金原ひとみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
約4分の1日で読み終わってしまった。短さだけがその理由ではない。会話のテンポの良さだけがその理由ではない。いろんな要素が絡み合って、ページをめくる僕の手を急かすんだと思う。
「痛い恋愛小説」これが僕の一言感想。主人公の女性モデルは写真家と同棲していて、物を噛んでは吐き戻すという行為を止められない。異常に低い体重を維持するためだ。ある時、彼女は自由奔放なバンドマンと出会い、彼に惹かれていく…。決して突飛なストーリーじゃない。でも、どんどん読んでしまう。主人公の衝動的で反理性的な行動に、何故かちょっと共感してしまう。共感する僕はちょっとアウトローな人!? -
Posted by ブクログ
今日読み終わった!
この人は蛇にピアスが出た時から綿矢りさ、島本理生と共にあたしが気に入った物書きでした。
アッシュベイビーの時にちょっとがっかりしたけど、今回は新しい!ウデをあげたっていうのをもろに感じました。
退廃的で「仕組まれた不快感」に喰われるのは分かっていたけど(それは同期の男性作家だって何人もやってるはず)、今回はちょっと哲学でした。
登場人物や場面、場所は少なく単調で、決して描写や展開が見やすいわけじゃない。
でも、カフカとは少し違う、シュールレアリズムでもないなんか新鮮な角度を見た、っていう。しかも、それはあたしたちとはそう遠くない、ギリギリ錯乱って感じ -
Posted by ブクログ
表紙が美しかったです。重い仕事がやっと終って、なんとか本の感想を書く余裕ができた。ずっとモニタに向き合ってるから。なんだかもういやでねえ。つうか、全然本の感想になってないし。いちばん気になったことは、アトガキをかいていらっしゃる瀬戸内先生が「松本」とロッカーの名前を間違えていること。「松木」だよ。どうして、編集者はつっこんでうやらんのか?というか、原稿変えちゃだめなのか。というか、それすらも瀬戸内先生の味なのか。金原さんの本はいつも主人公が美人なんだなあと思う。やはり、食べものに対する書き方がグッと迫ってきます。食べ吐きとかしたことはないけれど。自分の居場所がどんどんなくなる感じ。不快と快がわ
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Posted by ブクログ
実ははじめましての金原ひとみさんの小説。
今まで手に取る機会がなくて
この本を取り上げられたのを見て読んでみました。
どなたかが、金原さんの作品は
言葉がテンポ良く書いてあって
ある意味「言葉の暴力」並みの言葉が出てくる
なんて話をしていたのですが
それをヒシヒシと感じさせてもらいました。
よくこんな例え出てくるな〜
同じ人間なのに言語力がすごすぎると
読んでて唖然としてました・笑
ストーリーはある文芸業界におこる
性被害の事件を中心に
事件に関連してた、
それを取り込む周囲の人物、
それぞれの視点で書かれた小説でした。
起こった事件はひとつでも
それを取り囲む人物の視点はそれぞれで -
Posted by ブクログ
誰もが一度は妄想したことのある
「人生の最後に何を食べたいか」という問い…
一線で活躍する7人の作家たちが紡ぎ出す答えは
決して豪華絢爛なご馳走ばかりではなく
日常の片隅にあるささやかな味や
記憶の底に眠る思い出の味が
それぞれの登場人物の人生の愛おしさと共に
鮮やかに描き出されます
江國さんの淡い情緒
金原さんのひりつくような熱量
寺地さんの静かな優しさ…
一話一話の味わいが全く異なり
まるで極上のフルコースを少しずつ
味わっているかのような贅沢な読書時間でした♡
漆黒の背景に浮かび上がる
このミステリアスで耽美な表紙に一目惚れ!!
「食べる」という営みは、私たちが生きる -
Posted by ブクログ
金原ひとみの小説を最初に読んだときに感じたのは、常軌を逸したほどの凡庸さだった。これは悪口ではない。ふつう、まわりから凡庸な人間だとは思われたいひとはいないだろう。小説を書くとなればなおさら。しかし、金原ひとみの小説には、凡庸だと判断されることへの恐れが感じられなかった。それは金原ひとみの最大の強みであり、本作でも発揮されていると思う。
本作には多様な人物が登場するが、そのどれもがステレオタイプな造形をしている。中年の文芸編集者の男は中年の文芸編集者の男っぽいし、40代の純文学女性作家は40代の純文学女性作家っぽいし、引きこもりは引きこもりっぽい。ひたすら類型的な人物たちが物語を進めていく。 -
Posted by ブクログ
よく読む作家の名前がずらりと並んでいるので期待していたけど、正直それほどだった。
最後の晩餐、よく話題にのぼるテーマではあると思うけれど、実際にその状況になったら何を選ぶだろう。
結局最後は塩おにぎりでいいとか、母親のつくった家庭料理とか、そういう素朴な路線もあるけれど、私はまだまだ寿司とかウニ丼とか食べたいけどな。
金原ひとみ「ラストサパーフォーエバー」に出てきた、
〈私はまだ、最後の晩餐の最適解を見出せていない。それは私がまだ自分の人生を見通せていないってことなんだろうか。〉
という文章にその通りだと頷きながら読んでいたけれど、作中にでてきた、あん肝白子牡蠣雲丹海老がぎっしり詰め込まれた