江戸川乱歩のレビュー一覧

  • パノラマ島綺譚~江戸川乱歩全集第2巻~

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    ネタバレ

    『闇に囁く』

    『湖畔亭事件』
    療養のために湖畔亭にやってきた「私」。昔からレンズにとりつかれ他人の行動を覗き見る事を趣味としてきた。脱衣場に仕掛けを施し様々な人々を観察していたが、ある夜女が何者かに殺害される場面を目撃する。同じく湖畔亭に宿泊する河野と現場で血痕を発見する。事件当夜から失踪した芸者・長吉。風呂炊きの三造。早朝慌ただしく消えたトランクをもった二人組の客。長吉と河野の関係。

    『空気男』
    ある宿で知り合った北村五郎と柴野金十。探偵小説好き同士話が合い親しくなる二人。様々な遊びをしていたが、それぞれに問題を出し解いていく遊びから探偵小説を書くようになっていく二人。互いに作品を交換す

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    2015年03月07日
  • 押絵と旅する男~江戸川乱歩全集第5巻~

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    ネタバレ

    ・押絵と旅する男
    押絵の八百屋お七に恋い焦がれた兄の行く末。浅草凌雲閣が舞台。
    ・蟲
    内気な青年 柾木愛造と、劇場女優の木下芙蓉。伏字の山!
    ・蜘蛛男
    明智モノ。波腰警部も登場。足の悪い民間犯罪学者 畔柳友助博士と、美術商の事務員の求人に応募して来た女性を皮切りに続いて行く事件。
    ・盲獣
    浅草レヴィウ界の女王 水木蘭子を始め、触感の良い女性を襲う盲人。触感や盲人の地下室の表現が見事としか言いようがない。

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    2011年08月22日
  • D坂の殺人事件

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    初の江戸川乱歩作品。
    しかもセレクト集。
    購入したきっかけは一時期装丁が中村祐介氏だったから。

    話していた相手が実は…、ものが多いけどそれまで何とも感じていなかったのに途中から「もしかして」と気付いた後も、ハラハラしておもしろかった。

    読めない漢字があって難ありだったけど?

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    2010年12月21日
  • 怪人と少年探偵~江戸川乱歩全集第23巻~

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    乱歩、最後の小説は、少年探偵団ものだったみたいです。

    けっこう、ぶっ飛んだ話で、おもしろかったです。しかし、老若男女、世の中に、悪人どんだけ多いんだよという話と、それをまとめる二十面相のカリスマのすごさに脱帽します。

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    2010年12月19日
  • 黒蜥蜴~江戸川乱歩全集第9巻~

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    2010/11/23

    一貫して、洒落ていて優雅な空気を纏った作品でした。

    探偵と女怪盗の抜き差しならない闘いであるという物語の筋に対して、
    緊張感の中で生まれる、純粋な愛が骨子にされていて、
    勿論、二転三転と欺いて裏を返して手玉にとって、探偵ものとしてもわくわくする。
    結末が美しかったな、と思う。

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    2010年11月27日
  • 陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション(4)

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    自身江戸川乱歩の読書デビュー作品。陰獣は正面から攻めて行くが、同本収録の蟲は嫌なところを攻めてくる感じ。蟲に感しては後半が非常にグロテスクな表現が散乱しているため、苦手な人にはオススメしない

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    2010年09月29日
  • D坂の殺人事件

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    ぶっくおふで買ったら
    限定のやつで中村佑介さんの表紙でした
    すてき!

    傑作選とかぶってるやつも多いのだけど
    やっぱ「赤い部屋」すき
    「火星の運河」は浅野忠信を想像してしまう

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    2010年07月16日
  • 孤島の鬼~江戸川乱歩全集第4巻~

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    BL古典ミステリ。
    諸戸があまりにも哀れ。蓑浦は小悪魔(ていうより悪魔?)。蓑浦は諸戸の気持ちをわかってるくせにきっちりした態度を取らないからそういうことになるんだよ!
    追いつめられた絶体絶命のときも靡かない蓑浦は鉄壁。でも普通ノンケの男なんかそんなもんか。

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    2010年07月05日
  • 黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション(5)

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    美輪さんの舞台版『黒蜥蜴』を観に行くのが夢なのに未だ叶わず、先に原作を読んでみた。

    乱歩らしい、ちょっと無理矢理で奇抜なトリックと緑川婦人の強烈なキャラクターとが相まった作品。展開がスピーディーで読者を飽きさせないのは流石。

    一つ残念なのは、途中でちょっとしたネタばらしをしてしまうので、ラストの予想が付きすぎてしまうところ…かな。
    緑川婦人は終始美輪さんの若いころのイメージで脳内を動き回っていた。

    三島がこれをどんな舞台に仕立て上げて、美輪さんがどんなふうに演じているのか、一層見てみたくなった。

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    2010年07月04日
  • 幻影城~江戸川乱歩全集第26巻~

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    すごい。マニアの力というのは、やっぱりすばらしいと思います。
    そして、彼は、その世界に本当に生きたなだなぁと。

    ハードボイルドって、こんな時代からあったんだ。
    みたいな、驚きも、あります。

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    2010年06月20日
  • 芋虫

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    エグい。グロイ。

    丸尾末広、という名前は
    某女装ロリィタさんのトコロでしばしば聞いていたのだけど
    こういう絵柄の人なのね、
    昭和を想起させるような。
    アレだね、
    メリーのインディーズ時代のジャケイラスト描いてたんじゃないかな。
    知らないけどそんな感じ。

    話は元々乱歩原作のもので読んでいたので
    話自体は知ってた。
    それが絵になるとこんな感じですよーっていう。
    最近の萌え絵なんかじゃ表わせないと言って良いのか
    ……嗚呼、芋虫は描けないだろうな。
    絵に表すのはこれだけなんだろうか、
    他の作品にも手を伸ばしてみて欲しい。
    映像化が出来たんだから絵化も出来るだろう、ということで
    暗黒星を期待していま

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    2010年06月10日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(2) 少年探偵団(ポプラ文庫クラシック)

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    小2でこのシリーズを読破して、親からもっとファンタジーな本を読みなさいと心配された良い思い出。私のミステリー好きの原点です。

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    2010年05月29日
  • 化人幻戯

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    初の江戸川乱歩。長編1作・短編5作収録。本編前に描いてあるカマキリの意味を読み終わった後に理解できる。トリックを考える推理が中心でありながらも、人間の心理模様も書かれていて、特に、短編では人物の心理を読むことができた。決して読みにくい作品ではないと思う。

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    2012年01月01日
  • 孤島の鬼~江戸川乱歩全集第4巻~

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    夜中にひとり、家中が寝静まってから読むがよい。
    とんでもない話なんだけど、お芝居調の語り方が(時代のせいか)
    独特の雰囲気を醸し出し、悪くない。
    こういうのが好き!と声を大にして言いにくいところがよいのである。

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    2010年04月12日
  • わが夢と真実~江戸川乱歩全集第30巻~

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    表題作は、乱歩の自伝みたいな感じ。
    けっこう、おもしろい。というか、もしかして、ものすごく自分のこと好き?

    なんか、ミステリーが好きなのも、その自分のことが好きなところと、繋がっている感じがしました。

    ハヤカワミステリーって、この人が、立ち上げたみたいな感じなんですね。まさに、日本ミステリーの父だ。

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    2010年04月10日
  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

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    アートって、きっと人間の業とか、そういうどろどろしたどす黒いもんから発せられる表現なんだと、江戸川乱歩の作品を読むと感じる。
    作品中で描かれる狂人や偏った性癖のある人などの特徴は、探せば僕らのこころの中にもきっとあるのだろうと思う。

    この本には

    「パノラマ島奇譚」
    「石榴」

    の二作品が収録されている。
    そのどちうらもが、類稀な、江戸川乱歩作品ならではの風合いと感触を持っている。
    まるで見てくれがとても綺麗で小さくてとてもかわいいが、口に入れて咀嚼するとなんとも醜悪な味や匂いを発するお菓子か何かのような感じがするのだ。

    世にも恐ろしい犯罪や兇行は、たった一人の人間のこころのなかに潜む美意

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    2010年04月06日
  • 黒蜥蜴

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    挿絵が乱歩作品に流れるなんとも言えないノスタルジックさを割増にしてくれていていい。
    黒蜥蜴が自分を「僕」と言う所がお気に入り。

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    2010年03月24日
  • 蜘蛛男

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    乱歩が今の世を生きてたら

    きっと

    自分の小説が 現実に なりえる世の中になったもんだと

    びっくり してしまうのではないか 、

    という 感じで

    今の 世でありえそうな

    犯罪 、、、



    読みなから、 ハラハラし

    電車の中で読んだ

    帰りの夜道は


    もう そりゃあ さらにハラハラ してしまって …(笑)


    乱歩は違う時代の人間だけども、

    むごい 犯罪が多発する

    世がくると 予想していたのだろうか 、



    考えました

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    2010年03月19日
  • 緑衣の鬼~江戸川乱歩全集第11巻~

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    「緑衣の鬼」「幽霊塔」を収録。

    緑衣の鬼、面白いです!
    乱歩の長編のうちでは有数の、筋のしっかりした物語でした。

    これまでの作品の中には明らかに連載中に迷いの見えるものや、
    筋に行き詰ったであろう作品が多く、まあそこも可愛いと言えない
    こともないといった上から目線で読んでいたのですが、、、
    …面白いじゃないか。
    …やればできるじゃないか(やはり上から目線)。

    解説を読めば「赤毛のレドメイン家」なる乱歩が大変に感心した
    作品の翻案であることが分かるのですが、そういった決まった
    プロットがあってこそ乱歩の商業作家としての技が生きたのかも。
    乱歩にしては怪奇も猟奇も薄めですが、「パズルのほとん

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    2010年03月08日
  • 大暗室~江戸川乱歩全集第10巻~

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    「怪人二十面相」「大暗室」を収録。

    子供の頃夢中で読んだ少年探偵団。
    小林少年のようになりたくて、
    その辺の一般人を尾行してみたり(ただの迷惑)
    屋根裏に秘密基地をつくったり(母に怒られました)。
    そんなワクワクする心を思い出す「怪人二十面相」。

    大して「大暗室」は大人の乱歩。
    すごーく分かりやすい白と黒の対決なのですが、悪い奴が
    とっても奇抜でセクシーで我侭なのが魅力的。
    エロとグロが入り混じり、「吸血鬼」と「パノラマ島綺譚」
    が混ざりあったような雰囲気。

    どちらも結末は分かりきっているし、先の展開も
    見えています。
    それでもその過程を面白く読ませるのが作家の力量。
    ハラハラドキドキし

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    2010年03月01日