金原ひとみのレビュー一覧

  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    ◾️record memo

    小さい小さい嘘を重ねて少しずつ自分のイメージ操作をする彼といる間、彼の作り上げた虚構の世界に付き合わされ、ずっとディズニーランドに生きているような気分だった。最初の一ヶ月は楽しくて仕方なかったけれど、半年経つと疲弊が蓄積し、一年も経つとハリボテの裏を知り尽くし、その虚構性に嫌悪しか抱かなくなった。

    皆は一体他のどこにそんな要素を見出せるのだろう。何が彼らの足場となり、普通に立っていられるのだろう。それとも足場などなく、普通に地面に立っているのだろうか。だとしたら私が直接地面に立てず足場を必要としているのは何故なのだろう。

    結局のところ、明日死ぬかもしれない世界

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    2025年09月01日
  • 持たざる者

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    リアルすぎて、結構辛かった。
    怒りとか焦燥感とか、身に染みるように分かる本だった。感情移入しすぎて落ち込むくらい文章が本当にうまいんだなぁ。
    だから、海外文学の方が読んでて楽な時がある。
    マザーズも読んでみたいんだけど、元気な時の方がいいかな。

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    2025年08月31日
  • 私の身体を生きる

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    こんなにも赤裸々に皆書いて良いのか!?と最初動揺したが、それぞれ考えさせられるものが多く、有意義な時間が過ごせた。

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    2025年08月29日
  • ハジケテマザレ

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    この本の筆者インタビューで、「拘束力のない、ゆるいつながりを書いてみたいと思った」「普通が尊いと思うようになった」といわれていて、価値観が同じと思って読むことに。

    話の内容自体は、軽そうで上っ面な感じでわーっと進んでいくけれど、最後まで読んで居心地がよくてゆくてふわふわした感じの世界にいたことが強く感じられた。

    誰が誰かわからなくなったまま読んでたからもっかい読み返したい。
    文章のわちゃわちゃした感じは苦手だけど、コンセプトは好きな作品。

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    2025年08月20日
  • 私の身体を生きる

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    西加奈子さん、村田紗耶香さん、千早茜さん、、他にも豪華な方々のお名前が、、
    もうこれ買うしかないやんと思って購入して即読みました。
    それぞれの女性作家さんたちがご自身の身体をテーマにリレー形式でエッセイをつづられていて、どのエッセイもすごく赤裸々に描かれていて同じ女性として共感するところもあれば、驚かされることもあり、、それこそ、読んでからは「私の身体は私のもの」を強く感じた。
    それぞれの身体に色々な経験や傷が合ったり、コンプレックスが合ったり。
    それでも一つしかない自分の身体。
    こんな私でももっと堂々と生きていていいんだと思わせてくれる作品でした。

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    2025年08月15日
  • アタラクシア

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    金原ひとみの本を読み続けている。

    この本は、複数の登場人物が順にそれぞれの視点で語っていくから、途中で、誰が誰だっけ?となり、しばらく読まない期間も。

    1番近いはずの夫、妻と、どうしてこんなにも離れてしまうのだろう。。ただ、不倫をして自分を保てるというのは、幸せなのではないだろうか...

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    2025年08月13日
  • 私の身体を生きる

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    生というより性に関するアンソロジーだったが、千早茜さんの「私は小さくない」が切り口も異なり胸に迫った。性別による不利益や舐められることを、コンプレックスである小柄にあえて責任を負わせてきた自分に気付かされた。

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    2025年08月09日
  • 私の身体を生きる

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    村田沙耶香 誰しもが、心の中に王国を持っている/西加奈子 私は変わる。変わりながら、「アップデートする自分」を疑い続ける

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    2025年08月09日
  • ハジケテマザレ

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    マナルイさんの姉貴感、頼りにできる感じ、ふざける時はとことん、何事にも全力なところが大好きすぎる。

    カレー食べたくなるな〜

    みんな何者かになりたさすぎるよね。普通に生きて普通に苦しんで、普通に喜べることってすごいことなんだよね。
    金原さんの言葉遣いと言葉の勢いが今作も輝いてる。

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    2025年08月05日
  • 私の身体を生きる

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    他の方も書いていたが、生にまつわるエッセイだと思っていたら、性にまつわるものだった。
    性に関するネガティヴなことは、思っているよりもかなりありふれていて、忘れていたけどネガティヴな体験を思い出した。きっと、書きようによっては、深め方によっては、同等のものもあるのだと思う。

    そして…この世の中のことは、性に纏わって起きていることが多いこともまた認識できた。小説も映画もファッションも、モテたいという願望そのものが。

    今年の始めからあらわになったフジテレビ問題も何度も色んな角度で思い起こし、考えさせられた。

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    2025年08月05日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    愛情あふれる小説でした。
    与えられた人生を右往左往しながら生きる姿は素晴らしいですね。若者の新しい出会いや、勇気を出した行動が自分の世界を大きく変える一歩になります。

    著者独特の文章で、もっと楽しく前向きに生きよう!と改めてくれます。

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    2026年01月02日
  • 私の身体を生きる

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    思ってたんと違った‥
    というのがまず第一印象。

    タイトルから「生」の話だと思っていた。
    それぞれ病気や障害、特性などを抱えながら「私の身体を生きる」というような内容だと思っていたし、そういう内容が読みたかった。

    ‥それはそれとして、読み進めると
    こんなに明け透けに自分の体験や性被害や性癖や生き方を世間に曝け出して大丈夫なのか?と心配になるような内容が多くて驚いた。

    そして、みんな色々な事を抱え、考え生きているんだな‥と改めて考えさせられた。
    普通に見えるあの人も、幸せそうだと感じるあの人も本当は色々な事情を抱えているのかもしれないと。

    「性」に対する考え方・感じ方・捉え方も本当に様々で

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    2025年08月01日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    中学生が毎日を普通に懸命に生きていく話。
    自分と友達と親。学校と部活。コロナ禍で変わっていく社会。
    周りに助けられながら自分の頭で考える。
    つたない言葉で気持ちが上手く伝えられないもどかしさ。使えるお金もスマホも制限されている感じ。
    高校生になって少しずつ成長していく様子がいい。

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    2025年08月01日
  • AMEBIC

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    よく分からなかった…。けど、「分かる」ことを目指しているわけではないと思うので良いかなと。概念的なことが多いので、ハマるひとにはハマりそう。

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    2025年07月30日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    最後の章が1番好きだった。全能感に打ちひしがれていた無敵の二人はコロナウイルスの蔓延によって信頼を失い、芽衣はシェルターに閉じ籠るようにして生きるようになった。それは生きていると言えるのかはわからないけど、誰にも迷惑をかけないしコロナに罹ったり誰かを感染させたりする心配もなく、ひどく自己完結的な生き方だと思った。喘息持ちの芽衣に心から向き合っていない蓮二と、同じく蓮二そのものに向き合う気のなかった芽衣。

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    2025年07月19日
  • デクリネゾン

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    ネタバレ

    主人公を含めて女性作家三人の飲み会が面白かった。作家はフリーである以上なんの保証もない、と不安を吐露している箇所があったが、それでもかなり飲食は贅沢してると思わずにはいられない。
    主人公が娘に対しても恋人に対しても言葉で追い詰めて行くのがちょっと息詰まる感じ。
    金原ひとみはなんとなく恋愛への関わり方が山田詠美に似てるなーとところところ思うところもあるのだけど、山田詠美は少なくとも「生きづらさ」みたいなのは出してない。そこが違うかなぁ。
    ブルサンが入ったキッシュ食べてみたい。
    あとは最後別れるとばかり思ってたら結婚するのか。ちょっと拍子抜け。

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    2025年07月17日
  • 星へ落ちる

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    金原作品は読む時点での自分自身の感情のあり方で、感じ方が全く違ってくる気がする。

    今、この本をすべて受け入れられるような感情には無いが、そうなりそうだった頃に引きずり込まれる怖さはある。

    誰もが持つ弱さ、強さ、貪欲さ、傲慢さ等をすべてさらけ出す特別な作家。

    嵌る人はどっぷり出し、ダメな人は徹底的にダメだと思う。

    僕自身は恐らく前者。

    読むタイミングを気を付けないととんでもないことになりそうな作品。

    こんな内容の本でも何故か読み易いのは筆力が高いため。

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    2025年06月24日
  • ハイドラ(新潮文庫)

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    苦しい、酸素が薄い、どこにも救いがない!
    のにあっという間に読んでしまった。早希のようなライフスタイルじゃない人間でも容易に没頭できる。瀬戸内寂聴さんの解説がとてもグッときました。

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    2025年06月19日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    赤いカバーがなんとなく目に留まって手に取った。蛇にピアスの人か、むかし読んだな、くらいの知識で読み始めて、一気に読んでしまった。不安定で繊細で、なんだか引き込まれる文章。エッセイは普段読まないので、こんなふうに考えている人もいるんだなと興味深い気づきがあった。逆にわたしってなーんも考えずに図太く生きてるんだな…。ご本人のしんどさを思う気持ちと、不安定さゆえ引き込まれる彼女の生き方、文才と自分の平凡さの対比を残念に思う気持ちと。
    お子様はどう育っているんだろう。流石に仮名だろうけど、不倫をしたりされたりしている友人たちのことをここまで細かに書いて大丈夫なんだろうか…(下世話な感想しか浮かばない自

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    2025年06月17日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    ネタバレ

    小説としては不自然なぐらい句読点が少ないけど、その分できるだけ現実に近い口語調になってる。

    正直お母さんいけ好かなすぎだし、譲ることを知らない頭でっかちって感じ。物事の抽象化が好きすぎだし、多分執着心が強くて理想家なんだと思う。実際それはほんとなんだろうけど、レナがパニクったときにお母さんが解決してくれて少し和解するシーンを読むと、あくまでそれは思春期のレナを通しての印象でもあるのかもと思った。

    レナレナほんまもんの陽キャすぎて正直まぶしい。良い友達関係築けてるとこも。あと、スタバでのおじさんに対する不満?(おじさんなのにスタバくんなよみたいな)がリアルで笑っちゃった笑 もちろん口に出さな

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    2025年06月16日