江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 怪人二十面相―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    特に印象的だったのは、紙芝居のような語り口調だ。登場人物のすべてを疑いながら頭をフル回転させて読んでいる自分にとって、「読者もそうお考えでしょう」と寄り添う語り手は、思考の心地よい読みやすさ。鑑識技術のない時代だからこそ際立つ二十面相の化け物じみた変装術や、それを見破り一歩先を行く明智小五郎の圧倒的な観察眼と行動力には胸が躍った。完璧な変装に対し、影武者で返すようなハイレベルな駆け引きも最高だった。
    また、二十面相の「人を傷つけない」「予告状を出す」というブレない美学や、明智と小林少年の言葉を超えた師弟の信頼関係にも深く惹きつけられた。なじみのある名探偵コナンやペルソナ5など、今なお多くの作品にオマージュされ続ける理由を原典から肌で実感できた。

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    2026年09月14日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    初の乱歩作品。

    ミステリーもあれば怪奇的な話もありで、最初は読み辛さを感じたけど後半は読み慣れて楽しめた。

    とくに
    ・屋根裏の散歩者
    ・芋虫
    の2篇が好みだった!

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    2026年09月10日
  • 人間豹

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    タイトルどういうことだろう?と思ったらそのままだった
    ハラハラドキドキで一気に読んだ!ウオ〜!と夢中になる面白さ!!
    明智小五郎が活躍する話で、同時に子供向けの怪人二十面相も読んでいたから、こっちは結構人が死ぬのがショッキングでしたね…
    ラストの終わり方は意外だった!続編があってもおかしくない感じ!あったりするのかな??
    乱歩は探偵小説より耽美?奇妙?小説の方が好き!だけど、これはかなりかなり面白かったです。
    あと迫力ある版画の挿絵も良かったですー!!!!!
    思ったより挿絵が多かったから、本の厚さの割にすぐ読み終わった。

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    2026年09月08日
  • 明智小五郎事件簿12

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    普段犯人当てしない/出来ない私が珍しく途中で犯人分かって当たってた乱歩好きならお馴染みの展開が多かったな〜

    最近ホラー映画のITを観たので、やっぱピエロって不気味だな!と思った。乱歩作品でチンドン屋が出てきたら要注意なんですよね笑

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    2026年09月03日
  • 明智小五郎事件簿2

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    高い完成度に驚く。最近は目にしない表現が、逆に新鮮で、インパクトを与える。事件現場の壮絶な光景も強烈。一件落着からの展開が見事。

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    2026年08月30日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    乱歩の作品は個人的には推理ものより怪奇小説が好み。
    『人間椅子』と『芋虫』が特に好きだった。

    海外小説への言及・リスペクトが多々あり、『心理試験』なんかはまんまドストエフスキーの『罪と罰』!
    あの時代に英語が読めた乱歩は凄い。

    多種多様な変態が登場する事に定評のある乱歩作品だが、不思議と恐ろしく感じるような人物は少なく、皆どこか滑稽だったり人間味があってシュール。

    『パノラマ島綺譚』もそうだったが、暇を持て余した結果凶行に走る人間の登場率が高いように思える。

    これは乱歩自身のちょっとダークな好奇心の投影なのか、はたまた暇だ暇だと世を儚むばかりで周囲の人間や日常に真剣に向き合わない人種を揶揄しているのか。

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    2026年08月29日
  • 鏡地獄

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    ここ2年ぐらい乱歩作品を下敷きにした作品に触れる機会が多かったので!

    パノラマ島奇談面白かった、人でなしの恋は大学の授業でめちゃくちゃおもしろかった記憶ある

    芋虫もタイトルは知ってたけどこんな話なんだ……………ってなった
    ちょっと文意取りづらくて読みづらかったところはあったけど、やっぱり乱歩って面白い……!!

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    2026年08月28日
  • 黒蜥蜴と怪人二十面相

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    黒蜥蜴と怪人二十面相、かの名探偵明智小五郎に引けを取らない頭脳の持ち主たちの話。
    大胆かつ思いもよらない明智先生の策略は読んでいてとても興奮する

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    2026年08月23日
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    結末は途中で想像がついてしまうのに、何ともおどろおどろしい感じのラスト。
    結局、恋愛バトルで人形が勝ってしまったということなのね。その美しい彼と人形の恋を成就させられてしまった女が切な過ぎる。

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    2026年08月21日
  • 少年探偵団―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    「怪人二十面相」同様、
    小学生の頃図書室で読んだ「少年探偵団」

    今でこそコナンくんの怪盗キッドを思わせるが
    子供の頃は、こんな怪盗が本当に居たら
    スゴイと思っていた

    文面は古さを感じるけれど
    面白さは古くならない

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    2026年08月20日
  • 明智小五郎事件簿5

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    ネタバレ

    洋子さん可哀想過ぎなんだが・・・

    初めてちゃんと読んだ明智小五郎シリーズでいきなり奥さん出てきて舞台版「黒蜥蜴」全否定なのがちょっと面白かった

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    2026年08月17日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    100年も前の作品をこんなにスラスラ読めて面白い
    短編ということもあり一瞬で読んでしまった

    不気味で歪んだ愛に興味がそそられた

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    2026年08月16日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    「芋虫」「駆け込み訴え」は読みやすかった。「駆け込み訴え」は聖書の新たな読み方って感じ。イエスがマリアに恋してたのかどうなのか、気になります。
    「瓶詰地獄」は初めは近親相姦の罪か、くらいにしか思わなかったが、太郎の異常さに気付くとやばいです。アヤ子は太郎のことを好きじゃないが、太郎が好きだと勘違いしていると仮定すると、アヤ子に同情しかない。
    「刺青」は谷崎潤一郎はこういう女が好きなのかなぁというのを感じた。少女が途中から女と表記が変わってるのも良い。女が作った網(色仕掛けとか?)に引っかかってきた男を肥料として成長するのを蜘蛛に見立ててるっぽい。足フェチっぽいのに、背中に墨を掘ったのは意外だった、なんでなのか調べてみようかな。
    「影」は難しいけど、文章が綺麗なのとハラハラドキドキ感は伝わる。けど、難しくて日を置いて再読したい。
    「白蟻」は推理小説。頭使いました。
    「身毒丸」は恋には抗えないみたいな感じなのかな??
    「浮舟」は難しすぎる。

    「桜の森の満開の下」「夢十夜」は既読でした。

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    2026年08月11日
  • D坂の殺人事件 アニメカバー版

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    言葉に古臭さはなく、するする読める。言い回しが心地よい。これがあの明智小五郎なんだと感動。少し挑戦する気持ちだったので、完読できたことがうれしい。
    結末まで想像がつくものもあったが、この物語からいまの推理小説が派生していったんだから当然。半世紀も前に書き上げたと考えると信じられない思いがする。

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    2026年08月09日
  • 赤い部屋(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    良いハウダニットだった。『目羅博士の不思議の犯罪』といい、江戸川乱歩は良いハウダニットを書く。一面が赤い部屋で行われる怪しげな会合というコンセプトがとても良い。ひとつひとつの調度が細部まで幻惑的で、うっとりした。
    道中は良かったが、私みたいな生々しい刺激を求めるジャンキーにはちょっとあのラストは拍子抜けだった。しかし、ちょっと考えてみると江戸川乱歩の幻想は解体されるまでが様式美だったりするのかもしれない。主人公が殺人の刺激にすら飽きが来てしまった様に、幻想にもいずれ終わりが来る。

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    2026年08月08日
  • 影男

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    ネタバレ

    ある時はゆすりの常習犯、またあるときは流行作家、気まぐれに善行を施す。そんな変幻自在な影男。ある日、殺人請負会社に見込まれ、殺人を計画する。しかし殺人に嫌気がさし彼らから距離を置くが…。悪人同士の争いに、明智小五郎が現れ…。

    影男が怪人二十面相のように変幻自在で面白い。ちょっと後半失速した感じもあったけど、楽しんで読めた。

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    2026年08月06日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    乱歩デビュー。怖いと聞くので避けてきたけど、意を決して。
    乱歩、すごい文章力だな。怖いし、読後にポジティブな気分になれる話もそうないんだけど、読んで悪かったとならない。

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    2026年08月02日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    名作選もとても良かった!

    「陰獣」が特に良かった。
    物語がくるくる展開する。江戸川乱歩みたいな作家である「大江春泥」が登場する。探偵小説家同士の対決が面白い。

    「押絵と旅する男」「目羅博士」等の幻想怪奇系のお話もたくさん入っていて読み応えがある。

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    2026年08月01日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    高校生の時に読んだが割と忘れていたので再読。

    江戸川乱歩の作品はまずびっくりするほど読みやすいし、ミステリだけど文学的な要素もあって、読み返しで結末が何となく分かっていても面白い。

    気持ち悪いけど、「人間椅子」が心に残った。
    乱歩の作品は、結末に大どんでん返しがあることが多いので、一番最後まで気を抜かずにワクワクして読み進められるのがいいと思った。

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    2026年08月01日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    女性作家の元に奇妙な手紙が届く。ある男の罪の告白が綴られているが、読み進めていくうちにその目的が明らかになっていく。

    概要は知っていたが、きちんと読んだのは初めて。
    手紙の内容が段々と悍ましい内容に変化していく様子が丁寧に描かれていた。

    p5の夫人のイラストとp67の送り主のイラストが対になっているようで、きれいなイラストで良かった。

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    2026年07月31日