金原ひとみのレビュー一覧

  • ハジケテマザレ

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    3.8/5.0

    普通であることにコンプレックスを抱える主人公と、愉快なバイト仲間たち。

    自分とは全然違うんだけど、なんか一緒にいて心地いい人や空間っていいなあ、と思った。

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    2026年01月19日
  • マリアージュ・マリアージュ(新潮文庫)

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    愛と性、結婚と離婚など男女の関係について考えさせられる内容だった。

    本書の6つの短編はどれもどことなく不安定で儚さが感じられる。ちょっとしたきっかけで全てがガラガラと崩れてしまいそうなギリギリのバランスで保たれている。
    もっと現実は違うという気持ちとこんな感じでいつも不安定なのかもしれないと自分の気持ちも複雑であることを改めて思う。
    『献身』にあった「今私は自分が、自分自身に固く拘束されていて、でも途方もなく自由だと感じる」のフレーズにはなぜか非常に納得できるものがあった。

    本書の中では『仮装』が一番好きな話だった。子供を愛する気持ちと子育ての苦労から解放されたい気持ちとのバランス、そして

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    2026年01月18日
  • クラウドガール

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    ちょっとよく分からなかった。姉妹のうち、行動や容姿だけを見ると妹の方が傷ついているかもって思うけど、実際は姉の方が傷ついていて立ち直ってないのかもって思った。事実もどうなのかわからないし。人には人の地獄があるってことかな?色々あっても姉妹の関係が終わってなくて、救いがあってよかった。明るさって大切なんだな

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    2026年01月15日
  • 蛇にピアス

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    グロい。想像力が勝手に働くのを無理やり抑えないとページが捲れない。ここで描かれている人体改造は今流行りの承認欲求からくるものではなく、人間であることや、生きている苦しみからできるだけ離れようとするものである。痛みを伴うごとに超人化していくのが、登場人物にとっては快楽だったのかもしれない。痛みを感じることは非常に人間的なのに、痛みを乗り越えた後はますます人間が近づきがたくなる姿に変貌する。ふたつの姿の境界を行ったり来たりする世界に、彼らは生きている。
    アマが亡くなってしまうときに、ルイに身がちぎれるほどの苦しみが襲うとき、ああ、まだルイは人間だったんだと気づく。人体改造では得られない精神的な苦痛

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    2026年01月14日
  • 蛇にピアス

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    ピアス、スプリットタン、タトゥー。身体改造に魅入られた人間は退屈な生への欲望と偏執的な死への欲求との間で蠢く。若者の言葉にもならない底抜けの不安感や衝動が生々しく描かれていた。

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    2026年01月12日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    正直文章に慣れるまでちょっと時間がかかった。
    大好きな相手を分かりたくても分からない、分かり合えない辛さや絶望感は自分自身が最近味わったことだったから共感する場面が多かった。

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    2026年01月11日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    著者の作家生活20年の掌編小説とエッセイをまとめた本

    第一章の『「母」というペルソナ』がとにかく良い
    こんなにも「母」を高解像度で書いたエッセイがあるかよ……全ての母たちに読んでほしい名文

    全体的に掌編よりもエッセイの方が好きだった
    掌編は「男とセックス」が多すぎて胸焼けしてしまった
    これが著者の持ち味なのかもしれないけど、違うテイストのものも読みたいな〜

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    2026年01月11日
  • 蛇にピアス

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    読んでいて、「限りなく透明に近いブルー」と通ずるところがあるのでは、となんとなく思った。19歳といういまの私とおなじ年齢でこの作品を書いた著者に言葉では言い表せない衝撃のようなものを感じた。

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    2026年01月10日
  • 私の身体を生きる

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    藤原麻里菜さんのが印象的だった。
    知らずに読んでいたけど藤原麻里菜さんって、無駄づくりの彼女だったのか!
    それに気づいてからより面白く読めたし、女とか関係なしに能力を認められたい気持ちは、理系入試女子枠アンチのわたしの気持ちを代弁してくれた。
    男性に女としてのフィルターを通して見られたくない気持ちでありながら、女である自分(の身体)が好きだというまとめ方も好きだった。

    痴漢被害にあった人が多く驚いた。私は痴漢にあったことはない。こんな言い方だめなんだけど、共感、理解のために痴漢の経験があればよかったなとか思った。

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    2026年01月14日
  • 蛇にピアス

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    痛み=生きている
    …なのかな。
    スタンダードなピアスすら開けたことない自分なので終始痛みを想像してビクビクしちゃった
    描写が具体的ですぐ映像が浮かぶのは表現が上手なのかな
    共感はできないけど、そんな生き方もあるのかなぁとぼんやり感じる

    そういや「ナチュラルボーンチキン」前に読んだのに登録してなかったやw

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    2026年01月09日
  • 蛇にピアス

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    他の金原ひとみさんの本より過激。まさに若い頃に書いたのかな、という感じ。

    知らない世界すぎて共感はできなかったけど、恋人たらしめるもの、繋がりってなんだろうと思った。

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    2026年01月05日
  • 蛇にピアス

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    舌ピや彫物など肉体改造の話。体温のなさそうなサディストが出てきます。映画版の井浦新が艶っぽくて、大変けしからん!とわたしは叫んだのですけど、ビジュアル的に痛いのが苦手なひとは見ないほうがいいような気がします。痛い痛い……ってなるので。

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    2026年01月01日
  • 蛇にピアス

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    芥川賞をとった本作、アマのスプリットトタンに魅了され、自分もやりたくなったルイ。舌ピからどんどん拡張していく様子が痛々しい。。
    刺青も入れ、身体改造が進行するなか、シバとの関係も深まっていく。アマの死は誰よるものか。。

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    2025年12月26日
  • ハイドラ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    一緒に暮らしてはいるけれども愛を感じられない新崎さんとは対照的な、明るくて積極的な松木さんの存在が眩しかったです。早希にとってもそうだっただろうと思うのですが、だからこそ最後に松木さんではなく新崎さんを選ぶ早希の心情が理解しがたかったです…。夢心地の自分ではなく、現実的な自分でいられる場所を選んだという早希の冷めた答えなのだろうか…。

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    2025年12月22日
  • 蛇にピアス

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    痛みと快楽の境界で、若さは静かに壊れていく。
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    「蛇にピアス」は、映像化作品を先に観てから原作を読む、いわゆる後追い読書となりました。原作を読み進めるうちに、自然と映画の俳優たちの姿や声が重なり、改めて映像化としても完成度の高い作品だったのだと感じます。

    激しい性描写や暴力表現が多く、人を選ぶ作品であることは確かですが、それらは単なる刺激ではなく、ルイという人物の空虚さや危うさを際立たせるためのもの。彼女の生きる世界観は理解しがたい部分も多いものの、刹那的に生きたい衝動や、自己破壊的な欲求は、誰しもの心の奥底に潜んでいるものなのかもしれない、と考えさせられました。

    文章は研ぎ澄まされ

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    2025年12月21日
  • fishy

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    何か怪しい fishy。

    三人の女性たちの、共鳴し合わない関係性の中、それぞれの家庭の噛み合わない情景に不穏さが連続する。

    今、三島由紀夫『鏡子の家』を読んでいて、
    解説等で登場人物達が三島自身のそれぞれの側面を象徴しているといった読み方が多いです。
    それに納得しているわけではないのですが、
    こちらも登場する女性3人もしかしたら著者自身の象徴なのかな、と考えてみたりした。設定自体は作家志望の女性、二人の男の子を持つ編集者、と多少近いところはあるけれど 
    金原ひとみさんは、おそらく自分のビジュアルを含めての作品感を創作していて、
    全ては虚構。
    だから、まるで分身と見せかけたフィクション。

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    2025年12月19日
  • アタラクシア

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    いつの間にか右手にある紙の重みよりも左手にある重みの方が軽くなっていて驚いた。
    そのくらい、この本に没頭していたという自覚はなかったから
    隙間風がずっとどこかから吹いているような、だけど探すまでもないから微妙にがまんするくらいの心地悪さ
    人には人の地獄、酸っぱい葡萄

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    2025年12月14日
  • 私の身体を生きる

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    【目次】

    Better late than never(島本理生)

    肉体が観た奇跡(村田沙耶香)

    「妊娠」と過ごしてきた(藤野可織)

    身体に関する宣言(西加奈子)

    汚してみたくて仕方なかった(鈴木涼美)

    胸を突き刺すピンクのクローン(金原ひとみ)

    私は小さくない(千早茜)

    てんでばらばら(朝吹真理子)

    両乳房を露出したまま過ごす(エリイ)

    敵としての身体(能町みね子)

    愛おしき痛み(李琴峰)

    肉体の尊厳(山下紘加)

    ゲームプレーヤー、かく語りき(鳥飼茜)

    私と私の身体のだいたい五十年(柴崎友香)

    トイレとハムレット(宇佐美りん)

    捨てる部分がない(藤原麻里菜)

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    2025年12月07日
  • 蛇にピアス

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    文章は読みやすいし、訳を説明できないが心に刺さる小説だった。間違いなく読んでよかった作品。

    ただ最後の描写がなんとなくしか理解できず(そのラインも絶妙だが)、他の方の解釈を読んでようやく理解できた。まだタイトルの意味がしっくり来ていない。

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    2025年12月06日
  • 蛇にピアス

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    ネタバレ

    10年前に読んでラストの意味が分からず、スプリットタンだけは印象に残ってあとは忘れていた。
    この前読んだ金原ひとみさんの『ミーツ・ザ・ワールド』がとてもよかったので、10年ぶりにこちらもまた読んでみたがやっぱり分からなかった。
    このまま自分の中で流れてしまうのは嫌だったので他の人の感想や考察を読みあさってからもう一度考えて、自分なりに言葉にまとめておく。
    解釈は自由なのでここに書くことが「答え」だとは思わないが、一つの考え方だと思ってほしい。

    ①シバはなぜアマを殺したのか
    作中でははっきり明らかになってはいないが、シバが「男も抱ける」と言ったこと、ルイとはノーマルなプレイしかしないアマがde

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    2025年12月06日