金原ひとみのレビュー一覧

  • ナチュラルボーンチキン

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    向上心なんてないなんでもない日々も時には心が荒れることも肯定された気持ちになった
    泣けたから素晴らしい話とかは言わない性分だけどめっちゃ良かった泣いた
    551食べたい

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    2026年08月31日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    金原ひとみがインタビューで怒りの矛先と熱量と強度に共感できる人と出会ったときのうれしさ?みたいなことを言ってて、それだ〜〜〜となった
    読もうと思うには気負いするようなテーマと強烈な装丁と厚みで尻込みしていたけど本当に素晴らしかった。圧巻だった。
    わたしは完全に伽耶に割と共感することが多かったが、友梨奈のようや怒りを持つこともあるし一哉のように保身、結局身の回りの人間が幸せならいいと思ってしまうこともあるし、のように仕事も惰性でこなすようなところがあるから少しずつわかることが多い。だけはマジでわからんけどな笑
    恵斗が友梨奈に共感するのを危ういなと思っている自分がいて、怒りや思想への共感ってなんな

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    2026年08月30日
  • マザーアウトロウ

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    この作品で初めて金原さんの作品を読んだのだが、一文が長めで次々と会話や心理描写が隙間なく書かれる文体に慣れなく、途中で積読したままになっていたところ、動画で金原さんのヤブノナカについての対談を見て心に響くものがありその後一気読みした。小説を通して、特に社会問題や現代の生きづらさみたいなものに対してこの視点この考え方もある、それを伝えたい、と強く思っている方なのだなと感じたのがもう一度読もうと思った理由(小説家はみんなそうかもだけれど)。
    対談では、小説は社会の問題に対峙したり、自分がどう生きていくべきなのか、考えるための筋肉になるものだと思っていると仰っていたけど、私はこの本を読んでまさにその

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    2026年08月27日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    めっちゃよかった!好きな人が自分と違う価値観を持っていた場合、自分の価値観に合わせようとするのではなく、自分が相手に合わせるのでもなく、そういうものだとまるごとそのままの価値観を含めたその人の存在を認識する。いろいろ考える手がかりがつまっている本。

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    2026年08月29日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    一言で言うと怖かった。

    人間の弱いところを全面に描いている。
    どの話もいつか自分がこうなってしまうのではという恐怖心で読み進めた。

    特にデバッガーは最近の自分の悩んでいたことだった。森川の感情にはとても共感できた。彼は綺麗だと言ってくれているのにそれを信じることができない自分。
    こうやって客観視して読み、大原から想われている現実より自分自身を守ろうとすることに必死な森川を見たことで自分が自分に枷をつけてそれが満足にいかず勝手に傷つき、離れていく恐怖を感じていただけだったのかもと思うようになった。鏡をみて1つ気になるとどんどん気になるところは増えてくる。だが、自分を大切に想ってくれてる人に辛

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    2026年08月25日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    個人的に歌舞伎町で遊んでいた時期もあったので、どこか身近に感じる話。

    ただ、何かに生きづらさを感じている人には、歌舞伎町や都心が無縁の人でも共感できる部分が多いのではないかと思えた。

    登場人物の優しさや言葉に心が救われる思い。こんな生き方も許されるのかという、多様性を感じられた。

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    2026年08月24日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    行動共感できないのに感情には共感できる。
    言語化しにくいけどずっとモヤモヤある生きにくさや憤りを、主人公たちが代弁して大胆に行動してくれるようで、初めて味わうスッキリ感があった。
    読み終わった後には、私も頑張ってもがいてみようという気持ちになった。
    読書にハマったきっかけの本

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    2026年08月22日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    この変化の激しい時代において、読まなければいけないという義務感すら感じた一冊だった。
    年齢、性別を超えて同じものを見ているのに受け取り方が違っていて、それぞれに共感できる部分があるくらい描き方が細かかった。過激な正義感を持つ人物や時代の波に飲まれて静かな自殺をする人物、それらを支えようとする人貶めようとする人々色々な人がいて読みやすかった。それぞれの視点が上手く描かれていて、読み応えもありこの先も定期的に読みたいと思った。

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    2026年08月21日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ニュースなどを見るにつけ、実社会でも性欲がかなりのドライバーになっている人(で、制御に失敗する人)がなんと多いことか。
    その性欲基準、性暴力ありきの世界で、女が危険な目に遭わずにすむよう肩身狭く生きているのは、今も昔も大して変わらないように思う。本当に腹立たしいし、悔しいが。
    「日本文学の最高到達点」とは思わないが、読ませる推進力がすさまじかった。
    誰に自分を重ねて読むかは、人それぞれ。
    2つの家庭の問題について、到達点からの振り返りが断片的だったように思うので、もう少し情報がほしいなとも思ったが、語り手の視点から考えると、それぞれのパートナーの深い感情は「藪の中」ということなのだろう。

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    2026年08月19日
  • マザーアウトロウ

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    おもしろかったです!

    私自身は常識を逸脱しないように割と真面目に生きている人間なので、近くに張子がいても波那ちゃんのように受け入れたり楽しんだりできないと思うのですが…。でもだからこそありえない非日常を味わえて楽しかったです。

    以前読んだナチュラルボーンチキンに割と似た設定のように感じるのですが、金原ひとみさんはこういう過去にパートナーから傷を受けた女性、子供を持つか迷う気持ち、行動力がずば抜けていて非常識だけど憎めない人物を描くのが本当に上手いですよね。自分とは程遠く感情移入できない人物のこともなんか分かる気がすると思わせてくれるし、セリフも滑らかだし、何より食の描写が素晴らしくて!

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    2026年08月17日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    どれにも誰にも1部分ずつ、ちょこっとずつ同化している自分を認識して、改めて「個」を突きつけられた気がした。
    読んだ後のこの気持ちを、どうにかして自分の中で消化したくなる本。
    できる自信は50:50ぐらいだけど、、、
    色々な人がどんな解釈するのか、かなり興味をそそられる。

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    2026年08月15日
  • 蛇にピアス

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    ネタバレ

    二十歳そこそこの金原ひとみさんが、「痛みはある種の快楽になり得る」という感覚を、ここまで躊躇なく作品に落とし込んだことに衝撃を受けた。

    ピアス、刺青、暴力、セックス。退廃的な要素が並ぶ一方で、その描写にはどこか淡々とした現実味がある。特殊な世界を覗いているというよりも、実際にどこかにいるであろう若者たちの日常を、そのまま切り取って見せられているような臨場感があった。

    特に印象に残ったのは、刺青が完成した後、ルイがどこか生気を失ってしまうことだ。

    完成したものよりも、完成へ向かって変化している途中にこそ美しさがある。ルイにとって刺青を彫る痛みは、単なる苦痛ではなく、自分の身体が変化している

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    2026年08月15日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    性加害をテーマにした百科事典のような一冊。この問題について考えられるありとあらゆる視点が全て詰め込まれている。そこに一切の説教臭さ、説明過多はなく、強い引力のある文章の連続に酔う。

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    2026年08月13日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    自分で自分のことをコントロールできないくらいに客観性を喪失した人、病的なまでにアンバランスな人が僕は大好きだ。客観性を失えば失うほど そこに人としての魅力が醸成されてくる。何かにつけて 依存的になりやすい人は その「制御不能性」によってたいてい怖がられるものだけれど、僕はその 見通しのきかない怖さが 好きなんだろうと思う。依存的で病的でぜんぜんかまわない、なにしろ僕自身 いろんな方向に 依存的で病的で 制御不能な人間だから。毒を食らわば皿まで。いいじゃない、どっぷり溺れようよ。

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    2026年08月09日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    エッセイを夢中で読んだのは初めてだ。お守りにしたい。彼女のことが大好きになり、最新刊のエッセイをすぐポチッた。

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    2026年08月09日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    ◎ストロングゼロ
    苦しい苦しい。
    ソーシャルディスタンス、マジでない。
    どうか、主人公に干渉しないでほしい。
    1人にしてあげてほしい。
    でも、人間、何かに誰かに頼りたいんだよね。だからこうなる。
    物語の終盤、54ページからは主人公の魂の悲鳴が聞こえた。そして結末はなんとも、惨め。あー。苦しい。

    ◎デバッガー
    これも苦しい。
    自分を見てるみたいだった。私も毎日仕事中、常に鏡を見てしまう醜形恐怖症。
    ずっと自分は病気だなぁと思ってたけど、小説で他人の生活を客観的に見ると、共感できるところと、助けてあげたい気持ち、自分が1番言われてきた「気にしなくていいんだよ」という言葉をかけてあげたくなる。。

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    2026年08月07日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    同年代なんだよなあ、色んな意味でパンチ効いてるよな。本屋で冒頭の母というペルソナを読んでパンチ食らった。みんなそれぞれのペルソナを被らされてる。私も社会人としての、ペルソナを被ってて、お茶目な自分となかなか出会えない。
    P10このまま昼寝でもしてしまおうかと思ったその瞬間、唐突に郷愁を感じて文字を追う視線を宙に泳がせた。
    「そうか、わたしはこんな感じだった」
    そう気づいて、何かが胸から全身に広がって行くのを感じた。それまでと少しずつ戻りつつあったのだろうけど、はっきりと認識したのはこの日が初めてで、それはつまり「子供を産む前の自分」と邂逅した循環だった。
    もう会えないのかと思ってた。全然変わっ

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    2026年08月02日
  • ナチュラルボーンチキン

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    わたしがアラフォーだから?
    ルーティンが落ち着く性分だから?
    子どものことであれこれ思い悩んだ経験があるから?

    とにかくドップリはまってしまった。くらってしまった。おもしろかった!こんなふうに四十過ぎて人生動き出したっていいよね!現在の浜野さんを見守る人たちが優しさに溢れていてたまらない。めちゃくちゃなストーリーだけど、わたしもがんばろうって思える。不思議。笑

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    2026年08月01日
  • ナチュラルボーンチキン

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    ネタバレ

    凄く面白かった
    45歳バツイチ女と、20代パリピ女がふとした表紙に友達になる
    真反対の性格の2人に、さらに40代の売れないバンドマン達が加わり、恋愛に発展していく
    ストーリーとしてはメチャクチャだが、インキャ通しのバンドマンとバツイチ女の恋愛が清々しくて応援したくなる感覚は新鮮だった
    金原ひとみはこんな作品も書けるんだなっと凄みを感じた

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    2026年08月01日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    言語のシャワーを浴びるような感覚。溌剌として、湧き出る勢いに圧倒された。
    登場人物の視点が切り替わり、主観が乱立する世界。男性も女性も加害性をもっている。ジェンダー意識の変容途中かつ晒し合い文化の時代を鮮やかに描いていて、読んでいてスカッとした。こういうの大好き。

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    2026年07月31日