金原ひとみのレビュー一覧

  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    言葉や思想が大量に溢れてきて溺れるかと思ったけど、ノってくるともう止まらない。疲れるけどめっちゃ面白い。

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    2026年03月23日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    朝井リョウさんが「ストロングゼロ」の話をしているのを見て読んでみようと思った本。

    短編全編読んでみてー
    コロナが背景になっている話もあり閉塞感を思い起こす部分もありました。
    登場人物の行動は理解しがたい。危険な方を選んでいる時って脳内はこう働くのかー共感というより興味で読んだ本でした。

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    2026年03月22日
  • ナチュラルボーンチキン

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    ネタバレ

     中盤のまさかさんが浜野さんを口説くシーンは、好意を言語化し過ぎている点が、ある種滑稽だったりフィクションたらしめていると感じた。相手に好意を伝えるとき、全てを語らないことは多々あると思うし、人の気持ちは変わりゆくもので事前にこれだけ言葉を尽くしたとて、と思ったからだ。浜野さんがまさかさんからの好意の表現をあの手この手で翻すようにするのも、防衛線を張りすぎているように思えて、もしや作家の自意識が投影されている?と勘ぐりながら読め進めた。
     でも、後半にどんでん返しがあった。浜野さんの過去が明かされることで、中盤の過剰なやりとりは浜野さんの心(喪失感の深さなど)を表すために必要だったと理解できた

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    2026年03月22日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    合コンで飲み潰れて生き倒れてた腐女子がキャバ嬢に拾われる。腐女子は世間からズレ、キャバ嬢は消えたがり。

    あれよあれよと世界が広がり、世間、常識ではなくて認知バイアスに気づいてく。けど、とにかく焼肉擬人漫画ミートイズマインをこよなく愛するというのが濃くて好き。
    いつかまた読もう。

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    2026年03月12日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    登場するのは腐女子、キャバ嬢、ホスト、ゲイバー店主、小説家

    合コンで酔い潰れた腐女子が、歌舞伎町のキャバ嬢に拾われた事から始まる物語。婦女子の一人語り小説。

    前半は、「腐女子・ミーツ・ザ・ワールド」といった感じで、疾走感もあり面白かったんだけど、中盤辺りから婦女子の(心の中の)語りが多すぎて、勢いが削がれた気がしました。もっと事象だけでサラッと読ませて欲しかったな。

    もっとも、他人との物理的接触を描いた序盤に対し、中盤は相手の内面に触れようとしており、結果として語りが多くなったのかも。

    終盤は、改めて「腐女子・ミーツ・ザ・リアル・ワールド」といった趣。相手の内面を理解できないことも是と

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    2026年03月12日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    多分、「蛇にピアス」以来の金原ひとみ作品。当たり前だか、作者も成長していて(上から目線で失礼)以前読んだ時より文章として深みがある作品になっていた。
    色々な立場から書かれているのでそれぞれの主観も同意できた。女性であれば感じたり、感じてきた社会的肉体的精神的に虐げられた経験や身近な出来事を思い出したりして、辛かった部分もあった。ここ20年位確かに社会は変わりつつあるがまだ日本は変わるところがあると改めて思った。
    また男性からの視点といのも理解できた。但し、作者が女性であるので本当の所は理解できてきていないのかも。

    セクハラ、痴漢、DV、パワハラ、同意のない性交渉その他がなくなる社会は実現する

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    2026年03月12日
  • ナチュラルボーンチキン

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    めちゃくちゃ良かった。
    新聞のコラムで文章うまいなと思った人が金原ひとみで、小説を初めて読んでみた。
    中年の話で、妊活の話で、親子関係や恋愛の話で、読んでてしっくりくるし、読後感も温かでよかった。主人公のルーティンに埋没して心を動かさないようにする生活に共感するし、その誠実さも伝わってきて好感をもつ。他のも読んでみたい。※オーディブル

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    2026年03月11日
  • ナチュラルボーンチキン

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    屈折した精神構造と表面的行動としては繰り広げられるドタバタ喜劇が同居しています。この感覚がとても気持ち良いです。
    お話は過去の(直接的な理由は)結婚、不妊を機にこじらした40代女性が同世代やや歳下?バンドマンと出会い変わっていく話。
    コメディ基調でも彼女の闇はかなり深く、人生の山谷の高低はどの程度が幸福の折り合いかは、なかなかに難しいと考えたりしながら読んでた。
    出会いは必然的なクライマックスなのが、いい意味で意外。とても読後感が良い。

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    2026年03月10日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    初めての金原ひとみは、すごくよかった。人間の心の中の解像度が高すぎて、読みながら畏怖の念に駆られた。心の中を覗き込まれて描写されてしまったかのような感覚に襲われた。すごーい。

    ミーツ・ザ・ワールド。meetとmeatがかけられてるんだね。
    主人公は、「焼肉の部位を擬人化したアニメ」にハマる腐女子の銀行員のユカリ。いわゆるヲタク。彼女は生まれてこのかたリアル男性とは恋愛をしたことがない非モテ女子。

    ひょんなことから歌舞伎町で暮らす美しきキャバ嬢ライに拾われ、ルームシェアを始める。彼女はこんなに美しいのに、世を儚んでは常に、自分はこの世から消え去るべきと考えている。

    そんなライを大好きになっ

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    2026年03月10日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    ネタバレ

    書いてあることが全てではないにしろ、この方が感じている「生きづらさ」というものに少しだけ共感できた。

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    2026年03月08日
  • ナチュラルボーンチキン

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    まるで自分の未来を見ているかのような内容だった。新しい出会い、自分から外に出る勇気、人との繋がりを絶たないことは自分にとって難しいけど未来のために頑張っていきたいと思えた。また親との距離感についても今の気持ちを言語化してくれていて救われた。思うように生きたい。

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    2026年03月08日
  • ナチュラルボーンチキン

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    『ナチュラルボーンチキン』を読んで、自分と全く違うタイプの人間とは仲良くなれるのか、と考えた。

    自分の殻の中にいた主人公が、タイプの全く違う同僚・平木さんと仲良くなり、さらにバンドマンのまさかさんと出会うことで、少しずつ世界が広がっていく物語。

    私はどちらかというと主人公タイプだ。だからこそ、世間に忖度せず自分の気持ちに正直に行動できる平木さんは眩しい。ああいう潔さを、私はまだ持てていない。
    複雑な家庭事情を抱えながらもデスボイスでバンドを率いるまさかさんも、最初は「違う世界の人」だった。
    それでも距離が縮まっていくのは、相手のコミュ力のおかげなのか、それとも主人公の中に眠っていた魅力が引

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    2026年03月04日
  • GOAT meets01

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    SSWのさらささんが寄稿した文章が載っているとのことで購入した。
    彼女の歌の世界観に常にある仄暗さとか根底にある強さとか儚さが、手の届かないものではなく、ちゃんと私たちと同じ日常の隣にあるものに思えてとてもよかった。
    わたしにとってはこの一ページに会うための本。

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    2026年03月03日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    性的搾取などの事象が男女、立場を変えて心情が書かれている。人によって見え方全然違うというはなし。
    違和感とかを分析し続けないと、この本は書けないやろなぁ。
    会社員だと疲弊しきりそうなぐらい考え続けていると思う。
    感情、心情の百科事典みたい。
    常識の変化や、モヤモヤの正体、世代間や個人の感覚の相違とか。
    作品としてすごいけど、読んでるとなかなか苦しいねー。

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    2026年03月02日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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     友梨奈個人の幸せはあるはずなのに、社会が思い通りにならないから死んでもいいと思っている正義感の強さがしんどかった。
     時代の物差し(ルールや罪、常識)は数十年経てば別のものになっているから時代に取り残されない大人になりたい。
    印象に残ったことば
     「時代の要請」時代が小説を必要としている
     自分のことが大好きなのも才能のひとつ
     

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    2026年02月28日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    読んでてキツかった。若者の現代感覚、言葉、表現についていけない。映像化するなら誰を配役する?で盛り上がれそうw

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    2026年02月28日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    他人を理解したいと思うほど、逆に深まっていく隔たり。
    そのどうしようもなさが、静かに、でも確実に胸に残る小説だった。
    誰かの言葉や態度の裏にあるものを、私たちは本当に見られているのか。
    読み終わったあとも、答えが出ない問いだけが残る。

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    2026年02月24日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    闇深い系の短編集。
    これこれこれ!こういうのが読みたかった!
    依存症とかメンヘラとかとにかく狂ってる人間の闇みたいなやつ!
    出てくる登場人物が全部闇抱えててクズで
    ある意味爽快です( ´ ▽ ` )
    スト缶依存症の話が1番好きやった!

    こういう狂った人間の話、定期的に読みたくなるんやけど、読み終わった後意外とスッキリするんよな!笑

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    2026年02月23日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    後半以降に好きな文章が多かった。他者に対する寛容さ、ままならない人生への折り合いのつけ方、折り合いをつけることなく苦悩する生き方。そうした生き様というか、考え方や感じ方が魅力的だと感じた。エッセイなのに小説を読んでいるような雰囲気なのは、金原さんの書く文体の影響なのかな。時間を空けてじっくり再読したい。

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    2026年02月23日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    長かった‥
    ずっと同じようなテーマの周囲を登場人物目線でグルグル。
    それでも最後まで読もうと思わせるのは、いわゆる「藪の中」スタイルで視点を変えながら、何が正しいのか正しくないのか読者を惑わせ、自分を省みたりして、答え合わせをしたくなるからかな。
    性搾取をキーとしながら、それを取り巻く社会、時代の変化、価値観のアップデート、分断、などを、登場人物を通して見つめていく。
    変化に対応する人もできない人もいて、あるいは所詮人と人はわかり合えないって事はデフォルトな前提として、じゃあどうやってこの先、何らかを共有できるような共同幻想とも言える社会を作っていくのよ?という作者の問いかけだろうか。
    変化の

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    2026年02月22日