江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(2) 少年探偵団(ポプラ文庫クラシック)

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    東京中に「黒い魔物」の噂が広がっていた。次々と起こる少女誘拐事件。そして篠崎家の宝石と愛娘に黒い影が忍び寄る。名探偵・明智小五郎と少年助手・小林芳雄君率いる「少年探偵団」が大活躍。。

    古くはルパンvsホームズ、現代なら名探偵コナンvs怪盗キッド…。名探偵と大泥棒の対決は百年以上も人々を楽しませてきた。江戸川乱歩の明智小五郎vs怪人二十面相も同じ。基本に立ち返ったような感じで楽しく読ませていただいた。

    2014年の読書もこれで終わり。今年は120冊読んでA評価はわずか4冊(前年比-3)、B評価で★5つは2冊(前年比-8)でした。

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    2014年12月30日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(1) 怪人二十面相(ポプラ文庫クラシック)

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    難事件をあざやかに解決する名探偵・明智小五郎。そして明智の助手をつとめる、頭脳明晰で度胸も満点の小林少年。少年探偵団と一緒に明智を助けて、天才泥棒「怪人二十面相」に果敢に挑む!。

    「江戸川乱歩賞」の受賞作はほとんど読んでいるのに、肝心の江戸川乱歩の作品を活字で読んだ記憶がない。「人間椅子」など怪奇モノはマンガで読んだことがあるけど。昭和初期の雰囲気の中、名探偵vs天才泥棒の丁々発止の活劇、さすが歴史的名作だった。こうなったら「少年探偵団」も読んでみよう。

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    2014年12月30日
  • 屋根裏の散歩者~江戸川乱歩全集第1巻~

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    二銭銅貨
    乱歩のデビュー作です。
    推理小説を読み込んでいるだけあって、かなりひねくれたつくりになっています。

    わたしは、どうせ推理ものならストレートな推理ものの方が、よいなぁとちょっと思います。

    一枚の切符
    チェスタートンのブラウン神父をちょっと思い出しました。
    こっちも、「二銭銅貨」と同じく、ひねくれたところがあります。
    ただ、こっちのひねくれかたの方が、性格はいい(意味不明だな)と思ったりしました。

    二癈人
    あとがきの「逆さまトリック」という話が、おもしろかったです。
    でも、ちょっと無理があるかな。こういう無理が、乱歩らしさなので、悪くないです。

    双生児
    初期短編集だけあって、いろ

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    2014年11月10日
  • 目羅博士の不思議な犯罪~江戸川乱歩全集第8巻~

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    目羅博士の不思議な犯罪
    ありえねぇ~。ということで、どっちかというと、ミステリーというよりホラーなのかな。
    いや、ホラ話というのが、正確なのかも。

    でも、ちょっと単純すぎるきらいはあるけど、乱歩の世界なんだなぁと思います。
    けっこう、好きです。

    地獄風景
    ゴールテープの話あたりから、なんか、狂気のコメディみたいになってます。
    そして、最後のオチが……。

    でも、わたしの持っていた乱歩のイメージって、こんな感じです。かなりエスカレートした感じです。

    恐怖王
    喜多川夫人、怪しすぎです。

    まあ、それ以外は、通俗小説として、けっこうおもしろいと思います。
    うーん、乱歩自身の評価は、悪いみたいで

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    2014年11月10日
  • D坂の殺人事件

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    ネタバレ

    【本の内容】
    純日本的な家屋における密室状況下の殺人事件を、心理的盲点を衝いて見事に解決してみせるのが、後にわが国を代表する名探偵といわれるようになった明智小五郎である。

    本書には、その「D坂の殺人事件」をはじめ、大乱歩の短編における傑作を集大成した。

    「赤い部屋」「白昼夢」「毒草」「火星の運河」「お勢登場」「虫」「石榴」等全10編を収録した。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    ポプラ社の少年探偵シリーズを卒業してこの短編を読んだ時あれ?と思った。

    モジャモジャ頭に「よれよれの兵児帯」姿の明智小五郎。

    煙草屋の2階に間借り?

    開化アパートの事務所で背広を颯爽と着こなす超人探偵と全然

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    2014年10月31日
  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

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    【本の内容】
    売れないもの書きの廣介は、極貧生活ながら、独特の理想郷を夢想し続けていた。

    彼はある日、学生時代の同窓生で自分と容姿が酷似していた大富豪・菰田が病死したことを知り、自分がその菰田になりすまして理想郷を作ることを思いつく。

    荒唐無稽な企みは、意外にも順調に進んでいったのだったが…。

    ほかに「石榴」を収録。

    妄想への飽くなき執念を描くベストセレクション第6弾。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    大富豪菰田源三郎を墓から掘り起こし、源三郎になりすました人見廣介。

    疑う人たちを富の力で騙し、彼は夢想していた地上の楽園美の国夢の国を沖合の島に建設した。

    そしてただ一人騙し通す

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    2014年09月07日
  • 透明怪人~江戸川乱歩全集第16巻~

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    透明怪人
    「よんじゅうめんそう」ではなくて、「しじゅうめんそう」なのだよ。

    いやぁ。「幻の女」なみに強引なトリックだ。
    しかもなんか、まだとけていない謎もあるような……。

    しかし、敵は二十面相以外にいないのだろうか。

    怪奇四十面相
    ポストと本の背表紙は、素晴らしい。
    ブラボーー!!と笑ってしまいました。

    これは、王道っぽいお話でいいですね。
    まあ、小林少年が活躍する分、二十面相というか四十面相の方は、だいぶん間抜けになっていますが。

    しかし、髑髏な人たちは、なんであんな格好をしていたのか……謎だ(笑)

    宇宙怪人
    はじめのうちは、SFだったらどうしようと、ドキドキしました。
    なんせ、

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    2014年08月18日
  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

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    パノラマ島に行ってみたい。
    こういった不気味で美しい描写は個人的には好み。
    独特な世界観だと思う。

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    2014年08月05日
  • 何者

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    本格推理小説とスリラー小説のがそれぞれ一遍ずつ収録。
    やはり「何者」が面白い。初期の江戸川乱歩の短編を飛んでから予備知識無しで読むことをお勧めしたい。

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    2014年07月26日
  • 吸血鬼

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    これぞ昭和の活劇!
    大衆小説になっての乱歩は松本清張に批判されたが娯楽に関して言えば80年前でもこのクオリティであり読者の期待を裏切らない。

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    2014年07月21日
  • 陰獣~江戸川乱歩全集第3巻~

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    短編が多く収録されている。
    毒草 貧しい時代おなかの子を殺すとか仕方が無いといえどもかわいそうな話だ。
    覆面の舞踏会 金持ちの悪趣味。
    人でなしの恋 前にも読んだことがあるけど、結構好きな話。妻には悲しいけどね。
    お勢登場 前にも読んだことがあるけど、恐ろしい悪女だ。
    空中紳士 読んでない。
    陰獣 乱歩がよく出すモチーフが集まっている。変態だからこその事件と言えるかもしれないけど、そんなに楽しいことなんだろうか?と思う。もしかしたら?という曖昧な終わり方が良い。この話の場合はハッキリしないからこそ気味が悪いのでいいと思う。
    芋虫は以前読んだけど、気持ちのいい話ではない。

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    2014年07月14日
  • 何者

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    何者/暗黒星の二編。
    暗黒星は明智のカッコ良さを堪能できる作品だと思う。
    序盤の不気味さも良い。

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    2014年07月14日
  • 魔術師

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    蜘蛛男から続く活劇シリーズ。
    残虐無比な悪漢の娘との禁断のロマンス。
    創元推理文庫版は当時のイラストが豊富に掲載されておりこちらも楽しめる。

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    2014年07月06日
  • 黒蜥蜴

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    緑川夫人に尽きる作品。
    挿絵と相まって、妖しい雰囲気が増して伝わってくる。
    少年探偵団と同じ作者と思えない。
    解説にもあるが、推理トリックよりもこの筆力こそが
    乱歩の真骨頂ではないのだろうか。

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    2014年06月30日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(9) 怪奇四十面相(ポプラ文庫クラシック)

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    こういう宝さがし系は個人的に好み。
    書遁の術とどくろくらぶには笑ってしまう。
    ツッコミが野暮なのは分かっているのだが、
    何で骸骨の変装する必要があるんだろうか。

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    2014年06月23日
  • 影男

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    江戸川乱歩の作品は子供の頃の怪奇的なものに対する好奇心を思い起こさせる。この世の不思議を現実と妄想のギリギリの境目で描くことがうまい。物語を読みながら、まるで隣家を望遠鏡を覗き込むようなドキドキする昂揚感は、江戸川乱歩が見ることの呪詛的な効能を突き詰めたからなのだろうか。見ることと見られることの関係性は、安部公房よりも分かりやすく描き出されている。密室を見る立場と、密室内の登場人物を通して見られる立場も想像することで、この二項目の間を行ったり来たりすることも、江戸川乱歩の作品の醍醐味だろう。

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    2014年06月08日
  • パノラマ島綺譚~江戸川乱歩全集第2巻~

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    闇に蠢く:前半と後半の別の話をなんとかひとつにくっつけた話に。これは乱歩自身の解説でも事情を書いている。後半はある事件を思い出したが、乱歩も似たような小説からインスピレーションが働いたとのこと。恐ろしい話。

    湖畔亭事件:全体の話が決まってないうちに書き始めてなんとか辻褄を合わせて書いたらしい。そういうことができるものなのね。少し無理がある話だとは思うけど、辻褄はなんとか合わせられ、なかなか面白かった。

    空気男:連載していた雑誌が廃刊になり、途中で終わっている。結末まであればどういう話になってたんだろう。前半のみなので、中途半端すぎる。

    パノラマ島綺譚:無理があるような話ではある。現代では

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    2014年05月18日
  • 芋虫

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    『パノラマ島綺譚』に続いての江戸川乱歩×丸山末広コラボ。
    前作よりも、エロ・グロ・ナンセンスが強くなっています。

    時代はロシア戦争を経てのシベリア出兵の後、
    戦傷で両手両足と、声を失った兵士とその妻が主人公。

    貞淑な妻の中に潜む嗜虐的な性癖、、
    不具となった夫のやるせなさと、抑えきれない欲望、

    それぞれが徐々に“壊れながら”つまびらかにしていく、
    そんな人の“欲望”の描きようが、なんとも衝撃的です。

    原作自体が、いろいろと衝撃的な内容ですが、
    なんとも上手く表現されているなぁ、、と。

    原作を初めて読んだ時にゾッと感じたその世界観、
    それがそのまま伝わってきたと感じています。

    冒頭の

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    2014年05月12日
  • 黒蜥蜴

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    通俗的だが、だからこそ面白い。トリックよりも、明智小五郎の神出鬼没の活躍に比重がある。黒蜥蜴は、昭和初期の作中人物と思えないほど、魅力的な悪役である。
    昭和初期の時代的な制約はあるものの、冒険活劇小説の魅力は十分だと思う。

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    2014年05月06日
  • 続・幻影城~江戸川乱歩全集第27巻~

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    評論なんて、くそくらえ!

    まぁ、「くそくらえ!」まで言っちゃうと、ちょっと言い過ぎかもしれないですが。

    でも、本の感想を書く理由って、自分の楽しさを伝えて、その本を誰かに読んでほしいと思うからじゃないですか?
    そういう意味では、乱歩のこの本って、評論としては甘いかもしれないけど、その役割は、達していると思います。

    乱歩、メチャクチャ楽しそうです。

    まあ、この人らしく、膨大な資料を集めてやっているので、ついつい、「評論」とか、「論文」を期待したくなるのかもしれませんが、この本の目的って、結局、世に推理小説を流行らせたいとか、紹介したい……いや、オレは、こんなにおもしろい推理小説をこんなに

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    2014年04月16日