あらすじ
心を病んだ恋人との生活に耐えきれず、ストロングゼロに頼る女。年下彼氏の若さに当てられ、整形へ走る女。夫からの逃げ道だった、不倫相手に振り回される女。推しのライブ中止で心折れ、彼氏を心中に誘う女。恋人と会えない孤独な日々で、性欲や激辛欲が荒ぶる女――。絶望に溺れて掴んだものが間違っていたとしても、それは、今を生き抜くための希望だった。女性たちの疾走を描く鮮烈な五編。(解説・朝井リョウ)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
私は酒も飲まないし、主人公たちとは年代が違うので、30代の初めの頃に読んでたら共感してたかなぁと思って距離を置いて読んでましたが、そのうちに小説の内容よりも、この作家の文章、特に比喩の言葉の使い方とかに凄くうなってしまい、その才能に感心してしまいました。自分の経験ではないだろうに、ここまで小説の女性たちの頭の中のつぶやきを表現できるのは凄い。
きっと若いんだろうな、美容業界か出版関係でで働いたことがある?と作者を見て見たら、なんと20歳で「蛇とピアス」で賞を取っていたとは!
でも「蛇とピアス」映画見たけど全然面白くなくて内容も覚えていませんでした。この本で言えば、彼女たちの頭のつぶやきが多いので映像化は難しいだろうなと思いました。ストーリーというより彼女の文章がとにかく味なので。
山本文緒が死ぬことを忘れるくらい面白がったのも理解できると思います。この文章は同じ小説家にとったら凄く興味深く魅力的に感じるでしょうね。でも、共感を求める軽い若者にはウケないかもしれない。闇がある子は別にして。
作品そのものよりも、作者のバックグラウンドの方が遥かに気になり、それを知るとなるほどこの本の主人公のぎりぎり感の表現が理解できた気がします。
Posted by ブクログ
一気読みした
元から金原ひとみ先生の作品気になってて、帯の朝井リョウ先生の勢いある文で衝動買いしたけど買って良かった
ゼンリーサ終した?よね?
これからゼンリーがわからない人がでてくると思うとなんか残念なような不思議な感情になった
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一言で言うと怖かった。
人間の弱いところを全面に描いている。
どの話もいつか自分がこうなってしまうのではという恐怖心で読み進めた。
特にデバッガーは最近の自分の悩んでいたことだった。森川の感情にはとても共感できた。彼は綺麗だと言ってくれているのにそれを信じることができない自分。
こうやって客観視して読み、大原から想われている現実より自分自身を守ろうとすることに必死な森川を見たことで自分が自分に枷をつけてそれが満足にいかず勝手に傷つき、離れていく恐怖を感じていただけだったのかもと思うようになった。鏡をみて1つ気になるとどんどん気になるところは増えてくる。だが、自分を大切に想ってくれてる人に辛い思いはさせたくないし、綺麗と言ってくれた時は素直にありがとうと言えるようになりたい。
私が歳を重ねていき外見の変化に恐怖を感じてどうしようもない時に読もうと思った。
Posted by ブクログ
行動共感できないのに感情には共感できる。
言語化しにくいけどずっとモヤモヤある生きにくさや憤りを、主人公たちが代弁して大胆に行動してくれるようで、初めて味わうスッキリ感があった。
読み終わった後には、私も頑張ってもがいてみようという気持ちになった。
読書にハマったきっかけの本
Posted by ブクログ
自分で自分のことをコントロールできないくらいに客観性を喪失した人、病的なまでにアンバランスな人が僕は大好きだ。客観性を失えば失うほど そこに人としての魅力が醸成されてくる。何かにつけて 依存的になりやすい人は その「制御不能性」によってたいてい怖がられるものだけれど、僕はその 見通しのきかない怖さが 好きなんだろうと思う。依存的で病的でぜんぜんかまわない、なにしろ僕自身 いろんな方向に 依存的で病的で 制御不能な人間だから。毒を食らわば皿まで。いいじゃない、どっぷり溺れようよ。
Posted by ブクログ
◎ストロングゼロ
苦しい苦しい。
ソーシャルディスタンス、マジでない。
どうか、主人公に干渉しないでほしい。
1人にしてあげてほしい。
でも、人間、何かに誰かに頼りたいんだよね。だからこうなる。
物語の終盤、54ページからは主人公の魂の悲鳴が聞こえた。そして結末はなんとも、惨め。あー。苦しい。
◎デバッガー
これも苦しい。
自分を見てるみたいだった。私も毎日仕事中、常に鏡を見てしまう醜形恐怖症。
ずっと自分は病気だなぁと思ってたけど、小説で他人の生活を客観的に見ると、共感できるところと、助けてあげたい気持ち、自分が1番言われてきた「気にしなくていいんだよ」という言葉をかけてあげたくなる。。 好きな人の前で自分が納得した綺麗で痛いから整形を重ねる主人公。
これはねえ、、、分かる。本当に。
他人がどうこうじゃなくて、自分が納得したいんだよね、、、。
それができないから、永遠と終わらないんだよね、、、。
自分と距離を置いてほしいお話でした。
◎コンスキエンティア
これは痛い。
典型的なダメ男製造機の主人公。
自分を正しくあたかも自分がなりたい自分でいるために磨き上げてるように見えるが実際は自分を求める男たちの為に身体が自然に動いている。
あらゆることから、逃げ出したいのに逃げられない。逃げたいと心の底から思っておらず、誰かに求められることで自分の生存価値を、見出していくタイプ。。
どんなに外見が綺麗でも中身のない空虚な人間の様を表していて切ない。
◎アンソーシャル ディスタンス
シンプルに共依存のお話。
でも最後のセックスシーンは儚くて綺麗で昔の燃え上がる盲目な恋をしてた時のことが思い出せた。
自分にはこの人しかいない、この人じゃないとダメなんだと、他人に依存してしまうその感覚。懐かしいというか、羨ましいというか。一定数こういう人は世の中に存在すると思う。
多分いつか、気づいた時には散ってるこの恋愛が俯瞰すると純粋でピュアなもんなんだなと。
◎テクノブレイク
抑えられない性欲と食欲が絡み合う金原ひとみ先生らしい作品。人間の「欲」が分かりやすく、詳細に描かれていて、ゾワゾワした。文体全体から伝わるこの疾走感が堪らなかった。これを5話目に持ってきたのは正解。こういう話を順序立てて、ひとつの物語として、経験していない人間が作り出すってものすごい想像力なんだろなと思う。
解説で朝井リョウ先生がおっしゃるように、「とにかくキマるから読め!!!!!」
はい、読みました。
ありがとうございました。
最高です。笑
Posted by ブクログ
どんどん思考が先鋭化していって明らかに変でやりすぎなのに自分では気づけなくて、気づいてももうコントロールできなくて...みたいな状況にゾッとしてみたり可笑しみを感じてみたり、全然違う状況だけど理解できたり覚えがあると思ってみたり。
どんどん読んでしまう。そして後味は悪くなくてどちらかというと爽快な気持ちにすらなる。こういうところが好き。
Posted by ブクログ
全部自分のせいなのに、のめり込んで振り返ったら、なんでこんなことになってんの、みたいな一人称で進むからこその共感や強いメッセージ性に惹かれた。
Posted by ブクログ
▼ストロングゼロ
中学生のときに「蛇にピアス」を読んで以来の金原ひとみ。落ち込んでるときに読むにはあまりにも救いがなかったうえに、うつ病の人と同じ屋根の下で生活していた時期もあったし、依存症も身近なため、いろいろ思い出してやられた。
うつ病の人にはある種の引力がある。その引力は明るい出口もそこへ至る道もまったく見えない状況のただなかに、当事者でない人間さえも引き込んでしまう。でも引き込まれた側は決して当事者ではないので、その渦中で同じものを見ることはできないまま(そして共倒れになってしまうから見るべきでもない)、当事者へのいたわりと苛立ちを行きつ戻りつし、無力感と自己嫌悪に苛まれ、そしてそういう感情の無意味な循環と押し合いへし合いそのものに疲れ果ててしまう。そういうどうにもならない状況を短編一本の紙幅の物語で(あるいはどれだけ言葉を費やしたとしても)どうにかすることなんて、逆に不誠実だよなとは思うけれど、キツいはキツい。あんまり具体的な感想が出てこない。ただただ気の毒な気持ち。
▼デバッガー
11歳年下の男の子と恋愛関係になったことをきっかけに、整形に取り憑かれていく35歳の女性の物語。ストロングゼロと比べると直接的には実体験と重ならないので喰らわないかと思ったけど、これも読んでる間ひりひりして仕方なく、つらい気持ちになる。なんなんだこの短編集は……。
年齢を重ねるつらさもさることながら、もっと根本的な問題として、コンプレックスとか、それに端を発する、通じ合いたい相手との乖離のつらさに、大いに思い当たる節があった。
▼コンスキエンティア
面白い。かなり夢中になって一気読みしてしまった。男の内面の底知れなさが怖いというのは、具体的なレベルではよくわからない。が、恋愛において他人を求めるときには、通常他人と接するときよりも相手の精神のあらゆる面にぶちあたってしまうわけで、それが怖いという話ならよくわかると思った。その意味では、僕は男と恋愛関係になろうとは思わないし、男友達との関係もあっさりしたものなので、男の内面はまったく怖くない。だが、女性の内面の底知れなさは本当に怖い。
その話のつながりでいくと、抽象的な思考を排している即物性が魅力だが、それが受け入れがたさにも通じ、それはそれでやはり奏や夫とは違う底知れなさがあるという龍太の人物造形はなんだかまるで三島由紀夫の小説の登場人物みたいだなと思う。なんか禁色とか豊饒の海に出てこなかったっけ、こういう感じの人(また違うタイプだとは思うけど)。
そしてそういう茜音の批評はいちいち面白いけど、その批評を読むたびに人間って本当にわがままだよなとも思わされる。男性たちに対するそういったジャッジのひとつひとつはわかるし妥当だとも思うのだけれど、その果てにあるのは、だからやはり相手を受け容れきれない、という結論で、それがおそらくは彼女がどうしても満たされない理由でもあるのだけれど、それは同時に、弁解しようのない本人自身のエゴに端を発する空白だからどうしようもない……。これはたぶん、夫婦だろうが恋人だろうが他人は他人だと、自分では割り切ってる気になってる人だって完全には逃れられない空白だろう。とくに恋愛とかそれをめぐる承認の問題にひとたびとりつかれると、そういう割り切りの感覚がいかに後付けのテクニックでしかないかを痛感する(その後付けこそが大事でもあるのだけれど)。
▼アンソーシャルディスタンス
メンヘラ率が高くないかこの短編集……こういう小説を金原さんは無限に書けるのかもしれないと思った。
こういう弱さを抱えた人たち同士にしかわからない世界の見え方というのは確実にあり、そして恋人とか夫婦とかの紐帯にはできればその共感は欲しいのかもしれない。しかしそもそもこういう感性を弱さと呼びたくはない(かといって誇らしげに繊細さなどと呼ぶのも唾棄すべきだ)。この感性をしっかり抱えて、他者への深い共感を捨て去らないままに、孤立せず、そしてなにより強くなる方法はないものなのだろうかと思う。でもまわりを見渡すとなんだかその弱さと強さは多くの場合トレードオフの関係にあるようで、ままならない。作品の内容の感想から乖離してる気はしてるけど、読んでいてそういう切なさを感じた。
▼テクノブレイク
存分にセックスを楽しんでいた恋人との心の距離がコロナ禍をきっかけにかけ離れていき、激辛料理とオナニーに依存する荒廃した生活へと転がり落ちていく女性の話。コロナ禍に限らずだけど、人の生活はほかと隔離され、あるいは自ら孤立し、あまりに個人的になりすぎると、加速度的にその傾向が強くなっていくものだと思う。それを特に象徴するのが部屋の荒れようで、激辛料理やオナニー依存よりはむしろその結果としての部屋の荒れ具合に主人公の生活のキツさを感じた。位置情報アプリが云々みたいな話はピンと来ず、かなり変な読み方をした気がする……。
Posted by ブクログ
ちょっと笑ってしまう場面もあった。
笑っちゃうくらい懸命で。切実で。
それにしても、プライベートでどんな問題を抱えようが、シゴデキの人が多かったな。
仕事と安定ってやっぱり違うエンジンを積んでるんだろうか。
ソーシャルとは…なんて考える。
Posted by ブクログ
引き込まれて一気読み。
女性の視点で書かれた短編小説。
アルコール依存、整形依存。。
読んでいると重苦しい気持ちになる作品ばかりです。
ハーピーエンドとは ほど遠い。
Posted by ブクログ
起爆剤みたいな小説だった。欲望、愚かさ、醜さに目を瞑りたいけれど、そんなことは出来ない。小説に登場する女性たちに、真正面からそれらの有り様を突きつけられる。私も社会に溶け込みながら生活してるつもりだけど、どこか狂っているところがあるのかもしれないなんて思ったり。
Posted by ブクログ
酒に溺れたい、醜い顔をどうにかしたい、恋人(や異性)から離れられない、、等、経験したことはなくてもなんとなく共感できた自分ってどうなんだろうと少し危機感をもってしまうくらい、読んでて焦りと不安が出てきました。
のほほんとした話が好きな人にとっては、トラウマになりそうな気はします。
ただ、たまに刺激のある本に触れたいなーと思った人にはピッタリなのかもしれません。(それが私でした。)
しばらくは、この本から離れようと思いますが、またのほほんに慣れてきたら戻って読み込む未来が見えます、はい。
Posted by ブクログ
常々思ってることだけれど(ひとつの属性をとってこうだ、ああだ言うのも良くないと思いつつ)、
女性は辛くても生きながらえてしまいやすい特徴があると思う。この本を読んで改めて思ったし、そう感じてるのは私だけじゃないのかもとも思った。
朝井リョウさんの解説もよかった
この文章を書いているとき、わたしもまた顔色を伺いながら文字を打ち込んでる。
Posted by ブクログ
こんなに荒んだ内容なのに読んだ後はサッパリしてなんだかキレイになった気さえするんだよな(°▽°)
金原さんの小説には浄化作用あるんだろな(°▽°)
Posted by ブクログ
主人公たちがどんどん狂っていく様が読んでいて苦しかった。鬱描写もいくつかあり、辛くなった。
あと、みんなセックスしすぎ。
金原さんの文章は本当にすごい。
読んでよかった。
朝井リョウの解説もとてもよかった。
Posted by ブクログ
金原ひとみさんの人間の感情、心のうちを言語化する力に脱帽。
色々なタイプの本を読んできたけど、この衝撃は朝井リョウさん以来かも。
刺激的な文章、絶対自分では思いつけない表現、まさに天才です。
内容もなにかしらの中毒でもがいている女性達5人が出てきて、面白すぎてすぐに読んでしまった。
こういう方が天才っていうのだなと。
本当にどうやったらこういう表現思いつくんだろう。
Posted by ブクログ
2021年第57回谷崎潤一郎賞受賞の短編集。
収録された五編はいずれも文芸誌『新潮』に2019年から2021年にかけて発表された作品です。
コロナ禍を振り返って描いた小説ではなく、その時代の まさに”ライブ”のような短編集でした。
「ストロングゼロ」
アルコールに詳しくない私でも、その商品名だけは知っていました。
精神的に不安定な同居人に寄り添い続けるうち、自らも共感疲労にも似た状態へと追い込まれ、ストロングゼロに依存していく女性。読んでいて、この息苦しさや閉塞感をどこまで計算されて描かれているのかと考えずにはいられませんでした。
「デバッガー」
年下の恋人との年齢差という”バグ”を修正しようとするかのように、美容整形へと依存していく女性。
若さは、ときにホラーです。思わず「わかる」と頷いてしまう心理描写でした。
ラストはぜひ読んで味わっていただきたいのですが、林真理子のある小説を思い出しました。設定は異なるものの、年齢差への不安がたどり着く結末には、どこか共通するものを感じました。その重なりが、とても印象に残りました。
「コンスキエンティア」
初出時のタイトルは「アンコンシャス」。単行本化にあたり改題されています。
「無意識」から「良心」「自覚」「自己認識」へ。対照的なタイトルの変化が、この作品に何を与えているのか考えさせられました。
夫との関係を存続させるため、不倫という関係性に依存していく女性。
ここまでエネルギーを注ぎ続けられることに、私はただ「元気だな」と思ってしまいました。
「アンソーシャル ディスタンス」
タイトルを見て「どこかで聞いた言葉だな」と思いました。それもそのはず。コロナ禍であれほど耳にした「ソーシャルディスタンス」をもじったタイトルです。
コロナ禍での恋愛、対話、触れ合い。閉塞感に満ちた社会に押しつぶされる前の、必死の逃避にも思えました。
若さと無知は、同罪ではない。そんな気がしました。
「テクノブレイク」
今回、この小説で初めて「テクノブレイク」という言葉の俗語的な意味を知りました。
その意味を知ると、このタイトルが作品そのものを表していることがよくわかります。
今回も 金原さんは攻めていました。
Posted by ブクログ
恋愛小説かと思ったらそんなことなかった。
「これでこそ感情だ。人間だ。」というのを嫌というほど感じさせる物語だった。
何のためにこんなことをしているのか、続けているのかもはやよく分からない、けど衝動や無意識が自分を突き動かす。これでこそ人間だ。
主人公の中にはわたしが軽蔑しているようなタイプもいた。そのような行動をする彼女らの一人称で語られることで、喜び、怒り、悲しみ、戸惑い、諦念、虚脱感、葛藤など一つでは言い表すことの出来ない感情について、理解は出来なくとも知ることができた。
私がこれを理解しないというのは、理解するのが怖いということでもあり、本当は理解できるし知っている感情達なのだと思う。
整形沼に陥る主人公も最初は整形する人の気持ちが分からないと言っていたのに、気付いたらその沼にハマってしまっている。後戻りできない世界に飛び込んでしまったんだと言っている。
当事者から見る世界がこれでもかと視野狭窄に描かれていて疾走感や焦燥感がすごい。
人間が隠している、抑えている部分がこれでもかといくほど溢れ出していた。
タイトルの通りコロナの話も出てくるのだけれど、コロナが怖かったのは、個人の考え方や価値観の違いが浮き彫りになるところだったな、と改めて思い出したりもした。
朝井リョウさんが解説の中で主人公達の視野狭窄について触れており、イン・ザ・メガチャーチと通ずるものがあった。
Posted by ブクログ
読み物としての面白さはあるが、自分が知らぬ世界の一面を覗き込んでしまった感があり読むのにエネルギーを使った。
人は何かから逃げる時、別の何かに病的までに依存することはあると思う。より強いストレスであれば尚更。
このコロナ禍で弱さや逃げを表現しづらくなった人もいるのだろうなと感じた。
Posted by ブクログ
もし今コロナ禍の真っ只中だったら、もし今自分が学生〜20代前半だったらぶっ刺さりまくっただろうなと思った作品。面白かったけどもうその真っ只中にはいない自分にはなんだか遠い遠い夢の国みたいなお話達だった。
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短編集
整形依存症、アル中、セックス依存症、コロナウイルス
身近にある社会問題を1人の人間の視点で描ききっている。
あとがきの朝井リョウさんも言ってたが、社会的な大きな問題こそ、ある1人の人間の視点から描くべき。そうでないと、見えない世界がある。 まじでその通りだと思った。
短編集はそれぞれの苦しみを抱えた人たちの視点で描かれ、私自身が共感できた部分は少ないが、自分自身の痛みとして、少しだけ解像度が上がった気がする。
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【アンソーシャル ディスタンス】
短編5篇を収録。『あの本、読みました?』で紹介されていて気になって購入。
書かれているような経験をしてる人もいるのかな?とふと考えてしまったOo。.(´-`)
重い短編だけど『ストロングゼロ』、『デバッガー』がお気に入り。
Posted by ブクログ
主人公の女性たちに共感するほど人生経験もなく、同情するほど感情移入もできなかった。それでも読み進められたのは、一人称の視点によって展開される臨場感と、自身にも身近な社会的テーマに対する著者の鋭い切り込み方に魅せられていたからなのだと、朝井リョウさんの解説を読んで腑に落ちた。
Posted by ブクログ
すげぇ本を読んだって感覚がある。
一人称視点は普通なのに感情描写が強い。本当に強い。読んでて苦しくなるくらい。
デバッガーが1番好きかも。
アル中、心中、不倫、整形とか負のスパイラルにハマる人達の話が上手すぎる
Posted by ブクログ
全て主人公目線で描かれる短編集。そのため読んでる側もありありと一緒に擬似体験しているかのような感覚に陥る。短編だったとは思えないインパクトの強い物語ばかりだった。
アルコールへの依存、プチ整形・不倫の泥沼、希死念慮、強すぎる性欲といったことにずぶずぶとハマり酷いことになって行く様子が生々しく描かれている。
すごい作品だとは思うが性描写が多すぎて、何を見せられてるの?と何度も思った笑
朝井リョウさんの解説を読んでなるほど!と思ったが私にはそこまでの理解が難しかった。
Posted by ブクログ
登場人物たちがギリギリで生きています。ですが、特殊な状況下にある訳ではありません。誰もがこうなる可能性があるところが怖いところだなと思いました。