金原ひとみのレビュー一覧
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購入済み
読むのに気力のいる本だった
息子が中学にあがり、性教育を考えると男性視点の情報では難しいと思う事が多々ある
SNSでこの本のことが流れてきて書評を見た時、長男の女性に対する理解に何かしら寄与するかと思い、つい反射的に購入した。
男より女性の生き方はある意味で難しいが、性を持ち出すと安易に楽な選択を選ぶこともできる。
でも、それを選ぶと多くの場合、後でツケがまわる。だから、安売りするな、という言葉を親の世代は言う。
でも、若い世代が持て余す感情は大人の説教なんて聞き入れない。で、大人になって、同じように若い世代に言う。
そこに使える武器があってもそれを使わないって難しいこと。男が腕力で相手を従わせる選択をなかなか選べない -
Posted by ブクログ
朝日新聞のオピニオン面での文章がすごく良かったので、代表作のマザーズを手に取った。
独特の描写、実際に子育てしている人だからこそできる表現だなぁと思いながら読んだ。すごくグロテスクだけれども、完全に別の世界と言うわけではなくて、普通の人がなり得るような状況、ギリギリのところをうまく描いていると感じた。この本の出版はもう今から13年前になると思うけど、その状況からなにも変わっていないし、今年出版された本と言われても、何一つ驚かない。今の状況を残念に感じながら読み進めた。
それぞれの登場人物に作者の気持ちが投影されているように感じたが、作者の思想的な部分はユカ。感情的な部分は涼子に近いのじゃない -
Posted by ブクログ
同じ保育園に子ども預ける五月、ユカ、涼子というマザーズの日々が描かれる。涼子は若干背伸びぎみだけど、モデルの五月、小説家のユカは自分が稼いだお金でセレブ的な生活ができる立場。そんなお金のある人たちの生活が描かれているせいか中盤までなかなか話のなかに入り込みにくかった。
中盤になり3人の区別がはっきりついたあたりから面白くなってきたように思う。ユカも涼子もしょうがない人たちに思えて特に肩入れ要素はないんだけど、五月はほかの2人とつき合うのがもったいないくらいいい人だなと思った。そんな彼女に子ども失うなんていう出来事が2回も、それぞれ違ったかたちで起こったのは残念なこと。五月に起こった出来事をして -
Posted by ブクログ
読み終えるのに
途轍もなく時間がかかってしまったけれど
面白かった。
ストーリーがというより
セリフや表現のひとつひとつに唸ってしまう。
そんな作品でした。
主人公はアラフォーの小説家。
離婚した二人の元夫と
年下の大学生の彼氏
最初の夫との娘(中学生)と同居していたが
途中から年下の彼と住むことになり
娘は実父の元へ。
複雑な家庭環境といえばそうかもだけど
離婚時のゴタゴタは乗り越えた後の話で
どの組み合わせで会っても
わりに平和な時間と美味しいご馳走がならぶ。
主人公はこれ以上ないくらい自由に
欲望のままに
生きてきたはずなのに
自信満々でもなくて
娘への愛情はたっぷりで
常