金原ひとみのレビュー一覧

  • マリアージュ・マリアージュ(新潮文庫)

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    金原ひとみさんの小説は定期的に読みたくなる。何故か?
    そこには嘘の無い、日常の本音があるからだ。そして、それは時に残酷で、酷く汚い。ただ、何故か安心する。
    それは自分の日常が幸せである一方での
    冒険の渇望、生の中にある、タナトス、破滅への憧れであるのか?
    安定と真逆の不安定に身を委ね、読ませてくれる数少ない作家である。
    タイトルのマリアージュとはフランス語で結婚を意味するが転じて別の2つのものが
    調和している状態の組み合わせのことであるが、我々人間は我儘な生き物である。
    アンビバレンスな感情の中、完全な調和は困難である。…
    が、そうでないと信じたい。

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    2023年02月12日
  • 憂鬱たち

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    私にはあんまりかもしれない。こんなに簡単にオジサンに性的な魅力を感じる理由がよくわからない。けど、病んでる人の見える世界がどんなものかは分かった気がする。

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    2023年02月03日
  • fishy

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    ネタバレ

    綺麗事なんか一切なしの人間関係をみた気がした。
    とても大切な友人とは思えない3人の関係
    ユリがみくとの関係を
    同時代を生き、空間を共有する人というように
    まさにそれ。

    ずっと3人それぞれ好きになれなかった
    みくは不倫してバレて慰謝料とられるし
    弓子は旦那に不倫されてヒステリックなるし
    ユリに関しては
    人の気にしてることをずけずけと言って
    芯まで傷つけるのがなんて人と思ったけど
    それはある意味彼女自身が自分を守るすべだったのかと。
    どれが本当でどれが嘘かも分からないユリに
    興味がでてた。

    共感はほぼできなかったけど
    3人が最後幸せで居てくれて良かったと思えた。

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    2023年02月01日
  • fishy

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    ネタバレ

    延々と続く男の話と露骨な性描写に途中までやや食傷気味だったが終盤急激に面白くなった。さっぱりした文章で俗っぽくありがちな設定をドラマチックに仕上げているのがすごい。

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    2023年01月20日
  • アタラクシア

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    アタラクシア(心の平穏)を求めて 関係し合う登場人物たちのそれぞれの視点とそれぞれの生活と、関わりに対する思考。
    彼らは結局自分の心に向き合っていない。
    いや、唯一向き合っているのは由依なのかな。
    それぞれの心情を事細かに書いているのは面白かったけれども、読んでいてのめりこめるかと言ったらそれほどでもなく。好みが非常に分かれるのだろうなと思います。
    r18文学賞的な作品がお好きな方には結構響くのかも。

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    2025年12月18日
  • アタラクシア

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    キレッキレで驚異的な語彙力がたまらない。

    「一緒にいることの絶望」という発想が斬新で
    不思議と全否定できなかった。

    世界観にどっぷり浸かりながらそれぞれの立場で考えるとなぜか共感してしまう。

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    2022年08月22日
  • オートフィクション

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    感情優先その場のノリ
    それって自分の直感を信じてるってこと

    そっかリンは苦しみながらも
    自分のことを信じれてるんだ。

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    2022年06月23日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    金原さんの小説と同じような雰囲気がありなんだか安心した。生きづらそうで恋愛中心の人生でそれも思った通りで。文章が読みやすく切なさの中に品があって良かった。研ぎすまされてるが故に傷つきやすいのかな。
    ネガティブで尖っていてる。

    ある人の言葉に怒り、絶望を覚えてそれを文章化してるときに客観的に書いてどちらも正当である状態にしなければこの気持ちを浄化できないみたいな話があって

    ものすごい冷静な人だなと感心した。作家中の作家だ。渦中でそう思えるなんて。私も見習いたいところだ。

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    2022年11月08日
  • 緊急事態下の物語

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    コロナ禍を生きるあなたへ贈る、もうひとつのパンデミック。
    5人の作家さんによるアンソロジー♬

    『腹を空かせた勇者ども』金原ひとみ ★3.5

    コロナ禍の新たな日常を送る、育ち盛りの中学生、玲奈のもとにある日突然おとずれた「濃厚接触者」の知らせ。

    『オキシジェン』真藤順丈 ★2.5

    顔の見えない「ジェントルマン」の声に従い、反ユートピアの物語を紡ぐ男が企てる、脱ディストピアの叛乱。

    『天国という名の猫を探して』東山彰良 ★3

    死者は活発に人肉を求め、生者が死んだ様に隠れて生きる暮らしで、ぼくは飼い猫を探す旅に出た

    『ただしみ』尾崎世界観 ★3

    ただ街を映すだけのライブカメラは、嘘の

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    2022年03月02日
  • 憂鬱たち

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    様々なバージョンの主人公とカイズさんとウスイくんが登場する妄想ストーリー。
    好きな人は好きなんだろうな…と思いつつ、私には合わないかな。シンプルに、好みの問題だと思う。

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    2021年12月29日
  • 緊急事態下の物語

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    金原ひとみさんと尾崎さんの文章が読みたくて、
    金原さんのお話は高校生?の話だったけど、面白かったな

    自分にもあんな時があったのかも

    尾崎さんの小説は新しい感じがして、面白かった。
    定点カメラについて、全然知らなかったから、

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    2021年12月25日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    金原ひとみさんと阿川佐和子さんの箇所が印象に残った。
    人との関わりや、孤独や苦しみは永遠には続かない事を改めて考えさせられた。

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    2021年12月19日
  • マザーズ(新潮文庫)

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    女性って混沌とした生き物なんだなと思わされる本
    「ヒステリーは女にとって年に数回の祭り」という表現、なるほどなと納得 笑
    これ系だと個人的には同時期に読んでいた山田詠美さんの「つみびと」の方が好き

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    2021年11月23日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    新型コロナで経済格差は拡大し社会の分断は深まり、暮らしや文化のありようも大きく変わった。歴史の転換期とどう向き合えばよいのか。各界で活躍する精鋭たちが「変化」の本質に迫る。『朝日新聞デジタル』連載を書籍化。

    それぞれの話をじっくり読みたい。

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    2021年11月16日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    全部が◎ではないけれど、示唆に富む意見を読むことができる。
    旦那→ロバートキャンベルさん「「見つめ合わない」日本は貧困が見えにくい」が1番腑に落ちた。
    私→多和田葉子さん「日本の不思議はダメ政府と良心的な市民かもしれません。」メルケルさんと比べられちゃうとなあ…とトホホな気持ちになる。
      パオロジョルダーノさん「複雑な問題には単純な解決策は存在しない」まったくその通りというほかない。その逆をいく多数派の意見に、静かに抵抗する日々。

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    2021年09月26日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    コロナによって浮き彫りにされてきた、日本(人)の弱点や、今まで当たり前だったこと、生死観、人同士の距離感などについての、国内外20人の著名人によるインタビュー・寄稿。
    柳田邦夫さんの、コロナによる死は「あいまいな喪失」(生きているのか死んでいるのか分からない別れ)による残されたものたちの葛藤だという見方が印象的でした。

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    2021年09月14日
  • 持たざる者

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    ネタバレ

    短編集

    ①Shu
    こんな男大嫌い
    放射能に過敏になり、妻子を移住させるくせに、子供の面倒はみないは、タバコと酒やめないは、浮気するは。色々矛盾だらけやん。

    ②Chi-zu
    ①の修人の元カノ?
    結婚してフランスへ。子供を産んで幸せに過ごしてたのに、子供が亡くなる。子供が亡くなったのは自分がおかした間違いのせい。そう思ってしまうの分かる。でもその相手が修人だから、なんかイラっとくるわ。

    ③eri
    ②の千鶴の妹
    自由。金原さんの本の主人公って感じ。脳内では吉高さんに変換して読んでしまった。でも本人にとっては、周りが思うほど、自由に生きてないってのが、なんか良い

    ④朱里
    ③のエリナの友達
    何故

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    2021年09月09日
  • クラウドガール

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    ネタバレ

    結局、お母さんも、姉妹も、ちょっと病んでるのかしら?お母さんの死因は結局どっちがホント?お父さんとは離婚したから離れたのじゃないのね?死んだのね?

    ↑こんな感じが、普通の感想なんかも。

    でも私は、こういうちょっと病んでる話、好きだなぁ。
    杏の生き方憧れるわぁ
    自由なようで病んでる。

    理有も真面目に生きてるようで病んでる。

    みんな誰かに必要とされたくて
    誰かを必要としてるんだよな…
    姉妹は共依存なんかな?

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    2021年08月31日
  • 軽薄(新潮文庫)

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    ネタバレ

    そうきて、そこを通って、最終的にそうなるの!?え!?というストーリー展開だった。もうちょっと現実的なサスペンス的な展開かと思ったら(浮気がばれて破滅する、みたいな)、純愛小説的な終末へ…。
    10歳も年下の甥と不倫するという身もふたもない話。主人公の「カナ」も、甥っ子も、ちょっと強烈な過去を持つ。カナは「恋愛じゃない」と思いながらもなんとなく甥っ子に惹かれていく。終盤まで、過去を引きずっているカナが、甥と関係を持ちながら、自分について、相手について、夫について、人生について、ダラダラダラダラと思いに耽る…っていう展開でなんだかなぁ…と飽きてきたが、最後に冷たかったカナの心の奥底で何かが動く感じが

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    2021年07月31日
  • 憂鬱たち

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    西加奈子のポッドキャストで紹介されていた本で読んでみた。
    短編集のような作りだけど、どの物語も登場人物は一緒。
    主人公の神田憂とカイズというおじさんとウスイという若者。
    神田憂はいつも憂鬱で早く精神科に行かなきゃと思っている。
    どの物語も共通点はここだけ。
    カイズとウスイはそれぞれの物語ではまったく違う人間として出てくる。
    そもそもそれぞれの物語は現実なのか神田憂の妄想なのかがわからない。
    終始フワフワした独特な世界観のまま最後まで行くかと思ったら最後で神田憂が自分の憂鬱を肯定する。
    そこに一気に一連の物語のテーマ性が浮き彫りになったように感じた。

    なんて電波な主人公だと思い読んだ。
    おそろ

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    2021年07月23日