金原ひとみのレビュー一覧

  • 蛇にピアス

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    心の一部を掴まれて、互いに離れられなくするような乱暴な人間関係、依存とも言える主人公たちの破滅を見て、反対にいい人間関係とは何か?を立ち返るきっかけになった本だった
    世の中には、こういう接し方しか知らない人がいるよなとも思え、悲しくなった。

    主人公がいきなり痩せていることを、指摘されるシーンは、リアルな感じがして驚いた。

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    2026年04月16日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    死にたいライ、死なせたくない由嘉里。生き様は人それぞれだけど、それは立場とか目に見えてることではなく、心の持ちようなのかもしれない。由嘉里の思いが憑依したのか、いつもより自分の気持ちに思いを巡らせてる自分がいる気がする。

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    2026年04月14日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    ざっくりとテーマに沿って、エッセイと掌握小説が入り乱れた一冊。
    エッセイと小説の垣根が低くて、一体何が実際にあったことで何がフィクションなのか境目が分からなくなってくるし、それでいいとも思えてくる。
    好きなラジオパーソナリティが「いろんなことが平均的にできる人が世の中を回してくれていて、それがどうしてもできない人は世の中を回せないけど、板の上に立つ仕事とかで世の中の役に立っている」と言ってて、金原さんが役に立ってるという実感を持てているかどうかは別にして、金原さんにとって生きるってことに小説がどれだけ不可欠なのかということがとても伝わってきた。

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    2026年04月14日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    短編集だがひとつひとつの話の内容が濃い。
    清く正しく生きているように見える人でも、何かに縋りつつ生きているのかも。
    また、物語の中でコロナに関する描写があったが、あの頃のなんとも言えない閉塞感もほんのり思い出した。

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    2026年04月14日
  • デクリネゾン

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    選んだ選択と選ばなかった選択の両方にメリット・デメリットがあり、それらを深く考えて絶望する人間がいる。そんなことに思いを馳せることができていなかった、、。短絡的な思考でしか物事を考えない自分には、志絵の生き方があまりにも辛そうで、いつか彼女が自分自身を破滅へと追い込んでしまうのではないかとヒヤヒヤしながら読み進めていた。そんな志絵には、蒼葉がいて、ひかりがいて、和香がいて、吾郎がいて、そして何よりも理子がいる。人と関わることで孤独を感じるけれど、人と関わるからこそ孤独を癒すことができる。そんな温かさを、コロナという人との関わりを断絶する世情と絡めて描いていたのが素敵な構想だな、と感じた。

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    2026年04月13日
  • ナチュラルボーンチキン

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    少し前に読んだ金原ひとみ作品『ミーツ・ザ・ワールド』『マザーアウトロウ』でも見たモチーフやシチュエーションにこれはなんか知ってる空気感だ、とニヤニヤした。フラットな視点を持つ派手な服装のパワフルな人、癖のあるホスト、謎メンツでわちゃわちゃご飯を食べる場面など。ストーリー現在軸において明るいテンションが漂っているという点で、本作は上記2作品と同じ方向性を持っていると思った。特に『マザーアウトロウ』と同じく読んで元気になれる作品だ。

    尋常ではない執着と徐々に追い詰められていく従来の自分、その過程を書くのが上手いなぁ。浜野さんの過去の傷からもう血も流れなくなったこのタイミングだからこそ平木さんやま

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    2026年04月12日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    とにかくキマるから読め!!!!!とは言い得て妙で、自らの価値観を最優先に、生きることも明日をやり過ごすことも、絶望することも、そして死という選択さえも躊躇がない女性たちが全力でぶつかってくる。

    綺麗事やモラル、他者からの評価、社会の秩序に適応することに重きを置く現代的な感覚からすれば、登場人物たちは煩わしくて疎ましくて、理解し難いものとして映るかもしれない。

    でも立場が違えば、考え方のものさしを変えれば、自分の何かに置き換えれば、少なからず共鳴することはあるはずで。言語化しきれない人間の弱さや、融通の効かない頑固さが、躊躇いなく物語に落とし込まれている。

    真意を掴むこと、価値観に固執しな

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    2026年04月11日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    主人公の恋愛に対する思想にかなり親近感があったのと、会話のテンポが良いのとでスラスラ読めた。
    恋愛は気持ち悪いもので、それをしてもいいと思える人に会うまではしなくてもいい(意訳)という思考になんとなく安心したし、登場人物もみんなキャラが立っていて面白かった。
    ただ金原ひとみ自身が腐女子じゃないそうで、腐女子やヲタク女子に対する解像度に満足できない部分もあり。

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    2026年04月10日
  • アタラクシア

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    面白くて一気読みしたが、感想を持つのが難しいなというのが率直な感想。
    それぞれの登場人物の解像度が高いけれど、みんなちょっとおかしい。英美が一番感情移入できたけれど。
    各々のパートではその人の思考や心に触れたり、触れられなかったり、もどかしさが繰り返された。
    由依の気持ちが知りたい。なぜ桂がストーカーしていると知ってて結婚に至ったのか。スマホを奪われそうになったのに、なぜ振り切って別のところ(瑛人)に行こうとしなかったのか。考えても分からない。
    分からないからこそ自由に考える余地があり、それが小説の醍醐味だよな、と思い直す。

    結婚ってこんなに難しいものなのか?と、ものすごく平穏に結婚して平穏

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    2026年04月03日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    短編集。彼氏が10歳くらい年下の女性の話すごい共感した。「彼と向き合うたび、老いに怯える自分と直面する。」って書いてあって絶対彼女のほうが年上のカップルは思うよな。しかもこの女性の美容医療そこまで骨切りします!!とかいう派手なものじゃなくてボトックスとかヒアルロン酸とか軽いものなのに、それにも一喜一憂させられるのリアルってなった。

    後半はエロ本??ってなった。

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    2026年04月01日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    主人公も含めて全ての登場人物が自分とは重なる部分が少なくて、絶対に理解しあうことはできないのだろうけど、とても魅力的で愛さずにはいられなかった。
    主人公の頭の中をそのまま書いたみたいな文章も面白くて、メモしたくなるフレーズがたくさんあった。

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    2026年03月31日
  • 蛇にピアス

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    蛇にピアス 蜷川幸雄監督の映画での吉高さんと重なりあらためて読むと映像が浮かんで過激さが伝わってきました。芥川賞、綿矢さんの蹴りたい背中と同時受賞で若さが凄く勢いを感じます。
    いつまでも読み続けられる小説ですね。

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    2026年03月31日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    ゆかりの成長物語
    全然違うけど正欲を連想させる小説だったな
    理解できないものを受け入れるってどういうことだろう?
    埋まらない溝、交わらない世界線で共生するにはどうしたらいいんだろう?

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    2026年03月28日
  • アタラクシア

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    2020年第5回渡辺淳一文学賞
    30を前後する男女の群像劇

    渡辺淳一文学賞受賞作らしい一作。
    この〈アタラクシア〉という、心の平穏を意味するという。なんともストーリーに敵対するのではとも思われるタイトル。

    三十歳前後の満たされない男女の群像劇の構成を持つが、おそらく考えた末ではなく、アタラクシア的でない人間関係を描こうとして積み上げたストーリーが、この小説の形体となったのでは。

    金原ひとみさんの小説の登場人物達は、決してパワーカップルではないけれど、ハイソ、あるいは意識高い系、または自由人。一般的日本人からすれば、関わる事が少ない人種と思っている。しかし、それは思い違いで、いまや彼らのよ

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    2026年03月27日
  • 蛇にピアス

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    初 金原ひとみ。痛みという快感に自分のリアルを見つけた彼女。愛されたいという欲望もあるけれど、流されるままに流れるままに。

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    2026年03月27日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    非常にエネルギーを感じる小説。

    視点が鋭くて、私自身ズバズバと刺される感覚でした。腐女子ではないけど、どこかしら共通する部分はあったというとこだろうな。

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    2026年03月24日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    朝井リョウさんが「ストロングゼロ」の話をしているのを見て読んでみようと思った本。

    短編全編読んでみてー
    コロナが背景になっている話もあり閉塞感を思い起こす部分もありました。
    登場人物の行動は理解しがたい。危険な方を選んでいる時って脳内はこう働くのかー共感というより興味で読んだ本でした。

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    2026年03月22日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    ネタバレ

    書いてあることが全てではないにしろ、この方が感じている「生きづらさ」というものに少しだけ共感できた。

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    2026年03月08日
  • GOAT meets01

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    SSWのさらささんが寄稿した文章が載っているとのことで購入した。
    彼女の歌の世界観に常にある仄暗さとか根底にある強さとか儚さが、手の届かないものではなく、ちゃんと私たちと同じ日常の隣にあるものに思えてとてもよかった。
    わたしにとってはこの一ページに会うための本。

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    2026年03月03日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    闇深い系の短編集。
    これこれこれ!こういうのが読みたかった!
    依存症とかメンヘラとかとにかく狂ってる人間の闇みたいなやつ!
    出てくる登場人物が全部闇抱えててクズで
    ある意味爽快です( ´ ▽ ` )
    スト缶依存症の話が1番好きやった!

    こういう狂った人間の話、定期的に読みたくなるんやけど、読み終わった後意外とスッキリするんよな!笑

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    2026年02月23日