江戸川乱歩のレビュー一覧
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戦後に書かれた作品を集める。長編の表題作と短編五本。頭に来るのは、「解説」がありながら、そして文庫化された年数は記載されているにもかかわらず、これらの作品の初出がいつ、いかなる媒体なのかについては何の説明もないことだ。おい歴彦(←社長)! しっかりしてくれよ! 萩原健太さんのようなことを書いてしまうが、乱歩はもう文学史の一部なんだらかそういうことしっかりしてくれないと。光文社文庫で全集の刊行が始まっているようだが、そこら辺のデータはしっかりしているのだろうか。
さて、『化人幻戯』。収録作品はほとんど再読。随分前に読んだようだが、内容ほとんど忘れていたから楽しく読めたが。タイトル作、トリックは凡庸だが、犯行の動機にはかなりシビれる。それから、乱歩ってここまで官能的に、つまりエロく書いたんだっけ、と驚いた。
他の短編では「堀越捜査一課長殿」の印象が記憶に残っており、また今回も強く印象に -
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ネタバレ乙女の本棚よん❤
感想を言います
「何がやねん!」
あらすじを言います
全裸の美青年が深い森の中を彷徨い歩くうちに暗い沼を見つけます
そしたらなぜか美人さんの姿になって、血をドバーっと流して「火星の運河やー」なって、( ゚д゚)ハッ!夢でしたー
というお話
「何がやねん!」
あるよね
なんかこう深い森の中を彷徨ってる夢を見ちゃうとき
きっともう人生に行き詰まってるときですよ
乱歩ちゃんもきっと行き詰まってたんですよ
ひまめろ式夢占いによるともう確定です
しかも沼見つけてますからね
行き詰まってずぶずぶです
さらに女性に変身
もう自分以外の何者かになりたい!ってことですよ
その上自傷行為です
血まみれです
ここまで来ると乱歩ちゃんかわいそうが先にくる
よっぽど編集者さんに詰められてたのかな
乱歩ちゃんと言えば遅筆で有名ですからね
「お詫び」「お詫び」の作家人生ですからね
そりゃまぁそんな夢も見ますよ
つまり『火星の運河』です
「何がやねん!」
また、まとめAIを狂わしてしまいそうなので、蓋してみました
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明智シリーズのはずなのに明智が全然出てこない。
もしや畔柳博士は明智の変装では、とすら考えたが全然そんな事はなかった。
200ページを過ぎて満を持して登場した時は「やっとか!」と思わずニヤけてしまった笑。
一番のどんでん返しは撮影中の誘拐劇の辺りで察しがついてしまったのだが、それでも乱歩の描写力の巧みさのおかげで飽きずに読めた。
終盤の洋子の行動や明智のやらかしっぷりなど、疑問に思うところは何箇所かあるが全体的には面白い。
これはネタバレになるが、蜘蛛男が野崎と平田という光と闇の弟子を抱えていたのが何とも面白い。
探偵業と犯罪、相反する技術を何だかんだ教える相手が欲しかったんかな、自慢がてら。
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ネタバレあれ?明智小五郎なかなか出てこないな?でも表紙に名前あるし…??と思ってたらまさかの展開!
そんなパターンもあったのか〜〜
しかし最近明智小五郎を連続して読みまくってるからか、だいぶパターン化してきてしまった…
菊人形は死体に入れ替わるし、不可解な密室は地面に穴掘って可能になるし、狙われた人を身代わり立てて遠くに逃がすと必ずバレる笑
これは小林少年も文代さんも出てこないので、正直ちょっと物足りなさあった。
3人が出てくることて、パターン化されて展開読めても 待ってました〜!感があるので…(水戸黄門的な)
あと、犯人の顔の好みが「鼻と唇の間が非常に狭い」って、人中短めってこと!!?!!最先端じゃん!!と思った笑笑
あと、犯人捕まえたのに警察呼びに行くのに場を離れなければいけないシーン、狙われてる女の子に犯人の番を任せるのはさすがにないだろ!!?!てか明智さんガチで1人で来てるのかよと思ったー
スマホがあれば済む話なのにね… -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白くて展開読めなくて一気に読んだ!
前後編に分かれており、前編には明智小五郎が登場もしないし、なんなら事件も起きない。被害者も被疑者もなくて、奇妙な「出来事」があるだけ。だからこそ何がどうなるのか?全然分からなくて面白かった。
前半で奇妙で謎な出来事が沢山起きて、つまりどういうこと!?どう着地するの!!?と思ってたら、後半で明智小五郎が登場。そこからはいつもの明智小説な流れになっていく。
奇妙な謎が全部片付くのか!?というとそうでもない。すっきり全て解決!とはならず、終わり方もめちゃ突然。
綿密なトリックのミステリー小説と比べると納得いかない点もちょいちょいあった。
けど、元々江戸川乱歩の探偵小説より怪奇小説派な私にとってはどっちもが楽しめるなんだか嬉しい一冊!
何がどうなるの!?!?と、まるで道に迷うように読むのが楽しかった! -
Posted by ブクログ
70年近く前に書かれたものだから、やっぱり文章も文化も今とは違っていて、なかなか物語に入り込むのが難しかった。
出てくる登場人物は…いろんなタイプの変態…笑
明智小五郎が出てくるミステリーなんかは現代と違って「トリックを紐解く」わけではなく、「なんの証拠もないけど心理戦で自供させる」という逆に新しいパターン。なので、爽快感みたいなのはない。
最後の『芋虫』はなかなか面白かった。
愛する人が手足を失い、耳も口も聞けない状態になってしまったら…それでも変わらず愛し続けられるだろうか。
そもそも「人」として、変わらず接することができるだろうか。
「人間」ってなんなんだろうと考えさせられた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ初乱歩。個別に感想をば。
「D坂」…有栖川先生の『密室大図鑑』からこちらにやってきました。金田一のあの癖はここから来ていたんですね。
「二銭銅貨」…タイトルだけはよく聞いていましたが、なかなかに凝った作りの作品でびっくり。これがデビュー作とはさすが日本ミステリの父ですな!
「何者」…赤井さんが森博嗣の某キャラ(Gシリーズ)に似ているなと思ったが、わかるひといるかな。笑。
「心理試験」…これまんまドストエフスキーの『罪と罰』よね。それとどのくらい違うのか、読み比べたい。(当方未読)
「地獄の道化師」…本格ミステリの神、クイーン、横溝正史の某作品のようだ。