江戸川乱歩のレビュー一覧

  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

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    パノラマ島の情景がクレイジー過ぎて脳内で想像できなかった…(笑)上級者向けだ…。
    乱歩先生の頭の中もクレイジーなんだなって思ったのでした。素晴らしいです

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    2014年06月01日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(8) 透明怪人(ポプラ文庫クラシック)

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    島田父が迂闊過ぎて笑ってしまった。
    息子にすら教えていなかった大切な隠し場所を、
    何故初対面の人間に教えてしまったのか。

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    2014年05月28日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(7) 地底の魔術王(ポプラ文庫クラシック)

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    最後犯人は自分で、
    「私は何も悪いことをしていない」と言っていたが、
    これは明らかに誘拐ではないのだろうか。

    という突っ込みをしながら読んでしまう。
    でもそれも含めて面白い。

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    2014年05月26日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(3) 妖怪博士(ポプラ文庫クラシック)

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    二十面相は明智が大好きで仕方が無いんだな、
    というのが良く分かる作品。
    そういう観点で見るとまた面白い。

    作中の洋館の仕掛け等はこの作品に限らず好き。
    いくつになっても楽しめるものだなぁ。

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    2014年05月23日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(4) 大金塊(ポプラ文庫クラシック)

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    ネタバレ

    20年位ぶりに再読。

    私の中で江戸川乱歩と言えば、
    このポプラ社の少年探偵シリーズである。
    昔このハードカバー版を買ってもらい、
    夢中になって読んでいた。

    怪盗二十面相は出て来ない。
    万能カギって要はピッキングだと思うのだがまた違うのだろうか。
    今読むと誘拐犯が馴れ馴れしすぎるが、
    当時は何とも思わなかったなぁ。

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    2014年05月22日
  • 三角館の恐怖~江戸川乱歩全集第15巻~

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    青銅の魔人
    少年探偵団の敵は、二十面相しかいないのでしょうか?

    パターンなんだけど、乱歩自身が、けっこうこのパターンを楽しんでいるような気もします。

    虎の牙
    うーむ。犯人は、熱狂的な阪神ファンと見た……。
    違いました……。

    犯人は、はじめからわかっているので、少年探偵団ものっていうのは、推理小説ではなくて、冒険小説ですね。

    と、知っている人にとっは、言わずもがなのことを……。
    いや、わたしは、はじめて読むから。

    断崖
    こういう、短編は、好きですねぇ。
    それから、乱歩の書くこういう悪女も、けっこう好きです。まぁ、間違っても、わたしと関わりになるタイプではないけれど。
    というか、物語の中

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    2014年04月16日
  • 陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション(4)

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    うろ覚えだけど、作中に「彼のような陰獣は・・」みたいな表現があって、あれ?『陰獣』って一般的な言葉なのかい?っていう。

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    2014年03月16日
  • 悪人志願~江戸川乱歩全集第24巻~

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    ものすごい雑多なエッセイです。
    しかし、この人、「仕事していなくて恥ずかしい」とか言っているわりに、いっぱい書いてますよねぇ。

    まぁ、途中でなげだされたりした作品はあるけれど。
    そして、この人ががんばったおかげで、今の日本のミステリーがあるんだと思います。

    読書好きは、ミステリー好きとけっこうかぶるもんねぇ。
    わたしは、あまりミステリーは読まない方だけど。

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    2014年02月24日
  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

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    ネタバレ

    『パノラマ島綺譚』、『石榴』収録。

    パノラマ島綺譚
    江戸川乱歩独特の不気味さと美しさが一際目立つ作品。
    ただ、自分の想像力の足りなさでイメージがうまくできない場面がいくつかあったのが残念。

    石榴
    個人的にすごく好き。
    最後の大どんでん返しには衝撃でした。

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    2014年01月20日
  • パノラマ島綺譚 江戸川乱歩ベストセレクション(6)

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    ミステリーというより幻想小説といった感じの作品です。
    人見の妄想を実現した「パノラマ島」の描写が素晴らしいです。美しさと狂気が入り交じった何とも言えない雰囲気が堪りません。非常に乱歩らしい作品だと思います。

    「石榴」はラストのどんでん返しは想定内でしたが、切れ味は抜群。良作だと思います。

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    2013年11月11日
  • 少年探偵団 2

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    いきなり海で遭難しているところを同じ遭難者から突き落とされ行方不明になり…という展開。
    二十面相の変装技術が他の乱歩モノとは超絶的に一線を画している。

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    2013年10月24日
  • 盲獣

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    積ん読本の中から引っ張り出し、ハテ、どうしてこれを買ったろう?
    と、我ながら首を傾げてしまったのだが、ともかくも読んでみた。
    タイトルは盲目のケダモノ(=人面獣心)の意。
    欲望のまま女を漁っては非道の限りを尽くす男の話で、
    好みのタイプについて、見えないから顔の造作は関係ない、
    肌触りの善し悪しが一番肝心と宣う。
    で、目が不自由なので、拉致監禁その他一切、
    まさかそんな手の込んだ犯罪など不可能だろうという先入観でもって、
    長らく容疑者リスト入りを免れるといった塩梅。
    ちなみに、この版では、
    乱歩自身が読み返して「吐き気を催す」とて削除された部分が復元されている。
    ご愁傷様である。
    見えないと触

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    2013年10月10日
  • 屋根裏の散歩者~江戸川乱歩全集第1巻~

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    この光文社では、乱歩自身の解説も掲載されている。自分で愚作だとか、無理な話とか書いてるので、笑える。確かに偶然がないとこれは無理だなと思う話が多く、乱歩自身の解説も愚作だと認めていてにやっとしてしまう。それでももっと読みたくなるのは乱歩の独特の世界があるからか?

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    2013年09月05日
  • 芋虫

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    原作は1年以上前に読んでいたが、あの怪しい(かなりエログロそうな)作品の印象が気になり、漫画でも読んでみた。かなりエログロだった。乱歩はこの作品を通じて、夫婦の間の愛の形(最後は衝撃的)や戦争批判をしていたのか?

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    2013年08月19日
  • 黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション(5)

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    結構昔に書かれた本だが、問題なく楽しめます。
    今の本よりどぎつい表現・描写がないから物足りなさを覚える向きもあろうが、当方は品の良さに感心しきり。
    今だ影響力を持つ作家はそうおりません、当方が何かせずとも大丈夫だが読み継がれていって欲しい日本の至宝の一人でしょう。

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    2013年08月18日
  • 江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(22) 仮面の恐怖王 (ポプラ文庫クラシック)

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    いっちゃってる設定の中で割とまとも?!な感じかも。
    後半のゴリラのシーンと結末。。。
    一番怖かったのは土砂のシーンかも?

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    2013年08月18日
  • 蜘蛛男

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    ネタバレ

    セカンドハンドで買ったので春陽堂じゃないけど、
    まあ内容的にわざわざ春陽堂版を買い直す気にはならない。

    江戸川乱歩は好きなんだけど、
    短編の秀逸さとエログロの意味不明さの差が、
    私には、
    ありすぎるように思う。
    そんな中この蜘蛛男が3なのは、
    当時連載されていた雑誌のコメントが
    各話にそのまま掲載されていた点が
    物語に興を添えていたので。
    作品とは関係ないけど。

    初めの方はまだわかるんだけど、
    最後は蜘蛛男は一体何をしたいんだかさっぱりわからなかった。
    明智小五郎は頑張っていたけどね。

    江戸川乱歩って抑圧されていたのかなあ。
    同性愛傾向もある説もあるけど。

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    2013年06月03日
  • 化人幻戯

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    怪奇かミステリか迷うところだ。
    探偵小説ってヤツなんだけど。

    なかなかよくできたプロットで
    明智小五郎シリーズを読もうと思う人はこういうのを求めているんだろうな、
    という内容。

    中編一編と短編五編という構成で、
    全てがそれぞれの特色があって面白い。
    密室トリックを使用したミステリらしいミステリがあり、
    手紙があり独白があり、犯人目線があり、
    本当にバラエティに富んでいる一冊である。

    ただ、『防空壕』が、私的にはちょっと勿体無い気が。
    もちろん狙ってしていることなのはわかるんだけど。
    二部構成の一部目がちょっと異様な感じの謎に富んだ話なのに、
    二部目でそれをブチ壊しにしているんだよね。

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    2013年06月03日
  • 続・幻影城~江戸川乱歩全集第27巻~

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    ネタバレ

    江戸川乱歩が800を超える小説からトリックを類別・集成した本。

    現代になって小道具は変わっても、つきつめて行けばここで出てくるものに集約されると思う。

    叙述トリックや違う時系列を同時に起こっているようにみせるトリックは、含まれていなかった。

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    2013年03月14日
  • 盲獣

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    何故か無性に読みたくなった江戸川乱歩。
    その中でも群を抜いた変態小説が恐らく今作。
    盲目の怪人がその猟期趣味を全開にした
    倒錯した「見えない側」の世界観を圧倒的かつ
    一方的に書きまくった力のある作品。

    勿論現代の小説スタイルからしたら
    おかしな部分や荒唐無稽な展開なのですが
    ディティールなどに拘らず初速からラストまで
    同じスピードで一気に読ませるのは、やはり
    この作品の妖しさと如何わしさに取り込まれた
    証拠なのかも。

    3人目の殺人事件の件においては、猟奇的な
    怖さと滑稽で下らなさとが同居していて、この
    感覚とセンスは他の誰もが出来るものでは
    ないような「差」

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    2013年03月08日