金原ひとみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】
江國香織「コインランドリーの夜」
金原ひとみ「ラストサパーフォーエバー」
角田光代「最後の鰻」
寺地はるな「小曾根幸子の送別会」
原田ひ香「最後に、何を食べたの?」
藤野千夜「もうひとりのねえちゃん」
井上荒野「本当の話」
人生の最後に何を食べるか? をテーマにした、アンソロジー。
「コインランドリーの夜」の弥生子、「小曾根幸子の送別会」の小曾根幸子の生き様は小気味よい。
「最後の鰻」は仲の良い家族の空気が伝わってきてほのぼのとする。
「ラストサパー…」と「もうひとりの…」は年代こそ違うが、シスターフッドのよさをしみじみと感じる。
「最後に、…」は嫌な話にならなくてよかった。
「本当の話」は夫に先立たれた妻の寂しさが身に迫る。
粒ぞろいのアンソロジー。 -
Posted by ブクログ
仕事のために数ヶ月小説を禁止していた自分にとって、ひさしぶりの金原文学。読み終わった今、とても満足感がある。一方で、読んでいる途中は何度その手を止めされられたかわからない。感嘆というべきか、息が詰まったというべきか、まだ自分でも名前がつけられていない感情、身体の芯からじんとなるような感覚が広がって、それが空気中にまで霧散していくまで待つための時間が幾度となく必要だった。
やはり自分は金原ひとみさんの作品が1,2を争うくらい好きなんだと思う。図太い自分にはもちろん理解しきれない。しかし、理解し切れないからこそ興味が湧くし、驚かされる。そんな浅はかなことを言うことも少し憚られるが、これが率直な気持ちなのだから仕方がない。