金原ひとみのレビュー一覧

  • ナチュラルボーンチキン

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    ネタバレ

    おもしろかった。
    読み進めるほど主人公の過去の辛さに触れてつらかったけど、ずっとそうすることを待っていたかのようなまさかさんが現れてよかった。人は誰かと生きていきたい生き物だとやっぱり思った、私だけが誰かといることを望んでるわけじゃない気がする。
    結婚や子供とかとは距離を置いた、付き合ってないていで付き合うこと、私もしたいなと思った。それくらいの温度で一緒にいられたら健康的だろうなと思った。

    この小説を読んで不妊治療の大変さを少しだけでも学べた気がした。子供がほしいって感覚が自分にないせいでどんな治療なのか興味を持ててなかったけど、いろんな針を刺したりいろんな痛みに襲われるのも大変そうだし、

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    2026年05月25日
  • 蛇にピアス

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    難しい小説、であったのだろうと思う。
    正確には、そうであろうと思うことで自分を納得させようとしているのかもしれない。
    それは、僕が昨晩39.1程の熱を出し、あるいはなにかのウイルスに犯されながらも寝付けない夜に暇を持て余すために読み始め、読み終えたのが原因かもしれない。

    物語としては抽象性を保ったまま一人称で進んで行く小説だった。
    主人公、ルイはアマという青年と出会ってから生活を共にすることになる。
    アマはスプリットタンであり、背中には刺青を刺しているような青年である。

    ルイはアマに対して愛情とも言えないような親密性を持ち、そこにはある種退廃に浸るような生活を繰り返すことになる。
    アマと歩

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    2026年05月24日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    読み終わってもなかなか日常に戻れなくなるパターンのやつ。凄まじかった。金原さんの小説はセリフがほんとそのまんましゃべるように書いてあるけど不自然なところやわかりにくところがまったくなくリアルですんなり入ってくる。しゃべるそのまんまのスピード感で書いてあるようで、緻密に計算されているんだろう。
    文字の量がすごい、余白がない笑、読みたくて読みたくて、の人にはご馳走。

    それにしてもリタイア界隈の諦念、悲哀、残酷なまでの描写、いたたまれなくなる。

    保奈美さんの番組で取り上げてたけど,読んでから見ようと思って録画。あーやっと見れる。みんなの感想が聞きたい!

    ぎゅいん!と気持ちを切り替えて「ぶり大根

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    2026年05月23日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    ネタバレ

    早口で溢れるゆかりの脳内ナレーション、このオタク特有の早口(それもステレオタイプかもしれない)の再現が秀逸。私もゆかりのような速度で熱量で言葉を脳内に巡らせてしまうタイプなので凄く共感できる主人公だった。

    私たちは、知らずのうちにその人の幸せの基準を、自分が持っている小さい定規で測って、そして相手を思うが故にそれを押し付けてしまっているのかもしれない。つい、他人の考えを分かろうとしたり、分かってもらおうとしたり、自分にとって分かりやすい名前のある感情をあてがいたくなるけれど、そんな事しなくても人を好きだと思ったり大切に思ったりしていいんだと思った。

    ユキが編集者にマンスプ食らった時の、「知

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    2026年05月22日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    まず、タイトルに惹かれました。エッセイと掌編小説がミックスされておりましたが、その2つの内容の境界線が曖昧で尚且つ巧妙で秀逸でした。金原ひとみさんの生き様が感じられました。健康で長生きして小説を書き続けて欲しいと思いました。

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    2026年05月21日
  • ナチュラルボーンチキン

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    金原ひとみさんで、内容と装丁をみて面白そうだなと思って手に取りました。登場人物の名前がちょっとふざけてると思いましたが、実際に変わった人々を描いているので、あまり違和感なく読めました。後半の浜野さんの人生を語っていくところ、まさかさんが何でも受け入れるところがよかったです。ありのままで過ごせる相手が誰にでもいるといいなと思いました。いってみると、現代的人間関係やり直しのお話、でどうしょうか。ぶっ飛んだ設定の割に、読後意外と優しい気持ちになれました。

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    2026年05月21日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    ずっと文章に力があって、登場人物がそこで生きて感じて考えていて、五感が文章と接続されている感覚が心地よくて、物語全体を「わかりあえなさ」というテーマが貫いていて、本当に金原ひとみは天才ですね~と思った。起こっているイベントとしてはなんでもないことだけど、それに主人公がどんなふうに心を動かしているかが痛いほどわかって良い体験だった。そのぶん物語終盤~エンディングはありきたりで、もう全部情報や感情を出し切って物語が飽和している感があったけれども、それもリアリティだし仕方ないのかな~と思うなど。

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    2026年05月20日
  • ナチュラルボーンチキン

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    金原先生の作品はちょっと苦手だったが、久々におもしろかった。決して交わる事のない2人が同僚の誘いをきっかけに出会い、恋に発展していく。
    めちゃくちゃ金原先生らしいテーマと描写だった。

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    2026年05月20日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    映画を先に観たので杉咲花さんや南琴奈さんの顔がチラつくけど。ステレオタイプを剥がしてくれる作品。他人を理解しようなどおこがましい。諦念がありつつ、なお関わろうとする愛(着)、興味。人のつながりが体の関係ではなく広義の推し活になった世界がここにある。

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    2026年05月20日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    狂気を感じる登場人物の行動が多くあり、色々と衝撃を感じる重たい小説だった
    周りにはこういうぶっ飛んだ人はいないが、SNSやニュースを見ていると実在してそうなので、そういう理解の一助になったと思う

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    2026年05月18日
  • 最後の晩餐

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    作家のメンツがよかったからもちろん期待してたつもりだけど、アンソロという詰め合わせの性質上すべてのお話が自分に合うわけでもないと思っているので、百パーセント期待していたわけでもない気がする。だけど、これは個人的によかった〜!作家によってアプローチが違うのも面白かったし、なにより全員すごく読みやすかった。すんなり入ってくる感じで、一冊のアンソロとして温度感?みたいなものが揃っていてよかった(語彙力)
    わたしは江國香織だいすきマンなので江國香織のお話がいちばん読みたかったしいちばんすきだったけど、井上荒野もよかったなあ。あの短いお話のなかにオチまでつけてくるのってすごい。

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    2026年05月19日
  • ナチュラルボーンチキン

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    「生まれながらの臆病者」、まぁまぁ面白かった。好き嫌いは別れると思う。

    40歳ぐらいの登場人物の言葉、
    「この歳の僕らにできることはあんまり多くはないかもしれませんけど、死ぬまでまだ、結構時間はあるはずです。美味しいものを食べたり、お酒を飲んだり、中略、僕らにはまだまだできます。」
    に、私もそう思っていると思った。

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    2026年05月17日
  • ナチュラルボーンチキン

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    金原ひとみさんの本はあまり読んでいなかったのだけど、すごく読みやすかった。
    食べ物や食べ方、食への意識が人の心の持ち様や生き方にまでいい影響を及ぼすことにすごく共感できた。日々口にするものもなんとなく食べていたり、スーパーで食材を選ぶのも半分惰性で、レパートリーが広がらないと自分にぼやいていたが、そこにもう少し意識を傾けてみたら、変わることがありそうと思えた。
    心をさらけ出せる相手が見つかることは貴重な経験だ。心がほぐれていく感覚を味わえた。

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    2026年05月17日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    性加害の告発にまつわる小説としか知らない状態で見ました。

    改めて加害と被害の立場の危うさや
    様々な年代、立場の違った考え方を
    知れました。

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    2026年05月16日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ちょいと重すぎて読みたくないなーと思いながら、あれよあれよと一気に読んでしまった。前半これは太宰治の初期のやつだと、もう数十年読める体質ではなくなった太宰初期的な感情に食い込んでくるやつを読まされる拒否感があったけど、中盤から登場人物の一人である作家(作者を連想させる)の狂気に逆に物語感が強まって冷静に読めるようになった。
    正直読んでて楽しくないし、気持ちもいいものでもないが、ここに出てるやつらみたいにはなりたくないなと思うだけでも儲け物かもしれない。
    しかし、自己愛的なものが推奨されて自分を自分で認めることが、自分に甘い=人に厳しいという流れになるのはなんだかなぁだ。バカに鞭(ムチ)を持たせ

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    2026年05月15日
  • 軽薄(新潮文庫)

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    今までに読んだ金原作品の中でもかなり好きだった方かも
    刺されなければならなかったし、殺さなければならなかった。

    二人で作り上げた要塞に二人で閉じこもり、その世界を強化し続け、その世界の倫理に反する小さな罪を見つけ出しては糾弾して攻撃し合う。私たちのしている事はそういう事だった。

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    2026年05月13日
  • ナチュラルボーンチキン

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    ネタバレ

    3.8
    おもしろかった!
    ただ単に普段交わらなそうな2人の友情かと思いきや、そこに主人公の過去やらなんやら入ってきて、言うならば再生の物語のようやった
    不妊治療のところがリアルだったなぁ、男女の考え方がリアルで、多くがこうして不妊治療ですれ違うんだろうなと思った

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    2026年05月13日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    最近世界99を読んだからか、本作との共通点を感じた。それは、正しいとされる価値観や正義は、時代とともに変化していくという点である。作中では、正しさを真っ直ぐ見つめすぎる人々の生きづらさがリアルに描かれており、読んでいる自分まで息苦しくなるような感覚を覚えた。

    また、本作ではギラギラした若者の視点、脂の乗った大人の視点、衰えを感じ始めた中年の視点など、さまざまな立場から物語が描かれている。同じ出来事を経験しても、人によって受け取り方がここまで違うのかと思うと、人間関係の難しさや生きづらさを感じた。私は特におじさんの描写にどこか同情してしまった。事実はそれぞれの個人の中に存在していて、“絶対的な

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    2026年05月14日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    さすがの戦闘力。こんなカロリー高い文章、自分なら一生分のパワーを使い果たさないと書けないと思う。すごいなぁ。

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    2026年05月10日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    頭をグチャグチャにされる。

    さまざまな登場人物のそれぞれの視点から一連の事件を表現することで、立体的な考察をしながら読むことができる。
    そして、内容の振れ幅が大きすぎるせいで、酔いそうになる。読んでいる途中、これはもう自分の意志を一意に決める必要はないのではないかとさえ感じた。

    故に、最後のリコの姿勢については素直に感心した。自分の芯がしっかりとありつつも、全ての選択肢を否定しないリコの姿勢は、強いとは思わないが、決して弱くはなく、むしろ、弱くないというのが1番強いのではないかと思った。

    ひとつ残念なのは、性描写が多すぎること。
    性加害が物語の根幹であるため致し方ないとは思うが、性描写を

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    2026年05月10日