金原ひとみのレビュー一覧

  • ナチュラルボーンチキン

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    金原ひとみさんの作品は初読み

    主人公である浜野はガチガチに面白みのない生活をルーティンに日々過ごす女性
    彼女の出会う人たちは、今まで関わった人たちとは違っていた
    この作品で1番好きだったのは、浜野が今までなら拒んでいたであろう新たな人間関係の構築を強引にでも受け入れたことで、拓けていく日常
    ここは自分に対しても凄く刺激を受けた部分だった
    凝り固まった自分を壊すには敢えて外に出る必要があること、そこには新しい感覚を学べるチャンスがある可能性があること

    ラストは、なんか良かったなぁっと、ホッコリした気持ちになれました

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    2026年01月11日
  • 蛇にピアス

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    読んでいて、「限りなく透明に近いブルー」と通ずるところがあるのでは、となんとなく思った。19歳といういまの私とおなじ年齢でこの作品を書いた著者に言葉では言い表せない衝撃のようなものを感じた。

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    2026年01月10日
  • 私の身体を生きる

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    藤原麻里菜さんのが印象的だった。
    知らずに読んでいたけど藤原麻里菜さんって、無駄づくりの彼女だったのか!
    それに気づいてからより面白く読めたし、女とか関係なしに能力を認められたい気持ちは、理系入試女子枠アンチのわたしの気持ちを代弁してくれた。
    男性に女としてのフィルターを通して見られたくない気持ちでありながら、女である自分(の身体)が好きだというまとめ方も好きだった。

    痴漢被害にあった人が多く驚いた。私は痴漢にあったことはない。こんな言い方だめなんだけど、共感、理解のために痴漢の経験があればよかったなとか思った。

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    2026年01月14日
  • 蛇にピアス

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    痛み=生きている
    …なのかな。
    スタンダードなピアスすら開けたことない自分なので終始痛みを想像してビクビクしちゃった
    描写が具体的ですぐ映像が浮かぶのは表現が上手なのかな
    共感はできないけど、そんな生き方もあるのかなぁとぼんやり感じる

    そういや「ナチュラルボーンチキン」前に読んだのに登録してなかったやw

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    2026年01月09日
  • ナチュラルボーンチキン

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    恋愛のさまざまな形を描いてくれる本。バツイチルーティンワーカー、家庭崩壊バンドマン、ホス狂い同僚などなぜここまで心情を鮮やかに描けるのかと不思議に思えるくらい作者の腕に感銘を受けた。普通の家庭で育った私の考えで悩むのは登場人物の方々に失礼だと思ってしまう程、読後は幅のある人生のお話を拝聴した気分になった。

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    2026年01月06日
  • 蛇にピアス

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    他の金原ひとみさんの本より過激。まさに若い頃に書いたのかな、という感じ。

    知らない世界すぎて共感はできなかったけど、恋人たらしめるもの、繋がりってなんだろうと思った。

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    2026年01月05日
  • 蛇にピアス

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    舌ピや彫物など肉体改造の話。体温のなさそうなサディストが出てきます。映画版の井浦新が艶っぽくて、大変けしからん!とわたしは叫んだのですけど、ビジュアル的に痛いのが苦手なひとは見ないほうがいいような気がします。痛い痛い……ってなるので。

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    2026年01月01日
  • 蛇にピアス

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    芥川賞をとった本作、アマのスプリットトタンに魅了され、自分もやりたくなったルイ。舌ピからどんどん拡張していく様子が痛々しい。。
    刺青も入れ、身体改造が進行するなか、シバとの関係も深まっていく。アマの死は誰よるものか。。

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    2025年12月26日
  • ハイドラ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    一緒に暮らしてはいるけれども愛を感じられない新崎さんとは対照的な、明るくて積極的な松木さんの存在が眩しかったです。早希にとってもそうだっただろうと思うのですが、だからこそ最後に松木さんではなく新崎さんを選ぶ早希の心情が理解しがたかったです…。夢心地の自分ではなく、現実的な自分でいられる場所を選んだという早希の冷めた答えなのだろうか…。

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    2025年12月22日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    今はそばにいないけど、過去いろんな人が与えてくれた優しさで自分は生かされてるなと。もう会えなくてもちゃんと覚えてるからねと伝えたい。

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    2025年12月21日
  • 蛇にピアス

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    痛みと快楽の境界で、若さは静かに壊れていく。
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    「蛇にピアス」は、映像化作品を先に観てから原作を読む、いわゆる後追い読書となりました。原作を読み進めるうちに、自然と映画の俳優たちの姿や声が重なり、改めて映像化としても完成度の高い作品だったのだと感じます。

    激しい性描写や暴力表現が多く、人を選ぶ作品であることは確かですが、それらは単なる刺激ではなく、ルイという人物の空虚さや危うさを際立たせるためのもの。彼女の生きる世界観は理解しがたい部分も多いものの、刹那的に生きたい衝動や、自己破壊的な欲求は、誰しもの心の奥底に潜んでいるものなのかもしれない、と考えさせられました。

    文章は研ぎ澄まされ

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    2025年12月21日
  • fishy

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    何か怪しい fishy。

    三人の女性たちの、共鳴し合わない関係性の中、それぞれの家庭の噛み合わない情景に不穏さが連続する。

    今、三島由紀夫『鏡子の家』を読んでいて、
    解説等で登場人物達が三島自身のそれぞれの側面を象徴しているといった読み方が多いです。
    それに納得しているわけではないのですが、
    こちらも登場する女性3人もしかしたら著者自身の象徴なのかな、と考えてみたりした。設定自体は作家志望の女性、二人の男の子を持つ編集者、と多少近いところはあるけれど 
    金原ひとみさんは、おそらく自分のビジュアルを含めての作品感を創作していて、
    全ては虚構。
    だから、まるで分身と見せかけたフィクション。

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    2025年12月19日
  • アタラクシア

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    いつの間にか右手にある紙の重みよりも左手にある重みの方が軽くなっていて驚いた。
    そのくらい、この本に没頭していたという自覚はなかったから
    隙間風がずっとどこかから吹いているような、だけど探すまでもないから微妙にがまんするくらいの心地悪さ
    人には人の地獄、酸っぱい葡萄

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    2025年12月14日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    キャラクターが憑依しているかのような文体で1ページが濃密。想いが溢れまくっていた。主人公・由嘉里に関しての解像度の高さはお見事としか言いようがないのだけど、忘れ難いのはやっぱりライの存在で。Audibleの島袋美由利さんによる朗読も素晴らしかった。

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    2025年12月13日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    金原ひとみさんの転換点と思われる作品と聞き、たしかに私がもつ金原さんのイメージを大きく変えた「ナチュラルボーンチキン」に似た感覚であった。
    ただ、「ナチュラルボーンチキン」のほうがひとつひとつの言葉や考え方にぐっとくるポイントが多かったのに対し、こちらは少し自分にとっての共感性が低かった。主人公のライへの盲目的な「愛」と推しであるM.I.Mへの盲目的な「愛」の双方に馴染みがなかったからかもしれない。でも、それこそ自分とは異なるワールドへ距離をとっている証拠であり、まだ自分が別のワールドに出会い共存することが感覚的にできていない証拠かもしれない。

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    2025年12月09日
  • 蛇にピアス

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    文章は読みやすいし、訳を説明できないが心に刺さる小説だった。間違いなく読んでよかった作品。

    ただ最後の描写がなんとなくしか理解できず(そのラインも絶妙だが)、他の方の解釈を読んでようやく理解できた。まだタイトルの意味がしっくり来ていない。

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    2025年12月06日
  • 蛇にピアス

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    ネタバレ

    10年前に読んでラストの意味が分からず、スプリットタンだけは印象に残ってあとは忘れていた。
    この前読んだ金原ひとみさんの『ミーツ・ザ・ワールド』がとてもよかったので、10年ぶりにこちらもまた読んでみたがやっぱり分からなかった。
    このまま自分の中で流れてしまうのは嫌だったので他の人の感想や考察を読みあさってからもう一度考えて、自分なりに言葉にまとめておく。
    解釈は自由なのでここに書くことが「答え」だとは思わないが、一つの考え方だと思ってほしい。

    ①シバはなぜアマを殺したのか
    作中でははっきり明らかになってはいないが、シバが「男も抱ける」と言ったこと、ルイとはノーマルなプレイしかしないアマがde

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    2025年12月06日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    ネタバレ

    20年前から最近までのエッセイと掌編小説集。金原さんはやはり尋常ではない半生を送られたのですね。
    冒頭の「母という『ペルソナ』」がよかったのですが、中盤のあれこれはちょっとついていけなくて、自分は絶対友達にはなれんなあと思い、もう全部読む必要はないかなと諦めたけれど、終盤の離婚と娘たちとのことはよかったな。日付を見たら、どうでもいいやと思ったのは2000年代の者が多くて、最近は安定してきたってことかなぇ(上から目線)。
     しかし、よくこんなに赤裸々に描けるもんです。生きるために書いてきた、なるほどです。

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    2025年12月04日
  • 蛇にピアス

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    ネタバレ

    ルイはアマが死ぬことを予測していたのかもしれない。死ぬまではいかなくても離れ離れになることは予期していたかもしれない。
    ルイがなぜ舌ピアスを早く拡張したがっているのか分からなかった。ゆっくり決められたスピードで拡張していけばよかったんじゃないかと思う。
    だけど、ルイは生き急いでいた。なぜだかその生き急ぐという感覚に共感してしまった。急がないと間に合わないという感覚。ルイはアマに褒めてもらうために、アマと繋がってる実感が欲しくて舌ピアスをあけてスプリットタンにしたかったんだなあと思った。
    最後にスプリットタンにならなかったのは、画竜点睛のように完成させるとアマとの繋がりの痕跡が消えていくと思った

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    2025年12月05日
  • 蛇にピアス

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    ネタバレ

    難しいな。
    なんと感想を書けば良いのかわからない。
    アマ、ルイ、シバさんの3人しかほぼ出てこないし、文章も読みやすい。
    結局、アマは誰に殺されたのか?
    シバさんが殺したのか?ルイとシバさんはどうなるのか?分からないまま終わった。

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    2025年12月04日