金原ひとみのレビュー一覧

  • fishy

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    三者三様の生きづらさ。
    話せば楽になることもあるし辛くなることもある。
    人生のどん底だと思ってもそのあとに思いもよらぬ幸運が巡ってくることもある。

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    2026年02月23日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    ある女性による男性編集者の性加害の告発を発端に、色々な立場から語られるストーリー。
    加害者と言われる人にもその人なりの見え方があり、それが別の視点からだとまた違って見えてくる。
    個人と社会、過去と現在、時代によっても正しさが違ってくるということがはっきり突きつけられる。
    また、SNSによる拡散も今の社会ではよくあることだが、それも物事の一部だったり捻じ曲げられていたり…というのも実感した。

    色んな視点があり、それぞれの考え方があるというのは理解した上で、中心人物である作家の長岡のパートを読むのがめちゃくちゃしんどかった…。
    あんなに叩きつけるような攻撃的な話し方するの、本当無理…。
    本人はそれが正しいと思い込んでいるから救いようがなくて。
    一哉や周りの人間がどこに惹かれ、なぜ一緒にいられるのか不思議。
    私なら即距離置くなー、と。

    金原ひとみさんの小説ってすごくエネルギッシュなんだけど、その分読むのに気力が削がれるというか。
    ボリュームもあったので、読み切ったときは「疲れた…」がまず最初にきてしまった。
    ストーリー自体は面白かったが、登場人物が多くあちこちで繋がっていくから、読んでいるうちに個々のエピソードが薄まってしまった印象。

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    2026年09月25日
  • 私の身体を生きる

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    ネタバレ

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    アンソロジー、あまり読んだことがなかったので読めるか少し心配でしたが、

    いろいろと、それぞれに、自分の身体に関する記憶や経験が書かれていて、

    無事読めました。

    ワンテーマを通して、こんなに豊かなアンソロジーができるんだなーと、やっぱ一流の作家さんたちだからかと思いますが、読者としても自分自身の経験について振り返る機会になったり、他者について少し想像する機会になる、とても良い本だったと思います。

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    2026年02月18日
  • 私の身体を生きる

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    リレーエッセイ方式で17人の書き手が
    『私の身体を生きる』という性をテーマに綴った作品。

    想像していた感じと、かなり違っていた。
    同じテーマでも書き手によって随分とみえる世界が変わるものだ。編集者から依頼された形で綴っているためか、何となく及び腰に感じる作品も少なくない。

    女性しばりでリレーエッセイ集にした意味する所も、問いたいが、赤裸々告白をするものから、トラウマ的な内容を飄々と語ったものまで、多種多様・・・

    トップバッターの島本理生さんの作品だけは、眠っていたような共感が呼び起こされる様な感覚があった。
    恋愛ものがお得意な作家さんだけに、性の役割にも飄々と鋭い着眼点をお持ちだ。

    色々な考え方や捉え方があるんだなぁと感じる一方、敢えて?競い合って?マイノリティ側に寄って描いている様に感じるものもあり、私にはあまり馴染まなかった。

    性の話が公にはタブーとされていた時代を生きてきたからか、この歳になってそういう話ができる方が見つかると一気に距離が縮まる。
    人によっては幾つになってもタブーなので、手探りと嗅覚?笑で探し当てる感覚に近い。

    このテーマで男性バージョンもあったら読んでみたい。

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    2026年02月13日
  • 私の身体を生きる

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    「私の身体を生きる」というテーマのエッセイ集。
    びっくりした内容もあった。自分の性を語るのは難しい、

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    2026年02月01日
  • マリアージュ・マリアージュ(新潮文庫)

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    愛と性、結婚と離婚など男女の関係について考えさせられる内容だった。

    本書の6つの短編はどれもどことなく不安定で儚さが感じられる。ちょっとしたきっかけで全てがガラガラと崩れてしまいそうなギリギリのバランスで保たれている。
    もっと現実は違うという気持ちとこんな感じでいつも不安定なのかもしれないと自分の気持ちも複雑であることを改めて思う。
    『献身』にあった「今私は自分が、自分自身に固く拘束されていて、でも途方もなく自由だと感じる」のフレーズにはなぜか非常に納得できるものがあった。

    本書の中では『仮装』が一番好きな話だった。子供を愛する気持ちと子育ての苦労から解放されたい気持ちとのバランス、そしてどっちも大事でどっちかに偏ったら何かを失う複雑な状況が悲しかった。

    本書では、男女関係における生きにくさに強く共感できるからこそ、もっと割り切れて楽な世の中だったらいいのにと感じずにはいられなかった。

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    2026年01月18日
  • クラウドガール

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    ちょっとよく分からなかった。姉妹のうち、行動や容姿だけを見ると妹の方が傷ついているかもって思うけど、実際は姉の方が傷ついていて立ち直ってないのかもって思った。事実もどうなのかわからないし。人には人の地獄があるってことかな?色々あっても姉妹の関係が終わってなくて、救いがあってよかった。明るさって大切なんだな

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    2026年01月15日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    著者の作家生活20年の掌編小説とエッセイをまとめた本

    第一章の『「母」というペルソナ』がとにかく良い
    こんなにも「母」を高解像度で書いたエッセイがあるかよ……全ての母たちに読んでほしい名文

    全体的に掌編よりもエッセイの方が好きだった
    掌編は「男とセックス」が多すぎて胸焼けしてしまった
    これが著者の持ち味なのかもしれないけど、違うテイストのものも読みたいな〜

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    2026年01月11日
  • 私の身体を生きる

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    藤原麻里菜さんのが印象的だった。
    知らずに読んでいたけど藤原麻里菜さんって、無駄づくりの彼女だったのか!
    それに気づいてからより面白く読めたし、女とか関係なしに能力を認められたい気持ちは、理系入試女子枠アンチのわたしの気持ちを代弁してくれた。
    男性に女としてのフィルターを通して見られたくない気持ちでありながら、女である自分(の身体)が好きだというまとめ方も好きだった。

    痴漢被害にあった人が多く驚いた。私は痴漢にあったことはない。こんな言い方だめなんだけど、共感、理解のために痴漢の経験があればよかったなとか思った。

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    2026年01月14日
  • ハイドラ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    一緒に暮らしてはいるけれども愛を感じられない新崎さんとは対照的な、明るくて積極的な松木さんの存在が眩しかったです。早希にとってもそうだっただろうと思うのですが、だからこそ最後に松木さんではなく新崎さんを選ぶ早希の心情が理解しがたかったです…。夢心地の自分ではなく、現実的な自分でいられる場所を選んだという早希の冷めた答えなのだろうか…。

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    2025年12月22日
  • fishy

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    何か怪しい fishy。

    三人の女性たちの、共鳴し合わない関係性の中、それぞれの家庭の噛み合わない情景に不穏さが連続する。

    今、三島由紀夫『鏡子の家』を読んでいて、
    解説等で登場人物達が三島自身のそれぞれの側面を象徴しているといった読み方が多いです。
    それに納得しているわけではないのですが、
    こちらも登場する女性3人もしかしたら著者自身の象徴なのかな、と考えてみたりした。設定自体は作家志望の女性、二人の男の子を持つ編集者、と多少近いところはあるけれど 
    金原ひとみさんは、おそらく自分のビジュアルを含めての作品感を創作していて、
    全ては虚構。
    だから、まるで分身と見せかけたフィクション。
    ラストのエンドレス感も fishy。

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    2025年12月19日
  • アタラクシア

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    いつの間にか右手にある紙の重みよりも左手にある重みの方が軽くなっていて驚いた。
    そのくらい、この本に没頭していたという自覚はなかったから
    隙間風がずっとどこかから吹いているような、だけど探すまでもないから微妙にがまんするくらいの心地悪さ
    人には人の地獄、酸っぱい葡萄

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    2025年12月14日
  • 私の身体を生きる

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    【目次】

    Better late than never(島本理生)

    肉体が観た奇跡(村田沙耶香)

    「妊娠」と過ごしてきた(藤野可織)

    身体に関する宣言(西加奈子)

    汚してみたくて仕方なかった(鈴木涼美)

    胸を突き刺すピンクのクローン(金原ひとみ)

    私は小さくない(千早茜)

    てんでばらばら(朝吹真理子)

    両乳房を露出したまま過ごす(エリイ)

    敵としての身体(能町みね子)

    愛おしき痛み(李琴峰)

    肉体の尊厳(山下紘加)

    ゲームプレーヤー、かく語りき(鳥飼茜)

    私と私の身体のだいたい五十年(柴崎友香)

    トイレとハムレット(宇佐美りん)

    捨てる部分がない(藤原麻里菜)

    私の三分の一なる軛(児玉雨子)

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    2025年12月07日
  • 私の身体を生きる

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    「汚してみたくて仕方なかった」鈴木涼美
    売春が無くならないのは、男側の問題の方が大きいけど、自分に値打ちが付くことに依存する女側の問題もあるのかもしれないと思った。女は性処理として利用されてきた時代が長く続いたせいもあり、完全に無くすことは難しいのだと悟った。

    「トイレとハムレット」宇佐見りん
    面白かった、、!確かに腹痛と苦悩のポーズは似ている。舞台が好きな理由として「シンプルだから」っていうのはすごく腑に落ちた。たった一つの物語、感情を演じているだけだもんな。現実の方が感情ごちゃ混ぜで騒がしいもの。

    「私の三分の一なる軛」児玉雨子
    生物は毎日ちょっと死んでおかないと生きられないって興味深い。睡眠を取ること=意識を手放すことが「生」繋がるのだとしたら、なんか「死」も生の延長のような気がして、恐怖心が払拭できる気がする。


    自分は随分と「身体」というものに向き合っていなかったのだと思ったのと同時に、向き合わなかったという事はそれだけ健康であり、真っ当な人生を歩んでこられたという事なのかもしれないと思うと、親や環境に感謝した。でも1番大事な事は、何も深く考えず、ただ「人間」という生物として生きていく事だけを考えることかもしれない。

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    2025年11月22日
  • 私の身体を生きる

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     身体や性についてのエッセイ集。この中で柴崎友香さんが呈示していた疑問「なぜ書き手の性別を限っているのか」、私もこれと同じことを思った。もう、このフェーズは終わっていないか。いま、同じテーマで、男性やその他の性の人の語ることも聞きたいし、それらが同じひとつの場所に並べられているところを見たい。
     どのエッセイもそれぞれ興味深かったし、色んな方向に心動かされたが、上記の意味で、柴崎さんが「このような疑問を私が持っていることを編集者と共有できたので、書くと返答した」という経緯を書いてくれていたことが、いちばん嬉しかった。もちろん、疑問の詳細は私が書いたこととは違ったけれど。

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    2025年11月02日
  • 私の身体を生きる

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    どんなことをどんな風に語るかは自由なはずなのに、不思議と受ける印象が近い方も多い。圧倒されたのは、自身の自慰について複数名の方が赤裸々に書かれていたこと。もちろん秘めておくべきかどうかは個人の自由だが、同じことを目の前の男性に言われたらきっと眉間にシワを寄せてしまうと思うので、(こんな性差を感じてどうかとも思うが)そうならないのを織り込み済みの、女性性を逆手に取った表現ような気もする。私のお気に入りはセブンルールで見たことのある藤原麻里菜さん。「もし、技術が発達して、アバターを作って仮想空間で生きれるとしたら、私は女の身体を選ばず、カービィみたいなピンク色の球体を選ぶだろうと思うのだ。そうしたら、女であることの不安や恐怖から解放される。ピンク色でかわいいし。丸くてかわいいし。そういった願望があるけれど、身体からは解放されない。生殖器があるからだろうか。生殖器が私の身体にばっちり組み込まれてるからかな。テトリスだったらセックスしたときに消えそうだけど、そうもいかない。私の身体は消えない。だから、愛するしかないのだ」。

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    2025年10月05日
  • アタラクシア

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    真奈実の気持ちわかるなあ
    生々しい感情をむき出しにして、その感情を主題にした演技くささの残る劇に登場しなきゃいけないのは嫌だ、自分が役者であることすら完全に忘れて生身で空気に触れているのならむしろ楽しいけど
    だいたい自分を外側から見る視点が消えない
    p77「暴力というのはその真骨頂で、こちらにとっては痛みよりもその暑苦しさのほうが地獄なのだ」
    暑苦しさから逃れたくて涼しい観客席に避難するような生活を送っている

    感情を持つというのは偶然なのか必然なのか
    必然と感じて理由をこじつけて納得しようとしたり今までの経験を振り返って根拠を模索したりするが、そう感じるような反射づけが環境によって偶然生じたと考えると偶然の要素の方が大きいか

    自分がたまたま持ってるモラルっぽいもので人を裁こうとしてしまったり、人を評価した後から自分の意見の不確かさ、全てが思い込みであるという事実に打ちのめされてしまったりするくらいなら、自分固有の確実で普遍的な価値観なんて存在しないということを常に自覚できるように自分にも他人にも無関心でありたい

    「カラシあるよここに」の一言で問題があっさり解決してしまうことがあるように、自分の中で言語化もままならない想いがどんどん気化して体積を増して内側から圧排されていく感覚は、自ら大事にしているだけで簡単な切り口で軽く流せるものかもしれない

    なぜ愛されていることに感謝しなきゃいけないのかわからない、愛するって、ただそれがお気に入りだったっていうその人の嗜好なだけで、大切にするというのもその人なりの基準でその人のしたいことをしているだけ、欲の発散と大差ないと思う
    しかも愛しているということを大義名分にこちらに期待の圧をかけてくることも多々あるわけで。
    こんなことを言うと、たくさん何かしてもらってるじゃん気にかけてもらってるじゃんって叱責を食らいそうだけど、誰かの嗜好、趣味のような愛する作業において、こちらに利益があったらありがたく受け入れる、ただそれだけなのに
    相手が同じ生物種であることに過剰な一体感、シンパシーを感じすぎだと思う。他人は違う生物種。
    こんな考えだから利害損得で裏付けされた関係じゃないと安心できなのか

    由依は感情とモラルをキッパリ線引きしていたが、それはそれでそんなに単純な構造かと疑問がある。
    外部化されたモラルによる影響で規範化された感情が知らず知らずの間に生成され、それを未加工の原始的な情動と勘違いしている場合もあるのでは。結局、偶然性に身を任せた不安定な人生を漂うように生きるよりは、今後どうなるか最低限予想できて、理想的ではないとしても最低限セーフティネットとして生を継続できる程度の心理的安全が情や馴れ合いで保証されるような、最大多数のための適度な幸福を目指した中途半端な功利主義で外部化したモラルをもとに生きていくのが楽
    そうじゃないといちいち、これは自分の本物の感情か?と問いかけながら、自分の意思で必然の一石を偶然の大波に投じてみる途方もない、そして報われづらい作業に延々と苦しめられてニヒリズムに陥りそう

    ここまで色々メモしてたけど、なんか人生どうでも良くなってきて惰性で読み進めて、そんなに共感も感動もせずに終わった気がするこの本

    気分の波と相関するのか読書量にも大波!
    軽躁状態に切り替わるタイミングのラスト読書だったのであまり記憶に残っていない
    読むのに時間がかかった

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    2025年10月05日
  • 私の身体を生きる

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    テーマはとても興味深い。
    面白いかと言われれば分からない。
    人の隠しておく部分を覗き見したような気持ちになった。「隠しておく」部分ではないのである、もっとオープンに話そうよ、自分の身体のことなんだから、がメッセージか?

    年を経ると病気の「身体」のことをしょっちゅう話すようになるのに、この本読んで「隠しておく」部分と感じたのは何故なのだろうか? 社会による刷り込みか?

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    2025年09月18日
  • 憂鬱たち

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    憂鬱な女性“神田憂”の、現実と妄想を行き来する7つの短編集。
    各短編には、同じ名前を持ちながらも別の職業に就いた男たちが現れ、彼女の憂鬱に拍車をかける。驚いたのは、これらが数年をかけて雑誌や媒体で発表されていたことだ。その間に作者は私生活で変化を経験したはずだが、スタンスは一貫して揺らいでいない。そこにこそ金原ひとみの「らしさ」があるのでしょう。

    地頭の良さ、家庭の背景、美しさ。そうした彼女の資質を前提にしてこそ、この露悪的で反抗的な文体は文学として成立しているのかと思う。
    私には共感できる部分は少ないし、嫉妬も感じるが、思考の暴走、現実感の歪みに 作者の魅力があるのかなと。

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    2025年09月12日
  • 私の身体を生きる

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    高橋源一郎さんのラジオで紹介されているのを聞いて読んでみた。
    同じ状況でも「気づいてしまう人」と「気づかずスルーする人」がいると思うが、
    「女であること」で少なからず嫌な思いをした経験は誰にでもあると思う。
    痴漢について、本筋からはずれるかもしれないが、これだけ多くの女性が被害に遭ってる、ということはそれだけ痴漢をやったヤツがたくさんいる、ということよね?
    もしかしたらそこにいる善良そうなおぢさん、爽やかそうなお兄さん、しょぼくれたおじいさんだって!
    それでもみんな知らんぷりして普通の生活をしているんだろう、と思うとものすごく腹立たしい。
    またまた話がズレるが最近読んだ大谷晶さんが自分をすごく好いている、と書かれていたことがとても印象的だった。
    いろんな思い、様々な経験をした上での発言だと思うが、ぜひともこのリレーエッセイに、大谷さんも寄稿してもらいたい、と思った。

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    2025年09月09日