金原ひとみのレビュー一覧

  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    20年分のエッセイと短編集。ごちゃ混ぜな感情で溢れてるのに、美味しいスープが出来上がるのがふしぎです。

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    2025年12月27日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    やばい。社会では普通な顔してる人たちの、本当の考え方だったり、それに基づきプライベートで起こす行動が。
    文学インポって言われてるけど、木戸の章に一番共感してしまった。悪いことしたつもりじゃないのに、加害者認定されている。中年になってきて、何もない。前の時代でよしとされてきたことをやってきただけなのに、時代遅れな人になってる。
    怖いな。時代とともに自分をアップデートできる環境に身をおかなくては。

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    2025年12月27日
  • ナチュラルボーンチキン

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    かさましまさかさん と遊びを削ぎ落とした浜野さんの 特殊な飛んでる言葉遊び。面白い!!この2人の四角四面の枠を外していく会話が好き。平木直理さんの常識を外れているようで正論な言葉もよい。泣けるし

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    2025年12月27日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    小説を書くことで生き抜いてきた(生計を立てるの意ではなく)筆者の、まさに「生きた証」が山のように積まれていて、そこから放たれる力強さと繊細さに夢中になってしまったエッセイ+短編集。もし自分が感じたことや経験したこと、考えたことをつぶさにアウトプットしたとしても、こんな純度にはならないでしょう。この本を表現するときに「面白い」とか「赤裸々」とかいった、方向性は間違っていないけど、まったくドンピシャではない言葉しか自分の中から出せないのが非常にもどかしくてならない。。

    有名な「母というペルソナ」はもちろん、他も代弁者のような文章がたくさんあって深く理解できた箇所多数。実は自分は「蛇にピアス」も結

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    2025年12月26日
  • GOAT meets01

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    金原ひとみさん、ゲイと韓国のことの小説良かった。
    朝吹真理子さん、戦争と夫に虐げられる妻のこと沁みた。
    乙一さん、異世界ものが読めるとは。
    小泉綾子さん、サバイバル学校出身の同僚良かった。
    吉田棒一さん、面白過ぎて吹きました。
    小佐野彈さん、彬子女王を思い浮かべて読んじゃいました。
    これらの小説が特に面白かった。
    この本はGOATシリーズだけど2200円する。

    けれどその価値アリアリの読み応えたっぷりで
    しかも面白い本だった。

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    2025年12月25日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    ネタバレ

    『ミーツ・ザ・ワールド』を読んで、世間で「普通じゃない」とされる価値観について考えさせられた。
    死にたいと思うこと、生きるために薬を使うこと、自分はすでに消えているような状態が普通だから消えたいと感じること――ライの価値観は、私にとって簡単に理解できるものではなかった。

    私は生きたがりの人間で、もし「死にたい」と言う人がいたら止めてしまうと思う。けれどそれは正しさではなく、私自身の価値観にすぎないのだと気づいた。私や主人公、そしてライの考え方は、育った環境によって作られたものかもしれないし、生まれ持った性質(ギフト)なのかもしれない。

    人はそれぞれ違う世界を生きていて、どれだけ愛していても

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    2025年12月25日
  • ナチュラルボーンチキン

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    金原さんらしい、鮮やかな内容で、引き込まれるように読んだ。
    浜野さんのルーティンの生活も好き、それをぶち破るような平木さんもいい。
    平木さんの考え、あこがれてしまう。自分の凝り方まった常識を打ち破ってしまいたい。
    まさかさんの言葉がとてもやさしくて癒された。

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    2025年12月19日
  • fishy

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    ネタバレ

    ◾️record memo

    そういう「女性性」の塊のような粘液をマグマのごとく溜め込んでいる彼女のサバサバアピールを目にすると、今や虚しささえ感じる。

    「幸せとか不幸とか、そういう定義もう止めない?幸せとか不幸とか、羨ましいとか可哀想とか、そういう相対的な考え方、身を滅ぼすよ」

    自分のあまりの滑稽さに、自分がくしゃっとした茶色いゴミ屑になってコロリと道路に転がる様子が頭に浮かぶ。もう誰か早く轢き殺してと願っても、ゴミ屑は小さすぎて中々車のタイヤに当たらない。

    「え……さっきの子たち、長い付き合いなんでしょ?三人はお互いのこと何でも知ってるって、美玖ちゃんが言ってたじゃん」
    「お互いのこ

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    2025年12月17日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    凄くとんがっているという先入観から等身大で真っ直ぐで真面目な人なんだなという、女性、母という枠に翻弄されてもなんとか生きて行く強さ、あえての困難に立ち向かうある意味不器用と感じられる部分に思い出し泣きと共感をしてしまった。誰かの血肉になったらいい。きっとなる。
    小説家という言葉の選び方をとても大切にしていることを、表現の丁寧さを端々に感じた。

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    2025年12月14日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    他人と分かり合うことの難しさ、いや、そもそも分かり合おうなんておこがましいということが、よくよく分かった一冊でした。
    腐女子の由嘉里と、死にたいキャバ嬢のライ。
    全く違う世界で生きてきた二人が出逢い、影響を及ぼし合い‥‥というお話だと思っていたら、そんな単純な物語ではなかった。
    読んでみて思ったこと、感じたことはたくさんあって、色々書き残したいのだけれど、とても難しい。
    どんなに言葉を選んでも誰かを傷つけてしまいそうで
    躊躇してしまいます。
    由嘉里も最終的に自分がライに対してできることは彼女を傷つけないことだけだと気付きます。
    相手をどんなに愛していても、決して分かり合えないことがある。愛して

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    2025年12月14日
  • デクリネゾン

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    やっぱり長編作品が好き。ストーリーが無いような感じがするのも良かったし、謎料理も美味しそう。
    主人公の行動だけ切り取ると多分自由そうに見えるけれど、実際の不自由さがリアル。
    著者の日記だと言われたら本当に信じてしまいそうなくらい現実世界と直結している印象を受ける。

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    2025年12月14日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    金原ひとみはなんでこんなに、色んな世代の視点や立場を描けるんだろう、作家の観察眼て怖いわぁ。

    ひとつの事案に対して、関わる人それぞれに解釈がある。当たり前なんだけど、何が正解なんだかわからなくなる、まさに真相は藪の中。

    友梨奈は私と同世代なんだけど、この人もまた癖強い。フェミニストぽい事言うくせに、この人もしも男に生まれてたらめちゃくちゃマチズモ思想持ってそうだよな。
    娘に対する態度ひどいしな。正しいことを言う時は控えめにする方がいい。って祝婚歌でも言ってるやつよね、それ一哉がたしなめてて、ほんとにいい彼氏だなーと。一哉が10代の頃から付き合ってたって、マジで木戸さんとは状況は違えど、紙一

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    2025年12月13日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    相変わらずわけわからん金原ひとみさん。
    久々の長編だったが、飽きずに読み終えた。時間はかかったけど。

    最後どうなったのかな?と思う登場人物もいたけど。

    なぜこんなにも、世代の違う登場人物をうまく引き出せるのか?
    才能やばい。

    自分がこれから歳を取っていく中で、どこかで加害者にならないか…。
    もはや加害者になっていて、これから告発されるのか…。
    ありえないけど、絶対ないとは言えない。そんな想像をさせてしまう。

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    2025年12月13日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    生きていく上で誰しも加害性を持ち合わせて生きてるよなと思った。老若男女さまざまな年代の視点で描かれていて、すごく良かった。
    長岡友梨奈のあの暴力的な正義感は読んでて辛いところもあるけど、現代で働く女性としては理解できる部分が多かった。

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    2025年12月12日
  • ナチュラルボーンチキン

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    良すぎる、良すぎた……最初に「そもそも会社がわたしにきて欲しいなら会社がもっと魅力的かつ快適、楽しい場所にならないといけないんですよ」とぶっ飛びながら確かに…と唸るような発言連発する平木さんとの話かと思いきや、その後登場したパンクロックボーカルで愚かな民どもに崇められているのに陰キャで話す言葉が優しすぎるまさかさんが………本当にたまらん良すぎる…こんなに聞き上手、お話し上手、受け止め上手で言葉を司る天才なのに、僕は人を暴いたり新しい一面を見たいわけじゃないから話したくない事は話さないで良いんです、僕は自分の見る目を信じてるからあなたが何を隠していようとあなたを嫌いになることはないですってスタン

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    2025年12月12日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    長編小説を読むときには、脳内キャスティングすると読みやすいよと三宅香帆さんが言ってたから設定したけど、そんなのいらないくらい面白かった。

    木戸悠介 光石研
    越山恵斗 奥平大兼
    五松武夫 仲野太賀
    優美 河合優実
    橋山美津 安藤サクラ
    長岡友梨奈 木村佳乃
    横山一哉 横浜流星
    安住伽耶 永野芽郁
    安住克己 長谷川博己

    こうしてみると、まあまあ字面にひっぱられてるね。

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    2025年12月10日
  • 蛇にピアス

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    多分、20年ぶりくらいに再読。最近金原ひとみさんの記事を読んで気になったので。
    20年経っていると、忘れているもので最初から最後までドキドキ、ゾワゾワ。
    読後感はまるでフランス映画を観たあとのような。
    壮大なミステリー。2000年の渋谷の空気とアマに想いを馳せる。
    金原ひとみさん、これしか読んだことなかったけれど他にも読んでみよう。

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    2025年12月09日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    自戒と、価値観の絶え間ない更新への決意、及びそれでも時代観から乖離していくことの恐怖に震える。
    どんな時代、世相になろうとも後世が良心を持ち続けて生けられることを切に願う。

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    2025年12月09日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    長岡友梨奈に1番考え方が近いかなと思った。世界は一人一人の意識でできていて、だからその1人である自分が正しく生きていなければいけない。そうでない人がいるとなぜ世界のためにそんなことをするのかと悩み勝手に苦しむ。

    何も考えいない人は価値がないと思ってしまうけれども、それが社会をうまく生きていく方法なのかもしれないし、一度は戦おうとしたけど自分の力ではどうにもならないことを知って、賢く諦めたのかもしれない。

    女性が仕事と家庭を両立し、仕事を片手間のようにするようになったから、仕事を全力でするのはダサいという風習が生まれた。職場という共同体にすがることしかできない人にとっては社会に属す場所がない

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    2025年12月08日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    お母さんと元夫への辛辣な表現に笑ったけど、離婚後に気持ちが晴れやかになっていることが端々から伝わってきた。全ての人への感謝が溢れる気持ち、まじでわかるよ!!!!
    でも前作と変わらず、寂しさ、孤独、他人や社会への絶望、生きることへの絶望、自分への絶望みたいなのが感じられて非常に良かった。これからの作品も楽しみ

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    2025年12月08日