江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    江戸川乱歩を手軽に読めるものを探していると、乙女の本棚シリーズを発見。
    古い言葉遣いや当時の暮らしを想像する難しさを、現代のイラストで和らげてくれるので読みやすさがある。
    また内容に合わせて背景が色彩豊かで、話の雰囲気の分かりやすさがある。文章のまとまりで改ページしたり、その余白にイラストがあるなどアート感があって素敵。

    久しぶりに読んだ感想は、現実と虚構を曖昧にする作品が大好物で、乱歩の発想の斬新さと文章の巧みさに再読にも関わらず鳥肌が立った。
    視点の切り替わりが面白い。一般的には謎を解きやすい・感情が移入しやすい視点での展開・視点の切り替えが多い認識。それに対して乱歩は、曖昧さや感情移入

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    2026年05月24日
  • 三角館の恐怖

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    「長生きした側が全財産を相続する」
    とんでもない遺言を残された資産家の双子。
    双子は40年ほど長生き競争をしてきたが、自らの余命が幾許もないと悟った兄は、弟に交渉を持ちかける…。
    財産を巡る資産家一族の争い、半分に分けられた洋館で起きる事件。
    なぜ今まで読んでなかったんだと思うくらい大好物な設定。

    古典的なので色々と先が読めてしまうんだけど、そんなことはどうでもよくて、薄暗い洋館のレトロな雰囲気と古典ミステリの好きなところが詰まっていて楽しかった。
    ワトソン役も、弁護士らしからぬ見事な鈍さで、「ワトソン役」をきちんと全うしている。

    乱歩といえば『人間椅子』で衝撃を受けて、『D坂』『心理試験

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    2026年05月23日
  • 新・黄色い部屋 犯人当て小説傑作選

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    2つ目の話終了時点で全体の半分のページだったので、ちゃんと終わるんだよね?と思ったが、長めなのは最初の2話で、後は短めの小説が続く感じ。

    それぞれの話のできは中々良かった。でも最初の「妖婦の宿」は、当てるの難しすぎないか!?

    個人的に面白いと思ったのはタイトルの「新・黄色い部屋」クスッときた。

    江戸川乱歩のは、小説じゃなくてクイズだったのが残念。良問だとは思うけど。

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    2026年05月23日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    どの編も大正時代の雰囲気を感じられて良かったけど、全体的なお話の内容としてはちょっと味気ないのが多かったかな…。今読むからそう思うんだろうけども。
    でも、D坂の殺人事件や人間椅子は「これがあの有名な!」と読んででちょっと感激したし、芋虫は気味が悪くて良かった。

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    2026年05月19日
  • 魔術師 アニメカバー版

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    ネタバレ

    本書は、明智小五郎の奥さんが初登場する記念すべき物語。
    魔術師と呼ばれる怪人が父親の復讐のために、とある一家を滅ぼすというストーリー。

    物語中盤で殺された、息子の恋人というのが不憫でならない。はっきり言って復讐には全く関係なく、それなのにシリーズ史上一番と言ってもいいくらい残忍な殺され方をしている。

    魔術師は死に、事件は解決したと思った矢先に、また殺人が起こり、蛇に魔術師の呪いが乗り移ったと思わせる展開は天才的。
    しかし、それにもちゃんとトリックが仕掛けられており、大どんでん返しが待っている。
    無茶な設定ではあるが、本当の黒幕の正体は誰も予想できないのではないか。

    本書の見どころはなんと

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    2026年05月19日
  • スラよみ!日本文学名作シリーズ2 人間椅子

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    とても読みやすかった!
    人間椅子はゾクゾクしました。最後も良い落とし所!(何様)だなってなりました。

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    2026年05月17日
  • D坂の殺人事件 アニメカバー版

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    地獄の傀儡師、の元ネタこれなんすね。
    明智警視、懐かしいなぁ。

    江戸川乱歩、明智シリーズ、初めてちゃんと読んだ。
    面白いもんですね。さほど複雑なストーリーではないけどいい具合にゾッとしました。
    特に地獄の道化師、色々察することのできるストーリーではあるものの、緻密でちゃんと情緒もあるお話でした

    2026.5.13
    71

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    2026年05月13日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    ネタバレ

    何度目かの再読。変人ばかり出てくるのだけは覚えている。
    明智小五郎が出てくる作品は犯人の犯罪に対する労力が凄すぎるのと、明智がめっちゃ楽しそうなのが面白い。犯人を追い詰めるときに声出して笑うってウッキウキじゃないか。

    最後の人間椅子、鏡地獄、芋虫の三篇の不気味さが好き、一気に読めてしまう。

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    2026年05月09日
  • 明智小五郎事件簿1

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    初乱歩と思われ、乱歩と千畝で気になっていたD坂のタイトルが目に入って手にとった。軽妙でサクッと読めた。犯罪者と、推理する側の視点で書かれ、明智小五郎に目をつけられてから解決への流れがイイ。他の作品も手にとってみたくなる。

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    2026年05月06日
  • 江戸川乱歩傑作選 蟲

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    ネタバレ

    ふん♪♪- ̗̀ ( ˶'ᵕ'˶) ̖́-
    (私はね、狂った人間を見るのが好きなんですよ。木下芙蓉という名前がとても素敵で、芙蓉ちゃん可愛いね♪と思いながら読んでいた。これは木下芙蓉を可愛がる話。)

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    2026年05月05日
  • 明智小五郎事件簿2

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    明智小五郎シリーズ二作目。
    本作はエログロ怪奇の「一寸法師」、本格推理の「何者」という江戸川乱歩の妙味が堪能できる名作。
    前者については乱歩にとって初の連載中編であり、途中でダレるところもないではないが、乱歩が愛した浅草の情景、風俗を背景に乱歩らしい世界観が描かれている点で秀逸。
    後者はパズラー的な本格推理であり、意外な乱歩の一面を見たような読後感。解説でも法月綸太郎が乱歩のベストに推している傑作短編だ。
    明智小五郎の描写も活き活きとしており、後年のイメージにはない支那服姿はオシャレだし、犯人と錯誤するような暗躍ムーブは彼の探偵としての特異性を浮き彫りにされ、探偵小説家としての乱歩の立ち位置が

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    2026年05月03日
  • D坂の殺人事件 アニメカバー版

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    ネタバレ

    面白かったです。最後の作品に至っては鳥肌が立ちました。人の記憶の頼りなさ、手の込んだ壮大な悪戯、加害者であり被害者でもあり探偵役までこなした青年、心理試験を完璧な対策で突破した秀才、嫉妬に呑まれた狂女。登場する犯人たちは「そこまでする?」と言いたくなるほどの異常性を持っていますが、それを見抜きさらにその上をいく発想で見事謎を解き明かす明智小五郎の推理が痛快でした。
    個人的には特に『心理試験』が好きです。頭のキレる犯人の大胆かつ冷静な手口も、それを逆手に取って自白を引き出した明智小五郎の鮮やかな手腕も最高でした。

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    2026年04月22日
  • 何者

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    ネタバレ

    明智小五郎シリーズと思って読み進め、明智が全く出てこないと思いきや、最後の最後で登場するという。

    ミステリーとしても面白いし、(特に犯人の動機が意外すぎる)明智の登場がどんでん返しになっていたりする。

    「何者」というタイトルは、明智小五郎のことだったりする。

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    2026年04月14日
  • 鏡地獄

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    実は初めて江戸川乱歩作品を読んだ。
    ミステリー作家というイメージだったが、本作を読んで驚愕した。
    人間の欲や執着のようなものを、ここまで鋭く映し狂気を表現する作品が、大正から昭和初期にあったということが衝撃だった。
    本書は短編が8編綴られていて、大変満足感のある作品だった。
    ぜひ次は、ミステリー作品に挑戦してみようと思う。

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    2026年04月13日
  • 文豪怪奇コレクション 猟奇と妖美の江戸川乱歩

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    ネタバレ

    「防空壕」や「人でなしの恋」、「人間椅子」「押絵と旅する男」が特におもろかった。
    「防空壕」は、あんなに綺麗な人だったからもう一度逢いたいと奔走する主人公とじつは50代の女性だったというオチが面白くて良かった。
    「人でなしの恋」は一見不倫関係にあるのかと思いきや、代々伝わる人形と関係を持っていたという不気味さが良かった。半年間はすごくいい夫だったけどだんだん化けの皮が剥がれて…という段階が明確に書かれている。
    「人間椅子」は前回読んだが、もう一度読むとやはり面白かった。「押絵と旅する男」は初めて読んだが、「人間椅子」と比較しながら読むのも面白そうだった。
    江戸川乱歩は夢かうつつか分からない人間

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    2026年04月11日
  • 孤島の鬼

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    ネタバレ

    前半の面白さが半端じゃなくって乱歩、やべぇ!!!!となったけど終わり方がなんとも言えぬ消化不良で星4になってしまいました。前半(双生児の日記)で区切って明日後半読も!と思って勢いいさんで読んだんですが悲しいです…。もちろん面白かったんですけどぉ…。
    というか乱歩の男男クソデカ感情ですよ、とオススメされて読み始めたんですが、リブレ出版の紹介のところにBL乱歩って書かれててクソワロタです。乱歩さん、そんな不敬な書かれ方してますよ。いいんですか!?まぁ、一応意図して同性愛要素入れてるみたいなので良いでしょうか…?
    しかしはじめの道雄は最後のーーーという書き記しはあまりにも同性間クソデカ感情のはじまり

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    2026年04月09日
  • 黒蜥蜴

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    時代を感じさせる文体。
    でも、これぞ乱歩ワールド!
    黒衣の女賊「黒蜥蜴」VS探偵明智小五郎の対決

    どことなくみんなポンコツなところを見せてくれて面白かった。
    ドタバタと「危うし!」「ふぅー大丈夫だった!」「危うし!」「ふぅー大丈夫だった!」以下繰り返しの予定調和のストーリーはコントのようだけど、いつの間にか翻弄されてしまっていた。

    トリックに人間椅子を出してきて
    「あんな作家の空想がはたして実行できるのか」と
    明智探偵が言うとこ笑っちゃった!

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    2026年04月08日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    一番印象的なのは芋虫。次が人間椅子、そと後で赤い部屋でした。読みたかった鏡地獄は、私にはハマりませんでした。読んであまり疲れないタイプの読書で、短編集なので読みやすかったです。また他の乱歩の作品も読んでみたいと思います!

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    2026年03月19日
  • 孤島の鬼

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    近代文学で読めるBLと聞いて邪な気持ちを抱きつつ気軽に読み始めたら、かなり読み応えのある作品で驚きました。『人間椅子』のようにサクッと読めるものとばかり…アセアセ。

    本編について、期待していたほどのBL展開はありませんでしたが、ミステリー小説としての面白さが半端なかったです。
    江戸川乱歩らしい不気味で怪奇なストーリーにゾクゾクしつつ、主人公らが探偵となり謎に迫っていく様子にページを捲る手が止まりませんでした。

    とは言え、やはりこの作品の魅力は蓑浦と諸戸の奇妙な関係性です。
    特に最後の一文を読んだ瞬間、ゾッと毛が逆立つような気持ち悪さを感じました。
    最悪な読後感でしたが、あまりにも諸戸が愚か

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    2026年03月16日
  • 孤島の鬼

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    最初は少し読みにくいと感じたが、それは年月を考えればそうだろうと腹を括って読み進めてみた。
    すると、どんどんと内容の異質さと不思議さに飲み込まれていき、読むのが楽しくなった。残された真実に、霧が晴れていくようで、読んでよかったと思った。
    50円で買えたのはラッキー?

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    2026年03月15日