金原ひとみのレビュー一覧

  • ミーツ・ザ・ワールド

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    固定観念に縛られていた由嘉里が他者の視点を取り入れ、その上で自分自身で決断していく姿が印象的だった。ライ・アサヒ・ユキ・オシンに出会ったことで由嘉里が持っていた固定観念が崩されていき、さまざまな角度で物事を見れるようになっていく。自分自身の固定観念を崩してくれる人たちに出会えること、そして出会った人としっかり向き合い柔軟に彼ら彼女らの考え方を尊重できる由嘉里のことを羨ましいと感じた。

    凝り固まった価値観で相手に自分の意見を押し付けている時があるかもしれない、そう感じた時に何度でも再読したい本。

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    2026年07月14日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    初めての金原ひとみさん。
    めっっっちゃ面白かったあああ!一つもダレることなく最初から最後までずっと面白かった。映画も見る。言葉使いやらなんやら秀逸で最高。

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    2026年07月06日
  • ナチュラルボーンチキン

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    狂った精神状態の人の思考を描くのがうますぎる。今まさに自分が全く同じ狂い方をしているから、怖さと惨めさと滑稽さが痛い。
    自分は正しいはずだという視野狭窄、他責思考、被害者意識の暴走。苦しみから、立ち直るためには、どうしたらいいのだろうか。

    ルーティンから決してはみ出さない女と、ルーティンなんて辞書にないような女、そしてそこから繋がるクセ強バンドボーカル
    なんでこの人たちが一緒にいられる?と不思議ではあるものの、それでもメンタルボロボロ激重思考の私が読んでも最後は何故か笑って軽やかな気持ちになれるからとても救われた。
    付き合っていない体で付き合うわけだから、別れることもないし終わることもない。

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    2026年07月06日
  • ナチュラルボーンチキン

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    帯の「大人の『君たちはどう生きるか』」という言葉、納得しかない一冊。
    自分で自分をガチガチに縛ってきた浜野さんが、まさかさんとの真夜中の電話を通して少しずつ自由になっていくシーンでは、出勤途中のバスの車中だったけどうっかりウルウルきてしまった。
    夜にほろ酔いで読んでたら間違いなく号泣してたと思う。
    前半、平木さんの強烈なキャラと清々しいまでの無邪気さに圧倒されながらグイグイ話が進んでいくけど、いつの間にか自然に浜野さんとまさかさんの2人の世界にシフトしていくのが見事!

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    2026年07月05日
  • ナチュラルボーンチキン

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    最高!
    浜野さんの、ルーティンをこなすだけの毎日から極彩色の世界に色付いていくのがワクワクした。食と非日常の楽しみって紐づいてるよね!

    そしてまさかさんの素敵さが過不足なく描かれていて、どんどん好きになってしまった。久々のときめき摂取。かさましまさか。いい名前だ。
    カニをベランダで食べながら甲羅酒をまわし飲みするのが、美味しそうすぎて楽しそうすぎてよかった。浜野さんも、ルーティンを受け入れていそうながらも蟹への周到な用意してしっかり楽しみにしているところに、つまらない日常が剥がれて行ってる感じが出ていてとても良かった。

    不妊治療のところはつらかった。
    一度命が来てくれたところから、また失う

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    2026年07月04日
  • 蛇にピアス

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    騎乗位の描写に出てきた「マンコ一帯」という言葉が面白すぎる。聞いたことないけど確かにそうだな、と。

    主人子・ルイが、私はきっとアマを愛していたんだな、と気づいたのは彼がいなくなってから。無気力でいつ死んでもいいやくらいに思いながらも、なんとなく生きてきたのはなぜなのか。アマが死んだ今、身体もどんどん痩せて細り、あんなに固執してたスプリットタンにも意味を見出せなくなってしまったのはなぜなのか。
    彼を殺したかもしれない男と今は一緒にいる。
    ルイの背中には二人が身体に彫っていた龍と麒麟がいて、瞳を入れて命を宿らせる。そうすることで生きていく。

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    2026年07月05日
  • マザーアウトロウ

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    ネタバレ

    訳ありの義母と会うことになった波那。結婚相手の蹴人(しゅうと)は義母のことを「害悪じゃないけど合わない人」と言い、波那が無理って思ったらいつでも縁を切ると言う。一体どんな義母がそこに現れるのか……。





    こんなに声を出して笑った小説は久しぶりでした。
    義母、張子(ちょうこ)のキャラクターがぶっ飛んでいてすごすぎて、波那の前に現れた瞬間から掴みはOK、笑いのオンパレードでした。
    面白すぎて、笑いながら怒涛の勢いで読み続けましたが、途中で、こんなに初っ端から笑わされるということは、ラストはどっと泣かされるんだろうなと思いながら読みました。
    結果、号泣というほどではなかったですが、やはり泣かさ

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    2026年07月03日
  • アタラクシア

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    鈴木涼美さんの「不倫論」に出てきたから、読んでみた。おもしろいけど怖い。金原ひとみさん読んだのが何冊目か覚えていないけど、これから好きな作家として桐野夏生さんの次に挙げるかもしれない。

    一番心配なのはパティシエの英美。私も夫婦関係に散々悩んで離婚したけど、実の母に物を投げるのは異常だよね。カウンセリング受けるといいんじゃないかなぁ。

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    2026年06月28日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    金原ひとみやっぱりいい。いつも金原さんの言葉に救われてる。

    パリの砂漠、東京の蜃気楼は比較的短期間のパリと東京の生活を綴ったエッセイでそれはそれで好きだった。一方、本作は20代前半から書きためた作品を掲載していて、私自身それは10年ぐらい前に同世代として経験したことだったり、経験しようがないことを共有してくれていて、単に他人の話ということじゃなく×世代の違いのようなフィルターを通して新鮮な気持ちになりっぱなしだった。
    記憶を遡る気持ちがして人が歳をとって変わってく過程の立体感のようなものを感じた。

    正直でいいな。そうゆう孤独な目線での誰かの日々の心の動きがら知りたかった。

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    2026年06月25日
  • マザーアウトロウ

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    ストーリや会話のテンポがよく、とても読みやすくて面白かった!

    金原さんの作品にハマり中で4作品目?だと思うけどどれも好きです。

    張子さんはじめ登場人物がみんないいキャラ!
    読んでいて楽しくなりました。

    主人公が子どもを産む産まないの迷いを抱えながらストーリーが進んでいき、生き方を考えさせられる作品でした。

    出会えて良かった作品です。

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    2026年06月24日
  • 蛇にピアス

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    身体改造の表現は痛々しいけど、若さと儚さに凶暴さが滲む良い作品だった。本の短さもあって疾走感持って読めた。

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    2026年06月22日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    若いときのエッセイはもちろん、離婚してからのエッセイも最高。ぶっとんでるけど、思慮深い…という印象。かっこよすぎるネキ。

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    2026年06月20日
  • マザーアウトロウ

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    重い話題をさらっとなのかガツンとなのか、うまく言葉にできないけど、うんざりせずふふふと笑いながら読めた。実際にいたら大変だし友達にはなりたくないけれど、心の隅っこに「こうなりたい自分」をちょっと発見してびっくりした。自由に生きるって大変だけど、たぶん楽しい。

    子供の話はそうだよなぁと思いながら読んだ。どんな子が生まれてどんな親になるかなんて、結局どっちもガチャ。私も息子のことがわからなくなる時がたくさんあるけど、フラットに、針の穴を通すみたいな絶妙な距離を作っていきたいな。

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    2026年06月19日
  • ハジケテマザレ

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    普通に生きるのか、常に自分を成長させながら生きるのか。現状維持であることに不安を抱えたことがある人に読んでほしい。
    別に普通でもいいよね、と思える。

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    2026年06月19日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    面白かったなーだけですますのは惜しい!
    理解できないかもしれないけど、大事なひとと分かりあうために、とてつもない丁寧に言葉を尽くしてくれている。
    なんかありがとう!

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    2026年06月11日
  • 蛇にピアス

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    ネタバレ

    なぜかすごく引き込まれて、一気に読み終えてしまった。
    19歳って、大人になり始めているけど、まだ幼さがあって、大人と子供の狭間に立たされる苦しい時期だと思う。
    その中で大人びているようなアマに出会い、身体改造に興味を持ち始め、さらに大人なシゲさんとも出会う。でもアマは実際歳下で、大人びている訳ではなかった。ルイはアマの本名、年齢、勤務先など、基本的な情報を知らなかった。表面的なところを知ることをすっ飛ばしたからこそ、アマの本質的な部分を知り、徐々に知らないうちに愛していったのではないか。
    一方で、19歳らへんの時にしか分からない闇みたいな部分の描写がすごかったが、最終的に何を伝えたい一冊なのか

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    2026年06月06日
  • マザーアウトロウ

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    朝まで飲み明かしたり、思い立った翌日に海外旅行に行ったり、美容整形をしてみたり、読み終わったらとにかくとんでもないことがしたくなります。注意です。

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    2026年05月26日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    はー、スカッとした!

    セコセコした世間の喧騒を超かっこいいスポーツカーでぶっちぎりで駆け抜けて、どこかの海と夕陽と風が気持ちいい高台のテラスでシャンパンで祝杯!みたいな読後感。

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    2026年05月25日
  • アッシュベイビー

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    アヤが生活の中で吐き捨てる暴言が好きだった。人それぞれ趣味嗜好があり、突き詰めていくとここまで暴力的になるのかと思ったらなんとも言えない気持ちになった。アヤが村野さんに「好きです」と連呼しているシーンでは、本当に今彼女は幸せなんだろうなと苦しい気持ちになった。金原ひとみの、狂っているようでかなり現実的な描写がとても好きだと、改めて感じられる作品だった。

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    2026年05月22日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    短編より長編派だけど、これはおもしろい!!
    人間の心の中の有象無象をここまで言語化できるのは、金原ひとみだけだ
    登場人物たちはみな何かしらの中毒に溺れているが、この小説自体も中毒性ありすぎた

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    2026年05月20日