金原ひとみのレビュー一覧

  • 蛇にピアス

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    蛇にピアス 蜷川幸雄監督の映画での吉高さんと重なりあらためて読むと映像が浮かんで過激さが伝わってきました。芥川賞、綿矢さんの蹴りたい背中と同時受賞で若さが凄く勢いを感じます。
    いつまでも読み続けられる小説ですね。

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    2026年03月31日
  • アタラクシア

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    2020年第5回渡辺淳一文学賞
    30を前後する男女の群像劇

    渡辺淳一文学賞受賞作らしい一作。
    この〈アタラクシア〉という、心の平穏を意味するという。なんともストーリーに敵対するのではとも思われるタイトル。

    三十歳前後の満たされない男女の群像劇の構成を持つが、おそらく考えた末ではなく、アタラクシア的でない人間関係を描こうとして積み上げたストーリーが、この小説の形体となったのでは。

    金原ひとみさんの小説の登場人物達は、決してパワーカップルではないけれど、ハイソ、あるいは意識高い系、または自由人。一般的日本人からすれば、関わる事が少ない人種と思っている。しかし、それは思い違いで、いまや彼らのよ

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    2026年03月27日
  • 蛇にピアス

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    初 金原ひとみ。痛みという快感に自分のリアルを見つけた彼女。愛されたいという欲望もあるけれど、流されるままに流れるままに。

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    2026年03月27日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    朝井リョウさんが「ストロングゼロ」の話をしているのを見て読んでみようと思った本。

    短編全編読んでみてー
    コロナが背景になっている話もあり閉塞感を思い起こす部分もありました。
    登場人物の行動は理解しがたい。危険な方を選んでいる時って脳内はこう働くのかー共感というより興味で読んだ本でした。

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    2026年03月22日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    ネタバレ

    書いてあることが全てではないにしろ、この方が感じている「生きづらさ」というものに少しだけ共感できた。

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    2026年03月08日
  • GOAT meets01

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    SSWのさらささんが寄稿した文章が載っているとのことで購入した。
    彼女の歌の世界観に常にある仄暗さとか根底にある強さとか儚さが、手の届かないものではなく、ちゃんと私たちと同じ日常の隣にあるものに思えてとてもよかった。
    わたしにとってはこの一ページに会うための本。

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    2026年03月03日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    後半以降に好きな文章が多かった。他者に対する寛容さ、ままならない人生への折り合いのつけ方、折り合いをつけることなく苦悩する生き方。そうした生き様というか、考え方や感じ方が魅力的だと感じた。エッセイなのに小説を読んでいるような雰囲気なのは、金原さんの書く文体の影響なのかな。時間を空けてじっくり再読したい。

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    2026年02月23日
  • アッシュベイビー

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    ネタバレ

    正直かなり人を選ぶ。子供や動物の虐待描写あり、吐きそうになりながら読んだ。特に終盤はかなりしんどくて薄目で読んだし、しばらく引きずった。
    金原さんの文章はヒリヒリヒリヒリとしていて、自分の学生時代と重なるところがある。特にこの本では主人公アヤの(おそらく健康な人が見たらなにこれ大丈夫か?と思うような)独白がみっちりと敷き詰められているのだけど、かつて私がとある精神疾患を患っていたころ、愛情を求めて衝動に駆られあらゆる自傷が辞められなかった頃に考えていたことがそのまま、一言一句全てばらばらになることなく文章にまとめられている。脱帽。
    …なので、倫理的にきつくても読まずにはいられなかった。この話は

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    2026年02月21日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    金原ひとみさんの文章を初めて、言葉一つ一つが身体に染み渡って食べたいと思うくらい読んでいて欲した

    共感できない部分もあると思うのに、こんなに好きだと思えるのはなんだろうか

    子育てと執筆、移住大変苦労されたようだ

    そしてお酒と牡蠣がお好きで

    昔の恋人との話、小説を書き始めたきっかけの賞がとても良かったし、金原さんは昔からかけて、書くために生まれてきたような天才なんじゃないかと思う

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    2026年02月21日
  • 蛇にピアス

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    この界隈を赤裸々に描ける語彙と表現。他にいない新星だったろうな、と。高校時代のパンクなのに文学少女な同級生を思い出す。彼女は小説を書いているだろうか。40分。

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    2026年02月19日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    ネタバレ

    僕は金原さんとは全く違う性格だし、そんなに苦労をした経験や周りと違う事を感じない子供でした。

    でもこの本に書かれてある言葉を読むと
    周りと違う子の事を少し理解できました。
    子供が合わない子供も居るんだよとセリフにありましたが、まさにその通りだと思います。
    子供の中に子供ではない人が混ざるのは難しいですから。

    この本で1番強く感じたのは、
    どんな経験も糧になる
    という事です。

    僕はこの言葉を他人に言うのが無責任な気がして
    言えませんが、この本を読むと

    周りと馴染めなかった子供の時
    家を出て彼氏の家を転々としていた時
    フランスで苦労した時
    創作に締め付けられた時

    しんどい事が多かったと感

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    2026年02月07日
  • マザーズ(新潮文庫)

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    私には金原さんは合わないだろうなぁと、、、読まず嫌いで、一冊も読んだことがありませんでした。

    ともちんやおびのりさんのレビューを読んでいて、何か一冊くらいはと思い、おびのりさんのレビューが超絶カッコよかったこの作品を購入しました。

    序盤は、芥川賞作家らしい??言葉選びが私には馴染めず、超苦戦(-。-;
    良い意味で想像通りでございました( ̄▽ ̄;)


    子供を保育園に預ける3人の母親を順番に描いているのですが、この女性たちがとにかく私は苦手(~_~;)全員苦手。
    麻薬に、虐待に、不倫。。。
    普通の人はおらんのか!?


    母としての役割や、社会から押し付けられる「母らしさ」みたいなものに苦しむ

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    2026年02月05日
  • fishy

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    めっちゃよかった!これでいい、自分でいい、って思えるくらい、女は様々、生き方も、何もかも でもみんなそれでいい

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    2026年02月01日
  • マザーズ(新潮文庫)

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    2011年 ブランチブックアワード大賞
    2012年 第22回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞

    すでに刊行から10年以上が経った作品。
    おそらく当時まだ30歳前後だった金原ひとみが描いた、母性への反逆、あるいは抵抗、そしてその意識そのものへの肯定の物語かと思う。

    三人の母親たちの視点から語られるのは、夫婦や育児をめぐる友情の裏にある本音であり、社会的には語られにくい感情の数々。
    解説で高樹さんも触れているように 本作は「社会の常識に反した本音の箱の蓋を開けた」作品ー
    高樹さんの解説を省略しすぎているけど おおよそこんな感じで良いと思う。

    ただ、読んだ方ならわかる通り、彼女たちの本音はあま

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    2026年01月27日
  • 蛇にピアス

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    本自体は、120ページくらいで、短い。
    読んでいて、中々、理解には難しい主人公の心情には、読んでいて疲れを感じた。
    主人公は、情緒が不安定で周りを取り巻く環境も世間から見ても良いものではないと思われる。
    ただ、疲れは悪い意味では無く、新鮮さを含んでおり、ルイの心情も読み解いてみたいと思えるものだった。
    ルイ自身の心情は、ルイも著者自身も誰も分からないとする解説も読んだが、私としてはルイにはルイの信念があるのではないかと思う。行動には想いが乗っているように見え、読み解けるものでは無いかと思う。

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    2026年01月22日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    母親の発言や考え方が面白い!
    主人公の考え方も少しずつ母親似になってる感じがしたけど、初めから似てたのかもしれない。友達一人ひとりを大切に思いやって、考えられてる主人公は母親の教えとか影響が強いのかなと思った。
    主人公みたいに友達の発言や行動の意味について考えて、行動して、理解しようとする姿は見習いたい。友達だけでなく、家族とか恋人とかも、そうやって理解して、自分なりのやり方で大切にしていきたいなと思った。

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    2026年01月18日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    女としての部分は共感できない部分も多かったけど!母として書かれた話は深く刺さるものがあった。不器用だけど真面目さが滲む、人間臭さが妙にツボだった。信頼をおける作家だと感じた作品。

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    2026年01月16日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    こんなにも、こんなにも、「絶望」を言葉にすることができるのか。
    絶望する一方で、「伝わると信じている」という金原さんの姿勢にグッときてしまった。

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    2026年01月14日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    美しい!物事をこういう表現の仕方があるんだなっていう表し方で書いてて、すばらしい。切り取る場面が絶妙。

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    2026年01月12日
  • 私の身体を生きる

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    テーマが性だからか、かなり赤裸々な内容が多く書き手たちの矜持を感じた。私は親しい友人であっても性に関する話をし合うことがないので、こういった本が存在してくれることそれ自体に感謝したい。
    男性からの目線、恋愛性に対する違和感や自分の体験について書いたものが多い印象で、それはその通りという内容なのだけれど、同時に女性の恋愛・結婚・妊娠出産・育児に対する幸せを語ることってもう許されないのだろうかという疑問も湧く。

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    2026年01月11日