江戸川乱歩のレビュー一覧

  • 屋根裏の散歩者~江戸川乱歩全集第1巻~

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    小学生の頃、図書室にあった『少年探偵団シリーズ』をたくさん読んだ。
    懐かしさもあり、深く考えずに読み出す。
    これは、小学生向きじゃない(笑)
    江戸川乱歩は横溝正史と交流があったそう。
    薄暗さが似合う。

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    2021年01月28日
  • 少年探偵団―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    戦前の作品とはいえ、インド人への剥き出しの差別がすごくて苦笑いしながら読んでいたが、その差別、当時のインド人のイメージこそがトリックの肝だった。
    推理要素がしっかりと読者に示されていて、フェアな形で考えながらよめる。
    ハラハラと手に汗握るような展開もあり、楽しく読める一冊。

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    2021年01月17日
  • D坂の殺人事件

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    *読んでからレビューを書くまで時間が経っているためあやふやな部分があります。

    書かれた時代が現代ではなく何十年も前のことなので、
    トリックや物語は古臭く感じるところもあるが、
    人間描写が素晴らしく、各短編集を読み終わるごとに背筋が寒くなるのを感じた。

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    2020年12月22日
  • 陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション(4)

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    ネタバレ

    二作品とも魔性の女と翻弄される男性の話、化物屋敷のような土蔵での一時の愛とその終わり。

    芍薬の花束の中に隠れた乗馬鞭、うなじから覗くミミズ腫れ、締切った土蔵で物言わぬ恋人に語りかけ続ける男、フェチが山盛りで飽きない。
    寒川は途中で恋の夢から正気にかえりそれを悔やんでいるそぶりもあったけれど、柾木は孤独な陰獣の性根のまま、恋人の腐敗にも蟲にも負けず執着し続けこの世から退場してるさまがなんとも対照的で好き。

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    2020年12月07日
  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

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    入れ替わりトリックを用いた殺人事件が題材。
    しなし、トリックそのものよりも奇怪、混沌、摩訶不思議に満ち満ちた人工島の描写にこそ乱歩の真骨頂があるのだろう。海底トンネル、錯視を利用した造形物、動物のように主人に傅く人間…人によれば桃源郷にも映る景色の数々を想像するだけで恐ろしいような、それでいてどこか心地の良さを感じてくるから不思議。

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    2020年10月05日
  • 押絵と旅する男~江戸川乱歩全集第5巻~

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    押絵、蟲は以前読んだので蜘蛛男、盲獣がはじめてでした。蜘蛛男も盲獣も、展開が似ているので、、なんか犯人は殺人を芸術にしたがるし。バラバラにして見せるのが好きすぎてアレでしたが、別々の時期に読めばきっと気にならないのかな?
    押絵と旅する男が一番好き。情景が目に浮かぶし不気味でとてもいいですよね。

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    2020年09月17日
  • 孤島の鬼(1)

    購入済み

    原作に押され気味か

    原作者江戸川乱歩の華麗で淫靡で陰惨な世界を表現しようとしているのはよく分かる。しかしこのような名作のコミカライズにありがちな セリフや地の文が多く 長くなり門がの生命線ともいうべき「画」の動き 力がそがれてしまう という 欠陥がはっきりと出てしまっている。
    画そのものは流麗で美しく描かれているので残念である。

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    2020年09月02日
  • 明智小五郎事件簿10

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    「黒蜥蜴」で大阪が登場するなんてビックリした。なおかつ乱歩が作家デビューした後、大阪に引っ越ししていた大阪時代に明智小五郎の初期傑作作品が書かれていたなんて知らなかった。また乱歩は東京も細部を記述した街並みを描くのではなくイメージとして描いているだけなのだ。

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    2020年08月18日
  • D坂の殺人事件

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    怖いのグロいのは苦手なんだけど、江戸川乱歩については、醜悪なものを醜悪に書くんではなく、時に美しく見えてしまったり、それが醜悪さ以外の謎や妙な感慨を生むことを書いていて、だからかもしれないけど読める。すごいなー。いくつか名作選と被っていたので既読だった。

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    2020年06月26日
  • 明智小五郎事件簿2

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    読んだことがなかったにもかかわらず、明智小五郎って中年ぐらいのイメージがあったので、このくらい若いときのエピソードを読むと違和感がありますね。(^^;
    何となく、時代小説の趣のある「一寸法師」の方が江戸川乱歩のイメージだな。

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    2020年02月23日
  • 江戸川乱歩傑作集1 孤島の鬼【イラスト入り】

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    ネタバレ

    咎井淳さんイラストでまた読んでみたい…と思いつつ。
    孤島の鬼といえば、ゲイの男と洞窟?に閉じ込められた男主人公が一夜で総白髪になったシーンしか覚えていない(笑)大人になった今読んだら違う印象を受けるかもしれないから、いつか読めたら読もう。

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    2020年01月03日
  • 乱歩アナザー -明智小五郎狂詩曲- 分冊版(1) 黒天使

    May

    購入済み

    明智小五郎を随分スタイリッシュに
    アレンジしたストーリーになっています。
    パッと見絵は綺麗だけど話がサラッとしていて
    続きはあまり気にならないかな。

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    2019年12月25日
  • 陰獣~江戸川乱歩全集第3巻~

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    ☆☆☆2019年11月☆☆☆


    乱歩ワールドに迷い込む楽しみ。
    本当に別世界に行ける。
    『踊る一寸法師』
    『毒草』
    『覆面の舞踏者』
    『灰神楽』
    『五階の窓』
    『モノグラム』
    『お勢登場』
    『人でなしの恋』
    『鏡地獄』
    『木馬は廻る』
    『空中紳士』
    『陰獣』
    『芋虫』

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    2019年12月07日
  • 怪人二十面相―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    たぶん小学生時代に一度読んでいる 当時江戸川乱歩ものはかなり図書室で借りた記憶がある 図書カードなどの証拠はないけど 子供心にワクワクドキドキして次から次へと読み漁っていた 文章も平易だし子供向け しかしかなりの当て字が出てくるから間違えて覚える恐れあり 二十面相が捕まって終わるハッピーエンドだけど 'ここで終わり?'と思わず突っ込んでしまった 捕まってしまったら小説は終わってしまうよね
    変装によって人を騙す手口がたくさん出てくる 裏を返せば どれほど人はうわべだけで人を判断するかという証拠だと思う
    人前に登場し名を名乗っても本当に正しいのかまず疑う癖がついた
    未だに後

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    2019年11月08日
  • 孤島の鬼(3)

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    完結。原作を読んでいないので違いは分からないけど、所々、ん?ってなる部分は時代が違うからなのかコミカライズで三巻でまとめるにあたって分かりやすくしたためなのか…でも読みやすくて楽しめました。

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    2019年10月17日
  • 黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション(5)

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    京極夏彦曰く、江戸川乱歩は文豪ではない。
    文体が流麗な訳でもない。
    しかし、生前から全集が何種類も出版されるほど人気であり、今も読み継がれている。
    その魅力は何か?ということで、久しぶりに乱歩を読んでみた。
    昔読んだ時に、あまり好きではなかったんだよね‥。
    さて今回は、面白く読めた。
    次々と展開してゆくストーリー、仄かにグロテスク、確かに面白い。
    でもそれはドラマを見るような面白さであって、小説じゃなくてもいいんだよなあー。
    ということで、今後も読むかは不明。読めば面白いんだろうけど。

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    2019年08月13日
  • 蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8)

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    伏線が露骨すぎて見え見えであり、事件の構図を見抜くのは容易。早い段階でおおよそのからくりがわかった。スピーディーな展開、派手な演出の劇場型犯罪、探偵と怪人の策略の応酬など、「怪人二十面相」や「黒蜥蜴」と相通じるものがあるが、前二作と較べると、犯人の異常性や残忍さは突出しているが、物語としてのインパクトは弱い。「蜘蛛男」というネーミングも、それほどぴったりとははまっていない。

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    2019年07月30日
  • 妖虫

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    今度の怪人はサソリ!B級的な要素のある昭和の探偵小説。
    探偵がお馴染みの明智小五郎でなく老人探偵三笠。抜けたところや人道的に問題のあるような人物だが、このくらい奇人出ないと悪辣な犯人に対抗できないのかもしれない。

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    2019年07月29日
  • 芋虫

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    絵が美しく、どうしようもないこのお話と丸尾末広の描き方の相性が良いと思った。
    突然のグロテスクなシーンには驚いたが、虚しさ、切なさが独特のタッチで助長されていて非常によい。

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    2019年05月07日
  • 陰獣~江戸川乱歩全集第3巻~

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    卒論は江戸川乱歩の一作品について書くこと、と居酒屋でバイトしている学生。乱歩のイメージはエログロナンセンスという。
    怪人二十面相や明智小五郎などをドラマで見たことしかなかったので、ひとつだけ読むとしたら何かな? と聞くと、いいかどうかわからないけれど「陰獣」とのことで本書を借りた。
    短編から長編までいくつか収録されているので、とりあえず全作読んだ。ナンセンスの作品はなかったが、エログロ感はなるほど。
    著者による自作解説があり、当時の編集長横溝正史君に「矢の督促を受け」たり、名古屋で「私と枕を並べて寝た」り、最初は嫌いだった講談社が「原稿料が他社に比べ格段に高く、ついに講談社党になってしまった」

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    2019年03月07日