金原ひとみのレビュー一覧

  • ミーツ・ザ・ワールド

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    金原さんの作品はいつだって これが幸せ、正解でしょ?って世間が推してくるものに疑問符を押してくれる。
    ゆかりもライのその部分に救われ変われたんだと思う。そんなゆかりにも本人は望んでなくても呪いとして一般世論みたいなものが蔓延っていて。ゆかりがライを救いたいと思いながら自分の価値観を揺さぶり成長したしていく姿が読んでいて微笑ましく、少なからず私の価値観も揺さぶられた。
    いつかその後のスピンオフも描いてほしい作品。

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    2026年05月15日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    ついこないだまで普通にあった、女性に対する差別や性的搾取。昭和40年代に生まれて半世紀以上生きてきた過半が、そんな中で生きてきたので、油断するとついついその時のまま考えたり感じたり、下手すると発言しそうになる。

    この小説では、そういう下手うった昭和世代やその名残のまま生きてきた男が、自分のやってきたことの因果応報でとんでもない目にあっていく。まぁ、自業自得やな…でも、俺かて描かれているような極端な行動はしてなくても、言動の節々できっと「サイテーなおっさん」と思われているんやろなぁ…。

    もうそこは、そうやって生きてきた総括として、腹を括らなしゃーないんやろなぁと諦めているが。

    長岡友梨奈で

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    2026年05月12日
  • 蛇にピアス

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    大好きで手元に置いて何回も読み返している。生きたさと死にたさ、表社会から楽園追放を喰らったような居心地の悪さを抱える主人公が、二人の男に出会い不可逆の肉体改造を施したり、セックスしてみたり酒飲んだりご飯食べてみたり、そういう中で自分の体の輪郭を必死で確かめている感じが悲愴で可憐で、二人の男たちも重度のサディストだったり癇癪持ちだったりするし主人公を欲の捌け口にしているように見える場面はあるけど、愛そうともしていて、それが身勝手にも見えるし、愛おしくも見えて好きよ

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    2026年05月12日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    男性である自分には知りうることができない、女性特有のダークな部分の感情に直で触れられる稀有な作品だと思う。自分はよく女心が分かっていないといわれるが、これは絶対わかりようがない。

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    2026年05月10日
  • デクリネゾン

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    ひかり
    志絵
    理子
    吾郎
    蒼葉
    吉岡龍二
    太田
    天野
    若槻
    和香
    岡本
    直人
    リツコ
    行哉
    裕斗
    持田
    根津

    中津川
    三木田
    ユキ
    山根
    牧野
    笠田
    相原
    吉田
    真島先生
    滝岡
    麦田
    松下
    中田
    枠山
    梨花
    張本
    中山
    秋川
    蒔田有人

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    2026年05月10日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    登場人物が話すワードチョイスが逸品で最後まで楽しく読ませていただいた。
    とくにユカリが焼肉擬人化漫画への愛を熱く語る時の熱量が凄まじく、推しなるものを趣味とする人達の楽しさが伝わってきた。
    また、歌舞伎町を根城にするライとアサヒの人物描写がやけにリアルで、大学生の頃すすきののアルバイト先で出会った人達を思い出し懐かしくなった。
    みんな元気かなぁ。

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    2026年05月09日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    ・文章で殴られてる感が気持ちいい。金原ひとみの著書はまだ少ししか読めてないけどこの感覚は共通してる。ここまで書くか!くらい深いところまで潜ってくる。

    ・ひとくちに「○○について書いた本」では片付けられない。恋愛って必要なの?とか。他人のためを思っての言動は、自分の当たり前を人に押し付けるダサい行為なのか?とか。希死念慮とか。それぞれ、そのテーマだけで一冊書けてしまうような内容がたくさんだけど、それについての小説です!とはならない。作者の思想を読まされてるのではなく登場人物が必死に生きてたら、自然とテーマが深まっていく感じ。普通あれくらい踏み込むと作者の顔が文面の奥から見えてくるような、説教臭

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    2026年05月08日
  • GOAT meets01

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    やっと読み終わりましたー!
    手に取ってから読むまでかなり時間がかかってしまいました。

    GOATという雑誌はわたしが読書楽しい!ってなり始めの頃に創刊して、まだ色んな作家さんに出会えてない、出会いの場を作って貰えた雑誌でもありましたし、読書の楽しみも改めて教えてもらえました。

    そんな姉妹雑誌が出ると聞き、即買いました。
    meetsと名前にもある通り、作家さんたちが出会って色んな事が生まれたり、
    とても興味深かったです。
    韓国文学や、歴史、そして色んな世界に行ったかのような物語たち。異世界… 満足感たっぷりでした。

    わたしは、旅とはつまり未知なるアリを見ることであるがとても、面白かったです。

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    2026年05月07日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    多層視点とそれぞれの人物の思想、時代感、ライフスタイルのぶつかり合いが竜巻の様にぐるぐるぶつかり合う話。

    大元の「あれは何だったのか?」からの怒りの矛先がどんどん広がって善を無闇に振り回す恐ろしさと時代の流れで不用意な発言、行動はワンパンアウト退場なご時世感もすごくリアル。
    金原さんの切れ味極まってます。

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    2026年05月05日
  • 私の身体を生きる

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    凄かった。エッセイというものをほぼ読んだことがなかった私にとって強烈な読書体験だった。
    ほんタメというYouTubeチャンネルで紹介されており興味を持って読んでみた。これは、映像化はきっと難しい、本という媒体のみを通して伝えられる感覚だと思った。
    共感できる部分も多く、一方で共感できなかったあの子の振る舞いはこんな感覚にルーツがあったのではと思い至るところもあって、強烈に胸に響いた。私の感じたもやもやを言語化してもらったようで嬉しさもあった。自身も女性性を元とした経験はポジティブ面、ネガティブ面ともにあり、同じような経験をした作家がそれをどう捉えるかを聞けたことが嬉しかった。
    性に関する体験を

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    2026年05月04日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    映画に感銘を受けて原作を読んだ。他者をとおして自分を知る、という過程がすごく丁寧に描かれている。苦しくて逃げたくなるけど、自分は自分でしか生きられないという諦めというか、かすかな希望にも通じてて、ほんとに読めて良かった。

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    2026年05月02日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    圧倒的な言葉量。パンチラインの連続。
    一方的に浴びせられたような感覚で、どう感想を残すかがまとまらない。半分くらい読んだ時点でラストがどうなるかとか関係なく手元に置きたいと思った本でした。てか、ラストがどうなったかが気になって読み進めたというよりは、それぞれの登場人物のドキュメンタリーを観ているようで、とくに折り返し以降はそれぞれの歪みが強調されていて、止まらずにはいられなかった。人間臭いエピソードって読み手の心が温まることがほとんどだけど、この本の人たちに関しては、その人間臭さのせいで目を背けたい気持ちになった。ほぼ誰のことも嫌いだった。

    告発の勇気は理解しつつも、嫌だと思いながらも逃げる

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    2026年05月01日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    読むのに4ヶ月かかった これを1人で書いてるのか、こんな老若男女違うタイプの複数の人間の奥の奥の方まで表現できるって金原様ほんとになにもの! 全員なんか好きだったな 

    「二十年、三十年、恋愛で幸せになったり不幸になったりするが決して不安は消えない。もちろん生きてて良かったと思うこともある。あの時死ななくて良かったと思うこともある。でもお前の人生はどこを切っても金太郎飴のようなものだ。金太郎の顔がぐにやっとしていたり、精悍だったり、潰れていたりして」

    「結局人間なんて一人がデフォなんだよ。人生の中の限られた一時を、人と深く付き合ったり、一緒に生活するだけ」

    「意味あんのかなって、別になくね

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    2026年04月26日
  • ナチュラルボーンチキン

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    主人公にめっちゃ共感した。
    平穏を求めて生きてる。眼科がちょうどいいイベント(笑)
    それを包み込んでくれる人に出会える。
    一歩踏み出すのに勇気がいるけど、それでいろんな出会いがあり、世界が広がるかもしれない。

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    2026年04月26日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    性加害などの現代問題を複数人物視点で描く、お話(?)。

    どの登場人物も自分のようであり自分のようではない。
    感情移入できるところもあれば、まったく共感できないところもある。

    現代にある様々な問題を、今という時代を、今切り取ったかのようなすさまじい作品だった。

    時代の変化、正義とはなにか、正しさとは何か、様々な考え方があって、様々な思いがある。
    それぞれの境遇でそれぞれのスタンスがあり、他人があれこれいうのはどうなのか。

    お話の展開も衝撃的なものだった。

    金原ひとみさん作品、あまり読んでこなかったけども性描写がよく出てくるのかな。
    逆69はいいよな。

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    2026年04月26日
  • デクリネゾン

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    「共感できない」ことと「作品が面白くない」ことを
    同源であるというスタンスで感想にする人は
    ままあるタイプだと認識しているのだけれど、
    そういった人を置き去りにすることに
    一切の躊躇がない本だと思った。

    作中でも(さらりとはあるけれど)語られている、
    子どもが、今、食べたくないというだけの物を
    「嫌い」「おいしくない」と表現するような。

    好きじゃないなら「好きじゃない」と言えばいい。
    迂遠さは美徳ではない。

    そんなメッセージを感じたので直截な言葉で感想を。
    人生は最低で最高だ。

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    2026年04月22日
  • ナチュラルボーンチキン

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    あーーーすごく救われた!
    ただの恋愛本じゃない、アラフォー版「君たちはどう生きるか」(らしい)

    ルーティンを愛し心に波風立たせたくない重たい過去を背負って生きていく人生に希望をもたらすキーパーソンたちが現れてハッピーエンド最高!
    平木さんみたいな天真爛漫で無邪気な友達に、まさかさんみたいな過去も今も未来も全てを受け入れてくれるパートナーに出会えて救われただろうな。
    押し付けがましくなくて丁寧な言葉選びを自然とかましてくるまさかさん、こんな人、、周りになかなかいないぜ、、?

    不妊治療に悩む様を魚グリルに残された魚の炭に例えるのとかさ、、、秀逸。
    金原ひとみさんの言葉選びが脱帽の嵐でした〜

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    2026年04月22日
  • ナチュラルボーンチキン

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    上手い、うますぎる。泣けた。

    なんで金原ひとみ先生の本ってこんなに救われるんだろう。
    ラストの過去と行き来する構成がうますぎて唸った。
    とりあえず周りの誰か一人には購入してもらえるほどおすすめして来ます。

    最近忙しすぎてメモ取るだけで感想を投稿できてなかったけれど、これはせずにはいられない。

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    2026年04月19日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    生死に対する価値観が、こんなにも共感できるのは初めてだった。生きると死ぬの境界線。他人を自分の人生の中にいれることは難しい。それでも大切に思えることは幸せなんだな。

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    2026年04月19日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    それぞれの登場人物が
    畳みかけるように話していくが
    頭にスッと内容が入ってきて
    あっという間に読み終えた。

    常々「普通」って何だろう?って思うが
    この作品を読んで
    そんなのにとらわれる必要もないなと感じた。

    登場人物がみんな魅力的で
    主人公以外の目線からの話も読んでみたい。

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    2026年04月19日