江戸川乱歩のレビュー一覧
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エグい。グロイ。
丸尾末広、という名前は
某女装ロリィタさんのトコロでしばしば聞いていたのだけど
こういう絵柄の人なのね、
昭和を想起させるような。
アレだね、
メリーのインディーズ時代のジャケイラスト描いてたんじゃないかな。
知らないけどそんな感じ。
話は元々乱歩原作のもので読んでいたので
話自体は知ってた。
それが絵になるとこんな感じですよーっていう。
最近の萌え絵なんかじゃ表わせないと言って良いのか
……嗚呼、芋虫は描けないだろうな。
絵に表すのはこれだけなんだろうか、
他の作品にも手を伸ばしてみて欲しい。
映像化が出来たんだから絵化も出来るだろう、ということで
暗黒星を期待していま -
Posted by ブクログ
アートって、きっと人間の業とか、そういうどろどろしたどす黒いもんから発せられる表現なんだと、江戸川乱歩の作品を読むと感じる。
作品中で描かれる狂人や偏った性癖のある人などの特徴は、探せば僕らのこころの中にもきっとあるのだろうと思う。
この本には
「パノラマ島奇譚」
「石榴」
の二作品が収録されている。
そのどちうらもが、類稀な、江戸川乱歩作品ならではの風合いと感触を持っている。
まるで見てくれがとても綺麗で小さくてとてもかわいいが、口に入れて咀嚼するとなんとも醜悪な味や匂いを発するお菓子か何かのような感じがするのだ。
世にも恐ろしい犯罪や兇行は、たった一人の人間のこころのなかに潜む美意 -
Posted by ブクログ
「緑衣の鬼」「幽霊塔」を収録。
緑衣の鬼、面白いです!
乱歩の長編のうちでは有数の、筋のしっかりした物語でした。
これまでの作品の中には明らかに連載中に迷いの見えるものや、
筋に行き詰ったであろう作品が多く、まあそこも可愛いと言えない
こともないといった上から目線で読んでいたのですが、、、
…面白いじゃないか。
…やればできるじゃないか(やはり上から目線)。
解説を読めば「赤毛のレドメイン家」なる乱歩が大変に感心した
作品の翻案であることが分かるのですが、そういった決まった
プロットがあってこそ乱歩の商業作家としての技が生きたのかも。
乱歩にしては怪奇も猟奇も薄めですが、「パズルのほとん -
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「怪人二十面相」「大暗室」を収録。
子供の頃夢中で読んだ少年探偵団。
小林少年のようになりたくて、
その辺の一般人を尾行してみたり(ただの迷惑)
屋根裏に秘密基地をつくったり(母に怒られました)。
そんなワクワクする心を思い出す「怪人二十面相」。
大して「大暗室」は大人の乱歩。
すごーく分かりやすい白と黒の対決なのですが、悪い奴が
とっても奇抜でセクシーで我侭なのが魅力的。
エロとグロが入り混じり、「吸血鬼」と「パノラマ島綺譚」
が混ざりあったような雰囲気。
どちらも結末は分かりきっているし、先の展開も
見えています。
それでもその過程を面白く読ませるのが作家の力量。
ハラハラドキドキし