江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 明智小五郎事件簿2

    Posted by ブクログ

    胸が弾むようなコレクションの第二弾。こんかいは「一寸法師」と「何者」の二本立て。「一寸法師」は当時の風俗や街中の描写が色濃いのにも興味を引かれるし、後半にかけてのそうは問屋が卸さないとばかりに二転三転する真相もめっぽうおもしろかった。最初は物語にあまり入り込めていなかったわたしも、さいごはさすが乱歩先生と喝采した。「何者」は素晴らしい本格もので、発表当時は評価されなかったというのに驚く。だが“素晴らしさ”を感じ取るための力を江戸川乱歩以降のミステリを読むことで鍛えてもらったのだと気付けば、うれしくなった。

    0
    2016年09月29日
  • 怪談入門

    Posted by ブクログ

    生きてる江戸川乱歩を見る感じ、40年近く前、夢中になった少年探偵団シリーズを書いた作家が、茶飲話してるようなマッタリした一冊だった。

    0
    2016年09月27日
  • パノラマ島綺譚

    購入済み

    江戸川さん。。

    シビアです(笑)。なんとゆーか妄想に囚われた狂人と言いますか変態と言いますかこの人見とゆー人間像が恐ろしいお話でした。どこか純粋すぎたんでしょうか、それとも始めから何処かのネジが吹っ飛んだ人だったんでしょうか。知る由もありませんがシビアだと評しつつ物悲しいお話でもあります。

    0
    2016年08月05日
  • 影男

    Posted by ブクログ

    今回再読。昔読んだ時の記憶より、ずっと面白いと感じたのは自分が年を取ったからか……? 今までの過去作で使われてるアノ要素やコノ要素を寄せ集めてきている所はありますが、今回はそれを『影男』というキャラが活かすことで、ただの再利用ではない面白さが感じられた印象です。良いキャラだよね、影男。

    0
    2016年08月04日
  • 緑衣の鬼

    Posted by ブクログ

    「赤毛のレドメイン家」の翻案作品。赤毛~の方の内容をすっかり忘れてしまっていて、普通に楽しく読めましたw
    翻案系の作品はやはり、微妙に原作に引っ張られるのか、乱歩らしい味が微妙に薄れますね。

    0
    2016年07月20日
  • 妖虫

    Posted by ブクログ

    乱歩の定番とも言える、怪人と探偵が対決する話で、派手な舞台演出を見せ場とする、エンターテイメント性重視の通俗もの。
    この物語での怪人は、現場に赤いサソリを紋章として残し、恐怖心を煽り立てる「妖虫」。探偵は、明智小五郎ではなく、白髪白髭の奇人の老人探偵三笠竜介。
    真相の核となる、ある人物の正体には、すぐにピンとくると思う。物語の進行に伴って、それを裏付ける出来事が次々と起こるので、わかりやすい真相だ。
    警視庁の簑浦係長が説明した、品子誘拐のトリックと、そのために犯人が取った手法は面白い。
    次のようなことが説明されていないが、まあ良しとしよう。
    ・犯人は、三笠の探偵事務所の特殊な構造をどうやって知

    0
    2016年07月18日
  • 明智小五郎事件簿1

    Posted by ブクログ

    こういうの好き! と身悶えしてしまうほどには、明智小五郎が手掛けた事件を時系列順に並べて編んだなどというこの企画は最高。発売当初に広告を見たときは、それはもう鼻息を荒くしてしまったものである。ナツイチにラインナップされていたのでぱっちんバンドともども連れて帰ってきた本書。やはり突出しているのは「屋根裏の散歩者」。あの妖しげな雰囲気ったら、おおげさに言えば100年近くも前に書かれた小説が、けれど飽きずに読まれていることに納得がいくというもの。気になっていた皆川博子さんの解説も、終盤に不意を衝くすばらしさ。

    0
    2016年07月08日
  • 孤島の鬼 分冊版(1)

    購入済み

    中学の時買い揃えた江戸川乱歩全集(春陽堂文庫)の中でも一番お気に入りの作品だったのに…全然違う、キャラが生かされて無い、特に攻めの諸戸はもっとパリッとした白皙の美青年で偏執的かつエロティシズム満載に箕浦を熱い欲望を苦しみ悶えながら抑えつつも襲い…アァ思い入れが、拗れ過ぎて空回りしてるわ自分…ていう程40数年前は凄いBL 小説だったんだよね、女子校でブームだった。(昭和始めの頃は伏せ字だらけで出版)特に漆黒のトンネルの中で獣の様に追い求めとか、出来る事なら変な規制の無かった初期の頃の小説で読むのがオススメです!

    0
    2016年06月27日
  • 盲獣

    Posted by ブクログ

    犯人当て懸賞小説「地獄風景」も同時収録。作者本人もあとがきに書いてるが、「道化版パノラマ島」に納得w
    「盲獣」は、触覚に注目した変態的で猟奇な世界観は面白かったんだけど、後半、書くのに飽きちゃったのか、怒濤の急展開で終わらせててちょいと残念。

    0
    2016年06月24日
  • 大暗室

    Posted by ブクログ

    最後の乱歩自身のコメントにもある通り、ポーのアレやら、ルパン的な冒険小説のノリとかが詰まってて、盛り沢山でしたね。特に、悪玉の方へスポットが多く当たってるので、悪役小説として楽しむ感じで。

    あ、明智探偵はでてこない作品です。

    0
    2016年06月20日
  • 人でなしの恋

    Posted by ブクログ

    短編集。『一人二役』、『モノグラム』辺りが好み。『灰神楽』はベーシックな推理小説な感じで良いですね。表題先にもなった『人でなしの恋』は、さすが乱歩な描写で素晴らしかった。

    0
    2016年05月23日
  • 算盤が恋を語る話

    Posted by ブクログ

    乱歩初期短編集。普通の推理物・暗号物ばかり。乱歩は文学として面白いけどトリックはいまいちだよなあ、という評判に漏れず、特におおという仕掛けもない。推理物なんて普段読まない私でもある程度オチが読めてしまうレベル。本人も自覚していたようで、自註自解ではそんなようなぼやきが多くそれはそれで面白かった(笑)
    しっかし明智はイケメンだな、台詞見ただけでおっこいつはインテリ系イケメンだとパッとわかる。恐ろしい。明智に限らず、登場人物の風貌描写は殆ど無くとも自然と頭の中に「こいつはこういう顔だ」と浮かび上がらせる、巧みな人物描写。ゆえに単調なトリックの連続でもついページをめくる手を止められなかったのかもしれ

    0
    2016年05月02日
  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    パノラマ島奇譚 石榴の2本

    石榴の方が印象深かった。裏を読んでそのまた裏を読んで。。ジャンケンでそれを瞬時に判断できる人物。。凄いな。。
    そして、美人だから惚れられるわけでもないのか、手に入れたからこそ他へいくのか。。。

    パノラマは、主人公の創造する世界観を表現するには
    他人の力が大分必要なわけだが、従った理由が気になった。。単純なお金なのか、説得しうるほどの魅力がその世界観にあったのか。。。
    色々想像してしまう。

    0
    2016年04月22日
  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

    Posted by ブクログ

    解説でも書かれている通り、犯罪そのものより
    パノラマ島の描写が半分を占めるのが特徴的だった

    そして同時収録の石榴はごくスタンダードな推理小説だった
    発売された当時は評判が芳しくなかったらしいが、個人的にこちらの石榴のほうが好きだった

    オチはどちらもあっさりした印象

    0
    2016年05月10日
  • 乱歩奇譚 Game of Laplace 1 夢

    Posted by ブクログ

    テレビ欄で「乱歩奇譚」を見つけた時、何と面白そうなアニメだろうと思いました。しかも監督はペルソナ4と同じ岸さんだから期待大。実際は思っていたのと大分イメージが違いましたが、それでも面白かったのでコミカライズを楽しみにしていました。ただアニメありきの内容で、初めて読む人には不親切な内容だったのが残念です(コミカライズにはつきものですが…)。

    0
    2016年02月11日
  • 江戸川乱歩全短篇(1)――本格推理(1)

    Posted by ブクログ

    初めて江戸川乱歩を読んだ。江戸川乱歩というとほとんど怪人20面相のイメージしかなかったので違う面を知りたいと思い読んだ。
    短編集で読みやすく、構成も最後のどんでん返しが練られていて面白かった。
    特に心理試験が最近読んだ罪と罰をベースにしており、それを思い出しながら読めたのが良かった。

    0
    2015年12月21日
  • 湖畔亭事件

    Posted by ブクログ

    「湖畔亭事件」と「一寸法師」の2編から成っている。
    「湖畔亭事件」は、犯人探しについては、いまいちスッキリしない終わり方だった。結局のところ、真犯人は最後まで謎。望遠鏡を使った覗き趣味がある主人公が犯行現場を偶然見てしまい、犯人探しを開始するというストーリーにはちょっと興味を惹かれたが、特に驚くべき展開も見当たらなかったのは残念。
    「一寸法師」は、極端に足が短く背の低い一寸法師と呼ばれる男が恐ろしい殺人事件のカギを握る人物として登場する。しかし、一寸法師は犯人ではない。読んでいても、誰が犯人なのかが最後までわからない。最後の最後に明智小五郎による解説を聞いて、思いもよらなかった事実がすべて明ら

    0
    2015年11月07日
  • 緑衣の鬼

    Posted by ブクログ

    子供のときに大好きで夢中になって読んだ話。あらためて購入し、読み直してみると、少し物足りなさを感じてしまった。でも、江戸川乱歩の書くおどろおどろしい世界は大好きで、沢山の本を読んでいきたい。

    0
    2015年10月31日
  • 魔術師

    Posted by ブクログ

    江戸川乱歩は大好きで、子供のころからよく読んでいた。大人になると、子供の頃ほど何を読んでもワクワク…というのはなくなったなぁ。まあまあ面白かったが、犯罪の謎解きでは、そんな方法でこんな殺人が起こせるのか?と疑問に思う点も。

    0
    2015年10月31日
  • 黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション(5)

    Posted by ブクログ

     女賊”黒トカゲ”と名探偵明智小五郎の対決を描くサスペンス。

     普段本のジャケ買いはほとんどしないのですが、この作品に関しては表紙の”黒トカゲ”に惚れて買いました(笑)。目がカッコいいのにどこか妖艶さが漂っているのが特にお気に入りです。あとはブラジャーのホックとかですね。

     内容は会話こそ少し古臭さはあるものの、展開はスピーディーで現代でも十分面白い。名探偵と怪人の騙し騙されの一進一退の攻防は、どこか子ども時代の本や特撮などのフィクションを思い起こさせるものがあって、少しノスタルジックな気分も味わいながら読むことができました。

     黒トカゲも色々な属性のキャラにプラスして、大胆不敵な犯罪計

    0
    2015年10月19日