江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 少年探偵団 1

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    「Dr.コトー診療所」でメジャーになった山田貴敏の旧作が再登場。原作は江戸川乱歩。久々に乱歩のミステリーを読んでみたくなりました。自分としては、以前少年サンデーに連載していた「いただきます」を再発してほしいです。

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    2009年10月04日
  • 透明怪人~江戸川乱歩全集第16巻~

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    少年探偵江戸川乱歩全集から『透明怪人』『怪奇四十面相』『宇宙怪人』の3作とその他2作。
    乱歩ファンならとりあえず揃えましょう。

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    2009年10月07日
  • 化人幻戯

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    戦後に書かれた作品を集める。長編の表題作と短編五本。頭に来るのは、「解説」がありながら、そして文庫化された年数は記載されているにもかかわらず、これらの作品の初出がいつ、いかなる媒体なのかについては何の説明もないことだ。おい歴彦(←社長)! しっかりしてくれよ! 萩原健太さんのようなことを書いてしまうが、乱歩はもう文学史の一部なんだらかそういうことしっかりしてくれないと。光文社文庫で全集の刊行が始まっているようだが、そこら辺のデータはしっかりしているのだろうか。

    さて、『化人幻戯』。収録作品はほとんど再読。随分前に読んだようだが、内容ほとんど忘れていたから楽しく読めたが。タイトル作、トリックは

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    2009年10月04日
  • 黄金仮面~江戸川乱歩全集第7巻~

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    なぜ明智小五郎はこんなにも用意周到なのだろう、今読み返すとつっこみどころも満載なのだが、名探偵明智と黄金仮面の対決シーンは最近のミステリものにはない、だいたい最近のミステリには魅力的な悪役とか怪盗っていないものね(あとは伊集院大介の天狼星ぐらい?)黄金仮面の正体はこの本を読んでください

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    2009年10月28日
  • 明智小五郎事件簿1

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    あまり同じ宿に泊まっていて欲しくない男、明智小五郎。

    乱歩の推理小説で面白いのは犯人視点であれそうでなかれ語り手が大体めちゃくちゃ悩んでいるところ笑。
    レベルの高い変態が多数登場するが彼らも人並に悩みまくっていて人間臭いのが良い。

    しかも事件自体も見間違えが関係していたり誰かの狂言だったり、拍子抜けするほどあっけなく解決する。
    全体的にちょっと落語っぽい。

    個人的なお気に入りは『屋根裏の散歩者』。
    (初読は『幽霊』、『黒手組』のみ)

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    2026年09月06日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    初めての江戸川乱歩でした。あっという間に一気読み!的な感じではありませんが、どのお話もジワジワと怖く、江戸川乱歩の真髄を感じたような気分になりました。
    とくに「芋虫」。妻の行動を「ありえない」と思う人道的な気持ちもあるのに、なぜだか理解できてしまう。自分も同じ立場なら、同じことをしてもおかしくないと感じる、不思議な一作でした。
    振り返っても、どの話も短編とは思えない濃さでした。もう少し江戸川乱歩、掘ってみてもいいかもと思いました。

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    2026年09月01日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    70年近く前に書かれたものだから、やっぱり文章も文化も今とは違っていて、なかなか物語に入り込むのが難しかった。
    出てくる登場人物は…いろんなタイプの変態…笑
    明智小五郎が出てくるミステリーなんかは現代と違って「トリックを紐解く」わけではなく、「なんの証拠もないけど心理戦で自供させる」という逆に新しいパターン。なので、爽快感みたいなのはない。

    最後の『芋虫』はなかなか面白かった。
    愛する人が手足を失い、耳も口も聞けない状態になってしまったら…それでも変わらず愛し続けられるだろうか。
    そもそも「人」として、変わらず接することができるだろうか。
    「人間」ってなんなんだろうと考えさせられた。

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    2026年08月25日
  • D坂の殺人事件 アニメカバー版

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    ネタバレ

    初乱歩。個別に感想をば。
    「D坂」…有栖川先生の『密室大図鑑』からこちらにやってきました。金田一のあの癖はここから来ていたんですね。
    「二銭銅貨」…タイトルだけはよく聞いていましたが、なかなかに凝った作りの作品でびっくり。これがデビュー作とはさすが日本ミステリの父ですな!
    「何者」…赤井さんが森博嗣の某キャラ(Gシリーズ)に似ているなと思ったが、わかるひといるかな。笑。
    「心理試験」…これまんまドストエフスキーの『罪と罰』よね。それとどのくらい違うのか、読み比べたい。(当方未読)
    「地獄の道化師」…本格ミステリの神、クイーン、横溝正史の某作品のようだ。

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    2026年08月23日
  • 明智小五郎事件簿6

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    ネタバレ

    まさかのアルセーヌ・ルパン登場。今作では猟奇的な犯罪は出てこず、(殺人はあるものの)雰囲気としては二十面相対明智に近い。

    ルパンが平気で人を殺そうとするので、ルパンって殺人は嫌いなんじゃなかったっけー?と思っていたら、日本人(白人以外)は殺してもOKという言い分でひっくり返った。よそから勝手に拝借してきたキャラクターにそんな好感度の下がる言動をさせちゃっていいのか?と思ったが、どうやら原作にモロッコ人3人を射ころしたエピソードがあるらしく、乱歩がルパンの人種偏見を批判したものであるらしい。しかしながら、明智も「日本人を、あのモロッコの蛮族同様に心得ているんだな」(p155)と言っているあたり

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    2026年08月20日
  • 明智小五郎事件簿12

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    ネタバレ

    「悪魔の紋章」
    まぁこれは「ですよね〜」となるのだけど
    父や祖父の非道のせいでひどい目に遭うの理不尽過ぎる・・・

    「地獄の道化師」

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    2026年08月17日
  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

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    『パノラマ島綺譚』と『石榴』の同時収録。
    内容の共通点はあれどジャンルは前者は怪奇小説、後者は推理小説に近い。

    「生と死を分つ境界は曖昧」というテーマが二作を通じて感じられる。
    何もかもに退屈していると確かに生きながら死んでいるような気分になるのかもしれない。
    皮肉にもそういう人に限って身近な他人に目を向けようとしなかったり、狭い視野しか持っていなかったりする。

    『パノラマ島』も『石榴』も、そんな考えの人物が罪を重ねてしまう物語。

    個人的には『パノラマ島』の方が好みだった。
    ゾッとする情景描写はさすが乱歩。

    生きた人間が芸術品のように扱われているのが不気味。
    本人たちは金を約束されて自

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    2026年08月16日
  • 乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】

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    未完作品を書くって難易度高くない?と思って興味を持った。
    やっぱり難しいよねぇ。ちゃんとした話になっているし、きちんと面白く読めるなんてすごいなぁと思った。

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    2026年08月13日
  • 明智小五郎事件簿5

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    ネタバレ

    展開や伏線の破綻もなく、かなり面白かった。ただ、最初の福田得二郎殺害だけは、同居していたわけでもない犯人がどうやって実行できたのか謎。

    作中の日付に一部混乱があるような気がする。
    p54で、今日が11月17日と聞いて明智が「僕が上野駅に着いたのは18日の晩だから、まる一日眠っていたわけですね」と答えるのは明らかにおかしい。
    明智が上野駅に着いたのは、福田殺害が行われたのと同じ日(の殺害時刻より前)なので、17日(紙切れ「三」の日)の夜であり、これはそれまでの記述から明白。
    そこから誘拐されて丸一日眠ったとすれば、船を脱出したのは18日の夜となる。しかし、p73には「翌々日19日の朝」に明智溺

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    2026年08月04日
  • 明智小五郎事件簿3

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    うぇー、発端から結末までグロかった。こういう話は苦手なんだけど、しかしページを捲る手が止まらず、一気読み。
    多分子どもの頃にポプラ社の旧「少年探偵団」シリーズで読んだことがあり、被害者の名前に見覚えがあった。こわかったなぁー。

    明智探偵は後半(終盤)から登場。インド帰りらしい洒落た出で立ちで颯爽と登場するのだが、今回はけっこうやらかしがち(笑)
    (2026.7.28)

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    2026年07月31日
  • 明智小五郎事件簿2

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    「一寸法師」
    ・さすがに今の時代に読むと、当たり前のように出てくる差別意識がかなり厳しい。
    ・デパートのマネキンの場面は背筋がゾーっとした。
    ・犯人判明までのどんでん返しはかなり面白かったが、結末での決着の付け方はちょっと納得がいかん…
    ・解説(法月綸太郎)でも触れられているが、明智小五郎の人格がけっこうヤバい!結末の発言もそうだし、被害者の母である山野夫人の反応をニヤニヤしながら確認したりとか。

    「何者」
    ・めちゃくちゃ面白かった。こういう話の方が好き。「乱歩の体臭」についての解説者の意見に深く頷いてしまった。
    (2026.7.27)

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    2026年07月31日
  • 江戸川乱歩傑作選

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    江戸川乱歩の有名作品の詰め合わせ。処女作二銭銅貨では暗号を用いた作品となりD坂の殺人事件は日本家屋での密室殺人という初の試みをしたりと日本のミステリー小説の礎を築いたんだなと。
    個人的には芋虫のグロテスクな描写が心に残る。戦争で負傷した5体不満足、五感もない肉塊となった兵士が地を這って最後井戸に落ちていくところは印象に残る。

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    2026年07月29日
  • 明智小五郎事件簿3

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    ネタバレ

    久々に読んだ。昭和初期の作品で江戸川乱歩のエログロが強めだな~。美女をバラバラにして石膏につめたり、水槽の人魚にしたりと猟奇的な蜘蛛男の犯行は乱歩らしいな。蜘蛛男に翻弄されっぱなしの浪越警部。明智小五郎の登場であっさり正体を見破られる蜘蛛男。その後も展開が早くて面白いな。ちょっと物足りないのは創元推理文庫版のような挿絵が無いことかな~。次も楽しみだ。

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    2026年07月28日
  • 鏡地獄(乙女の本棚)

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    明日は 江戸川乱歩のご命日

    幼少期より 鏡の性質に魅入られていた青年。遺産相続して、資金と時間が豊富になると、ますますその鏡の世界に没入していく。
    究極の鏡は 鏡の球体。
    その完成品に身を投じる。

    それは、それは、精神が持ちませんね。


    イラストはホノジロトヲジさん
    乙女の本棚では、「死後の恋」「人間椅子」を手がけています。

    鏡地獄という作品自体が 乙女というタイトルから遠そうであるにも関わらず、鏡、硝子をイメージするような繊細なイラストが描かれていました。でも、これはイラストレーターさんが誰でもちょっとかわいそうなような。

    江戸川乱歩の小説に出てくる、博士系の人ってイメージ的にはボ

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    2026年07月27日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(25) 空飛ぶ二十面相 (ポプラ文庫クラシック)

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    ・美術館の事件が解決するまでの前半は面白かったが、後半は荒唐無稽が過ぎる(笑)
    ・同時収録の『天空の魔人』はコンパクトにまとまっていて列車のトリックも面白かった。小林少年大活躍。
    ・解説の万城目学のツッコミが面白い。彼の小説もまた読みたくなった。
    (2026.6.29)

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    2026年07月27日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(21) 鉄人Q (ポプラ文庫クラシック)

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    小学校3年生のとき、何かの時間に担任の先生が本の読み聞かせをしてくれることになり、何の本がいいかクラスの皆に聞いたところ、男子数名の強い希望で『鉄人Q』になった。それが私と「少年探偵団」シリーズとの出会いであり、読み聞かせの続きを自分で読んであまりの面白さに夢中になり、シリーズを手あたり次第に読むようになった。
    最初の1冊、懐かしい…と思いながら読んだが、内容はほとんど覚えていなかった(笑)
    (2026.6.19)

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    2026年07月27日