江戸川乱歩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ特に印象的だったのは、紙芝居のような語り口調だ。登場人物のすべてを疑いながら頭をフル回転させて読んでいる自分にとって、「読者もそうお考えでしょう」と寄り添う語り手は、思考の心地よい読みやすさ。鑑識技術のない時代だからこそ際立つ二十面相の化け物じみた変装術や、それを見破り一歩先を行く明智小五郎の圧倒的な観察眼と行動力には胸が躍った。完璧な変装に対し、影武者で返すようなハイレベルな駆け引きも最高だった。
また、二十面相の「人を傷つけない」「予告状を出す」というブレない美学や、明智と小林少年の言葉を超えた師弟の信頼関係にも深く惹きつけられた。なじみのある名探偵コナンやペルソナ5など、今なお多くの作品にオマージュされ続ける理由を原典から肌で実感できた。 -
Posted by ブクログ
乱歩の作品は個人的には推理ものより怪奇小説が好み。
『人間椅子』と『芋虫』が特に好きだった。
海外小説への言及・リスペクトが多々あり、『心理試験』なんかはまんまドストエフスキーの『罪と罰』!
あの時代に英語が読めた乱歩は凄い。
多種多様な変態が登場する事に定評のある乱歩作品だが、不思議と恐ろしく感じるような人物は少なく、皆どこか滑稽だったり人間味があってシュール。
『パノラマ島綺譚』もそうだったが、暇を持て余した結果凶行に走る人間の登場率が高いように思える。
これは乱歩自身のちょっとダークな好奇心の投影なのか、はたまた暇だ暇だと世を儚むばかりで周囲の人間や日常に真剣に向き合わない人種を揶揄しているのか。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「芋虫」「駆け込み訴え」は読みやすかった。「駆け込み訴え」は聖書の新たな読み方って感じ。イエスがマリアに恋してたのかどうなのか、気になります。
「瓶詰地獄」は初めは近親相姦の罪か、くらいにしか思わなかったが、太郎の異常さに気付くとやばいです。アヤ子は太郎のことを好きじゃないが、太郎が好きだと勘違いしていると仮定すると、アヤ子に同情しかない。
「刺青」は谷崎潤一郎はこういう女が好きなのかなぁというのを感じた。少女が途中から女と表記が変わってるのも良い。女が作った網(色仕掛けとか?)に引っかかってきた男を肥料として成長するのを蜘蛛に見立ててるっぽい。足フェチっぽいのに、背中に墨を掘ったのは意外だった、なんでなのか調べてみようかな。
「影」は難しいけど、文章が綺麗なのとハラハラドキドキ感は伝わる。けど、難しくて日を置いて再読したい。
「白蟻」は推理小説。頭使いました。
「身毒丸」は恋には抗えないみたいな感じなのかな??
「浮舟」は難しすぎる。
「桜の森の満開の下」「夢十夜」は既読でした。