金原ひとみのレビュー一覧

  • マザーアウトロウ

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    不思議な小説。表面上は小説なんだけど、中身は生き方の一つを示しているような本。最初の方はそんな感じしなかったんだけど、中盤以降は特に。主人公が周りの登場人物の生き方を解釈してそこから学んだり、それで得た教訓を共有したりしてる。自分のために生きる。したい、と思ったことをする。それでいいんだ、と。

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    2026年10月01日
  • マザーアウトロウ

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    最近読んだ小説の中では異質でこれはこれで面白い。裏側がありそうでない。これはこれでいいのか??他の人の評価が気になる作品。

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    2026年09月30日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    中学生のコロナ化事情の話。母が不倫していてコロナになったから、娘のレナレナもバスケの試合に出れない。その後バスケを辞めてバンドを組んだり、波瀾万丈で自由な中学生生活を謳歌している話。

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    2026年09月28日
  • 最後の晩餐

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    金原さん、寺地さんの作品が好きだった。
    自分は最後の晩餐に何を食べようか絶対考えてしまう。いつも通りがいいのか、贅沢がいいのか、悩みどころ。

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    2026年09月27日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    こんなに読むのがしんどかった本久しぶりだった。
    誰かがばったばった殺されるとか、グロいとかそういうことではなく、ずっと心臓を握り潰されている感じ。
    呼吸が上手くできなくなりそうな。
    でも読むのをやめたいとはならなくて、
    休み休み読みました。
    こんなにもハッピーエンドから遠くてじっとり湿ってる気分になる作品なのに、最後まで読めてよかった……うん……よかった…と噛みしめた作品でした。

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    2026年09月26日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    読み進めるたびにどんどん心がざわついて嫌な気持ちになっていくのに、これからどうなるのか、最後はどう終わるのかが気になって一気に読んでしまいました。

    最後のリコちゃん視点が1番フラットな目線で世界を見てて、将来が明るくて周りと一緒に幸せになっていけると感じて終わりは穏やかな気持ちでした。
    ただリコちゃんの思考回路も結局は今の社会に求められている故の気もして、混沌とした世界のままならなさ、キャラクターたちの様々な感情に心を動かされました。

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    2026年09月25日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    読み物としての面白さはあるが、自分が知らぬ世界の一面を覗き込んでしまった感があり読むのにエネルギーを使った。
    人は何かから逃げる時、別の何かに病的までに依存することはあると思う。より強いストレスであれば尚更。
    このコロナ禍で弱さや逃げを表現しづらくなった人もいるのだろうなと感じた。

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    2026年09月24日
  • 私の身体を生きる

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    いろんな人の性への考え方があって、理解できるものもあれば出来ないものもあった。
    自分の性に対する考えをもっと整理したいと思った。

    藤野可織さんの話は首がもげるほど共感できた。

    特に共感した部分。
    「私は自分が子どもを望んでいるのかどうかわからなかった。いくら考えてもわからなかった。私は体力がなくて、だいたい無気力で、まともな生活もできず、一般の人よりも劣っていると言う感覚があった。子供なんて産んでしまったら責任のある決定をたくさんしなければいけなくて大変だし面倒だし疲れるだろうと思った。」
    「私は、自分をコントロールできるということに振り回されていた。当たり前でありながら得難い素晴らしい権利に気持ちをぐちゃぐちゃにされ、一瞬ごとに子供がいてもいいと思ったりいたら終わりだと思ったりしていた。自分が情けなかった。」

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    2026年09月23日
  • デクリネゾン

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    私は金原さんの恋愛観が好きです。
    でも今回は中学生の娘と年下の恋人との間で揺れ動く気持ちが私には母性より自分事に傾き過ぎるように感じ、
    年下の恋人との向き合い方でヤキモチの焼きくポイントが若すぎて引いてしまい途中で読むのを断念しました。

    ヤブノナカでも同じようなキャラ設定の小説家がいたけどそちらの方が共感できた。

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    2026年09月21日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    感想むずい。
    文体が回りくどくて読むのしんどかった。
    登場人物たちが代わる代わる一人称で語られていくけど、どれもちょっとずつ分かるなって思ったのと、正義すぎてしんどい人とか、結局諦めることしかできないよねっていう虚無感とか、理解はできるよ

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    2026年09月20日
  • 最後の晩餐

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    短編集は初めて読む作家さんだったり、得した気分
    最後の晩餐かぁ鰻もいいなぁ
    まだ、先も長いのでゆっくり考えよう

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    2026年09月17日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    もし今コロナ禍の真っ只中だったら、もし今自分が学生〜20代前半だったらぶっ刺さりまくっただろうなと思った作品。面白かったけどもうその真っ只中にはいない自分にはなんだか遠い遠い夢の国みたいなお話達だった。

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    2026年09月15日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    スケッチ in the コロナ with 家族
     いやな気がして苦しい。目をそらしたくなる。でもまだ女子中学生なんだよな。あーいやだいやだ、親って。ずーっと一緒にゐる別人でしかない。

     だから、大人になるまで我慢して、大人になってからパーってひと、たくさんゐるんだらうな。
     これが苦しいのは、読んでるぼくからはどっちの言い分も、大人も、こどももわかるからだ。やはり子供経験者の当事者としてレナレナに肩入れしたくなるからなのかもしれない。苦しい。

     レナレナは言語化に長けた子、っていふよりは、やっぱ下手なかんじがある。金原ひとみはその描写がうまいのか、それとも自己投影なのかがわからないけど、考察する価値がある。

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    2026年09月14日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    ネタバレ

    「人が人によって変えられるのは45度まで。90度、180度捻れたら、人は折れる」

    映画を観終わって、まだこの世界観に浸っていたくて原作を購入。
    ライとの出会いで一変した由嘉里を取り巻く周りの人たちが本当にいい人たち。皆、個性があるけど愛を感じる。
    この場にいなくても自分の中では生き続けている、この考えは救いだな。

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    2026年09月13日
  • マザーアウトロウ

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    40歳の波那が、破天荒な義母・張子と出会い、関係を深めていく話。

    張子の自由奔放さと行動力に、読んでいて気持ちがいい作品だった。
    張子の相手とガンガン親密になっていける、かつ踏み込みすぎない気配りもいいし、子供と親、義理の子供であろうが、関係は個人対個人という考え方も好き。

    私も53歳になった時に、張子くらい自由でいたいなと思った。

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    2026年09月12日
  • 持たざる者

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    災害時に発生する曖昧な情報や憶測は、直接被害に遭ってなくとも、人生を変えてしまえることに驚いた。「正しいか分からない」状況では自分本位が輪をかけて酷くなる気がする。

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    2026年09月11日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    ネタバレ

    "生まれてこのかた傍観者で観察者で、私は現実に一ミリだって触れたことはないのだ。"
    主人公の由嘉里の置かれている状況が、自分と似ているところがあって所々言葉がブッ刺さってなかなか抜けなくて痛かった。その一方で、自分の凝り固まった思考のまま質問攻めしたり、自分も固定概念に囚われてるのに母の古い考え方を心の中でめちゃくちゃ罵倒している場面は正直イライラしたしキツかった。また、ライは救われたいと願っていないのに由嘉里が一方的にどうにか救いたい、幸せになって欲しいと奔走する姿を見てどうしてもアサヒのようにダサいなとか、押し付けがましいなと思ってしまった。では自分は誰かのために必死になって生きて欲しい、幸せになって欲しいと願って行動したことがあっただろうか?そういうダサくて押し付けがましくとも、ライにまっしぐらで全力で必死になっていた由嘉里だからこそ、アサヒやオシンやユキもなんだか放って置けなくて、支えて貰えたのかもしれない。自分の色を出さずにひっそりと仕事や日常を無難にこなして生きてきた由嘉里が、ライやライの周りの人に出会って胸を張って自分らしく闊歩していく姿は眩しかったし、なんだか背中に羽が生えたようだった。それから、言葉選びにユーモアがあったり、登場人物の言葉にハッとさせられたりした場面が幾つもあった。特に人間関係に関して語られている箇所では「うーんそうなんだよなあ…」と唸ったし今後生きる上でのヒントになりそうな文章もあったので、いつも頭のどこかに留めておきたいなと思った。少しずつ前向きに考えて進もうとしながらも、まだ全然泣けるし、へこたれるけど、ライという概念をこの身に宿して日々を生きていこうとする由嘉里の姿には人との別れを経た人間のリアルさを感じた。とんでもなくしんどいことが起きて泣き喚きながらも、たまに人と笑い合って喋ったり、美味しいものを食べて美味しいと思ったりする描写も妙に現実的でとても良かった。

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    2026年09月10日
  • ナチュラルボーンチキン

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    半分以降から面白くなった。前半は若干ぶっとんだ会社の後輩とのやり取りでバタバタしている印象。後半は主人公自体にフォーカスが当たって、それこそ30代後半から気になる結婚、出産の話が深ぼられて面白かった。

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    2026年09月09日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    短編集
    整形依存症、アル中、セックス依存症、コロナウイルス
    身近にある社会問題を1人の人間の視点で描ききっている。
    あとがきの朝井リョウさんも言ってたが、社会的な大きな問題こそ、ある1人の人間の視点から描くべき。そうでないと、見えない世界がある。 まじでその通りだと思った。
    短編集はそれぞれの苦しみを抱えた人たちの視点で描かれ、私自身が共感できた部分は少ないが、自分自身の痛みとして、少しだけ解像度が上がった気がする。

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    2026年09月07日
  • 最後の晩餐

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    『もうひとりのねえちゃん』が一番好きでした。血縁だから、実の姉だからって味方とは限らないし、他人だから味方じゃない、ってわけじゃない。
    『コインランドリーの夜』はお洒落なかんじで、好きでした。

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    2026年09月05日