金原ひとみのレビュー一覧

  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    常々思ってることだけれど(ひとつの属性をとってこうだ、ああだ言うのも良くないと思いつつ)、
    女性は辛くても生きながらえてしまいやすい特徴があると思う。この本を読んで改めて思ったし、そう感じてるのは私だけじゃないのかもとも思った。
    朝井リョウさんの解説もよかった
    この文章を書いているとき、わたしもまた顔色を伺いながら文字を打ち込んでる。

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    2026年08月08日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    性加害の告発という重いテーマに尻込みしてたけど、章ごとに語り手が変わって人のSNSを見てるような感覚でスルスル読めた。
    あらゆるハラスメントや保守派は許さないめためたに叩きのめしてやる!という正義感の塊な女性作家に一番共感した。彼女の章を読んでいると、あるテーマに対して全然分かり合えない時の絶望感、同じ熱量で怒ってくれる人を見つけた時の喜びを分かち合えた感覚があってカタルシスを感じた。

    一方で、彼女の語りだけ読んでるとめちゃくちゃ共感できる!てなってたのに、また違う人の視点から読むとあっそういう感じ??となったり、当たり前だけど人によって見えているものが違いすぎて正に真実は藪の中だった。

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    2026年08月08日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    濃かった。
    筆者の叫びというか、なんというか。
    圧倒的な言葉の数。なんか読んでいてしんどくなってきたのは確か。
    でも、今の日本の確かな一面なのだろうなあ。深くて怖いお話でした。

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    2026年08月06日
  • 蛇にピアス

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    1時間で読めた。めちゃ感想が難しい。謎が多かった。ルイがはじめて舌ピを開けるシーンは読んでる自分まで怖くてドキドキした。

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    2026年08月04日
  • マザーアウトロウ

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    心地よい疾走感。こんなに楽しくて気楽でエキセントリックなマブがいたら人生楽しいだろうな。穏やかな時間があるからエキセントリックを楽しめるんだろうな。面白かった!!!

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    2026年08月03日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    こんなに荒んだ内容なのに読んだ後はサッパリしてなんだかキレイになった気さえするんだよな(°▽°)
    金原さんの小説には浄化作用あるんだろな(°▽°)

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    2026年08月03日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ずっしり重たかった。
    加害者は誰で被害者は誰なのか、みたいな、推理小説的な善悪の判断は読者に求められていないと感じた。
    ミーツザ・ワールドくらいの重い独白が、悪を制裁しようとする恐ろしいほどの強い正義が、まるでこちらをわざと疲れさせるかのように畳みかけてきて、重たい。
    朝井リョウのインザメガチャーチと同時に読んでいたので、似たような重さはありつつも、朝井リョウの方はとにかく現実にありそうな、親近感のある怖さ、金原ひとみの方は、リアルからは飛んでいるけれど、その飛躍が怖い。

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    2026年08月03日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    主人公たちがどんどん狂っていく様が読んでいて苦しかった。鬱描写もいくつかあり、辛くなった。
    あと、みんなセックスしすぎ。

    金原さんの文章は本当にすごい。
    読んでよかった。

    朝井リョウの解説もとてもよかった。

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    2026年08月02日
  • デクリネゾン

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    仕事のために数ヶ月小説を禁止していた自分にとって、ひさしぶりの金原文学。読み終わった今、とても満足感がある。一方で、読んでいる途中は何度その手を止めされられたかわからない。感嘆というべきか、息が詰まったというべきか、まだ自分でも名前がつけられていない感情、身体の芯からじんとなるような感覚が広がって、それが空気中にまで霧散していくまで待つための時間が幾度となく必要だった。

    やはり自分は金原ひとみさんの作品が1,2を争うくらい好きなんだと思う。図太い自分にはもちろん理解しきれない。しかし、理解し切れないからこそ興味が湧くし、驚かされる。そんな浅はかなことを言うことも少し憚られるが、これが率直な気

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    2026年08月02日
  • アタラクシア

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    全然ハッピーな話じゃないけど、とても面白かった。金原ひとみさんの本を読んだことがなくて、ずっと読みたいと思ってたのですごく達成感(笑)

    この作品の登場人物は、みんな男女関係に問題がある。不倫してたり不倫されてたりパパ活してたり。これが一人称小説だったら「なんでこいつ不倫してるのに反省しないんだよ」とか、「なんでこんなに子供や親への当たりが強いの?」とか、登場人物に対する不満が出てくるんだろうけど、章ごとに語り手になる登場人物が変わってそれぞれの事情が見えてくるから、それぞれの苦労や心労が如実に見えるので、そんな不満は生まれない。むしろ、「どうしたらこの人は幸せになれるんだろう」って一緒に悩ん

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    2026年07月30日
  • デクリネゾン

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    自分にとって高カロリーな小説だった。
    ここまで書き上げる金原さんのエネルギーがすごいと思う。

    最初娘との会話における志絵の言葉が機械的に感じて没頭できなかったけど、友人や中津川さんとの会話を通して純度の高い志絵が見れた気がした。

    志絵の生き方に、人によっては嫌悪感を抱くだろうけど、倫理的、法的に正しい道は決まっていても、個人にとって正しい道はそれぞれだと思う。
    絶対的な正しさを武器にした掲示板の書き込み、YouTubeのコメント欄などに共感を持ちつつも息苦しく感じるのは私だけだろうか。

    そして「そもそも小説に求めるべき価値は、社会的正当性のない言葉を如何に伝えられるか、だけです」という言

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    2026年07月29日
  • 最後の晩餐

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    いろいろな作家さんの話が読めるので、短編集はさくさく読めてしまいます。今回は、『最後の晩餐』をテーマに7編が収録されていました。『最後の晩餐』というと、イメージとしては悲しかったり、切なかったりというマイナスな感情が先にたっていたけれど、どの話も前向きな話で自分の『最後の晩餐』についても考えてみたくなった。
    どの作家さんの話も好きだったけど、個人的には金原ひとみさんの話が好きでした。コンプラが叫ばれる社会でこんな集まりがあって、ひたすら高カロリーな物を食べまくる…素敵な最後の晩餐だなぁと羨ましくなった。ちょっと学生時代を思い出した。
    井上荒野さんの「本当の話」も心がじんわり温かくなる素敵な話で

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    2026年07月29日
  • マザーアウトロウ

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    こんな義母いたら大変だ。でも知り合いになりたいと思わせる魅力的な人だと思った。
    何も考えてないようにみえて、色々考えてあったりと、単なる軽ーい本かと思ったけど、いやいや色々深いぞと思う本だった。

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    2026年07月28日
  • 最後の晩餐

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    食べ物小説が結構好き。本書も食べ物を美味しそうに書く作家陣が揃っており、軽い気持ちで手に取ったが、最後の晩餐というタイトル通り、食だけではなく死に向き合う話でもあったのだ。
    井上荒野さん、初読みだったけどまた読んでみたいな。
    角田さんの鰻の話、なんかうちの親族もこんな感じかもって。
    金原ひとみさんは近々ヤブノナカ読むから、ひとみ節を浴びたのでより楽しみ。
    あと装丁とっても可愛い。文庫は手軽だけど、単行本にしかない良さがあるねえ〜

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    2026年07月28日
  • 最後の晩餐

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    角田作以外は「ランティエ」掲載の短編集。
    最後の晩餐の為にどう生きるか?と言うより、既に故人となった回顧録風なストーリー多数。
    結果的に「あれが最後の晩餐だった」はあっても「これが人生最後の晩餐だ」などと意識して前もって準備するなど無いのだから自分は毎食これが人生最後の食事かも?と意識はする様にしている。

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    2026年07月27日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    なるほど、まさに「藪の中」ですね。同じ出来事でも、語り手が変わればまったく異なる姿を示します。しかし、芥川の『藪の中』と異なるのは、「何が起こったか(真実)」ではなく、「それをどう評するか」が問われている点です。本作で扱われる出来事も、語り手ごとに評価が大きく異なっています。

    特筆すべきは、過去の出来事が現在の価値観・基準で裁かれている点です。橋山美津に告発された木戸悠介の性加害は約10年前の出来事であり、橋山自身も当時は「被害者である」という意識を持っていなかったと述べています。自分が搾取されたという概念は、その後の10年間で形成されたものだといえます。

    法の世界では「法の不遡及」により

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    2026年07月26日
  • ナチュラルボーンチキン

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    主人公がずっと頭の中で喋って考えててやかましい感じが好きで金原さんよく読む。
    こんな理解のある彼くんは現実ではほぼ現れないけど

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    2026年07月26日
  • 最後の晩餐

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    色んなタイプの最後の晩餐。
    みんないい。
    金原瞳さんのみたいな仲間も羨ましいし、原田ひ香さんにはハラハラしたし。
    1番リアルで笑ったのは、角田光代さんかな。
    人生後半、そして最後に食べるもの。心豊かに過ごすには何がいるか。考えちゃいますね

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    2026年07月26日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    全体的に各登場人物の頭の中を覗いて回っているような感じで、読み進めるのになかなか疲れる
    モノローグが長いというかほぼモノローグだけど、普段考えていることや感じていることや流していることや眼を逸らしていること等が丁寧に言語化されていて、共感できる言葉もできない言葉も耳に痛い言葉もあるけど、なるほどなあと思いながら読み進めた

    引きこもりあがりの娘への友梨奈のガン詰めには引いたけど、自分自身でもどうしようもなく気付いてしまったからには目をそらすこともできず最終的には何も変えられなかったという無力感から諦念に至り無敵の人になるというのも、極端というか何というか、、、不器用な人なのかなあ

    ギスギスし

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    2026年07月25日
  • マザーアウトロウ

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    蹴人と結婚した波那は、破天荒な義母である張子と出会い、忽ち意気投合してしまう。張子は、蹴人の友人たちと悉く意気投合し、蹴人なしで、親友のように付き合いだしてしまうほどの人だった。
    金原ひとみらしい、アドレナリンでまくりの、更に中高年の生き方について、考えさせられる珠玉の一冊。

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    2026年07月23日