金原ひとみのレビュー一覧

  • アッシュベイビー

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    ネタバレ

    正直かなり人を選ぶ。子供や動物の虐待描写あり、吐きそうになりながら読んだ。特に終盤はかなりしんどくて薄目で読んだし、しばらく引きずった。
    金原さんの文章はヒリヒリヒリヒリとしていて、自分の学生時代と重なるところがある。特にこの本では主人公アヤの(おそらく健康な人が見たらなにこれ大丈夫か?と思うような)独白がみっちりと敷き詰められているのだけど、かつて私がとある精神疾患を患っていたころ、愛情を求めて衝動に駆られあらゆる自傷が辞められなかった頃に考えていたことがそのまま、一言一句全てばらばらになることなく文章にまとめられている。脱帽。
    …なので、倫理的にきつくても読まずにはいられなかった。この話は

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    2026年02月21日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    そんな分厚くないのに500ページ超えなことに読み終わってから気づいた。笑
    救いようがなく重たい。。欲望に負けたり社会的に立場で苦しくなる男たちよりも、歪んだ正義感のような長岡友梨奈が一番怖いなと思った。
    私は、まだ自分たちより下の大きな時代は生まれてないから、時代の変化を体系的に捉えられない。
    時代の変化で正しさや許されるかどうかが変化するって恐ろしいんだろうな。
    分かり合えないけど、1人の力じゃどうしようもないこともたくさんあって、どこかで線を引かないといけない。でもその価値観も人によって多様で。。。

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    2026年02月21日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    金原ひとみさんの文章を初めて、言葉一つ一つが身体に染み渡って食べたいと思うくらい読んでいて欲した

    共感できない部分もあると思うのに、こんなに好きだと思えるのはなんだろうか

    子育てと執筆、移住大変苦労されたようだ

    そしてお酒と牡蠣がお好きで

    昔の恋人との話、小説を書き始めたきっかけの賞がとても良かったし、金原さんは昔からかけて、書くために生まれてきたような天才なんじゃないかと思う

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    2026年02月21日
  • 蛇にピアス

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    この界隈を赤裸々に描ける語彙と表現。他にいない新星だったろうな、と。高校時代のパンクなのに文学少女な同級生を思い出す。彼女は小説を書いているだろうか。40分。

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    2026年02月19日
  • ナチュラルボーンチキン

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    ネタバレ

    主人公とまさかさんのやり取りが微笑ましかった、、
    ただ、まさかさんが当時から「天使だ」と思うほど主人公に惹かれていた理由を知りたかったなと思った。
    当時の主人公は不妊治療が上手く進まず普通とは異なる精神状態だったと思うが、それでもそう思えるということは、その部分もきっと素敵なエピソードだったのだと思う。

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    2026年02月15日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    新進気鋭のパティシェが作った濃厚生チョコとキャラメルのテリーヌみたいなずっしりした読み応え。
    胸焼けするのに、もう一口もう一口とフォークを刺してしまう感じ。気づいたら1人で一本食べ切っちゃったなぁって感じ。

    自分の人生とリンクしすぎて、途中で読むのを放棄しようかと思った話もあったけど、最後まで読んだ今はなんと満たされた読書体験だったんだろうと思っています。

    著者の「ミーツ・ザ・ワールド」を先に読んでいたけど、この本の中の「アンソーシャルディスタンス」を長編にした印象がある。
    とにかく、どの話も長編にできちゃう面白さ。

    3話目のコンスキエンティアの終わり方、なかなかこんなかっこいい終わり方

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    2026年02月13日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    人それぞれの価値観があって、自分の普通と相手の普通もそれぞれ違って、理解できないことも分かり合えないこともあるよね いろんな価値観を知ることで自分の視野が広がってくから映画からこの作品を知ったけど読んでよかった 善意でも価値観の押しつけって良くないなって客観視できてよかった

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    2026年02月12日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    主人公の銀行員ゆかりは腐女子を隠しながらも、平凡な社会人生活を送っていたが、ある日失敗した合コンの帰りに舞伎町で、死にたい願望のあるキャバ嬢のライと出会う。これまでの人生において接点がなさすぎる人々との非日常が始まり、今までと世界の見え方が変わっていく・・。

    解説が私の感じたことをすべて言語化してくれていて、最後に頭を整理できました。あまりにも新しい世界との出会いの時、「わからなさ」を必死に理解しようとするのって、ものすごく気力がいる。ゆえに「違う世界」だと割り切って、それでおしまいにするのがごく普通なのに、ゆかりはライに対してもがき続けるのだ。生きることに執着のない彼らと関わりながらも、そ

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    2026年02月11日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    初・金原ひとみ小説。でも解説によると、「ミーツ・ザ・ワールド」は金原ひとみ著作の中で“転換点”らしい。どやさ。
    脳内会話まですごい長文で、でも最初は読みやすいと思ってたけど、それは私自身が腐女子に馴れているからかもしれない…とだんだん思えてきた。笑 だけどそれは腐女子の捉え方がリアルだからとも言えます!
    タイトル回収が素敵だった。
    映画化きっかけで読んでみて、映画は見に行けなかったけど、読んでよかったなと思える1冊でした。
    他にも金原ひとみさんの小説読みたいけど、何読めばいいですか?笑

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    2026年02月09日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    僕は金原さんとは全く違う性格だし、そんなに苦労をした経験や周りと違う事を感じない子供でした。

    でもこの本に書かれてある言葉を読むと
    周りと違う子の事を少し理解できました。
    子供が合わない子供も居るんだよとセリフにありましたが、まさにその通りだと思います。
    子供の中に子供ではない人が混ざるのは難しいですから。

    この本で1番強く感じたのは、
    どんな経験も糧になる
    という事です。

    僕はこの言葉を他人に言うのが無責任な気がして
    言えませんが、この本を読むと

    周りと馴染めなかった子供の時
    家を出て彼氏の家を転々としていた時
    フランスで苦労した時
    創作に締め付けられた時

    しんどい事が多かったと感

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    2026年02月07日
  • マザーズ(新潮文庫)

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    私には金原さんは合わないだろうなぁと、、、読まず嫌いで、一冊も読んだことがありませんでした。

    ともちんやおびのりさんのレビューを読んでいて、何か一冊くらいはと思い、おびのりさんのレビューが超絶カッコよかったこの作品を購入しました。

    序盤は、芥川賞作家らしい??言葉選びが私には馴染めず、超苦戦(-。-;
    良い意味で想像通りでございました( ̄▽ ̄;)


    子供を保育園に預ける3人の母親を順番に描いているのですが、この女性たちがとにかく私は苦手(~_~;)全員苦手。
    麻薬に、虐待に、不倫。。。
    普通の人はおらんのか!?


    母としての役割や、社会から押し付けられる「母らしさ」みたいなものに苦しむ

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    2026年02月05日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    「死」というものや、他人との価値観の「断絶」とどう向き合えばいいか、そのヒントをくれる一冊だと感じた。

    テーマは重めかもしれないが、ストーリーや文体は重すぎず、読みやすいが新たな知見を授けてくれる。

    一文が区切りなく長いのが、個人的には少し読みにくかった。

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    2026年02月02日
  • fishy

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    めっちゃよかった!これでいい、自分でいい、って思えるくらい、女は様々、生き方も、何もかも でもみんなそれでいい

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    2026年02月01日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    一気に読んでしまった。
    読みやすい、1人称のスピード感。

    金原ひとみは可愛い。
    彼女の実体験かなという描写も感じられた

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    2026年01月27日
  • マザーズ(新潮文庫)

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    2011年 ブランチブックアワード大賞
    2012年 第22回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞

    すでに刊行から10年以上が経った作品。
    おそらく当時まだ30歳前後だった金原ひとみが描いた、母性への反逆、あるいは抵抗、そしてその意識そのものへの肯定の物語かと思う。

    三人の母親たちの視点から語られるのは、夫婦や育児をめぐる友情の裏にある本音であり、社会的には語られにくい感情の数々。
    解説で高樹さんも触れているように 本作は「社会の常識に反した本音の箱の蓋を開けた」作品ー
    高樹さんの解説を省略しすぎているけど おおよそこんな感じで良いと思う。

    ただ、読んだ方ならわかる通り、彼女たちの本音はあま

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    2026年01月27日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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     作品とは無関係ですがカンブリア宮殿のキャスターに抜てきされたとのニュースを見て驚!と思いました。でも、前任の村上龍さんの作品との違いを思い返すと、近いような気がするとも感じました。
     それはさておき、本書の感想です。かなりズシリと響く内容でした。いつも読後には自分が受けた印象なのに言語化出来ないもどかしさを巻末の解説がクリアしてくれる。今回も例外なく朝井リョウさんがとても適切にオチもつけて表現してくれました。
     皆が同意と解釈する行為はルールの中でリスクを排した干渉なのだ。気にしたことがなかった。ルールは破るもの、などと言って少し外れた行動をとる人は何処にでもいるし誰にでも記憶に残存すると思

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    2026年01月25日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    ネタバレ

    恋愛経験のないアラサー婦女子と、希死念慮のあるキャバ嬢ライをはじめとした歌舞伎町でのお話。
    最近、希死念慮を持つ人と話してすごく驚いた。かなり忘れっぽく、前しか見れないような自分が、そのことをそれから時々考えている。そんな中でこの作品に出会った。

    それぞれが自分の世界を、自分の価値観で生きている。似ていることもあるし、全然違うこともある。そんな他人の世界を理解し切ることはできない。相手が望まないまま押し付けようとするのは自分のためでしかない。

    でも、それぞれが自分のために生きるべき人生でもある。価値観が違うから、主張する、押し付けるのはやめよう、だけだったら、コミュニケーションなんてできな

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    2026年01月24日
  • 蛇にピアス

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    本自体は、120ページくらいで、短い。
    読んでいて、中々、理解には難しい主人公の心情には、読んでいて疲れを感じた。
    主人公は、情緒が不安定で周りを取り巻く環境も世間から見ても良いものではないと思われる。
    ただ、疲れは悪い意味では無く、新鮮さを含んでおり、ルイの心情も読み解いてみたいと思えるものだった。
    ルイ自身の心情は、ルイも著者自身も誰も分からないとする解説も読んだが、私としてはルイにはルイの信念があるのではないかと思う。行動には想いが乗っているように見え、読み解けるものでは無いかと思う。

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    2026年01月22日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    母親の発言や考え方が面白い!
    主人公の考え方も少しずつ母親似になってる感じがしたけど、初めから似てたのかもしれない。友達一人ひとりを大切に思いやって、考えられてる主人公は母親の教えとか影響が強いのかなと思った。
    主人公みたいに友達の発言や行動の意味について考えて、行動して、理解しようとする姿は見習いたい。友達だけでなく、家族とか恋人とかも、そうやって理解して、自分なりのやり方で大切にしていきたいなと思った。

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    2026年01月18日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    女としての部分は共感できない部分も多かったけど!母として書かれた話は深く刺さるものがあった。不器用だけど真面目さが滲む、人間臭さが妙にツボだった。信頼をおける作家だと感じた作品。

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    2026年01月16日