金原ひとみのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
内容は何時ものように限りなく過激でこれがファッションで書かれてるなら最も毛嫌いする作品だが、何故だか読み進めてしまうし読みにくくもない。
何故かなと思うとふと最も好きな作家である京極作品に通じる所があるのかと感じた。
自問自答を繰り返し物事の本質に迫ろうと自分自身の心に正直に思う事感じた事をずらずらと書いていく。
そう言う所は相通じるものがあるのではないか。
金原作品はそれをバイオレンス1本で描いている。
最後は正直お腹一杯になった。
金原作品は感情描写や文体が好きで、決して内容が好きなのではない。
なので作家としての才能に共感してる。 -
Posted by ブクログ
先週、先々週とはじけてました。
ってな事で、金原ひとみの『ハジケテマザレ』
ハジケテマザレ
モンキードーン
フェスティヴィタDEATHシ
ウルトラノーマル
の続編短篇
イタリアンレストランのフェスティヴィタに集う個性豊かな人々の人間模様。
マナツとルイコのマナルイコンビ、メイちゃん、岡本くん、ヤクモ、ブリュノ、真野っち、それぞれみんな違ってみんな良い
ちょっと読んでて金原さんらしくないってか、西加奈子さん的な感じがしたなぁ
みんな愛おしいキャラばかりで、愛が溢れた本じゃったわ
あ~、ブリュノのカレー食べたい ԅ(¯﹃¯ԅ)
2024年10冊目 -
Posted by ブクログ
レイナは年相応であるとも思ったが、文化的な教養とかそういうのとも無縁で、なんと言えば適切なのか分からないけど、平面な子なのだと思う。
しかし、不倫を公然のものとし、家族のなかの母親としての役割も担い続けている、ふてぶてしい母も母で、スノッブじみた話し方をしていて、鼻につく。
この親子に存在する分かり合えなさは、実感として私のなかにもあり、この小説ほどでないにしろ、
違う言語を話しているという感覚、越えられない壁、
これらからくる分かり合えなさというものは痛いほど身に覚えのあるもの。私がここ3年くらい思い悩み続けている問題であった。
ただ、「腹を空かせた勇者ども」では、母への反発心が強かったレ -
Posted by ブクログ
望んで結婚したはずなのに、ままならない結婚生活に救いを求めもがく男女を描いた小説。登場人物たちは30代中心で、私はもう通過したせいか(^^)、世代が違うせいか、境遇が違うせいか、あまり響かなかった。
それでも共感出来たのは、英美と由依。
英美の場合は、英美自身に共感出来たというよりも英美と母親との関係と英美と息子との関係。仕事でやむを得ず帰りが遅くなる娘にテレビのほうを向いたまま「子供がいるんだから、もっと早く帰れるようになんとかならないの?」という母親。同居して大切にしてもらえるのかと思っていたら晩御飯を作らされたりして、「家政婦のように扱われている」と文句を垂れる母親。夫が浮気症でい -
Posted by ブクログ
ネタバレ
身勝手で自己愛に溢れた主人公を中々受け入れられず、堪えるように読み進めていたつもりが、いつの間にか自分もこの物語のスピード感に巻き込まれて読み切っていた。
リンのセックス中心の世界は15歳まで立ち返ってもその理由となるようなものはなかったように思う。正しく愛情を享受出来なかったから、なんて安い理解はしたくない。
ただそういうものなのだろう、と思った。
直感であり宿命的なもの、それがリンの場合、極端に発出しているだけで、人は誰だって理由もなく好きなものがあり、嫌いなものがある。
22winterの最後はこれまでの生き方や呪縛から束の間解消されたように思えて印象的だった。
(束の間、とあえ -
Posted by ブクログ
コロナ禍をテーマにした、識者たちの短いインタビュー記事が集められたものだが、人間の生死について、人間どうしの関係性について、また経済について(これに関しては私自身の基礎知識がなく、よくわからなかったが…)など、コロナ禍に限らず、人間社会が抱える普遍的で本質的な事柄が多岐にわたって言及されていた。
色々なるほどと思う言葉に出会ったが、特に、世界的な傾向にある「分断」が抱える問題について、アメリカ人経済学者の言葉が腑に落ちた。彼は、それは誰か一人の責任ではなく「差異を超えて互いに話し合うことを妨げている深い分断そのもの」が問題であると語った。特定の人物に責任を転嫁させるような報道に違和感があったが -
Posted by ブクログ
はじめて読んだ金原ひとみさんの作品。
ドラッグ、虐待、不倫、流産……なんとも重たい内容を描く作品でしたが、この本には育児で葛藤しながら1日1日を生きていく母親の姿、母親の愛、母親の苦しみが詰まっていて読んでいくうちに心苦しくなることが多い。特にユカという母親はドラッグ中毒なので幻覚する場面はいつも恐ろしさを感じるけど、本人自身それだけ苦しんでいるんだろうと思う。金原ひとみさんの喩えかたはインパクトがあって凄いと思いました。
ユカが央太の部屋に上がってDVD齧るとこやばかった。
涼子が一弥にシャワー浴びせるとこもやばかった。
読んでいて痛々しい描写もあって、読み進めるにも時間がかかりました。重 -