江戸川乱歩のレビュー一覧
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江戸川 乱歩も、新井 素子も、夢枕 獏も、本やマンガ好きな人が、本やマンガについて語っているのを読むのは、とっても楽しいです。
この本の内容、兄貴から聞いた話がけっこうるような……。
しかし、兄貴は、こんな本、読んでいたのだろうか。
一時期、ミステリーにこっていたことがあって、あの人、わりとこういう外壁(というか理論)から埋めていくようなことをするので、読んでいたのかもしれませんねぇ。
で、兄貴は、ミステリーというよりは、ハードボイルドな小説に向かっていって、その頃のりんは、SFに向かっていって、純粋な推理小説からは、離れていったのであった。
最近は、ちょっと自分的には、ミステリーのブー -
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ネタバレ『堀越捜査一課長殿』
警視庁捜査一課長堀越の元に届けられた手紙。渋谷警察署長時代に起きた東和銀行盗難事件の真相が語られる内容。銀行から輸送車に運ばれる途中に奪われた現金。犯人の大江が逃げ込んだ自宅アパート。消えた大江。大江の隣人で手紙の差出人・北園荘助。警察による捜査は北園の部屋のテレビの箱を調べるまで慎重に行われたが迷宮入り。大江の恋人でバーの女給・弓子と結婚した北園。死を目前にした北園の告白。
『妖人ゴング』 明智小五郎&少年探偵団シリーズ
「うわん うわん うわん」と言う笑い声とともに現れる妖人ゴング。少女探偵マユミさんを狙う。
『魔法人形』 明智小五郎&少年探偵団シリーズ
公園の怪 -
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時代背景がとても古いので、今の時代では本当に有り得ない犯人のやり方・トリック。それが逆に趣があって面白かった。いかにも、昔の探偵小説という感じだろうか。また、今の推理小説やミステリと違って、何かと驚くほど大胆な気がする。展開もトリックなども、犯人の逃げ方とかも。そんな独特の世界観に、さらに大きな影響を与えてくれるのが妙にリアルな挿絵(というか劇画?)で、雰囲気を最高に良い具合に出してくれてる。そもそも、結構、グロテスクな雰囲気満載のお話なのだが、冒頭の「一人の女性を命がけで取り合う(つまり決闘)」いうなかなか無いようなすごいシーンから、一気に引き込まれていく作品だった。
読むことによって何かを -
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江戸川乱歩というビッグネームに構えて読んだら、驚いたことにかなりタッチが軽くて読みやすい。
よくもまあこれだけ書いたと思うほど短編の中にさまざまな種類の殺人やら事件やらが書かれている。
この人の書くミステリはなぜか、読み終わると微笑んでしまうような後味がいいものが多い。
個人的に好きなテーマはプロバビリティの犯罪。完全犯罪があるとすればこれはかなり近いと思う。
でも好きな話は「二銭銅貨」「断崖」「二癈人」「石榴」かな。
後者二つはラストがほぼ同じじゃないかということに今気付いたのですが、ストーリーとしてきれいに閉じてると思ったので。
「二癈人」は、既に扱った夢遊病者というテーマを今度はどう -
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おおっ、「黄金仮面」は、二十面相の原点のような作品ですね。
犯人の正体は、ビビりました。
でも、まさか、「人のキャラクター」を使ってと、怒られる心配はなさそうですな。
最後の最後、敵にも花をちょっとは持たすのかと思いきや、全部、明智小五郎がもっていくところも、ビックリしました。
「黄金仮面」は、子ども向けではなかったんですねぇ。
でも、ポプラ社の子ども向けシリーズに入っていた気がします。気のせいか?
と思って今、調べてみたら、「大暗室」とか、少年探偵団以外のシリーズも、入っているみたいですねぇ。
知らんかった。
この全集本ですが、唯一の欠点は、分厚いため読み終わる頃には、前の方の作品を忘 -
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黒蜥蜴と呼ばれる怪しく美しい女賊と名探偵・明智小五郎の対決を描く。
美しいものを愛する黒蜥蜴は宝石商の美しい令嬢を誘拐し、「エジプトの星」と呼ばれる宝石をも奪い取る。それを奪還しようとする明智小五郎。騙し、騙しあい、互いが互いを好敵手と認める壮絶な知恵比べ。
冒険小説・探偵小説として楽しめるのはもちろんだが、本当に実現可能かどうかはともかくとして江戸川乱歩が描くエロティックな世界観はなんとも言えず面白い。
またこの文庫本には初めて雑誌に掲載された当時の挿絵もそのまま再現されており、当時の雰囲気も楽しめる。「続きはどうなるのだろう」とわくわくしながら読んだその時代の雰囲気。