金原ひとみのレビュー一覧
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ネタバレ出版社の性加害問題。女子大生の頃、作家志望美津は編集長木戸に、立場を利用して性的な関係を強要されていたと言う。
勇気を出して過去の苦しい経験を告発するが…
年齢、立場、考え方が違う様々な人々の視点で性加害問題を掘り下げていく。聞いていくとそれぞれに理由、事情があり納得させられてしまう。
告発者の意見を聞いていると確かに木戸は加害者だが、木戸の独白を聞くとこちらにはこちらの事情があり、単に搾取だけで行ったのでは無く、止むない事情のゆえボタンの掛け違いもあったのでは?と思う。
真実は何なのか?文字通り「薮の中」だ。
セクハラを目の当たりにした時、どうするのが正解なんだろうか。会社組織や人間関 -
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ネタバレ【収録作品】
江國香織「コインランドリーの夜」
金原ひとみ「ラストサパーフォーエバー」
角田光代「最後の鰻」
寺地はるな「小曾根幸子の送別会」
原田ひ香「最後に、何を食べたの?」
藤野千夜「もうひとりのねえちゃん」
井上荒野「本当の話」
人生の最後に何を食べるか? をテーマにした、アンソロジー。
「コインランドリーの夜」の弥生子、「小曾根幸子の送別会」の小曾根幸子の生き様は小気味よい。
「最後の鰻」は仲の良い家族の空気が伝わってきてほのぼのとする。
「ラストサパー…」と「もうひとりの…」は年代こそ違うが、シスターフッドのよさをしみじみと感じる。
「最後に、…」は嫌な話にならなくてよかった。
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章によって語り手が変わる群像劇。「藪の中」というタイトルのとおり、現実でも我々が経験するように、語り手によってとある物事の捉え方が悉く異なることがよくわかる。この作品は、「ハラスメントの告発」にその物事をおいているから、さらに捉え方のギャップがよく目立つ。性描写はここまで描く必要があるのかという気はして読んでいて気が滅入ったのは確か。ただ、それぞれの語り手が捉えている現実はよく考えられており「いやいや考えすぎでしょもっと気楽に生きたらいいじゃん」と思うものの、そのような姿勢の読者にさえ牙が向かれるという。広く言えばこの世界との向き合い方を考えさせられる作品で、もう少し狭く言えば、物事の捉え方が