金原ひとみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最後の晩餐がテーマの7編からなるアンソロージ。
好きな作家さんばかりが、異なる切り口で書いた物語、一つ一つがとても面白かった。
人生の最後に何を食べるのか?なかなか悩ましい、重いような軽いような命題。
最後の食事は、何を食べるか、どういうシチュエーションで食べるか、誰と食べるか、一人なのか、一人の人生が表されているようで、様々な想像が生まれる。
意識をしていても本当に食べれるかどうかも分からないけれど、考えるだけで、酒盛りのネタに十分になりそうで、でも実は色々考えさせられる。
個性あふれる作家さんの物語は、色々な観点で描かれていて、其々の文体があり、あっという間に読んでしまった。
個人的 -
Posted by ブクログ
まさにヤブの中って感じで、一つの事件をきっかけにそれに関わる人たち、それぞれの主観を順に描いている。読み進めるうちに、同じ出来事を共感しているはずなのに、まったく違う見解を持っていることがあり、現実もこうなのかと愕然とした。
特に男女差で考えていることと感じていることの温度差がすごい。
これを読んでると本音と建前も出てきて、橋山の告発したわけも結局は自己保身、自己弁明じゃないかと感じた。
長岡がだんだん狂気を帯びて、自己破壊的になっていったのもなんとなく理解できるし、五松の頭ではわかっているつもりなのに、結局堕ちるとこまで堕ちないと止まらない、むしろ終わらないという悲惨さもすごかった。
それぞ -
Posted by ブクログ
すごかった、言葉の洪水みたいだと思った
1文がすごく長いんです。主人公の台詞や心情の描写が。思考を巡らせながら色々感じてかんがえて生きていることの表れだなあと。
重要なシーンじゃなくて普段の会話の中でぐっとくるような台詞が多々あったりして、すごい量の付箋を貼った
本の至る所に金原さんの人生観や大切にしてることが散りばめられていた
よしもとばななさんぽいなと思った
他の金原さんの本はどんなかんじなんだろう
金原ひとみの本、これが初めてだったのですが物語の合間合間で見える教養というか雑学的な部分も面白かった
若手でフレッシュな社員が数年でおじさん化する場合・しない場合の話は特に面白かった
序盤 -
Posted by ブクログ
「最後の晩餐」と言えばダ・ヴィンチの有名な絵を思い出します。7人の女性作家による短編集は、どれも読みやすく楽しめました。
江國香織【コインランドリーの夜】
自分を取り戻した主人公に共感。自分らしい最後の晩餐に気づけたことに爽快感を味わえました。
金原ひとみ【ラストサパーフォーエバー】
初読みの金原さん。勢いのある文章。この最後の晩餐は、最後にクスッと笑えました。
角田光代【最後の鰻】
この作品は個人的な思い出と重なって、すごくよかったです。いつまでも忘れることはない時間の物語。読者の私にとっても。
寺地はるな【小曾根幸子の送別会】
この作品も、色々な気持ちが詰め込まれた物語。読者の私の -
Posted by ブクログ
最新の単行本エッセイにして、過去の世に出たものを集めて出した、というものでもある。
だからまあテーマも内容も、描写もだいぶ振れ幅があるけど最初と最後の章では著者らしさがよく出ている、というか人間は変わっていくけど変わらないという、首尾一貫の本質を垣間見る。
金原ひとみ。すごくストレートに生きてる。人間らしい。
好きとか嫌いとか、気持ちいいとか憎たらしいとか。男とか女とか恋とか愛とかセックスとか。揺れとかどれも自分だとか。自分じゃないだとか。
こんなに包み隠さず書けるの?いいの?と思う一方でさすがに抽象化している部分はもっと教えて!と興味もそそる。
世の中色々な人がいて、色々な生き方があ