江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 明智小五郎事件簿1

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    江戸川乱歩は小学生のとき
    学校の図書室にあったものを読んだが、
    今思えば、内容を理解していたのかな…

    今の推理小説は犯人が一般的な人に見せかけていることが多いが
    この本でのそれは
    性格や性質の異常者がそれなりのことをしている感じ

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    2022年06月28日
  • 青銅の魔人―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    「妖怪博士」でシリーズが終わってしまったと思ってたので、新刊が出て嬉しかったです。相変わらず世界観には心がくすぐられます。子供の頃に読んでみたかったです。

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    2022年06月26日
  • 江戸川乱歩名作選(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「石榴」1934 中編 命日石榴忌の由縁
    温泉宿で意気投合した二人。過去の事件を語るうちに。。。顔を硫酸で潰されて死体(石榴っぽい)。残る指紋から事件を解決しようとする刑事。しかし、残された証拠さえも計算されたものだった。「二廃人」の設定と似ている。二人は刑事と犯人だった。

    「押絵と旅する男」1929短編 
    魚津へ蜃気楼を観に行った帰りの汽車で押絵を持った紳士と席を同じにする。押絵の秘密が語られる。好きな女が押絵であったことを知り自らも押絵になった兄。二人を連れて旅する弟。

    「目羅博士」1931 短編 エーヴェルス「くも」
    上野動物園で猿をからかう男の告白。眼医者が鏡を使い殺人を犯す。それ

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    2022年06月10日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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    ★3.5。
    現在ではアウトな設定・描写が幾つかあることは否定できない事実ではありますが、書かれた時代を考えると、むしろこの作家の反逆性が際立つというもの。
    また、こういう作品の扱いには「品」が問われるという気がする。例えばこの作家の作品の映像化の幾つかは、それを物語っているかなと。裏返して言えば、作家の上品さが作品をぎりぎりのところで止めているかと。

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    2022年06月02日
  • 蜘蛛男

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     1930(昭和5)年作。江戸川乱歩の初の「通俗もの」とされる長編だが、乱歩の通俗でない作品とはどういうものかピンとこない。大衆向けの雑誌に連載され、大ヒットしたようだ。
     なるほど、これは確かに面白いと思った。犯人の歪んだ性欲がなかなか凄く、こんなの当時よく発表できたなあと感じる。
     もっとも乱歩の場合はその異常性癖の要素も、結局は理知的に筋道を付けられるので、そんなにドロドロとはしてこない。そこが横溝正史と違う。横溝の世界はもっと汚れていて、場末の情趣にまみれる。乱歩の明快(すぎる)論理主義はそういえば芥川龍之介の知性と同じサイドにあって、戦前はこのようにむき出しの明快さが可能であったのだ

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    2022年05月31日
  • 怪人二十面相―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    めちゃくちゃスタイリッシュな表紙の江戸川乱歩大先生の「怪人二十面相」私立探偵明智小五郎!!!
    金田一少年の明智警視とか名探偵コナンの毛利小五郎しか知らずに今まできたけども、ようやく本物の名探偵明智小五郎と出会えることが出来ました!!

    少年探偵団シリーズの一作目ということで少年向けの作品やけども怪人二十面相と明智小五郎の知恵と知恵のぶつかり合いはMr.ミーハーの私にとっては胸熱でしかないです。

    江戸川乱歩大先生の作品を「D坂の殺人事件」から読んでいきたくなってきてしまってるしそれを読むならエドガーアランポー大大先生のデュパンシリーズも読まねばって思いだしてきたのでまた積読がかなり増えるペース

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    2022年05月17日
  • 栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック

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    『ビブリア』の中に出てくる書籍を
    抜粋してくれてる本の第二弾。

    今回はミステリが多め。
    学生時代に読んだことあったけど
    乱歩の『二銭銅貨』って、こんな話だったっけ?

    他にも寺島修司や太宰治や
    シェイクスピアなどなど。
    〝つまみ食い〟にはちょうどいいかも。

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    2022年04月04日
  • 影男

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    作者60代の作という。あれやこれやと奇想天外な話のてんこ盛り、初期の作品の焼き直し感もあるが、乱歩世界の手練れた描写で再び浮かびあがる、地中の楽園大ジオラマ。現代のガラス張り水族館などが真っ青じゃないかしら。いつの時代も好きなんだな、こういうのがね。いまやAIつきのゴーグルで自由自在にバーチャルな別世界へ行けますもんね。

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    2022年04月02日
  • 黒蜥蜴-後編-

    購入済み

    怖いダークさ漂う森園みるく先生の作画。
    亡くなった旦那さんとの
    コラボ作品はミステリーさが増してる。
    女盗賊の黒蜥蜴が男前。

    #ダーク

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    2022年02月06日
  • 怪人二十面相―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    おもしろかった!!
    これってもしかして、こうでは??って思ったところが実際そうだったり、登場人物達に突っ込みを入れながら読んでるのが楽しかった!怪人二十面相が意外とコミカルだったからかな?
    明智小五郎と怪人二十面相が相対する所、描写も熱くて、こちらも少し緊張するようで、凄かったですね…

    辻村深月先生の解説に小説の読み方を肯定してもらえたような気がします

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    2021年12月05日
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)

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    ネタバレ

    ★★★☆☆ 3.7くらい
    殺人事件の解決よりもその背景にある妙な因縁が恐ろしかった。道雄が不憫で仕方ない。

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    2021年12月03日
  • 黒蜥蜴

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    美貌の女賊黒蜥蜴と明智探偵が、秘宝のダイヤモンドをめぐって対決。連載時の挿絵付きで昭和なレトロ感にたっぷり浸れます。

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    2021年11月18日
  • 明智小五郎事件簿5

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    時計塔のくだりは背筋がゾクッとする面白さ。殺人鬼と明智小五郎の攻防が面白い。恋の展開もあり、「へえ、そうなんだ!」と嬉しくなる驚きも。

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    2021年11月16日
  • 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション(2)

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    小説でこんなに恐ろしい体験をできるのか。
    戦争で手足を失った夫を介抱する妻。芋虫みたいになり、植物状態の夫を称えろという周りの人間。戦果中の同調圧力が気味が悪かったのと、芋虫みたいになった夫に対する妻の心情変化が最も恐ろしい。人間の根源的傲慢さ、ドス黒さをこれでもかと感じられる。戦争だけでなく、その中にいる人間が恐ろしい。

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    2021年11月11日
  • 明智小五郎事件簿4

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    推理小説というよりは冒険譚だったけど、それはそれで面白かったな、と。

    街で見かけた友人。その姿はよく知っている人物かと思いきや、中身が違う別人。しかも悪人だ、という入りから展開される不気味さにドキドキしたし、後半も「そこまで話を大きくするか」て笑ったけど、それって普通に楽しめたってことで。

    要は江戸川乱歩の書く文章が好きなんだなと。笑

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    2021年11月06日
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)

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    ネタバレ

    繋がりが無さそうな人達の死、不気味な登場人物たち、先が気になる不気味なお話!

    2代目探偵の諸戸道雄さんが背負うものがだいぶ重いっ……
    悪逆非道な実父、男性(蓑浦)への恋心……
    蓑浦さんも婚約者を殺されてなかなか辛い経験してたけど、1番切ないの諸戸さんでしょう?

    乱歩さんは諸戸さんの同性愛の要素は邪魔物と語ってるようだけど、諸戸さんのこの切なさがなかったらなかなか単調な物語になっちゃっただろうな。

    主人公の手記で淡々と進んでいって、途中から復讐心よりも好奇心なのが読んでいてわくわく。
    婚約者の妹だからと言ってすぐに好きになるもんかね……?そこだけ不満(笑)
    どうにか諸戸さんを幸せにし

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    2021年11月04日
  • 孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7)

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    これぞ、ザ・江戸川乱歩!不具者が跋扈する怪しい島、土蔵に閉じ込められ、学校どころか人間すら見たこともないシャム双生児、抜け出せない井戸の地下迷路、とにかくとにかくオドロオドロしいことこの上ない‼︎時代なんだろうけど、このオドロオドロしさが大好きです☆

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    2021年11月01日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(1) 怪人二十面相(ポプラ文庫クラシック)

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    クラスの子どもが読んでいるのを見て、読みたくなり読破。タイトル作者は有名で、1度は聞いたことがあった。子ども向け文学で読みやすく、トリックもシンプルでミステリー入門書という感じ。
    少年探偵団といえばコナン!ここからきているのかと納得した。

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    2021年10月20日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(20) 塔上の奇術師 (ポプラ文庫クラシック)

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    時計台のシーンがとてもいい。もしかしたら、四十面相が人を殺すのかなというハラハラがいいシーンだった。

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    2021年09月26日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(1) 怪人二十面相(ポプラ文庫クラシック)

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    パノラマ島綺譚

    小学校の図書室にこんな本があって良いの?
    と思った本です。

    大人になってから、さまざまな形でパノラマ島綺譚と会うたびに、ほら。やっぱりね。

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    2021年09月10日