金原ひとみのレビュー一覧

  • AMEBIC

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    読みながら精神的に詰まっていたものが溢れる、もしくは逆流するといった感覚を覚えた。もちろん合う・合わないではっきりと分かれる作品と思う。
    合う人はきっと、ありふれた「わたしだけじゃない」という安堵よりも言い知れない恐怖と焦燥が先にあるのではないだろうか?

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    2010年05月16日
  • ハイドラ(新潮文庫)

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    表紙が美しかったです。重い仕事がやっと終って、なんとか本の感想を書く余裕ができた。ずっとモニタに向き合ってるから。なんだかもういやでねえ。つうか、全然本の感想になってないし。いちばん気になったことは、アトガキをかいていらっしゃる瀬戸内先生が「松本」とロッカーの名前を間違えていること。「松木」だよ。どうして、編集者はつっこんでうやらんのか?というか、原稿変えちゃだめなのか。というか、それすらも瀬戸内先生の味なのか。金原さんの本はいつも主人公が美人なんだなあと思う。やはり、食べものに対する書き方がグッと迫ってきます。食べ吐きとかしたことはないけれど。自分の居場所がどんどんなくなる感じ。不快と快がわ

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    2011年09月03日
  • オートフィクション

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    メディア禁止用語炸裂の世界。
    今を生きてる自分にメディア禁止も何もないでしょう。

    金原ひとみワールド炸裂。
    アミービックと似た世界観。

    地獄と言われる螺旋階段を落ち続ける。
    自分と向かい続ける。問い続ける。狂い続ける。

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    2015年11月12日
  • デクリネゾン

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    大きな変化がなく、他作品に比べると勢いをあまり感じず、読むのに気力を使った。コロナ禍に連載として追っていたらまた違ったんだろうなと思う。

    とはいえ圧倒的な筆力で、震えるような真をつく表現がたくさん転がっていた。2回の離婚を経て、大学生の彼氏がいる小説家の主人公。娘との関係性、同業の友人、元夫、編集担当、それぞれの会話と関係性の中で、彼女の消えない孤独と向き合う葛藤と思考が散りばめられている作品だった。

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    2026年05月17日
  • ナチュラルボーンチキン

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    最初はあり得そうで面白かった。途中からは現実離れしてて引き込まれると言うよりも冷めてきた。後半は離婚、不妊治療のくだりだけ面白かった。私がリア充、恋愛に遠いところにいるからなのか…
    人生そんなに甘くない、的な。(アラフィフ)
    つまらない人生を送るつまらない中年女だと思ってたのにちゃんとした自分軸があってしかもなんだかんだで自分を大事にしてくれる彼氏までできたり、自由奔放な可愛い女の子、でも考えが意外としっかりとしてて仕事もできたり…
    まぁ単に私にはない物を持っていて、ただの物語の登場人物に嫉妬で素直に読めなかったのかなw

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    2026年05月17日
  • ナチュラルボーンチキン

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    着地点は不妊に傷付いた女性が今を再生(恋愛)するって感じで、その相手は過去会ったことある人だった。
    そうかぁ、なるほど、という感想だけだった。
    ただ女性の心の動きはよく表されてると思う。

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    2026年05月11日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    情報量が多くて脳内が渋滞した。
    自分ごとと他人事の線引きは大事。
    正義はいきすぎると凶器になるし、結果的に自分を傷つけることにもなる。
    他人に攻撃しながら、自分にナイフを突きつけている人たちの話のように思えた。
    他者を受け入れることが如何に難しいことなのか。そもそも受け入れようとすることが無理なのかもしれない。
    受け入れるより、まずは否定しないことが必要なのだろう。
    自分も正義を振りかざさないように気をつけよう。

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    2026年05月10日
  • デクリネゾン

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    作家としての仕事もそれなりに順調で、子持ちのアラフォーでも大学生の若い男の子と恋愛できるんですぅっていう自慢を延々と見せられた感じ。笑

    1番目の元夫もなんか嫌な奴だし…

    周囲の人たちもあまりまともには見えないし、
    作家ってそういう感じなの?と勘繰ってしまう。
    (主人公も金原さんがモデルなのか?笑)

    てか、かなりの年上女性が好きな男性ってこんなにいるのかしら…作者の願望が詰まってるようにしか見えない…

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    2026年05月10日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    誰の立場を考えても結局自分のことしかわからないし、他人のことは自分の理解したいようにしか理解できないのよね
    クソって思ってる自分もあいつと同じくクソだよなと突きつけられるような。
    誰に思いを馳せるわけでもないけど、一哉さんには幸せになって欲しいなー。

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    2026年05月07日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    初読みの作家。カンブリア宮殿の新MCとなったので、気になって読んでみた。
    TVで見た通りの激しい内容だった。
    会話以外は改行が非常に少なく、字で埋め尽くされていて、分厚さもあって途中で何度も挫折しそうになってしまった。14章あるが7人が個別に主人公の章で、途中から逆周りで順繰りに行くが、最後だけ別の人が締めるという不思議な形態。
    文学界の裏側を明らかにしたような内容。2回離婚した文芸誌の元編集長、マッチングアプリに嵌まる編集者、正義感に突き動かされる作家。SNSを通じて過去の言動が明らかになりバッシングが巻き起こる。元編集長と作家は、自分の子供たちとも救いようの無い断絶を迎える。最後は行き過ぎ

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    2026年05月07日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    共感できる登場人物はいなかったが
    いい意味で読んだ後にずんとくる小説。
    女性は女性で型にはめられることもあるけど、
    おじさんはおじさんで世の中のおじさん像に生きづらさを感じてるのではとも感じた。

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    2026年05月06日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    ネタバレ

    ざまざまな性加害の悲惨さに耐えかねた末の大爆発!って感じの長編。怒ってんなー。女性対男性、若年対おじさん、都市対地方…いろんな対立軸を感じた。出てくる中年以降の男性はヤバい人ばかり。長岡さんのよーに、破綻なく主張をかませたら気持ちいいでしょうね。長岡さんは金原さんですよね。長台詞、気持ちよく書いていそう。おじさん、憎んでますね。ムエタイを習い始めるくだりは非常に共感した。弁が立って体力的に無敵だったら…とよく想像するので。
    何もない自分。何かある自分。「何か」に入るのは例えば、理想とか、夢とか?例えば理想だったとして、それに向かって実際行動できてる人でないと、生きてちゃダメ的な。年取ると自然に

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    2026年05月10日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    疲れた〜
    それぞれの意見に浸り、流され、また戻り
     たくさん考えたけど、やっぱり最後は
    『YABUNONAKA』
    書名が秀逸

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    2026年05月05日
  • ナチュラルボーンチキン

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    中年女性の平凡な日常を少し自分気ままに生きている若い女性との出会いから、ある男性と知り合い、楽しい日常を得る。
    少し勇気を、出してみるのもいいなぁと感じる一冊です。

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    2026年05月04日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    死ぬことが自分にとっては自然な状態だから死にたいという、これまで胸の奥にしまってきた感情が言語化されていて感動した。
    ライのようなどこか冷めていて、それでいて優しさが垣間見える瞬間があって、いつか急にいなくなってしまいそうな人ってやっぱりすごく魅力的だと思う。
    アサヒみたいな人間に救われる人ってたくさんいるんだろうな。自分が誰かを救っていることに気づいていなさそうな所も含めて好き

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    2026年04月30日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    金原さんの作品を読むたび、普段の生活では知り得ない単語に出会うことが多い。笑
    朝井リョウ好きとしては解説から読みたくなるのを我慢して本編を読んだ。
    うん、キマった!!

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    2026年04月29日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    金原さんのエッセイを読み、初めて小説を読みました
    金原さんの独特の文章は私は好きでした
    面白かったです

    エッセイでも小説でも根底に流れる死生観に救われた人も多いのではと思いました

    他の作品も読みたいです

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    2026年04月29日
  • ナチュラルボーンチキン

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    『蛇にピアス』で芥川賞受賞歴のある、金原ひとみさんの作品。彼女の作品を読むのは初めてだった。
    冒頭は主人公の独白から始まり、生々しく臨場感のある文体で物語が進んでいく。一つの文章が長いのに句読点が少なく、感嘆詞が多くて口語的で、会話なのかそうでないのか境界が曖昧な箇所がある…。私には没入しづらく、途中で挫折しそうになったけど、後半やっと慣れてきてストーリーを楽しめるようになった。
    過去のトラウマから『心の波風が立つこと』を極端に避け、他人とほとんど関らず、1人静かにルーティン生活を送る『ナチュラルボーンチキン』な主人公が、運命的な人と人との巡り合わせによって少しずつ心の殻を破り、ラストには幸福

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    2026年04月26日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    登場人物の名前が章タイトルとなり、それぞれの視点で物語が進むものの、作家で母で別居中で若いパートナーと暮らす長岡友梨奈が、各章全てを引っ掻き回している印象。

    かなり性的にやらかしている男性陣。
    女性陣は、友梨奈の助太刀もあり声をあげるのだが、どういうわけか応援しづらい。
    社会的抹殺に等しい報復を受ける男性陣に対し、なんだか気の毒な気さえしてくる。

    自身の被害経験によるものなのか、それとも元来の気質なのか。
    病的な「正義」で愛するパートナーや娘さえも傷つける女性の味方然とした友梨奈を最後まで理解することが出来ず、こんな人が身近に居たら面倒だな…と女の私が思うのだった。

    一方で、知り合った当

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    2026年04月18日
  • クラウドガール

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    聡明で規律的な姉と 奔放で刹那的な妹。
    両親は離婚後 それぞれ亡くなっている状況。お互い異質でありながら 深層で同質であり、そのためより一層の反発がある姉妹。

    姉妹という関係に馴染みのない自分には、完全には実感しきれない部分もあります。それでもこの作品は、血縁という逃れがたい結びつきの中で生じる、微細で複雑な感情を丁寧に描いているなと思います。

    小説としては 現在の金原さんの中期の作品かなと。デビュー当時からすると 小説が心情を多彩に描いてくる感じ。

    タイトルの「クラウドガール」について。
    綿矢りささんが解説で記した「雲に預ける言葉」という表現が象徴的かなと思う。

    作中に登場するSna

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    2026年04月11日