江戸川乱歩のレビュー一覧
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戦後に書かれた作品を集める。長編の表題作と短編五本。頭に来るのは、「解説」がありながら、そして文庫化された年数は記載されているにもかかわらず、これらの作品の初出がいつ、いかなる媒体なのかについては何の説明もないことだ。おい歴彦(←社長)! しっかりしてくれよ! 萩原健太さんのようなことを書いてしまうが、乱歩はもう文学史の一部なんだらかそういうことしっかりしてくれないと。光文社文庫で全集の刊行が始まっているようだが、そこら辺のデータはしっかりしているのだろうか。
さて、『化人幻戯』。収録作品はほとんど再読。随分前に読んだようだが、内容ほとんど忘れていたから楽しく読めたが。タイトル作、トリックは -
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という訳でヒボさんの背中をピタリ追走の50おネエです
わいは今回、鋭い問題提起をしたい
この乙女の本棚シリーズ
今作で節目の50冊目となるわけだが、そのうちなんと江戸川乱歩の作品が7冊もある
ここでちょっと考えてほしい
果たして江戸川乱歩は乙女か?
いや、乱歩本人の話ではない(分かっとるわ!)
乱歩の世界観が、である
そもそも「乙女」とはなんぞやというところから始める
またしてもAIに聞く
「年若い娘、未婚の女性、少女を指す言葉で、純真で汚れを知らない、可憐な女性というニュアンスを含むことが多いです。」
知ってたわ!調子乗んな!(一回AIにキレる)
改めて考えてみる
真反対 -
Posted by ブクログ
なかなか読みづらい作品でしたが、江戸川乱歩の作品を読めたことに、ちょっと満足している自分がいますね(^_^;)
『二銭銅貨』をデビュー作として、『D坂の殺人事件』で明智小五郎という名探偵を生み出し、『地獄の道化師』というホラーを滲ませる大作を世に出した彼の名は、江戸川乱歩。
江戸川コナンが本棚で偶然『江戸川乱歩』と『アーサー・コナン・ドイル』が目に入ったことで、自分のことを『江戸川コナン』と名乗ったエピソードから、ずっと『江戸川乱歩』は知っていたけど、読んだことはない人でした。
たまたまBOOKOFFで見かけて、ちょっと手に取ってみて、現代だと怒られる言葉を多く使っていて読みづらい印象を -
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ネタバレ明智小五郎初登場の短編小説。
D坂というのは東京に実在する、団子坂のことで、江戸川乱歩が若い時に住んでいたらしい。
明智小五郎はまだ何者でもない、フリーターという立ち位置で、主人公は近所に住む、これまたフリーターの男性。
2人はミステリー好きで意気投合するが、近所で殺人事件が起き、第一発見者になる。
そして、なんと主人公の男性は推理の末に明智が犯人ではないかと疑う。初登場にしてこの展開になるとは。
しかし、事件の真相は全く別のところにあり、明智の推理により見事解決した。
とても短い小説だったが、明智のキャラクターがとても際立っており、明智シリーズでは必読の一話。 -
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乱歩先生の『双生児』を思い出すような導入だった。
『双生児』では双子の兄に成りすますことがストーリーの中心だったが、『パノラマ島奇譚』では成りすますまでが導入に過ぎず、その後の展開こそが本筋として描かれている。
乱歩作品を何作か読むと、犯人のバレ方がいつも無理矢理に感じられる。偶然に頼りすぎて現実味が薄く、犯人側に運がなかったのだなとつい同情してしまうことも多い。しかし今回は、バレようがバレまいが、結局カタストロフィーは避けられなかったみたいだけど。
ラストは特に印象的だった。狂気に染まった男が、どうせ死ぬなら自分の死すら芸術の一部として表現してしまおうという心意気を感じたのだ。
金はある