江戸川乱歩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
戦後に書かれた作品を集める。長編の表題作と短編五本。頭に来るのは、「解説」がありながら、そして文庫化された年数は記載されているにもかかわらず、これらの作品の初出がいつ、いかなる媒体なのかについては何の説明もないことだ。おい歴彦(←社長)! しっかりしてくれよ! 萩原健太さんのようなことを書いてしまうが、乱歩はもう文学史の一部なんだらかそういうことしっかりしてくれないと。光文社文庫で全集の刊行が始まっているようだが、そこら辺のデータはしっかりしているのだろうか。
さて、『化人幻戯』。収録作品はほとんど再読。随分前に読んだようだが、内容ほとんど忘れていたから楽しく読めたが。タイトル作、トリックは