江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 黒蜥蜴

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    女盗賊黒蜥蜴と探偵明智小五郎の対決。
    これって探偵小説だけど、淡い恋物語では・・ともとれるセリフがいくつか。黒蜥蜴が女性だからかもしれないですが。
    むかーし流行った「怪盗セイントテール」・・で題名あってるか自信ないですが・・を思い出しました(笑)

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    2011年10月17日
  • 孤島の鬼~江戸川乱歩全集第4巻~

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    孤島の鬼
    ボーイズラブ、略奪、近親相姦(と表記しておく)など。なんでもあり。

    猟奇の果
    偽物だらけでいろいろと混乱する話。
    もうひとつの結末のが乱歩っぽくてすき!

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    2011年09月30日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(9) 怪奇四十面相(ポプラ文庫クラシック)

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    やばい。これ、ぶっ飛んでて面白い。これがあの有名なポストに化ける怪人四十面相なんですね!! それに対抗して小林少年が百貨事典に化けたりと、仮装大賞状態が続いていきます。洋館の主人まで骸骨の全身タイツで登場で逃げ場なし。
    暗号ネタとかいろいろあって、最後は「黄金どくろ」を求めて小島の洞窟の中へ…という展開は「大金塊」を彷彿とさせます。冒険小説としては「大金塊」の方が面白かったと思いますが、こちらはやはり明智・小林少年と怪人四十面相のだまし・だまされの応酬が楽しかったです。

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    2011年07月12日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(8) 透明怪人(ポプラ文庫クラシック)

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    この作品の謎の提示~展開の辺りが面白くて大好き。今回は事件を追う新聞記者も登場し、少年探偵団、明智、新聞記者、透明怪人(+四角い眼鏡の老人)が入り乱れて話が展開していきます。
    ラストの(パターン化してますが)明智の種明かしも格好いい!

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    2011年07月11日
  • 魔術師

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    一応、出版した順に読んでいるのですが、こちらの方が蜘蛛男より完成度が高いかな?と思います。その当時ならば、本格推理小説という部類でしょう。また明智小五郎の人間味がよく現れた作品であり、作者の伏線があちらこちらにあるのが面白かったですね。
    ついでに創元推理文庫の本を探すのは、かなり至難の業というのに気付きました。ネットでは買えますが、本屋ではほぼ見つかりません。唯一、あおい書店が充実しているもよう。さすが!あとは新宿とか大きい街で探すしかなさそうです。

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    2011年06月27日
  • 魔術師

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     積年の恨みからの復讐劇。奇怪なる予告。魔術を用いたような奇想天外な犯罪。衆人環視の中で行われる猟奇的行為。
     名探偵明智小五郎の夫人となる文代とのなれそめも描かれる、乱歩作品の中では傑作に数え上げられるものと思われます。本文庫は当時の挿絵も復刻され、次回予告の文章など、雰囲気が味わえます。

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    2017年08月16日
  • 芋虫

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    江戸川乱歩の短編「芋虫」を丸尾末広が漫画化。原作よりもエロ要素がドギツい印象。
    緻密な絵柄でグロテスクなモノを克明に描写する丸尾の作風は、確かに江戸川乱歩と表現のベクトルが似てるかもしれない。

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    2011年06月05日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(1) 怪人二十面相(ポプラ文庫クラシック)

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    ネタバレ

    もちろん、日本のミステリーも忘れてはなりません。
    でも、私には、挿絵がリアルすぎて、怖くて眠れなくなったので、全巻読破はできなかったな。くすん。

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    2011年05月07日
  • 魔術師

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    僕はどうも読む順番をみすったようす
    順番でいくと 黒蜥蜴→魔術師→吸血鬼 なんやけど その逆で読んでた
    文代さんだもの!

    今回は復讐のおはなし
    吸血鬼も復讐のおはなしやった気が
    あんな執念をもってるひとがいまの時代におるんかなあ
    黒蜥蜴のほうがわたしこのみやけど 魔術師もおもしろかったです

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    2011年05月01日
  • 黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション(5)

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    今では考えられない奇抜な変装やトリックだったり、『それ、バレるのでは・・・!?』と何度もツッコミ入れそうになりながらも、読み進めるにつれ不思議と乱歩ワールドに惹きこまれていく。
    明智よりも黒蜥蜴の方に気持ちが入ってしまう! 最後は切ない。。

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    2011年04月21日
  • 吸血鬼

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     乱歩と言えば、猟奇的な犯罪者やグロテスクな描写などが特徴とおも思えるが、現代小説の方がもっともっと過激となっている。それでも乱歩の魅力が衰えないのは、それ以外の何かがあるに違いない。
     当時の雰囲気なのか、文体なのか。他の作家にはない乱歩ならでは魅力がある。
    緻密なミステリを期待すると、違うと思うのだが、日本の推理小説界にとっては、やはり財産なのでは。

     本作は、乱歩のもう一つの特徴である名探偵明智小五郎とその助手小林少年が登場することも魅力のひとつである。
     世間を騒がす怪しい犯罪者との荒唐無稽とも思える大活劇。少年版の「怪人二十面相」シリーズに通じるものもあり、懐かしくもワクワクす

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    2017年08月16日
  • 黒蜥蜴

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    なかなかいいね
    女賊と明智との攻防ははじめてです
    ちょっとマイルドな内容ではあるが、他の乱歩作品にはない魅力があります

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    2011年04月17日
  • 算盤が恋を語る話

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    初期の短編集。
    様々なシチュエーションの奇妙な短編が多く収められている。
    飄々とした口調で妙な物語を語られるのが心地よい。
    アイデア一発勝負で、見事な勝利を手に入れている、よく出来た短編が多い。

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    2011年03月21日
  • 目羅博士の不思議な犯罪~江戸川乱歩全集第8巻~

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    ネタバレ

    ・目羅博士の不思議な犯罪
    上野動物園で出会ったルンペン風の青年が語る不思議な話。丸の内のビルで管理人をしていた青年は入居者が次々と死ぬ部屋の向かいのビルの空き部屋に、目羅博士が月夜にマネキンを持ち込み、一連の事件を起こしている事に気付く。
    ・地獄風景
    喜多川治良右衛門が作った怪奇遊園地「ジロ楽園」で行われる快楽大量殺人。「パノラマ島」に似た原色系の話。
    ・恐怖王
    死んだ筈の女性が死後にゴリラに似た男と結婚式をあげ、実家には誘拐事件として身代金の要求が届き、その恋人 鳥井も死ぬ。鳥井の友人で探偵小説家の大江蘭堂とそのファンのセクシーな未亡人、大江の恋人 花園京子、京子を狙う「恐

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    2011年08月22日
  • 魔術師~江戸川乱歩全集第6巻~

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    ネタバレ

    ・魔術師
    明智シリーズ。
    『蜘蛛男』の十日後くらいの設定。
    東京の有名宝石商 玉村家に仕掛けられる復讐劇。
    魔術師の娘(実は赤ん坊の頃に取り替えられた玉村家の娘)として、文代さんが初登場。
    「蜘蛛男」「猟奇の果」「黄金仮面」の波越警部再登場。

    ・吸血鬼
    明智シリーズ。
    畑柳未亡人に仕掛けられる復讐劇。
    畑柳未亡人、その息子 茂、実はかつて未亡人の恋人であり、失恋後自殺した谷山二郎の弟 三谷房夫。
    ラストのトリックがまたも「人間椅子」
    明智助手として小林少年初登場。
    「人間豹」の恒川警部も再登場。

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    2011年08月22日
  • 三角館の恐怖

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    動機がなかなかよめなかった。
    1作品として非常にきれいにまとまっている印象。
    暗闇の地下室のシーンは乱歩らしくもっとページを割いて恐怖感、緊迫感を執拗に表現されていたらもっとよいかと思う。

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    2011年03月13日
  • 妖虫

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    犯人は中盤くらいでわかってしまった。
    動機はわからんかったけどね。
    今になってはコミカルに思えてしまう、
    サソリの着ぐるみはご愛嬌。
    文章力は素晴らしく、一気に読めてしまった。

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    2011年03月07日
  • 芋虫

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    はじめに芸術的です。人間の醜さの終極が美にあるように、これはすごいとおもいました。乱歩と丸尾さんの組み合わせは怖いです。いろいろな意味で。

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    2011年03月02日
  • D坂の殺人事件

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    秀英な、色合いが結構違う短編がつまってる
    タイトルであり、明智小五郎初登場な「D坂の殺人事件」はからくりも読めてしまい、いまひとつだった
    「赤い部屋」、「毒草」などはとても好き

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    2011年02月26日
  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

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    ネタバレ

    江戸川乱歩のホラー小説。
    パノラマ島の描写部分がなかなか進まなかったが、結末がなんとなく分かっているにもかかわらずわくわくしながら読めた。
    同「硫酸殺人事件」も結末が目に見えているところが読み手にいい焦りを与える。。

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    2011年02月18日