あらすじ
日本の探偵小説界に大きな足跡を残した江戸川乱歩の短編三本を収録。「二銭銅貨」乱歩処女作。江戸川乱歩が世に出るきっかけとなった作品。当時としては斬新なアイデアが素晴らしい。「押絵と旅する男」汽車の中で出会った風変わりな男。その男が持っていた押絵について奇妙な話をする……。「人間椅子」家具職人が作った椅子、その中で生活する男。知らぬ間に日常を見られていたのか。すぐそこまで迫ってくる恐怖。ラストは鮮やかなどんでん返し。
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江戸川乱歩って
江戸川乱歩って暗号が大好きだったようですね。ところで二銭銅貨のように暗号の規則が分からない場合ああスムースに正しく読めるとは思えませんよ。どうもこの辺の設定が適当なようです。主人公が天才だからじゃ納得出来ません。
江戸川さんブーム再来?
何となく最近目につく江戸川氏作品の数々。何度目かの旬ですかね?幼少期それはそれは少年探偵団に魅了され小学校低学年にやや小難しい記述や言い回しだったように記憶しますが図書館で借りまくってましたね。と懐かしさと未読作品への興味とを含め購入し始めましたが、これですよ〜これ!この薄気味悪いような独特な世界観と派手な演出がないのに摩訶不思議なストーリーで背後からジワジワと何か冷たいものが浸食してくるような逼迫感がハマる要因かと。明智さんシリーズ再読破もですが「孤独の鬼」「淫獣」「地獄の道化師(なんちゅータイトルだよ。笑)」とかも読みたいなぁ、と、しばらくはガッツリ散財予定!(笑)。