江戸川乱歩のレビュー一覧
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江戸川乱歩の奇妙な世界へようこそ
どの短編集も独創的で面白い
卑猥、情熱、嫉妬、奇異、純粋、狂気、愛情、刺激、遊戯、疑惑
と様々な人間の心のスパイスを織り交ぜて、本が出来上がっている
印象深かった順に短編集を並べると
O踊る一寸法師…サーカス?見世物小屋の異様な熱狂と恐怖感との緊張感がゾクリとする
O人でなしの恋…愛と嫉妬とそして、狂気なほどの一途さ
O覆面のぶどうかい…緊張とゾクゾク
O一人二役…覆面とトリックがかぶるけど、こちらは可愛らしい
O百面相役者…変装系だけど、面白い悪戯
接吻、モノグラム、木馬は廻るは、愛と嫉妬だけど、軽い嫉妬だからかわいらしい。 -
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ネタバレ男女の情念を描いた江戸川乱歩のベストセレクション第4弾。『陰獣』
陰獣/蟲の二編収録。
陰獣について
乱歩お馴染みの変装トリック使った推理小説。
後半に従って謎がどんどん複雑になっていき、最後に謎が解けた時の爽快感がスカッとして気持ちよかったと思いきや、結局最後は闇の中というやりきれない作品。
主人公で、探偵役の探偵小説家、寒川を見ていると乱歩のいう『探偵』というのがどんな人物をさすのがわかる気がしました。
乱歩の書いた作品のパロが沢山あって読んでいてクスリとしました。
蟲について
陰獣とは対照的な怪奇小説。流石は江戸川乱歩といえるほどの淫靡でグロテスクな内容ですが読めば読むほど物語の中に -
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江戸川乱歩ベストセレクション『屋根裏の散歩者』
屋根裏の散歩者/暗黒星 の2編収録
今回はあの有名な明智小五郎が登場します!
何をやってみても面白くない。どんなことに挑戦してもつまらない。
そんな主人公郷田三郎は明智小五郎との出会いから、犯罪趣味に興味を持ち、偶然見つけた屋根裏の入り口を利用して「屋根裏の散歩」を始める。
自分の家族や友達、よく見かけるけど名前の知らない人たち。そんな人たちが普段、誰もいない安心して無防備でいられる一人の時間にどんなことをしているか気になる時がある。
人の生活を覗けるなら覗いてみたい。
きっと乱歩もそんな考えからこの小説書いたのだと思う。
ただ、ふと天井を -
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ネタバレ暗黒星と地獄の道化師は特に良かった
2つともどんでん返し系かな
暗黒星では、一郎くんが個人的に好きだったりします
幽鬼の塔は最初の方は良かったものの、なんだか尻すぼみ感が…
あと、乱歩本人も書いてますが、乱歩の持ち味があまり出てないような感じもします
大金塊は小林くんの冒険みたいな感じで楽に楽しく読めました
ただ、最後の洞窟でのことは、孤島の鬼にだいぶかぶってるとこがあって、ネタ切れ感がありますね
でも、孤島の鬼の諸戸たちに比べてこっちはまだまだ子供なのにあの精神力の強さは凄いな…なんて思ってみたり
あと、明智が優しかったのが印象的です
少年探偵団シリーズは未読ですが、明智は子供には優し -
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乱歩作品は地の文が紙芝居みたいに大げさなところが時代がかっていてとても好きです。「ああこれは一体どういうことであろうか!さてまた来週。」みたいに解決が焦らしまくられるのがもどかしくもあり、楽しくもあり。創元推理文庫版は連載当時の挿絵がついてるのですが、この挿絵がまた素晴らしい。
犯人は早々に検討がついたけど、唇のない男の不気味さとか、倭文子がじわじわといたぶられる様とかが鬼気迫るものがありぞくぞく来ました。風船を使った空の逃走劇も、明智小五郎の「実はこれこれこういう仕掛けがあったのだよ、ははは!」の一言であっさり解決してしまう謎も、THE・古き良き時代の探偵小説!という感じで、楽しめました。や -
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車から落ちた裸婦像。その中に封じ込められた女の死体。 そんなショッキングな場面から始まる表題作。まさしく乱歩の世界。 同様に像の中に死体を封じ込める描写はいくつかの作品で見かけたはず。また、美しい男女を剥製状にしてコレクションする作品もある。 ピグマリオンという言葉を知ったのも、乱歩を読んでいたからこそだが、このような形の愛着は、当時よりももっと一般的になってきているのではないか。 フィギュア。美容整形の一般化。男女を問わない肉体の改造指向。 現代版黒蜥蜴がどこかに美の屋敷を持っていても荒唐無稽とも言えない。 「猟奇の果」はSF仕立てでどこかに子孫的作品がありそうな内容。 解説では、出版社
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ネタバレ短編集でした。ぴりりとしたひと捻りもふた捻りもある話が多い。
一つ以前に読んだことのあったのは、【お勢登場】 かな。これはかなり、印象に残った作品だった。
D坂の殺人事件自体は、明智小五郎が初登場の本ですね。
だから有名なのかも。
●二廃人
友達に夢遊病だと言われ、寝ている間に、、、、っという作品
●D坂の殺人事件
本屋でたまたま会った主人公と明智小五郎。
そこで殺人事件が!
明智小五郎がいろいろと推理し、結末は、2人の体に生傷が耐えなかったこと。。。
●赤い部屋
無意識の殺人。が夢想と現実
●白昼夢
愛する人の死蝋
●毒草
草木には、どうにかすると毒 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『盲獣』は大衆雑誌に昭和6年から翌7年にかけて連載。
作者自身、読み直して「ひどい変態もの」とびっくりしているという、読者も驚きの犯罪小説。
主人公・盲獣は盲目の猟奇殺人者。
狙われるのはレビューの女王だとかカフェのマダムだとか冒険大好き未亡人。この顔ぶれが既に艶っぽい。いずれもかなりの美女だそうですが、盲獣には顔の造形はさして問題ではないのです(見えないから)。
では、なぜ彼女たちに白羽の矢が立ったのか?
答え.触り心地が良かったから。
驚愕のド直球。
レビューガールは盲獣の罠にはまってアジトに監禁されてしまうんですが、このアジトもヤバい。作り物の女体のパーツがびっしり並んだ(む