金原ひとみのレビュー一覧
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全体的にしんどい本だったけど、なんとか読んだ。お互いに分かり合えないのが藪の中みたいってことで、このタイトルなのかな。最後が結構リアルで、割と好きだった。誰がいつ死ぬかなんて分からない、そして、人は死ぬまでは生きていかないといけないんだなと思った。
長岡友梨奈がとにかく怖くて気持ち悪い。嫌いなタイプ。特に友梨奈と恵斗が仲良くなっていったのは個人的に一番嫌な展開だった。
五松や木戸は、そこまで徹底的にやられなくてもいいじゃんと思って、モヤモヤした。一方で、最後に出てきたリコは、ほんとに新しい存在って感じがした。
いろいろ成り行きで変わるところもあったり、やりすぎたり、やられすぎたり、それがすごく -
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ネタバレどの登場人物も多弁な上に口語的な文章が多いので色々な思想の人のTwitterを読まされている気分になる。みんなうっすら嫌な奴なのだけど全員少しずつ理解ができるから、この世の人って実際みんなうっすら嫌な奴しかいないのかもしれないと思った。
SNSには長岡さんのような何かを憎悪して戦い続けることに側から見れば異常に見えるほど熱を注いでいる人、恵斗のようにまだ人生道半ば以下で全て悟った顔してスカしてる子供、とにかく被害者に回ったら勝ちと言わんばかりに晒しをする人や強い思想や問題から逃げ続ける現代人がいっぱいいる。
なんとなくSNSという窓を通して見る人間観という感じがした。Twitterぽい。 -
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私が最低で病んでるだけだけど、最初の浜野さんがつまらなすぎて浜野さんよりは私マシかもって思って安心したんだけど、結局壮絶な不妊治療の末の離婚でめちゃ大変だったんだな全然すごいわって思って結局落ち込んじゃった笑
結局恋愛かよって思っちゃって、やっぱ恋しないとダメなのかよとも思っちゃった。まさかさんみたいな柔らかい人ってだんだん自分の意見はないの?って浜野さんはイライラしちゃうんじゃないの?とか思って、これまた最低な感想を抱いた。そして浜野さんのめちゃくちゃ脳内で喋る所は私と似ているなとも思った。自分の中で色々逡巡して結構客観的に考えられてるかなって思ってたけど、まさかさんと話して人間に戻ったって -
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ネタバレある女性による男性編集者の性加害の告発を発端に、色々な立場から語られるストーリー。
加害者と言われる人にもその人なりの見え方があり、それが別の視点からだとまた違って見えてくる。
個人と社会、過去と現在、時代によっても正しさが違ってくるということがはっきり突きつけられる。
また、SNSによる拡散も今の社会ではよくあることだが、それも物事の一部だったり捻じ曲げられていたり…というのも実感した。
色んな視点があり、それぞれの考え方があるというのは理解した上で、中心人物である作家の長岡のパートを読むのがめちゃくちゃしんどかった…。
あんなに叩きつけるような攻撃的な話し方するの、本当無理…。
本人はそ -
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リレーエッセイ方式で17人の書き手が
『私の身体を生きる』という性をテーマに綴った作品。
想像していた感じと、かなり違っていた。
同じテーマでも書き手によって随分とみえる世界が変わるものだ。編集者から依頼された形で綴っているためか、何となく及び腰に感じる作品も少なくない。
女性しばりでリレーエッセイ集にした意味する所も、問いたいが、赤裸々告白をするものから、トラウマ的な内容を飄々と語ったものまで、多種多様・・・
トップバッターの島本理生さんの作品だけは、眠っていたような共感が呼び起こされる様な感覚があった。
恋愛ものがお得意な作家さんだけに、性の役割にも飄々と鋭い着眼点をお持ちだ。
色 -
Posted by ブクログ
初めてこの作者さんの本を読みました。
ところどころ一文が長いのと、若干の展開の無理矢理さが気になっちゃいました。
とはいえ、題材は面白かったです。
日々を平凡に過ごしたいルーティン人間の主人公と自分の好きを確立させている超マイペース人間の組み合わせ、何か起こる予感しかしない!
読む前からこの本を読んでなにか自分にもいいインスピレーションを受けれるかも?と期待している自分もいました。
実際に読んで面白かったですし、わたしも平木さんみたいに大胆に自分の好き!自分はこう!を出していっていいかも、なんて勇気をもらうことができました。
一方で二人が仲を深めていく中で主人公は過去を乗り越えて変わって -