江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 明智小五郎事件簿2

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    「一寸法師」は、今では差別用語となる言葉が使われていたり、乱歩らしいと言えばそうなんだけど、狂気的で不気味さが際立っていて、ストーリーより薄気味悪さが上回ってしまった。「何者」は、乱歩作品の中ではアッサリした感じだけど、面白い!!乱歩が苦手な人でも楽しんでもらえると思う。

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    2023年02月07日
  • 孤島の鬼

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    読み始めたらすぐに引き込まれ、続きが気になってあっという間に読めてしまった。
    自身が若いのに白髪である理由と、妻の体に不可解なあざがある理由をいちいち訊かれるのがだるくなった主人公が、読めばわかるように経緯を書いた本という設定である。後半になるにつれ妻のあざの理由が見えてくるが、主人公が白髪になることについては、タイミングは物語の山場だろうという予想にもなっていない予想しか出来なかったため、いつ来るか、何が起きてしまうのかとドキドキさせられっぱなしだった。
    江戸川乱歩の作品の特徴である、気持ち悪さやルサンチマンから来るサディズムが健在で面白かった。しかし、ある人物については惚れた相手が悪かった

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    2022年12月11日
  • 江戸川乱歩傑作集3 芋虫

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    初、Audibleで芋虫のみ聴読。江戸川乱歩自体にもあまり触れたことがなかったが、とても面白く引き込まれた。戦争で両手両足が引き裂かれ、喉も潰れ耳も聞こえない芋虫男の須永中尉。それに愛欲を注ぐ女、時子。

    達磨のようになってしまった旦那にサディスティックな欲求をぶつける。遂には究極を追求したい気持ちに突き動かされ、残された中尉の眼を潰す。人間の根底に根付いている残酷性を垣間見ることができる。命や性をこれほどまでに弄ぶ動物は人間の他にないだろう。
    なんなんだ人間ってやつは。恐ろしい。そしてそのエログロの世界に昂奮してしまっている自分にも身震いする。

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    2022年12月11日
  • 黒蜥蜴

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    ちょうど季節はクリスマスの頃。これから読むのにいかがでしょうか。評価は3.5。読者への呼びかけや伏線回収が分かりやすく丁寧なので、入門や子供向けに丁度いいかなと。かなり分かりやすい見せ場や面白さがある。

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    2022年12月06日
  • 明智小五郎事件簿6

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    明智小五郎事件簿 第6弾。
    まさかのルパン登場。奇想天外で摩訶不思議。まさかね?っていう大掛かりなトリックも違和感なく受け入れられてしまう点が魅力的だなと。
    凄惨さも少なくルパンとの鬼ごっこを楽しめる作品。

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    2022年11月24日
  • 怪人二十面相―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    何故か、今年読む「怪人二十面相」、3回目です。1回目は漫画版、2回目はポプラ社版、今回は新潮文庫版。本文はどれも基本一緒なのですが漫画版を読んでいたので情景が頭の中に浮かんできました。それよりも新潮文庫版の解説が辻村深月さんでそちらのほうに興味をすべて持ってかれました。まだ読んでないのですが「凍りのくじら」の中のエピソードが辻村さんの実体験であったとか、大人が推奨しない少年探偵団シリーズについてだとか。私の中で何故か江戸川作品読みたいのに読んでなかった謎が少し解けた気がしました。

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    2022年11月06日
  • 魔術師

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    約50年前に起きた痴情のもつれによる殺人事件の復讐をその息子となる魔術師が約40年かけて行う執念の復讐劇、死してなおその復讐劇を成し遂げようとする。そして意外な共犯者。犯罪に使われたトリックは、かなり無理があるし、万人の前での人体解体などさらっとかかれてはいるがかなり猟奇的な内容も含まれている。そして後に明智小五郎の奥さんとなる文代さんとの出会い。本文に素人探偵明智小五郎と書かれているが確かに文代さんがいなければ何回死んでたか。でもそれを補って余りある冒険活劇でした。書かれたのが1930年(昭和5年)、今なお、色あせない面白さ。他の作品も是非読んでみたい。

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    2022年10月25日
  • 黒蜥蜴

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    小学校図書室にあった少年探偵団シリーズ以外は「D坂の殺人事件」しか読んだことがなく、収録作である「地獄の道化師」があまりにも猟奇的な作品だったのと江戸川作品が好きな方からエログロな作品が多いと聞いていたので敬遠していたのだが、この作品は名探偵明智小五郎が名探偵といわれる所以を認識される作品で女賊との淡い恋模様のラストもよかった。昭和9年の作品という事を念頭に置いて読む必要があるのだが女賊がボクっ娘だったのには驚いた。実は横溝作品よりソフトなのか?

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    2022年10月16日
  • 押絵と旅する男~江戸川乱歩全集第5巻~

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    蜘蛛男を楽しみに読んだら、最後の盲獣に全部持っていかれました。
    こういう話を思いつく乱歩は、本当に狂ってます(褒め言葉)。

    読んでいて気持ちのいい話ではないのに、なんとなくクセになる。エログロナンセンスを体現したような作品で非常に面白かった。
    光文社文庫の全集の魅力でもある、乱歩自身による解説。ここでも全集に入れたくなかったとか、作者すら吐き気を催したから文章かえたとか、「作者がそれ言っちゃうんだ!」と思うことを赤裸々に書いてくれて、それがまた楽しいんですよね。

    人に勧められるか、と言われると難しいですが、エログロの中にある描写の美しさは、読んでいてくどく感じないので、私は大好きです。

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    2022年09月08日
  • 怪人二十面相―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    江戸川乱歩の少年探偵団シリーズ。小学校のときポプラ社のを読んだと思うが、全然憶えていなかった。文章は古くさいですが、スラスラ読めました。誰も殺さない二十面相が今思うと新鮮。

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    2022年09月03日
  • 魔術師

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    ネタバレ

    夏なので血が欲しい! 悪趣味が欲しい!
    …ということで自己満足の乱歩です。
    『魔術師』で特筆すべきは、それまで月下氷人であった明智に、ついに愛慕の人が…! という展開ですね。探偵の明智はホームズのような、「推理一点張りの鋼鉄製機械人形」ではないのだと。なるほどそう言われてみればD坂の時からそうなのかもしれないですね。本作のヒロイン枠の文代さんは、『黒蜥蜴』とはまた違って、どちらかと言えば『陰獣』のヒロインに近い感じになっています。しかしまぁ今回の一連の事件に関しては正直、文代さんが偉大すぎる…!彼女のあまりの有能ぶりにご都合主義的に見えてきてしまうこともしばしば。でもいいのです、面白いから。

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    2022年08月13日
  • パノラマ島綺譚~江戸川乱歩全集第2巻~

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    装丁や本造りが気に入って全巻揃えたが、第一巻を読んでから5年が過ぎてしまった。

    「パノラマ島綺譚」と「一寸法師」は読んだ記憶がある。なんと言っても驚いたのは「闇に蠢く」。
    衝撃的な問題作と言ってもいいだろう。かなり強引で無理のある展開のような気がする。話の中身もハチャメチャ。好き嫌いは分かれるだろう。

    本格推理として割とまとまっているのは「一寸法師」かな。「パノラマ島綺譚」は割と有名だが、設定には少し無理があるかな。今の技術で映像化すると面白いかもしれない。

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    2022年07月23日
  • 江戸川乱歩傑作選 鏡

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    はじめての江戸川乱歩作品。短編集だがぐんぐん引き込まれる。古い作品なのにどれも人間心理を上手く利用していて共感、そして驚嘆する。
    殺人を犯す登場人物たちの語り口調も独特。皆に共感を誘い、自分がどれほど愚かなのかを理解しつつも読み手(聞き手)にも理解してほしいと叫んでいるよう。
    なにをしても退屈で仕方ない、というのはわたしも同じだ。だが暇つぶしで殺人トリックを考えたり、ましてや実行したりすることはできない。だから興味深い。ひとつの作品に2つも3つもトリックがあり江戸川乱歩の手数にも驚いた。
    明智小五郎や少年探偵団など他作品も読んでみたい。

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    2022年07月16日
  • 明智小五郎事件簿1

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    江戸川乱歩は小学生のとき
    学校の図書室にあったものを読んだが、
    今思えば、内容を理解していたのかな…

    今の推理小説は犯人が一般的な人に見せかけていることが多いが
    この本でのそれは
    性格や性質の異常者がそれなりのことをしている感じ

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    2022年06月28日
  • 青銅の魔人―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    「妖怪博士」でシリーズが終わってしまったと思ってたので、新刊が出て嬉しかったです。相変わらず世界観には心がくすぐられます。子供の頃に読んでみたかったです。

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    2022年06月26日
  • 蜘蛛男

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     1930(昭和5)年作。江戸川乱歩の初の「通俗もの」とされる長編だが、乱歩の通俗でない作品とはどういうものかピンとこない。大衆向けの雑誌に連載され、大ヒットしたようだ。
     なるほど、これは確かに面白いと思った。犯人の歪んだ性欲がなかなか凄く、こんなの当時よく発表できたなあと感じる。
     もっとも乱歩の場合はその異常性癖の要素も、結局は理知的に筋道を付けられるので、そんなにドロドロとはしてこない。そこが横溝正史と違う。横溝の世界はもっと汚れていて、場末の情趣にまみれる。乱歩の明快(すぎる)論理主義はそういえば芥川龍之介の知性と同じサイドにあって、戦前はこのようにむき出しの明快さが可能であったのだ

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    2022年05月31日
  • 怪人二十面相―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    めちゃくちゃスタイリッシュな表紙の江戸川乱歩大先生の「怪人二十面相」私立探偵明智小五郎!!!
    金田一少年の明智警視とか名探偵コナンの毛利小五郎しか知らずに今まできたけども、ようやく本物の名探偵明智小五郎と出会えることが出来ました!!

    少年探偵団シリーズの一作目ということで少年向けの作品やけども怪人二十面相と明智小五郎の知恵と知恵のぶつかり合いはMr.ミーハーの私にとっては胸熱でしかないです。

    江戸川乱歩大先生の作品を「D坂の殺人事件」から読んでいきたくなってきてしまってるしそれを読むならエドガーアランポー大大先生のデュパンシリーズも読まねばって思いだしてきたのでまた積読がかなり増えるペース

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    2022年05月17日
  • 栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック

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    『ビブリア』の中に出てくる書籍を
    抜粋してくれてる本の第二弾。

    今回はミステリが多め。
    学生時代に読んだことあったけど
    乱歩の『二銭銅貨』って、こんな話だったっけ?

    他にも寺島修司や太宰治や
    シェイクスピアなどなど。
    〝つまみ食い〟にはちょうどいいかも。

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    2022年04月04日
  • 影男

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    作者60代の作という。あれやこれやと奇想天外な話のてんこ盛り、初期の作品の焼き直し感もあるが、乱歩世界の手練れた描写で再び浮かびあがる、地中の楽園大ジオラマ。現代のガラス張り水族館などが真っ青じゃないかしら。いつの時代も好きなんだな、こういうのがね。いまやAIつきのゴーグルで自由自在にバーチャルな別世界へ行けますもんね。

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    2022年04月02日
  • 黒蜥蜴-後編-

    購入済み

    怖いダークさ漂う森園みるく先生の作画。
    亡くなった旦那さんとの
    コラボ作品はミステリーさが増してる。
    女盗賊の黒蜥蜴が男前。

    #ダーク

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    2022年02月06日