金原ひとみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
金原ひとみさんの小説は定期的に読みたくなる。何故か?
そこには嘘の無い、日常の本音があるからだ。そして、それは時に残酷で、酷く汚い。ただ、何故か安心する。
それは自分の日常が幸せである一方での
冒険の渇望、生の中にある、タナトス、破滅への憧れであるのか?
安定と真逆の不安定に身を委ね、読ませてくれる数少ない作家である。
タイトルのマリアージュとはフランス語で結婚を意味するが転じて別の2つのものが
調和している状態の組み合わせのことであるが、我々人間は我儘な生き物である。
アンビバレンスな感情の中、完全な調和は困難である。…
が、そうでないと信じたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ綺麗事なんか一切なしの人間関係をみた気がした。
とても大切な友人とは思えない3人の関係
ユリがみくとの関係を
同時代を生き、空間を共有する人というように
まさにそれ。
ずっと3人それぞれ好きになれなかった
みくは不倫してバレて慰謝料とられるし
弓子は旦那に不倫されてヒステリックなるし
ユリに関しては
人の気にしてることをずけずけと言って
芯まで傷つけるのがなんて人と思ったけど
それはある意味彼女自身が自分を守るすべだったのかと。
どれが本当でどれが嘘かも分からないユリに
興味がでてた。
共感はほぼできなかったけど
3人が最後幸せで居てくれて良かったと思えた。 -
Posted by ブクログ
本書を読む前に、ゲーテの「親和力」を読んでいて溜まったフラストレーションというか、肌(脳?)に滲みてこない感覚をどうにかしたく、次に読む本に選んだのがこの本。とかく“何らかの法則性”の文脈でものごとを見たがる前者に対して、金原ひとみはその逆。
金原ひとみの文学にあるのは、それら整理をつけたがる圧力に対するカウンターとしての無軌道さではなく、そうでなければ生きられないという必死さ、息も絶え絶え感。私としてはそれが好きであり、読む動機でもある。
あまり長編を発表しないようだが、身を削るようなこの書き方であれば、そこも致し方ないように思える。が、長編を読みたい。 -
Posted by ブクログ
コロナ禍を生きるあなたへ贈る、もうひとつのパンデミック。
5人の作家さんによるアンソロジー♬
『腹を空かせた勇者ども』金原ひとみ ★3.5
コロナ禍の新たな日常を送る、育ち盛りの中学生、玲奈のもとにある日突然おとずれた「濃厚接触者」の知らせ。
『オキシジェン』真藤順丈 ★2.5
顔の見えない「ジェントルマン」の声に従い、反ユートピアの物語を紡ぐ男が企てる、脱ディストピアの叛乱。
『天国という名の猫を探して』東山彰良 ★3
死者は活発に人肉を求め、生者が死んだ様に隠れて生きる暮らしで、ぼくは飼い猫を探す旅に出た
『ただしみ』尾崎世界観 ★3
ただ街を映すだけのライブカメラは、嘘の -
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Posted by ブクログ
ネタバレ短編集
①Shu
こんな男大嫌い
放射能に過敏になり、妻子を移住させるくせに、子供の面倒はみないは、タバコと酒やめないは、浮気するは。色々矛盾だらけやん。
②Chi-zu
①の修人の元カノ?
結婚してフランスへ。子供を産んで幸せに過ごしてたのに、子供が亡くなる。子供が亡くなったのは自分がおかした間違いのせい。そう思ってしまうの分かる。でもその相手が修人だから、なんかイラっとくるわ。
③eri
②の千鶴の妹
自由。金原さんの本の主人公って感じ。脳内では吉高さんに変換して読んでしまった。でも本人にとっては、周りが思うほど、自由に生きてないってのが、なんか良い
④朱里
③のエリナの友達
何故