金原ひとみのレビュー一覧

  • ナチュラルボーンチキン

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    2026年1冊目。すごく良かったです!
    ルーティンをひたすら守り感情の振れ幅がまったくない生活から、平木さんまさかさんとの出会いで彩り溢れる人生がひらけていく感じ。最高でした!
    離婚や不妊治療など、冬眠させていた過去の感情を少しずつ思い出してその都度辛くなりながらも乗り越えていく。その時に寄り添ってくれる人がいる。
    大人になってから交友関係を広げることを面倒に思いがちの私ですが、出会いっていいなと素直に思える一冊でした。


    まさかさんのこのセリフが素敵すぎて心に沁みました。言われたい…!!!!

    「僕らあとはもう自分にできることをして老いていくだけです。家のことも子供のことも義実家のことも

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    2026年01月04日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    金原ひとみすごい
    変わりゆく時代で生きる様々な性別世代の人たち
    同じことでも見えてる形が全然違う

    長岡友梨奈の自分を差し置いての強い正義感
    木戸のもう全部諦めた感じ

    おじさんっておじさんなだけで孤独になるんだな、

    最近の高校生って自分が高校生の時よりも大人で現実的なのかな

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    2026年01月03日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    こういう本と会えるからたくさんの本を読む価値があると思う。
    去年はミステリー多めだったから、今年は選り好みせずに行きたいなあ。

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    2026年01月03日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    現代の生き辛さを煮詰めたような小説に感じた。救いがあったのかわからないけどギリギリの部分でフィクションを感じて読み進めることができた。この内容に全く刺さらない人生の人はいるのだろうか。

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    2026年01月03日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    オーディブルにて。
    書評などで高評価だった作品に年末年始にチャレンジ。

    性被害、告発、SNS拡散によって、人はこんなにもダメージを受けるのか。

    性は個人的なもので、内面的なもの。
    お互いの同意があり、お互いリスペクトや思いやりがあれば尊い行為なのに、性欲を満たすため、あるいは支配欲、自己顕示欲、単なる憂さ晴らしが入ってくると悲惨なものになる。相手を傷つけ、自分も傷つく。性行為は体だけでなく心にも直結する。

    本書はそこに、告発やSNS拡散が加わる。
    どんな告発や暴露も、される側は大きな痛手だが、性に関することは殊更にセンシティブはもので、たとえよいセックスだとしてもかもされたくないものだし

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    2026年01月03日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    初めて小説家をすごいと思った。
    登場人物全てを別の人が書いたみたいだ。
    自分は誰に近いかと考えて、でもちょっと違うと思った。
    自分が全く理解できない考え方の人物さえ、分かるような気になってくる。

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    2026年01月02日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    前時代の価値観や倫理観が起こした行動を現代の価値観や倫理観で糾弾していくことは本当に正しいことなのか。
    大衆の目や関心が移ろいゆくように、時代の価値観も常にアップデートされる。
    作中で糾弾されていた木戸は本当に悪いことをしたのか。一部分をうまく切り取られ性行為まで暴露された木戸は搾取したのではなく、承認欲求を満たすために搾取されたのではないか。
    SNSにある事柄のように何か一部でしか見れないにも関わらず全体を知った気になって誰かを糾弾したり意見を言うことは正義感を装った攻撃なのではないか。
    個人的には木戸の悪い部分を感じなかった。あの人は価値観もアップデートしつつあって前時代的なマッチョ文化を

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    2026年01月02日
  • ナチュラルボーンチキン

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    これはもうドラマ化してほしい作品!
    浜野文乃役を松たか子さんにやってほしい。松たか子さんが早口で文乃のセリフを言っているのが目に浮かぶほど容易に想像できました。
    平木さんは池田エライザさん、まさかさんは瑛太さんに演じてもらいたいなぁ。

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    2026年01月01日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    どれも重い話だけれど、リアル過ぎて笑える表現がしれっと混ざってくる。日常的な動作を丁寧に説明されると主人公たちが滑稽にも思えて妙に面白い。

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    2025年12月31日
  • ナチュラルボーンチキン

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    長年の間望んでいた子どもも授かれず、夫にも愛想をつかされて以来、人生に波風立てず自分を傷つけないようすべての日常をルーティンの中に収めようと決意した女性。
    同じ職場の、こちらは非日常に生きる女性に半ば無理やり連れて行かれたライブをきっかけに、そのルーティンは崩れていく。
    最初はそれに抵抗していたが、そのライブの主であった男性がさりげなく見せてくれる非日常の世界に徐々に夢中になっていく。

    私たちは、自分の日常生活のルーティンに大した不満はなく、変化は求めていないと自分では思っていても、やはりどこかで他のあり得たかもしれない世界や非日常を求めている部分も無意識のうちにあるのだと思う。
    そんな非日

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    2025年12月30日
  • マザーズ(新潮文庫)

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    たっぷりの読み応え。愛する我が子を憎らしく思ってしまう気持ちなど、母たちの葛藤が痛々しく伝わってくる。すごく良かった。

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    2025年12月30日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    20年分のエッセイと短編集。ごちゃ混ぜな感情で溢れてるのに、美味しいスープが出来上がるのがふしぎです。

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    2025年12月27日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    やばい。社会では普通な顔してる人たちの、本当の考え方だったり、それに基づきプライベートで起こす行動が。
    文学インポって言われてるけど、木戸の章に一番共感してしまった。悪いことしたつもりじゃないのに、加害者認定されている。中年になってきて、何もない。前の時代でよしとされてきたことをやってきただけなのに、時代遅れな人になってる。
    怖いな。時代とともに自分をアップデートできる環境に身をおかなくては。

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    2025年12月27日
  • ナチュラルボーンチキン

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    かさましまさかさん と遊びを削ぎ落とした浜野さんの 特殊な飛んでる言葉遊び。面白い!!この2人の四角四面の枠を外していく会話が好き。平木直理さんの常識を外れているようで正論な言葉もよい。泣けるし

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    2025年12月27日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    小説を書くことで生き抜いてきた(生計を立てるの意ではなく)筆者の、まさに「生きた証」が山のように積まれていて、そこから放たれる力強さと繊細さに夢中になってしまったエッセイ+短編集。もし自分が感じたことや経験したこと、考えたことをつぶさにアウトプットしたとしても、こんな純度にはならないでしょう。この本を表現するときに「面白い」とか「赤裸々」とかいった、方向性は間違っていないけど、まったくドンピシャではない言葉しか自分の中から出せないのが非常にもどかしくてならない。。

    有名な「母というペルソナ」はもちろん、他も代弁者のような文章がたくさんあって深く理解できた箇所多数。実は自分は「蛇にピアス」も結

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    2025年12月26日
  • GOAT meets01

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    金原ひとみさん、ゲイと韓国のことの小説良かった。
    朝吹真理子さん、戦争と夫に虐げられる妻のこと沁みた。
    乙一さん、異世界ものが読めるとは。
    小泉綾子さん、サバイバル学校出身の同僚良かった。
    吉田棒一さん、面白過ぎて吹きました。
    小佐野彈さん、彬子女王を思い浮かべて読んじゃいました。
    これらの小説が特に面白かった。
    この本はGOATシリーズだけど2200円する。

    けれどその価値アリアリの読み応えたっぷりで
    しかも面白い本だった。

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    2025年12月25日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    ネタバレ

    『ミーツ・ザ・ワールド』を読んで、世間で「普通じゃない」とされる価値観について考えさせられた。
    死にたいと思うこと、生きるために薬を使うこと、自分はすでに消えているような状態が普通だから消えたいと感じること――ライの価値観は、私にとって簡単に理解できるものではなかった。

    私は生きたがりの人間で、もし「死にたい」と言う人がいたら止めてしまうと思う。けれどそれは正しさではなく、私自身の価値観にすぎないのだと気づいた。私や主人公、そしてライの考え方は、育った環境によって作られたものかもしれないし、生まれ持った性質(ギフト)なのかもしれない。

    人はそれぞれ違う世界を生きていて、どれだけ愛していても

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    2025年12月25日
  • ナチュラルボーンチキン

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    金原さんらしい、鮮やかな内容で、引き込まれるように読んだ。
    浜野さんのルーティンの生活も好き、それをぶち破るような平木さんもいい。
    平木さんの考え、あこがれてしまう。自分の凝り方まった常識を打ち破ってしまいたい。
    まさかさんの言葉がとてもやさしくて癒された。

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    2025年12月19日
  • fishy

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    ネタバレ

    ◾️record memo

    そういう「女性性」の塊のような粘液をマグマのごとく溜め込んでいる彼女のサバサバアピールを目にすると、今や虚しささえ感じる。

    「幸せとか不幸とか、そういう定義もう止めない?幸せとか不幸とか、羨ましいとか可哀想とか、そういう相対的な考え方、身を滅ぼすよ」

    自分のあまりの滑稽さに、自分がくしゃっとした茶色いゴミ屑になってコロリと道路に転がる様子が頭に浮かぶ。もう誰か早く轢き殺してと願っても、ゴミ屑は小さすぎて中々車のタイヤに当たらない。

    「え……さっきの子たち、長い付き合いなんでしょ?三人はお互いのこと何でも知ってるって、美玖ちゃんが言ってたじゃん」
    「お互いのこ

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    2025年12月17日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    凄くとんがっているという先入観から等身大で真っ直ぐで真面目な人なんだなという、女性、母という枠に翻弄されてもなんとか生きて行く強さ、あえての困難に立ち向かうある意味不器用と感じられる部分に思い出し泣きと共感をしてしまった。誰かの血肉になったらいい。きっとなる。
    小説家という言葉の選び方をとても大切にしていることを、表現の丁寧さを端々に感じた。

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    2025年12月14日