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Posted by ブクログ 2024年04月22日
猟奇と妖美をテーマにした江戸川乱歩短編集。
乱歩の短編は割と有名なやつは大体読んでいる気でいたけど「蟲」と「防空壕」と最後の対談は初読みでした。再読のものも含め、やはり乱歩は面白い。この性癖にぶっ刺さる感…
「蟲」は強烈だった。引きこもりの青年が恋に狂ってついに相手を殺してしまう。美しい彼女の死骸を...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月03日
あー面白かった。
乱歩のこーゆー系は河出文庫の『不気味な話1江戸川乱歩』読んでたから中身はほとんど知っとる話やったけど、なんべん読んでもおもしろーーい。
もうこんなんばっかり読むせいで、例えば「人でなしの恋」とか、いやまあまあ変態じみとるけどまああるわいそういうこと、とか思ってしまっとる。
読んだこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月05日
未読だったお話は「防空壕」だけでしたが、既読のお話も何度読んでも面白いなぁとつくづく思った本でした。
短篇では「白昼夢」がとても好きなので収録されてて嬉しいです。
「押絵と旅する男」「人間椅子」も好き。「鏡地獄」で、千紫万紅が文章に使われてるのを初めて見ました。「防空壕」、酷いものと美しいものは同時...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月06日
乱歩の怪奇短篇傑作集。ほぼ読んだことのある作品ですが。読めば読むほどに味わい深いです。
「目羅博士の不思議な犯罪」がやはり好き。短篇ではこれが一番好きな作品かな。幻想的な光景が目に浮かび、ふっと引き込まれそうになってしまうところがまた恐ろしくもあります。
何度も読んでいるけど、「芋虫」も感慨深い作品...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月25日
乱歩先生の作品の中でも『猟奇と妖美』をテーマにした作品12編。ミステリー作品は入っていないのでご注意を。
未読作品は4編。
「火星の運河」は『私の夢を散文詩みたいに書いたもの』というだけあってストーリー性は無い。乱歩先生お得意の不気味な背景の中で、主人公は男なのに夢の中では女になって自分の体を掻き...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月06日
光文社文庫の全集でだいたい読んだので、初読は「防空壕」「夏の夜ばなし――幽霊を語る座談会」のみだが、既読の作品も改めて面白い。
講談調の語り手の文体も、語り手が延々告白する口調も、同様によい。
やはり内容だけでない文章の味。
語り手が存在する場合は、語り手がある特異な人を観察した上で読み手=聞き手に...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月20日
乱歩の「怪奇・幻想」方面の作品を取りそろえた短篇集。巻末には鼎談「夏の夜ばなし──幽霊を語る座談会」を商業媒体で初復刻収録。
鼎談は昭和22年グラフ雑誌「トップライト」八月・九月合併号に掲載されたもの。参加メンバーは乱歩と一橋大学名誉教授で検事など歴任した刑法学者の植松正と慶応大学教授でエッセイス...続きを読む
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