金原ひとみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレすごい熱量だった
伝えたい事が溢れかえってる気がした
友梨奈のように、恐れを抱かず声を上げてくれる人が近くにいれば…と思ってる女性はどれぐらいいるんだろう。皆んな、それぞれ何かしら思ってても上手くやってるんだろうか。余計な事を言ってイヤな空気にしないでって思ってるんだろうか。
私は、いつもそこで立ち止まる。
声を上げる事はできるけれど、それを望まれていないのではないかと。
女性だけど、女性の本当の気持ちがわからない。
良かれと思ってした事が、逆に追い詰めることになってしまう事があるのもわかるし。
付き合っていた時には、許せていた(許容していた)事が別れて数年後、思い返したりした時に 何で受 -
Posted by ブクログ
気持ちを表す言葉の熱量が強すぎる。
それがこの作家の特徴だったな、と久々に読んで思う
それが好みと一致するかどうかはまた別物
内容はいつも映画になりそうな話だが、やはり本で活字で読んだ時の良さは映画には敵わないと思った
それが金原ひとみなのかも
大学生の蒼葉と再再婚する天野志絵は小説家、2人が一緒に暮らし始めるタイミングで理子が元夫宅へ引っ越す事で受けるショックや母の気持ちを改めて感じるところなど、不倫と母の愛はまた別物らしい
ひかりと和香の友だち3人での飲み会やリモート飲み、酒の場が必ず出てきて、途中からコロナ禍になり時短営業、酒類販売規制など忘れかけていたあの時期を赤裸々な言葉で表現 -
Posted by ブクログ
1000枚、テーマも重いし、読み切るのに体力いる。
たくさんの登場人物がそれぞれの立場から、一人称で語る、性、権力、暴力、愛。
全員が自分の視点で必死に語るから、ヤブノナカなんだろうな。
MeToo運動、マッチングアプリ、SNS――世界が急激に変化する中で溺れもがく人間たち。簡単に繋がれるのに、理解し合うことが難しい時代。
分かり合えないまま、それでも人は誰かを求める。
人を無意識に見下すこと、優劣をつけることは、誰もがやっている。セフレだから、軽い女だから――そう見下していた相手に復讐される展開の怖さ。
エリートサラリーマン、社会的に「偉い」立場の人間の地盤が、あっという間に壊れてい -
Posted by ブクログ
『蛇にピアス』で芥川賞受賞歴のある、金原ひとみさんの作品。彼女の作品を読むのは初めてだった。
冒頭は主人公の独白から始まり、生々しく臨場感のある文体で物語が進んでいく。一つの文章が長いのに句読点が少なく、感嘆詞が多くて口語的で、会話なのかそうでないのか境界が曖昧な箇所がある…。私には没入しづらく、途中で挫折しそうになったけど、後半やっと慣れてきてストーリーを楽しめるようになった。
過去のトラウマから『心の波風が立つこと』を極端に避け、他人とほとんど関らず、1人静かにルーティン生活を送る『ナチュラルボーンチキン』な主人公が、運命的な人と人との巡り合わせによって少しずつ心の殻を破り、ラストには幸福 -
Posted by ブクログ
聡明で規律的な姉と 奔放で刹那的な妹。
両親は離婚後 それぞれ亡くなっている状況。お互い異質でありながら 深層で同質であり、そのためより一層の反発がある姉妹。
姉妹という関係に馴染みのない自分には、完全には実感しきれない部分もあります。それでもこの作品は、血縁という逃れがたい結びつきの中で生じる、微細で複雑な感情を丁寧に描いているなと思います。
小説としては 現在の金原さんの中期の作品かなと。デビュー当時からすると 小説が心情を多彩に描いてくる感じ。
タイトルの「クラウドガール」について。
綿矢りささんが解説で記した「雲に預ける言葉」という表現が象徴的かなと思う。
作中に登場するSna