江戸川乱歩のレビュー一覧
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乙女の本棚シリーズから、江戸川乱歩さんと寿なし子さんのコラボ作品『赤い部屋』です。寿なし子さんのイラストは初めて♪なんとも、魅惑的でちょっと可愛い感じですね(*'▽')
物語の舞台は、赤いビロードで覆われた薄暗い「赤い部屋」…。新入会員T氏が、退屈な自らの人生に刺激を得るため、罪に問われることなく多くの命を奪ってきた…ただ、それでも満たされなくなったことを語ります…。
物語とイラストとのアンバランスな感じが、私的には楽しめました。別の作品での寿なし子さんの作品も見てみたいですね!ラストは、肩透かし的なものを感じましたが、それもまたこの作品の魅力だと感じました。
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いやー、おんもしろかったー。
読みたくて買ったくせに、「江戸川乱歩か…今じゃないんだよな…」状態で積読して約2年。
今だ!と思って読んだらタイミングが良かったのかすごい楽しめた。もちろん江戸川乱歩がすごいのだけど。
昔の作家で長編っていうのもあって少し肩に力入ってたんだけど、全然読みやすかったしページをめくる手が止まらないタイプの本だった。
最初は普通に自分も推理しながら読んでたけど、途中から雰囲気が変わってくる。
怖い。
怖いのか不気味なのか気色悪いのか変な感じ。夜読むのちょっとだけ怖かった。笑
怖いけど面白い。一気に読んだ。
色んな要素がちらほらあってただ単に怖いホラーではなかったから -
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柳川一さんの小説『三人書房』を読んで乱歩の作品に触れてみたいと思い手に取った作品。
江戸川乱歩作品のなかでも本書を選んだのは古書店があった団子坂が舞台になっているのと三人書房時代の経験とエピソードが作品に活かされているのに興味を惹かれたから。
どんな事件やトリックが登場するのか楽しみだ。
まず驚かされたのが、この作品が100年近く前に描かれたという事実。
本当に凄いとしか言いようがない。
大正時代の人達が夢中になるのも無理ないわ。
作中の文体や言葉、お金、服装も現代と違っていてレトロな感覚が面白い。
あと面白いのが読者に語り掛けるスタイル。
所々に登場する「読者諸君!」と語り掛けるのが現代の -
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江戸川乱歩、高原英理・編『乱歩心象作品集』中公文庫。
江戸川乱歩の没後60年。江戸川乱歩の長中短編から「夢遊」「恐怖」「人形」「残虐」「身体」「錯視」「浅草」の7つの切り口で分類、セレクトした作品集。
恐らく大半の作品は既読であるが、小学校時代にポプラ社のの『少年探偵団シリーズ』を読み、中学校時代に江戸川乱歩の魅力にハマり、高校時代には春陽堂文庫の『江戸川乱歩全集』全9冊を読んでいることもあり、定期的に読み返したくなる。ちなみに高校1年の時の読書感想文では『陰獣』の感想文を書いて、高校生感想文コンクールの応募作に選ばれている。
また、序文の中で高原英理が述べている通り、江戸川乱歩は短編に -
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ネタバレ表題作『芋虫』はあまりにも凄惨を極めた内容で衝撃を受けました。評点は『芋虫』だけの評価。
外界からの(性的)刺激を受信する感覚器官の欠損という点で『人間椅子』に通ずる異常性愛の形であると読み取ることもできます。
『人でなしの恋』は性愛の異常さでいえば、『芋虫』には遠く及びません(我基準)が、両作ともに残された妻は生涯罪の意識に苛まれることでしょう。
探偵小説的趣向が強いのは『夢遊病者の死』とせいぜい『双生児』くらいで他はほぼ怪奇小説。
『芋虫』と『人でなしの恋』以外は正直微妙で、『踊る一寸法師』は結構よかったかな。元ネタのエドガー・アラン・ポー『ちんば蛙』も読まねばならん。
あと巻末の三津