金原ひとみのレビュー一覧

  • アッシュベイビー

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    クレイジー、狂気的。アヤの心情の流れ?というのかな、溢れ出る心の声の数々とそのスピードの早さ、それが文章になってることがすごいと感じた。そういう小説には初めて出会ったかも(経験が足りないのかも)。胸糞悪く感じるシーンの度に休憩挟んで、読み終えた。

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    2025年12月19日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    ■はじめに
    今年は小説をよく読んだ。押しも押されもせぬおっさんになってからは、社会評論やノンフィクションに手が伸び、小説を買ってもエンタメ系—そんな読書傾向が続いていた。

    ところが、なぜか今年は小説、それも所謂「純文学」作品を読む機会が増えた、正しくは復活した。

    純文学と書いた途端、そもそも純文学とは何なの?エンタメ作品との違いは? その境目はどこにあるのか?—そんな疑問が頭をもたげてくる。

    僕の中での純文学の定義は「物語の“結果(結末)”よりも、人間の“ありよう”そのものを引き受けようとするのが純文学」である。

    描かれるのは、人間の業(ごう)そのもの。弱さ、矛盾、欲望、逃避、欠落、そ

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    2025年12月17日
  • デクリネゾン

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    いつ読み終わったか覚えていないけど
    覚えてることがある

    小説家の主人公はどこか筆者が自己投影したいるようにもみえるし
    そう想像することをすかされるような感覚にもなったかも

    娘に対しての言葉で
    料理がまずいって言わないで、
    私は好みじゃないと言って。

    好きな人にブスと言われるのと自分のタイプではないと言われるので傷つき方が違うでしょ

    というところ。
    文脈忘れたけどこういう価値観に影響することを本で読めるの楽しい

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    2025年12月15日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    私が知る限りでは、金原ひとみさんは自伝作品を発表していない。未読だが「オートフィクション」なる自伝的要素の強い創作(フィクション)もある様ではある。

    今回、朝日新聞出版から発刊された当書籍は、芥川賞受賞当時(2004年)から現在(2025年)に至るまで、様々な媒体で発表された金原さん自身のエッセイ、日記、掌編を集めたものである。

    本書籍の中でそれらがあたかも、「額装された絵画の様に」キュレーションされ、読むものの感情、それは様々な題名に沿った種々の感情、に訴えかけるという、いっぷう変わった構成の自叙伝であると言えるのでは無いかと思う。

    掌編集である、とは言っても、大きく三つの章に分かれて

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    2025年12月14日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    消えた方が良いと思っている女性に助けられた腐女子の話。これまで彼女の人生には登場しなかった人たちとの出会いをきっかけに人生が進んでいきます。
    人を好きになることや別れや死というものを登場人物たちが考えながら生きています。登場人物はとても優しい人たちばかりです。
    自分は人の死や別れについては悲しくなるし怖いので考えたくないと思ってしまうタイプなので、日々こんなに真剣に考えて生きている人たちってすごいなと思いながら読みました。この本を読んでいつも考えたくないと思っていたことに対する苦手意識を少し減らせたように思います。

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    2025年12月12日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    入りやすいストーリー。自分の価値観をぶち壊して踏み出したからこそ出会える人間関係。綺麗な終わり方だった。

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    2025年12月12日
  • 蛇にピアス

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    この本は面白い繋がりで辿り着きました。
    辻村深月さんの「鍵のない夢を見る」のあとがきから「オール讀物」という文芸誌の存在を知り、そこに金原ひとみさんと千早茜さんの対談が載っており、2人の作者に強い興味を持ちました。
    読んだ感想を一言で言うと「19歳でこれを書いたのは天才」です。ひたすらに主人公の心理描写が鮮度MAXで描かれていると感じます。読んだ瞬間は強く「あーこの感じ、わかるわ」と思うのに次の瞬間に振り返るともう何を言ってるかよくわからないという面白い読書体験でした。はちゃめちゃになりそうなストーリーなのに終始醒めずに読み遂げられる面白い本です。短いので「とりあえず読んでみて感想聞かせてよ」

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    2025年12月10日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    まだまだ数冊しか読めていないけれど、自分がこの作家さんの作品に惹かれる理由はなんなのか、作品から漂う甘い香りに自分が吸い寄せられてしまうのは、こういう生き方や考え方や苦しみ方から創造されているのだな。そういった言語化出来ないその感覚みたいなものを裏打ちされたような、金原ひとみさんの作家として母として人としてのコアな部分が窺え過ぎている。
    母というペルソナに始まり、たくさんのエッセイと掌編小説。どれもとても良かった。
    小説を読んでいて、もしかしたらこれって…と思っていたことがあって、あぁやっぱりそうだったのかという答え合わせが出来たり、男子はみんなメイキングザロードばかり聴いていたみたいな一文に

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    2025年12月10日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    前回のエッセイ、パリの砂漠~が共感しすぎて、こちらも手に取った。

    前回よりも、恋とか性とか多い印象。
    残念ながらその部分には何も共感できない自分だった。

    三章の、「~の君」、の話が好みだった。
    自分の感情をここまで言語化できるのが、本当にうらやましい。


    印象的だったとこと(長い)
    ・「自分が予想していた未来と、今の自分を比べてどうですか」
    数年前何かの取材で、割と唐突にそう聞かれた。私は質問の意図が分からず黙り込んで、その意図がなんとなくわかった瞬間にショックを受けて眩暈がして、「私には自分の未来を予想したり、人生を構築してきたという意識がありません」と正直に答えた。
    これは、人生を自

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    2025年12月07日
  • アッシュベイビー

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    不快感とは裏腹に一気読みした。何でだろう、精神疾患を思わせる登場人物の背景に想像が膨らみ読む手が止まらなかった。

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    2025年12月07日
  • 蛇にピアス

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    小説なのにその痛々しさと生々しさに、実際に本から目を背けてしまった場面も多くあったけど、それほどまでに物語の臨場感がリアルに伝わってくる文章だったのだと思う。

    危うさと美しさの世界観に浸れる一冊。

    私的に、シバの「俺、残酷な言葉には詳しいの」という一言が印象的だった。
    どこかサイコパスなのに、賢さからくる色気というか、ルイがシバに惹きつけられるその気持ちがわかるような、わたしもシバと目が合ったまま言われてるような、そんな気持ちにさせられた一文だった。

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    2025年12月06日
  • 蛇にピアス

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    高校生の時に読んでたらこの世界から一生抜け出せずにいたかもしれない。
    大人になってから読んでよかったと思うくらい刺激の強い内容だった。

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    2025年11月30日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    私の中で、「ブックスタンド使いながらドライヤー中も読みたい!となれば結構ハマってる」という基準があるのですが(笑)、本作はこれです(´∀`)

    残りが15頁くらいになってきても、締め方が全く読めなくて。最後まで色々と予想をしながら読めて良かったです!

    レビューで、「ライのスピンオフが読みたい」とありましたがとても共感しました。

    金原さんの文体が好きで、「ナチュラルチキンボーン」を機に2冊目。まだまだ読みたい作者さんです♪♪

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    2025年11月30日
  • 蛇にピアス

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    面白くて、それほど長くないのでサクッと読めました。目を背けなくなる描写もありますが、この世で生きることがどうでもよくなってピアスをあけたくなるような気持ちになったことはある。だから、主人公の気持ちもわからなくもないなぁと思いました。
    サディスティックでエロティックなので人を選ぶ小説でしたが、ミステリー要素もあり、楽しく読めました。

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    2025年11月28日
  • New Manual

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    めちゃくちゃオシャレな一冊。目が眩むような。読んでてテンション上がる。アンソロジーとあるけど雑誌みたい。写真も文章も装丁も、完成度高すぎた。

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    2025年11月26日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    嘘とかいい加減な言葉がないように感じられるから、金原ひとみの書くものが好きだ。デビューの頃の文章はだいぶ今とは雰囲気が違うけど、最初から筆一本で生きてきたんだなとその迫力が伝わってくる。客観的にもお父さんの存在は大きいけど、学歴も経歴も何もないのにひたすら本を読むこと、全身でいろんなことを受け止め(あるいは流して)感じることで、こんなに骨太な文章を書けてしまうんだもんな…、だから作家なんだな…。

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    2025年11月26日
  • オートフィクション

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    4.2/5.0

    こういった赤裸々で、孤独で破滅的な物語が、人を救うことが、確かにあるのだと感じた。

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    2025年11月25日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    明け方の繁華街のような空気感だった。
    実際、この物語には明け方の歌舞伎町がよくでてくる。
    消えたかったライはこの物語で切り取った中では最初から最後まで幸せだったのではないだろうか。
    私も消えたい人だからライの幸せがよく分かる。
    そして、私が夜から朝の繁華街が大好きな理由がぎゅっと詰まっていた。
    この空気感大好きだな。

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    2025年11月23日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    感受性豊かな、己に正直で飾り気のない人柄と文章に惚れ込む。著者の経験が活かされる物語は、心に響く。幼き頃、小説に救われた著者がいた。そして今、彼女の物語に救われている読者がいる。素敵なバトンパス。

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    2025年11月16日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    毎日少しずつ、ご褒美のように読んだ。
    金原さんの2003年から2025年までのエッセイと短編小説たち。(贅沢!)

    これはエッセイ?それとも小説?という境界が曖昧なものもいくつかあり、答えが示されていないのがなかなか珍しい作り。何かのインタビューで、金原さんは小説とエッセイをあまり区別して書いていない、というようなことを仰っていたのが腑に落ちる。
    2章以降、書かれた年代順に並んでいて、若い頃の金原さんの文章はやっぱり今と少し違っていて、それも面白かった。私からすれば破天荒とも言える暮らしをし、恋愛と小説を人生の真ん中に置き続けてきた人生を、少しだけ覗かせてもらえる。

    「母」というペルソナ は

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    2025年11月12日