江戸川乱歩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ小学生の頃にみた怪人二十面相、小林少年と明智探偵のはなしから大暗室まで
江戸川乱歩を楽しめる一冊になっています。あらためて読んでみて大暗室は淡々とした文章から見える作者の性癖というかいびつな世界は、淡々と描写されるからこそ気持ち悪い世界として僕には伝わりました。
ここからはネタバレになるので読んだ人は読んでほしいと思う
東京の地下が舞台になる大暗室調べてみると書かれた時分には地下鉄はあったのでこの作品を当時読んだ人は自分の住んでいる東京の横にこのいびつな世界が広がっているのかもしれないという想像力がわき怖気が身を包みました。
けっこう気持ち悪いと思うので万人にお勧めできる話ではないと思 -
Posted by ブクログ
乱歩の長編を代表する作品
要素が多すぎる闇鍋のような物語
恋愛密室変態BL悲恋物語 書いてて笑える
主人公は30歳目前だが綺麗な白髪頭
妻は腰に大きな傷がある
別に隠していないので聞かれれば理由を答えるのだが冗談にしか受け取られない。だから筆をとってみましたので事の始まりは…という書き出し
ミステリーというよりこの「ごった煮」を楽しんで食べる本だと思う。何より語り手兼主人公が物語の大枠にいるにも関わらず、この本を読んだ人に強く印象を与えるだろう「諸戸(もろと)くん」
この諸戸、端正な顔立ち、金持ち、頭良しで医者なのだが同性愛者というステータスを与えられている
そしてその目当てが主人公なのだ -
Posted by ブクログ
2005年。
「踊る一寸法師」→いきなりびっくり
「毒草」→時代ならでは
「覆面の舞踏者」
「灰神楽」
「火星の運河」
「五階の窓」
「モノグラム」
「お勢登場」→せっかく登場したのに、続編はないみたい
「人でなしの恋」→これも名作
「鏡地獄」→鏡ってそういうことある
「木馬は廻る」
「空中紳士」→これは途中でやめたw
「陰獣」→傑作だ
「芋虫」→短編だったのね、これも時代ならでは。
ほぼタイトル並べただけなのだが。短編、中編、長編そろって。代表作もあり。濃密な一冊なのであった。
陰獣は淫獣ではないのよ。
あいかわらずの次作解説も良い。