金原ひとみのレビュー一覧

  • ハイドラ(新潮文庫)

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    自立と隷属、自由と拘束、妄想と現実。
    人の心は常にこれらの間で揺れ動いている。だからこの小説にも終わりはない。ラストシーンはまさにそれを象徴している。

    素晴らしい作品だった。

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    2011年04月07日
  • オートフィクション

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    果たしてこれは作者の自伝的作品なのかなんなのか笑
    最初は主人公の22歳の作家の口調がギャルで嫌だったんですけど、何も考えていないようで色々な事を考えているんだなぁと分かりました。
    ていうかすっごく嫉妬深くてネガティブ笑
    病的に寂しがり屋だということと病的に嘘が嫌いなのは何故か最後まで読んだ時に分かって(まぁ寂しがり屋なのは最初からだった気もしますけど)、最後の方は責任取れないとか言いだす男に殺意を感じ(爆)お腹の子と主人公可哀想だなぁとか。

    人間を色々なものに例えるところが面白かったwwwあとコイツは〜してそうとか勝手に考えるところも。

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    2009年10月04日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    長かったー!表紙がカッコイイ!現代社会の情景。
    登場人物の怒りがひしひし伝わってきて、ずっと首を絞められながら読んでるような感覚。
    正直わくわくする場面もないし、楽しい場面も全然なくてすごく重たい。ハラスメントに対して登場人物ひとりひとりの視点から描かれていて、当たり前だけど被害者と加害者で見えてる世界は全く違くて、自分の都合のいいように物事を解釈してしまうのだと。
    ぐつぐつ煮えたぎる感情がページ越しに伝わってきて、人との意見は食い違い、どれだけ話を聞いても、本当の真実は誰にも分からない。真実は、藪の中、、。

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    2026年07月18日
  • ナチュラルボーンチキン

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    どんな変人たちの話が始まるのかと思ったら疲れた心の癒やされる恋愛の話だった。成敗されない主人公の元夫や父親へのもやもやは残るが、この引っかかる感じもまさに人生だと思った。主人公とまさかさん、お互い素敵な人に巡り会えてよかった。

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    2026年07月16日
  • 軽薄(新潮文庫)

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    最後突然、「私はずっとこの風鈴が欲しかったんだ、ありがとう〜」みたいになって、何の話?と思ったけど、その前までは超面白かった!
    もちろん文体のドライブ感はいつも通り最高で、それに加えてかなりストーリーラインで面白く読み進めるエンタメ的な本書は、金原ひとみ作品の中では異質かなと思った。
    甥っ子のことを、頭がいいのか悪いのかわからんレトリーバーみたいな顔って形容したその言葉で、もうこの本をありがとうございますってなった。

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    2026年07月15日
  • ナチュラルボーンチキン

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    ネタバレ

    浜野さんの不妊治療でも子供に恵まれなかったのも、毎日がルーティーンのような生活も、まさかさんと出会い、幸せになるための試練だったのかも。

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    2026年07月13日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    金原ひとみさんの人間の感情、心のうちを言語化する力に脱帽。
    色々なタイプの本を読んできたけど、この衝撃は朝井リョウさん以来かも。
    刺激的な文章、絶対自分では思いつけない表現、まさに天才です。

    内容もなにかしらの中毒でもがいている女性達5人が出てきて、面白すぎてすぐに読んでしまった。

    こういう方が天才っていうのだなと。
    本当にどうやったらこういう表現思いつくんだろう。

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    2026年07月13日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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     女性蔑視のミソジニーや、男だけで固まろうとするホモソーシャルな関係性の異様さを、主に女性や若い世代の視点で語っているように感じました。自分にそういったミソジニー的な傾向はないと思っていたのですが、もしかすると無自覚なだけかもしれないと感じました。この点、女性の視点を学ぶことができて良かったです。
     また、飲み会などで、女性蔑視に近い発言などがあっても、場が白けるのを恐れて受け流すこともあったのですが、それはやめて何らかのアクションはしていこう、と強く思いました。
     一方で自分が思う正しさへの拘りを、他人へも押し付けていく長岡さんの行動については、ちょっと覚めた目で見ておりました。この点は、自

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    2026年07月12日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    2021年第57回谷崎潤一郎賞受賞の短編集。

    収録された五編はいずれも文芸誌『新潮』に2019年から2021年にかけて発表された作品です。

    コロナ禍を振り返って描いた小説ではなく、その時代の まさに”ライブ”のような短編集でした。

    「ストロングゼロ」
    アルコールに詳しくない私でも、その商品名だけは知っていました。

    精神的に不安定な同居人に寄り添い続けるうち、自らも共感疲労にも似た状態へと追い込まれ、ストロングゼロに依存していく女性。読んでいて、この息苦しさや閉塞感をどこまで計算されて描かれているのかと考えずにはいられませんでした。

    「デバッガー」
    年下の恋人との年齢差という”バグ”を

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    2026年07月12日
  • デクリネゾン

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    ヤブノナカに似た設定だなと思って読み始めたけど、そもそもこれが下敷きになってるのかな?
    昔の作品では食べ吐きしてたのに、それに比べて、食事の描写が美しくて丁寧で、10〜20代を生き抜ければこういう世界が待っていることもあるんだなとしみじみした。

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    2026年07月12日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    読んでてこの先どういう社会になるんだろうってちょっと怖くなった

    根本としてやっていることは変わらないのに、属性が違うだけでこんなに捉えられ方が変わってしまうんだなと
    おそらく今の時代だと一哉や恵斗は善として捉えられるのだろうけれど、逆の搾取の構造を容認しているようにも見える

    告発者が自分が告発をした対象に対して、お前が自殺すると自分へのバッシングが加速するから死ぬなと言ったのが印象的だった

    いろんな視点から書かれているだけに人によって本当に感想が分かれるんだろうな

    自分に完全に無関係とは思ってはいけないような恐ろしさを感じた

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    2026年07月12日
  • デクリネゾン

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    ネタバレ

    主人公の志絵は、その時々の自身の状況によって娘の理子への接し方が変わるように感じられ、なんだか心苦しく感じられました。
    あと、「自分の欲望を満たすことだけを目的に生きてるの?」という発言なのですが、志絵自身は二度の結婚と離婚を経験し、そのうち2度とも自身の浮気が原因で、その後も恋愛を続けているという背景を見てると、自分のことは棚に上げているように感じてしまいました。
    また、親にも恋愛をする自由はあると思いますが、その一方で志絵自身は浮気で家庭を壊しており、父親が何度も変わる環境の中で、さらに「これからこの人と暮らす」と言われる理子の気持ちは十分に考えられているのかと疑問に思いました。
    恋愛と子

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    2026年07月12日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    人間という生き物の性欲、自己愛、自分とは違う考えである他者への廃絶など恐ろしい部分が様々な人物を主観にしながら怖いほどリアルに描かれている。読んでいてどんどん怖くなっていく。でも、最後の最後に底抜けに明るい前向きな言葉をもらえる。そこまで暗闇だったからこそ、その言葉が強く光りを放って感じた。あの言葉こそが作者が伝えたかった言葉なのかなと僕は思った。

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    2026年07月12日
  • ナチュラルボーンチキン

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    私はきっと、まさかさんみたいな人を好きになる

    経理部の業務のために押し入った平木さんの家はワンダフル。バルコニーにワイン、ホスクラの領収書。でもそんな人が会わせてくれた人が
    「かしましさか!」という訳が分からない人

    私は妊活にも悩み離婚もした身だから主人公の気持ちが凄いわかりました
    まさかさんみたいな人に私も涙を拭ってもらいたい

    これは平凡な日常を打ち破った話ではない
    本来凄いパワーを持つ、妊活に死ぬほど力を注ぎ男をビビり散らかせるほどのパワーがあった女が
    何もかもを諦めて生活をルーティーン化した女になってしまった屈辱を晴らす物語。

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    2026年07月11日
  • ナチュラルボーンチキン

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    主人公の年齢やこれまで起きたことがらで疲れ切ってしまった感じ、日々ルーチンワークをただひたすらこなす毎日、自分にもあてはまるところが多かった。新しい出会いに恵まれ、少しずつ変化していく様がうれしい。ふたりはこのタイミングで再会したからこそ、と思えた。

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    2026年07月11日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    文字!という感じの文達。
    それぞれの主観が変わってその人が何を考えているのか事細かに書いてあり、わかる部分と分からない部分など、気持ちがどんどん搾り取られていくような感じがして、さすがに何日にも分けて読んだ。

    特に長岡さんの言っていることは、間違っていなくても合ってはなくて、そんな四方八方に敵意を撒き散らしていたら疲れるだろうなと思ったが、一時期自分もこういう時期があったなと思った。
    言語化して話したいのに、空気を読むとかいう言葉が本当に理解出来なかった。
    「それでいきましょう」を聞くために会議をするなら、最初から決定を教えてくれたらいいのにと思う。

    男性側と女性側の認識が違っている様も垣

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    2026年07月10日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    恋愛小説かと思ったらそんなことなかった。
    「これでこそ感情だ。人間だ。」というのを嫌というほど感じさせる物語だった。
    何のためにこんなことをしているのか、続けているのかもはやよく分からない、けど衝動や無意識が自分を突き動かす。これでこそ人間だ。

    主人公の中にはわたしが軽蔑しているようなタイプもいた。そのような行動をする彼女らの一人称で語られることで、喜び、怒り、悲しみ、戸惑い、諦念、虚脱感、葛藤など一つでは言い表すことの出来ない感情について、理解は出来なくとも知ることができた。
    私がこれを理解しないというのは、理解するのが怖いということでもあり、本当は理解できるし知っている感情達なのだと思う

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    2026年07月09日
  • 蛇にピアス

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    なんだああーこれなかなかおぉしろかったね
    いい感じのえろすとたなとすがうまあく融合していて
    すんごいわけわかrsん感情になった
    けっきょくあんなに死にたがっていた主人公も彼氏の死をもっても死ぬことができなかったってことでいいのかな最後の歯を砕いて自分で飲んだことでアマを吸収して次のステージにいこうとしたのかね 
    けっこうおもろかった三時間くらいでよみおわた
    はじめていちんちで本よんだよこれから解説みよ

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    2026年07月08日
  • 星へ落ちる

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    あなたの心は近くにあるようで遠い___
    まるで天秤の上の重しが行ったり来たりするアンバランスな状態。不安が永遠につきまとい、彼らの情緒が乱れていく。ずっと夢は見ていられない、いつか醒める時がくる。
    これぞ金原さんが描く恋愛の窮地、痛みとヒリつきを存分に味わって...脱力

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    2026年07月08日
  • 最後の晩餐

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    あーあっという間。
    江國さんのランドリーの匂いと体感する温度の感じ凄くいいなー。
    角田さんのは何気なーく読んでいるのにぶわっと最後涙が出そうだった。
    こういうライトでふわっと優しいのいいなー。
    最後の晩餐がテーマだと嫌な話にならなそうだな。

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    2026年07月07日