江戸川乱歩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ繋がりが無さそうな人達の死、不気味な登場人物たち、先が気になる不気味なお話!
2代目探偵の諸戸道雄さんが背負うものがだいぶ重いっ……
悪逆非道な実父、男性(蓑浦)への恋心……
蓑浦さんも婚約者を殺されてなかなか辛い経験してたけど、1番切ないの諸戸さんでしょう?
乱歩さんは諸戸さんの同性愛の要素は邪魔物と語ってるようだけど、諸戸さんのこの切なさがなかったらなかなか単調な物語になっちゃっただろうな。
主人公の手記で淡々と進んでいって、途中から復讐心よりも好奇心なのが読んでいてわくわく。
婚約者の妹だからと言ってすぐに好きになるもんかね……?そこだけ不満(笑)
どうにか諸戸さんを幸せにし -
Posted by ブクログ
光文社文庫の全集でだいたい読んだので、初読は「防空壕」「夏の夜ばなし――幽霊を語る座談会」のみだが、既読の作品も改めて面白い。
講談調の語り手の文体も、語り手が延々告白する口調も、同様によい。
やはり内容だけでない文章の味。
語り手が存在する場合は、語り手がある特異な人を観察した上で読み手=聞き手に報告する、という形式があるみたい。
メディウム=媒介者が、特異な人と読み手の中間に位置するパターンが多いな、とか、つらつら思いながら読んだ。
以下ざっくりと。
■火星の運河
彼女←私が語り手→読み手
■鏡地獄
彼←(観察)ー私Kー(語る)→冒頭の語り手私→読み手
■押絵と旅する男
兄←(観察)ー老 -
Posted by ブクログ
某漫画から江戸川乱歩に興味を持ち、かつ表紙買いという不純とも言える動機で購入。ホラーは苦手だから楽しめるか不安だったけど、先が気になって一気に読めた。(随時更新中)
【人間椅子】
タイトルを見てまず頭を過ぎったのが「人体が材料に使われてるってオチでは…??」という猟奇的な発想(完全に漫画の影響)。でも全然違った。今まで読んだことのある耽美的な作品は、好きか嫌いか(自分の性癖に合うか合わないか)が極端に区別されたけど、この作品は好き嫌い以前に単純に面白かった。前置き(ホテルでの話)が相乗効果となってじわじわと恐怖心を煽られる感覚があって、それが良かった。1通目の手紙(一番盛り上がる場面)で終わ -
ネタバレ 購入済み
原作を読んで、漫画なら何度も読み返せるかと購入しました。
事情はあるかと思いますが、原作をやんわりと改変(?)された部分が怖さを半減どころかほぼなくしてしまった感じがするのが少し残念です。原作を読んでおいてよかった…。