが、少年探偵団のチームワークや頭のキレの良さは大人顔負けという感じがします。子供の頃に読んだことがあるのですが、少年探偵団のメンバーが仏像に化けているシーンが懐かしかったです。当時の私はこのシーンで怪人二十面相のように仏像から感じる視線にぞーっとして印象に残っていたのだろうなと思います。

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    2025年12月21日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(4) 大金塊(ポプラ文庫クラシック)

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    巨額の埋蔵金のありかを示す謎めいた暗号や、その埋蔵金のある洞窟での冒険といったハラハラドキドキする要素でいっぱいの物語でした。強盗団の首領の素顔が覆面をした恐ろしそうな男かと思いきや、美人の女性である意外性もあります。不二夫君と入れ替わって賊に盗まれた暗号を取り戻したり、洞窟で水が流れ込んできながらも冷静さを失わなかったりと、小林少年の活躍が光っていました。

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    2025年12月20日
  • 赤い部屋(乙女の本棚)

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    狐面の挿絵が大変宜しいです。大変宜しいです……。
    古典文学も意外と読んできていないものの、改めて文章が上手いな、と感心してしまう。そして最後一寸薄気味悪くて良い。果たしてそれは殺人と呼ぶのか?という部分も含めて諸々世界観に引き込まれるうまさを感じる。

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    2025年12月20日
  • パノラマ島綺譚~江戸川乱歩全集第2巻~

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    2004年。そして長編を書くようになった。明智小五郎も少しずつ。
    「闇に蠢く」未完だったが、後で結末を補完した→「孤島の鬼」
    「湖畔亭事件」→「」
    「空気男」→「ペテン師と空気男」
    「パノラマ島奇譚」昔マンガで読んだ。原作に忠実だったと思う→「地獄風景」「大暗室」
    「一寸法師」これ今だと書けないよなぁ・・コンプラ的に→「蜘蛛男」

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    2026年01月03日
  • 孤島の鬼

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    ミステリー、冒険、BL要素、好きなもの全部盛りで楽しかった。諸戸さん、一途で必死で可哀想で涙。洞窟で蓑浦を励ますところ『絶望しちゃいけない、最後の1秒まで、絶望しちゃいけない』いい男すぎん?告白シーン多かったけど、愛の伝え方がどこも重くて悲観的で、美しかったな。秀ちゃんの手術をした諸戸の気持ちよ。そりゃ、愈々失望で、絶望で。最後の一文、一生好きだ。

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    2025年12月16日
  • 赤い部屋(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、江戸川乱歩さんと寿なし子さんのコラボ作品『赤い部屋』です。寿なし子さんのイラストは初めて♪なんとも、魅惑的でちょっと可愛い感じですね(*'▽')

     物語の舞台は、赤いビロードで覆われた薄暗い「赤い部屋」…。新入会員T氏が、退屈な自らの人生に刺激を得るため、罪に問われることなく多くの命を奪ってきた…ただ、それでも満たされなくなったことを語ります…。

     物語とイラストとのアンバランスな感じが、私的には楽しめました。別の作品での寿なし子さんの作品も見てみたいですね!ラストは、肩透かし的なものを感じましたが、それもまたこの作品の魅力だと感じました。

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    2025年12月16日
  • 蜘蛛男

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    江戸川乱歩の長編もの

    読んでいるだけでゾクっとするような猟奇的犯罪から始まり、猟奇的な中にも一貫性のあり、高い知性を持つ犯人に翻弄されていく様が面白い。

    後半、明智小五郎が登場すると一気にヒーローもののようになり、若干物語の流れも荒くなったような気がしてそこが少し残念さもあるが、総じて面白い作品だった。

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    2025年12月14日
  • D坂の殺人事件

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    昔のミステリーを舐めていたなと思った。
    とても面白かった。
    明智小五郎が出てきて、謎を解いていく感じもトリックも伏線回収も面白かった。
    サラッと読めるのにこの完成度は凄いな。

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    2025年12月10日
  • 吸血鬼

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    面白すぎる。こんなに複雑に色々な人物が居合わせて関わり合うことは奇跡に近く、厄介な事件だった。気持ち悪さは勿論のこと、遺体もいっぱい登場する。変装やら製氷室における花氷、椅子、、この辺が乱歩の手腕を感じれて特に良かった。

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    2025年12月08日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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    かなりグロテスクである。電車で読んでいる時に顔に出てしまうくらいうわっとなった。
    しかし、人間味が感じられるというか、人間の闇でそれらへの期待・好奇心の部分を上手く描写していると感じた。
    日常に刺激を求めている人に良い作品だと思う。
    短編集が詰まった本で読みやすい。(最後の2作だけ少し長め)

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    2025年12月04日
  • 赤い部屋(乙女の本棚)

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    続けてもう乙女の本棚もう一冊。

    江戸川乱歩、赤い部屋、うん、これだけで雰囲気満載。

    なかなかその場にいたら何度唾を飲み込むかわからないようなヒリっとする告白と、パンっ!と一気にお日様の下に晒される気まずさ、がなかなか悪趣味ですなぁ、クックックって感じでした

    2025.11.30
    215

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    2025年11月30日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    小学生の頃に読んでいた少年探偵団の健全なイメージはどこへやら、こっちが本当の江戸川乱歩だったのか…
    特に最後の「芋虫」はトラウマもの。先に読ませた中1の息子が「怖くて最後まで読めないよ〜」と言っていたのも宜なるかな。最後まで読んだら救いがあるかと思いきや、全然ないしw
    でもまあ面白かった。「江戸川乱歩名作選」の方も読んでみたいと思います。

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    2025年11月15日
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)

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    いやー、おんもしろかったー。
    読みたくて買ったくせに、「江戸川乱歩か…今じゃないんだよな…」状態で積読して約2年。
    今だ!と思って読んだらタイミングが良かったのかすごい楽しめた。もちろん江戸川乱歩がすごいのだけど。
    昔の作家で長編っていうのもあって少し肩に力入ってたんだけど、全然読みやすかったしページをめくる手が止まらないタイプの本だった。
    最初は普通に自分も推理しながら読んでたけど、途中から雰囲気が変わってくる。

    怖い。

    怖いのか不気味なのか気色悪いのか変な感じ。夜読むのちょっとだけ怖かった。笑
    怖いけど面白い。一気に読んだ。
    色んな要素がちらほらあってただ単に怖いホラーではなかったから

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    2025年11月08日
  • D坂の殺人事件 アニメカバー版

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    柳川一さんの小説『三人書房』を読んで乱歩の作品に触れてみたいと思い手に取った作品。
    江戸川乱歩作品のなかでも本書を選んだのは古書店があった団子坂が舞台になっているのと三人書房時代の経験とエピソードが作品に活かされているのに興味を惹かれたから。
    どんな事件やトリックが登場するのか楽しみだ。

    まず驚かされたのが、この作品が100年近く前に描かれたという事実。
    本当に凄いとしか言いようがない。
    大正時代の人達が夢中になるのも無理ないわ。
    作中の文体や言葉、お金、服装も現代と違っていてレトロな感覚が面白い。
    あと面白いのが読者に語り掛けるスタイル。
    所々に登場する「読者諸君!」と語り掛けるのが現代の

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    2025年11月08日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    今作品集は『押絵と旅する男』『踊る一寸法師』の2作が乱歩の推理小説以外の魅力を最大限引き出してくれているのではないだろうか。
    鮮明にそして反対にミステリアスにも描かれるグロテスクな描写、現実では考えられないような空想の出来事を現実に起きたことのようにリアルに不気味に描くことができる文才。
    傑作選とは反対に名作選の主役は推理ではなく、このオドロオドロしい表現の数々であろう。

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    2025年11月07日
  • 乱歩心象作品集

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    江戸川乱歩、高原英理・編『乱歩心象作品集』中公文庫。

    江戸川乱歩の没後60年。江戸川乱歩の長中短編から「夢遊」「恐怖」「人形」「残虐」「身体」「錯視」「浅草」の7つの切り口で分類、セレクトした作品集。

    恐らく大半の作品は既読であるが、小学校時代にポプラ社のの『少年探偵団シリーズ』を読み、中学校時代に江戸川乱歩の魅力にハマり、高校時代には春陽堂文庫の『江戸川乱歩全集』全9冊を読んでいることもあり、定期的に読み返したくなる。ちなみに高校1年の時の読書感想文では『陰獣』の感想文を書いて、高校生感想文コンクールの応募作に選ばれている。

    また、序文の中で高原英理が述べている通り、江戸川乱歩は短編に

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    2025年11月03日
  • 孤島の鬼

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    幽霊塔から乱歩にはまって、さらに短編集を数編読んでからこの作品に入りました。「芋虫」「陰獣」と似た雰囲気で美しい人間と異形なるものの対比を描く乱歩のおどろおどろしい構図は不気味です。真夜中に読んでると殊さらにそれが際立つ。自分だったら作中の友人とこう向き合うだろうなとかすこし反発するところもありましたが、人間社会のいろんな不条理が混ざってて読み応えがありです。

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    2025年11月03日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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    表題作『芋虫』はあまりにも凄惨を極めた内容で衝撃を受けました。評点は『芋虫』だけの評価。
    外界からの(性的)刺激を受信する感覚器官の欠損という点で『人間椅子』に通ずる異常性愛の形であると読み取ることもできます。
    『人でなしの恋』は性愛の異常さでいえば、『芋虫』には遠く及びません(我基準)が、両作ともに残された妻は生涯罪の意識に苛まれることでしょう。

    探偵小説的趣向が強いのは『夢遊病者の死』とせいぜい『双生児』くらいで他はほぼ怪奇小説。
    『芋虫』と『人でなしの恋』以外は正直微妙で、『踊る一寸法師』は結構よかったかな。元ネタのエドガー・アラン・ポー『ちんば蛙』も読まねばならん。

    あと巻末の三津

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    2025年10月31日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    国内最古の暗号と密室『二銭銅貨』『D坂の殺人事件』、明智のプロファイリング能力が光る『心理試験』などの有名な探偵小説寄りの代表作群に加えて 、乱歩の持ち味である異常心理・性愛・残虐嗜好が存分に活かされる『芋虫』『人間椅子』『鏡地獄』も揃ってて隙が無い。
    ただし『鏡地獄』があるならば、『目羅博士の不思議な犯罪』も収録しといて欲しかったかな。結構気に入ってるので。あと有名所で入ってないのは『押絵と旅する男』とか?
    何気に『パノラマ島奇談』がないのはかなり痛い。まあ、あれは短編とは呼べない分量だから仕方ないのかな?

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    2025年10月31日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    醜い容貌の家具職人。誰からも見向きもされない。そんな職人が思いもよらない目論見を。自分が作った椅子の中に身を隠し、その椅子に座る人との革一枚隔てて伝わってくる感触を楽しむように。ある日座った女性に名状しがたい熱情を抱くようになる。その思いをついに手紙で伝えて一度会いたいと。その手紙を受け取った女性は…。
    どんでん返しの結末に唖然とする

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    2025年10月26日