金原ひとみのレビュー一覧
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表紙が美しかったです。重い仕事がやっと終って、なんとか本の感想を書く余裕ができた。ずっとモニタに向き合ってるから。なんだかもういやでねえ。つうか、全然本の感想になってないし。いちばん気になったことは、アトガキをかいていらっしゃる瀬戸内先生が「松本」とロッカーの名前を間違えていること。「松木」だよ。どうして、編集者はつっこんでうやらんのか?というか、原稿変えちゃだめなのか。というか、それすらも瀬戸内先生の味なのか。金原さんの本はいつも主人公が美人なんだなあと思う。やはり、食べものに対する書き方がグッと迫ってきます。食べ吐きとかしたことはないけれど。自分の居場所がどんどんなくなる感じ。不快と快がわ
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初読みの作家。カンブリア宮殿の新MCとなったので、気になって読んでみた。
TVで見た通りの激しい内容だった。
会話以外は改行が非常に少なく、字で埋め尽くされていて、分厚さもあって途中で何度も挫折しそうになってしまった。14章あるが7人が個別に主人公の章で、途中から逆周りで順繰りに行くが、最後だけ別の人が締めるという不思議な形態。
文学界の裏側を明らかにしたような内容。2回離婚した文芸誌の元編集長、マッチングアプリに嵌まる編集者、正義感に突き動かされる作家。SNSを通じて過去の言動が明らかになりバッシングが巻き起こる。元編集長と作家は、自分の子供たちとも救いようの無い断絶を迎える。最後は行き過ぎ -
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ネタバレざまざまな性加害の悲惨さに耐えかねた末の大爆発!って感じの長編。怒ってんなー。女性対男性、若年対おじさん、都市対地方…いろんな対立軸を感じた。出てくる中年以降の男性はヤバい人ばかり。長岡さんのよーに、破綻なく主張をかませたら気持ちいいでしょうね。長岡さんは金原さんですよね。長台詞、気持ちよく書いていそう。おじさん、憎んでますね。ムエタイを習い始めるくだりは非常に共感した。弁が立って体力的に無敵だったら…とよく想像するので。
何もない自分。何かある自分。「何か」に入るのは例えば、理想とか、夢とか?例えば理想だったとして、それに向かって実際行動できてる人でないと、生きてちゃダメ的な。年取ると自然に -
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『蛇にピアス』で芥川賞受賞歴のある、金原ひとみさんの作品。彼女の作品を読むのは初めてだった。
冒頭は主人公の独白から始まり、生々しく臨場感のある文体で物語が進んでいく。一つの文章が長いのに句読点が少なく、感嘆詞が多くて口語的で、会話なのかそうでないのか境界が曖昧な箇所がある…。私には没入しづらく、途中で挫折しそうになったけど、後半やっと慣れてきてストーリーを楽しめるようになった。
過去のトラウマから『心の波風が立つこと』を極端に避け、他人とほとんど関らず、1人静かにルーティン生活を送る『ナチュラルボーンチキン』な主人公が、運命的な人と人との巡り合わせによって少しずつ心の殻を破り、ラストには幸福 -
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登場人物の名前が章タイトルとなり、それぞれの視点で物語が進むものの、作家で母で別居中で若いパートナーと暮らす長岡友梨奈が、各章全てを引っ掻き回している印象。
かなり性的にやらかしている男性陣。
女性陣は、友梨奈の助太刀もあり声をあげるのだが、どういうわけか応援しづらい。
社会的抹殺に等しい報復を受ける男性陣に対し、なんだか気の毒な気さえしてくる。
自身の被害経験によるものなのか、それとも元来の気質なのか。
病的な「正義」で愛するパートナーや娘さえも傷つける女性の味方然とした友梨奈を最後まで理解することが出来ず、こんな人が身近に居たら面倒だな…と女の私が思うのだった。
一方で、知り合った当 -
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聡明で規律的な姉と 奔放で刹那的な妹。
両親は離婚後 それぞれ亡くなっている状況。お互い異質でありながら 深層で同質であり、そのためより一層の反発がある姉妹。
姉妹という関係に馴染みのない自分には、完全には実感しきれない部分もあります。それでもこの作品は、血縁という逃れがたい結びつきの中で生じる、微細で複雑な感情を丁寧に描いているなと思います。
小説としては 現在の金原さんの中期の作品かなと。デビュー当時からすると 小説が心情を多彩に描いてくる感じ。
タイトルの「クラウドガール」について。
綿矢りささんが解説で記した「雲に預ける言葉」という表現が象徴的かなと思う。
作中に登場するSna