江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 悪霊物語(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    えっこれ続きは他の作家さんが書いたってこと?
    このシリーズで、こんな続き気になる形で終わると思わなかった…。
    面白かったー。江戸川乱歩いいなぁ。

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    2025年10月25日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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     両手両足を失った夫と献身的な妻の歪な夫婦関係、「自分は九十九人殺した」と宣う一人の男の体験談、どこか浮世離れした夫の異常な恋模様など怪奇幻想趣味とエログロが強烈な九編が収録された短編集で、どの作品も異常性に占められながらどこか美しさも感じられるものばかりで色褪せない面白さだった。

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    2025年10月22日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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    ネタバレ

    人間であるということは、理性を備えているということだけでなく、乱歩の描く様な異常な本能・欲望をも持っているということなのだろう。

    赤い部屋の終盤では、読者の意表を突いてくるとともに、人間椅子のラストのように本当に創作だったのかという不安感も感じさせてくる。

    火星の運河や踊る一寸法師では、乱歩の巧みな描写により底しれぬ恐怖と歪んだ性愛を感じることができる。火星の運河のラストの女性への隠喩は、特段と美しい文だった。

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    2025年10月15日
  • 乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】

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    中絶作『悪霊』を読むと確かに『孤島の鬼』級の畢生の大作になりそうな雰囲気がありますね。当時の読者が完結を待ち望んでいたことが容易に想像できます。
    序盤の密室殺人、異様な猟奇殺人、奇妙な暗号、乞食の謎、記述の不可解さなど広げすぎた風呂敷のほぼ全てに辻褄を合わせるだけでなく、乱歩の嗜好を真相の核に持ち込み、尚且つ『悪霊』の真の中断動機を荒唐無稽ながら提示しています。半端なデキでは許されなかっただろうし、恐ろしく高かったハードルを芦辺先生は見事に飛び越えたのではないかと率直に思います。
    大作家の中絶作に90年の時を経て挑むという偉業と偉大なる大作家へのリスペクト精神に星4

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    2025年10月15日
  • 疵(きず)の迷楼 耽美幻想セレクション

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    まず装画が怪しげで綺麗!いわゆるジャケ買い
    あとタイトル『疵の迷楼』別世界へと誘い込まれるような魅惑的な感じに加え、名だたる文豪たちの作品に興味を引かれてしまう。
    まだ、このとき耽美という言葉の意味を理解していなかった。ただ「美しい」くらいにしかとらえていなかったので読んでみたら本当の意味を思い知らされ、常軌を逸した世界への入り口だった。

    なかなか普通の感覚では理解、共感し難い作品ばかり。どの作品も何かに心を奪われていたり、病的にのめり込んでいたりと現実からかけ離れていて危うい空気が漂っている。
    抗いがたい好奇心や欲望、まるで[パンドラの箱]を開けてしまったようなそんな感じだ。

    収録されて

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    2025年10月15日
  • 江戸川乱歩傑作集1 孤島の鬼【イラスト入り】

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    ネタバレ

    諸戸が簔浦に向ける恋情や執着にどきどきしながら読みました。
    双子の身にあった事など目を背けたくなるようなシーンもあったけれど読み進めるのを止められませんでした。
    2人が井戸に入って以降は閉塞感があり怖かった。閉所恐怖症になりそうです:(´◦ω◦`):

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    2025年10月07日
  • 黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション(5)

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    江戸川乱歩の書く文を変態的で気持ち悪いと思っているが今回も特にストーリー最後にかけてそれが発揮されていたと思う。
    変態的ではあるが読むと引き込まれる魅力がある。

    自身の作品である「人間椅子」を引用していたのには思わず笑ってしまった。

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    2025年10月02日
  • 悪魔 乙女の本棚作品集

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    イラストレーターのしきみさんの、乙女の本棚作品集です。どこか怪しい美しさのある、しきみさんのイラスト。作品の冒頭に、どういう意図でこのイラストを描いたのか、解説が入っていて、一度読んだことのある作品でも、新たに楽しむ事が出来ました。

    新規収録作品は、芥川龍之介の悪魔。短い作品ですが、インパクトがありました。最後の悪魔の表情が、文章を底上げしている気がします。
    素敵な作品集でした。


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    2025年09月26日
  • 縊死体 乙女の本棚作品集

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    ホノジロトヲジさんが描いた乙女の本棚の挿絵と、夢野久作の作品である、縊死体が収録された画集です。
    縊死体、夢野久作らしさ全開で意味が分かりません。読後の置いてけぼり感がすごかったです。挿絵はとても凝っていて、新聞の紙面風のデザインをよくよく見ると、別の夢野久作の作品のフレーズが隠れていたりして、そこでも楽しめます。妖しさも増々でした。

    画集としても、乙女の本棚シリーズの一冊としても楽しめるお得な作品でした。

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    2025年09月22日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    上野動物園で出会った不思議な男と夜の不忍池で話をする。彼の職場のそっくりな二つのビルと自殺者が3度も出た部屋の話を。
    タイトルの「目羅博士」も目を引く名前だが、この男ではない。ベートーヴェンの「月光」の曲のように、美しいけど、怪しくてちょっと怖い話だった。

    現在の東京の立地を考えると、丸の内のビル群の中の5階の陰気な部屋は、東京駅どまん前、皇居のそばだろう。
    そんな一等地がいつまでも空き部屋があるかな?という疑問は感じた。

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    2025年09月21日
  • 黒蜥蜴~江戸川乱歩全集第9巻~

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    有名な『黒蜥蜴』を読みたくて、手に取りました。
    面白い!黒蜥蜴!

    この『江戸川乱歩全集9』は、乱歩先生の自作解説も読めるのが、いい!!
    自作解説は、各話に続けて掲載されています!さすが、全集!!

    666ページからの解説は、新保博久。これを読んだら、三島由紀夫作の『黒蜥蜴』戯曲版も読みたくなってきた!演劇も観たい!!

    ケレン味がある、とは『黒蜥蜴』のためのことばだ!

    678ページからは、評論家・唐沢俊一の解説 私と乱歩『もっとも恐ろしいトリック』解説も面白い!

    解題(p614~)、註釈(p647~)も必見!

    出版社ごとに違う表現を、全集にする際にどう扱ったのか、歴史を感じます!

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    2025年09月21日
  • 新・黄色い部屋 犯人当て小説傑作選

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    推理小説のなかでも「読者への挑戦」に特化した犯人当てアンソロジー。今後シリーズ化されるようなので楽しみが増えた。

    【◯看破 △引き分け ×お手上げ】

    ×高木彬光「妖婦の宿」
    名作とは聞いていたが自分にはピンとこなかった
    気づかない伏線があったのかな

    〇坂口安吾「投手(ピッチャー)殺人事件」
    イージー

    △土屋隆夫「民主主義殺人事件」
    冒頭の横読みは気づいたが犯人を間違えた

    ×江戸川乱歩「文学クイズ「探偵小説」」
    穴埋め問題。昔に流行ったらしいが目新しさがあった

    〇飛鳥高「車中の人」
    イージー

    ×佐野洋「土曜日に死んだ女」
    部屋に、足が引っかかるほどのガス管が?

    ×菊村到「追悼パー

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    2025年09月13日
  • 人間椅子(乙女の本棚)

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    江戸川乱歩の『人間椅子』を美しい絵と装丁で。
    この奇怪な話を最後まで読めたのは『乙女の本棚』シリーズだからこそ。
    挿し絵が繊細で、不気味さをもっと刹那的な美しさに昇華させてくれている。
    ラストのオチにうなり、考察を読みたくなりました。

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    2025年09月13日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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    江戸川乱歩の理知性と怪奇性を堪能できる短編集。全ての作品において理論とサイコパスの要素が見事に両立しており、その世界観は非現実と現実の境界のギリギリを描き出している。

    超常現象ではなく、人間の内に湧く無限の想像や異常さを源泉として、理知的プロットに丁寧に納めている。

    知的好奇心を高めた先にある異常性と推理探偵的性格という2つの側面を全く違和感なく両立させており、この空気感こそが江戸川乱歩作品であろう。

    恐ろしさや気味悪さの奥にある、味わい深さや奥ゆかしさはクセにならずにはいられない。ファンが多いことにも頷ける。

    小学生時代の怪人二十面相以来久しぶりに江戸川乱歩作品をきちんと読んだが、本

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    2025年09月06日
  • 赤い部屋(乙女の本棚)

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    ヒボさんお勧めの作品
    (乙女の本棚)は5冊め

    おどろおどろしくて緊張感が増した雰囲気で始まる「赤い部屋」の会

    異様な雰囲気の中で、今晩の話手となるT氏は殺人の告白をする。それも1人ではない。
    淡々と話す様子は恐怖でしかない。
    美しく妖しい、寿なし子さんのイラストも怖さを増す要素になる。

    ラストは想定外だったのでかなり驚いた。
    2回3回読み込み、ふと表紙を見て納得した。
    おもしろい作品だと思う。

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    2025年09月05日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    個人的には傑作選の方が面白い話多かったけどこちらも、特に陰獣は凄い楽しかったな。メタ構造的な作りで自身の批評的な側面(自己陶酔のようにも見えなくもない笑)がストーリーと良く馴染んでて、他の話よりも長めではあるけれどあっという間に読んでしまった。

    乱歩面白い!

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    2025年08月31日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    とても豪華な1冊。
    求めていた文豪の短編がビッシリ詰まっていて、不気味!耽美!最高!
    夏目漱石、夢野久作、江戸川乱歩、太宰治が入っていてとても嬉しい。
    どれも面白くて良い。

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    2025年08月14日
  • 赤い部屋(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    このシリーズ、乱歩が好きだよね。6作目だからね。まあ、確かに乙女っぽいイラストがつけやすいかも。今回のは今までの乱歩作品以上に相性がよかったように思う。
    次はなにかな。

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    2025年08月11日
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)

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    それぞれのキャラクターが立っていて面白かった。
    ミステリであり、冒険譚でもあり、ページを捲る手が速くなった。

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    2025年08月09日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    「傑作選」と「名作選」。新潮文庫の2冊の選集はどれも面白かった。これ以上、進むか止まるか迷うところ‥‥

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    2025年08月05日