無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2011年11月07日
引越しの果てに捨ててしまった江戸川乱歩全集。その中で最初に出会い、衝撃を受けた本。およそ小学生が読む本ではなかった。しばらくの間、死肉を自分の指で触った感触がぬぐえないで怖かったのを覚えている。
おどろおどろしていたのは江戸川乱歩共通か。押し絵と旅する男、などは好きだった。おませな小・中学生だっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
江戸川乱歩って「カー問答」のような海外本格ミステリの扇動者としては超一流だったと思うけれど、実作者としてはどうだったんだろう。彼の資質はむしろ今ならばファンタジーとか幻想小説とかホラーとか、そっちの方あったのではないだろうか、というのは例えばこんな全集を読めば誰でも感じる感慨。その中でもこの「パノラ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月30日
「闇に蠢く」
「空気男」
「パノラマ島奇譚」
「一寸法師」
まず「闇に蠢く」について。これは恐ろしく不気味な話だ。「え、そんな展開!?」と、序盤と終盤の差が激しい。野崎三郎という画家と、その友人が怪しい男を追って洞窟に閉じ込められるところから、すさまじい方向に話が進む。飢えの描写。乱歩は飢えがどう...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月18日
闇に蠢く:前半と後半の別の話をなんとかひとつにくっつけた話に。これは乱歩自身の解説でも事情を書いている。後半はある事件を思い出したが、乱歩も似たような小説からインスピレーションが働いたとのこと。恐ろしい話。
湖畔亭事件:全体の話が決まってないうちに書き始めてなんとか辻褄を合わせて書いたらしい。そう...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。