あらすじ
バイト仲間のYouTuber彼氏を襲撃、先輩に誘われて初めてのクラブで爆踊り、激辛フェスで後輩のプロポーズをプロデュース……
「普通は尊いし、普通は貴重だし、普通はむしろ普通じゃありません」
コロナで派遣切りにあった「私」は食い繋ぐためにイタリアンレストラン「フェスティヴィタ」に辿りつく。ベテランのマナルイコンビ、超コミュニカティブでパーリーピーポーのヤクモ、大概の欠点ならチャラになるくらいかわいいメイちゃん、カレーとDJに目覚めたフランス人のブリュノ、ちょっとうさんくさい岡本くん……バイト仲間との愉快で切実な日々を描いた作品集。
「ウルトラノーマル」なわたしが「ハジケテマザル」、最高のバイト小説!
感情タグBEST3
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明るい作品 内容はポップでキャッチーなんだけど文体に金原節が炸裂していて軽すぎない
ライトな内容と言葉が言葉を呼んでくる文字数多めの重めな文体のバランスが良好でした
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真野ちゃんの自分の内面に関する思考にドップリ浸かる描写が一々読んでるこっちの内面を抉る。
p.169〜171までのブリュノのセリフにあるカレーを他の単語に置き換えたら、読者それぞれにフィットした答えが見えてきそう。僕は本でした。
読み終わった後はおもろーー!!!!めちゃくちゃおもろかった!
自分のことを、何者でもない普通だの無個性だの思っている人だったり、読書に興味あるけど活字苦手・・・って人に読んで欲しい!
普通ってたまに抉られるけど、悪くないと思える!
会話多いから読みやすい!
Posted by ブクログ
2023年刊。
レストランで働く若いバイト仲間たちを描いた連作小説。
今時の若者たちの生き生きとした語法がてんこ盛りで、ウィットが効いていてとても面白かった。これこそ<いまの>言葉の芸術、という感じがする。自分の知る限り金原ひとみさんの小説はいつもそうだというわけではないので、本作がその点において抜群にヴィヴィッドなのだ。
微妙なニュアンス、人それぞれの感受性をキラキラと描き出しながら、言語遊戯のたまらない愉しさを存分に味わわせてくれる傑作。
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金原ひとみさんの本はいつも破壊力がすごいんだけど、会話の内容や言葉のチョイスが好みすぎて毎回にやにやしてしまう。
今回もなかなかぶっとんだ内容で、イタリア料理店のバイトたちのわちゃわちゃした感じが微笑ましかった。自分も混ざりたい。
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とても良かったなあ。ミーツ・ザ・ワールド辺りから作風が変わって、腹を空かせた勇者どもとかに似てる感じ。
ハッピーでポジティブで、スピード感があって、読後、ぽーんと放り出されてしまうような。
イタリアンレストランのフェスティヴィタ池尻大橋店で働くフリーターと社員がわちゃわちゃやって、店で飲んだくれつつたまに、覆面を被ってタクシーに乗り込んで酷い別れ方をした彼氏のところに襲撃に行ったり、先輩がDJしてるクラブに行って踊ったりする日常が描かれる。
なんか、こういう職場って楽しそうだし、仲良かった職場の友人とかも思い出した。朝まで飲み明かして眠い目を擦りながら仕事に行ったり、休日に集まってどっかに行ったり、そういうことを思い出した。
なんか、こう、本当に、読んでて楽しいっていうかワクワクして良き。
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解体全書経由で興味を持ち読んだ金原さんの明るいサイドの小説。
職場環境の仲の良さが眩しくて、クドカン世代の私としてはTBSでドラマ化してほしいなと思った。
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文章量は多いけど全然重たくない。
イメージとしては灯りを消した飲食店のキッチンにスポットライトが当たってる感じ?でそこだけパッと明るくて楽しい職場なんだろうな、わたしもこういう職場に出会いたいな
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直前に別冊ダヴィンチの解体全書を
読んでいたので、より楽しく読むことが
できました。
普通に悩んだ学生時代だったけど、
普通って大事、大人になってより思います。
登場人物がトリッキーだし、
金原さんの重くなーい小説は
ポテチのように読めてしかも楽しい。
楽しい!!をたくさん味わえた本でした。
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まとめて全部ひっくるめていいじゃんそれでと肯定しつつも、決して甘やかしてくれない作品でした。
みんなちょっとずつ、ん?って思うところあるけれど、それもひっくるめて関わっていたいなって思えているここの人たち、最高ですよね。マナルイさんたちには、だめな素を見せてもきっと見放されないってみんな思えている気がしました。その安心感ってすごいと思う。
真野さんの、何かになりたいけど、行動に移すのは怖いし、何だかんだいつも今の場所が居心地が良くて動けない。というところに共感しました。
何者にもならなくていいと思うところから始めなきゃですね。
カレー食べたい。
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普通で普通の主人公真野
イタリアンでバイト中、まわりのスタッフは素性が謎の実力者マナルイさん、可愛い芸大生メイちゃん、ヴィーガンのヤクモなど個性的
真野が自分の普通さを自虐、諦めつつどこか認めてるのが好感が持てる
イタリアンなのに、最後はカレーが食べたくなる笑
Posted by ブクログ
世の中はいろんなキャラがいて、相容れない人もいるけれど、各々悩み奮闘しながらなんとか懸命に生きているんだよな、と再認識させてくれる前向きで全肯定な物語りだと思った。隠キャ自認の主人公だけれど、公平で素直でバランスが良くて、自虐的でネガティヴな独白も微笑ましいくらい。
カオスなドタバタ場面も、空回りせず滑らない描写で愉快で笑った笑った。
Posted by ブクログ
ウルトラノーマルも案外悪くないのかも?普通は尊いし、普通は貴重、そもそも普通ってなんだ?と思わず考えてしまうクセ強めなお話。
このボーッと読める感じと、みんなが好き放題に喋ってる「」のない感じ、読んでて楽しい。頭悪そうな会話の節々に出てくる、お酒飲みながらそんな話する?って感じの小難しい言葉も良い。金原さんの文章好きだな〜。
そしてカレーが食べたくなった!
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金原ひとみさんの作品は読んだことがなかったので初。
濃い登場人物たちの中では1番マナツさんの言葉選びが好きで、グッとくる台詞がたくさんあった。
自分はどちらかというと真野のような性格で、何者にもなれない、何かになりたいけど踏み出す勇気もないまま日々を送っている。という点で共通する部分があり、少しだけ読み進めるのが苦しい時期もあって発売直後から少し読んで積読状態だった。
来月から新しい職場に就くので何となく今読めて良かったな、とも思った。マナルイのいる職場に勤めたいな。
Posted by ブクログ
キャラが濃すぎてぶっ飛んでる人達に囲まれてたら、たしかに何かになりたくなるよなと思った。
でも真野の持つ普通なところも1つの個性であって尊いということを言い続けてくれる仲間たち。
みんなぶっ飛んではいるけど、みんな思いやりがあって、なかなか意見を自分から発言することができない真野にも、毎回必ず意見を聞いているところが良いなと思った。
社会人であろうと今を存分楽しんでて、1人も置いていかずにはじけてて、こっちまで楽しい気持ちになる。
読み終わって、この本のタイトルぴったりだなと思った。
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『ミーツ・ザ・ワールド』を読んだときにも思ったけど、金原ひとみさんはどうしてこんなに「何の取り柄もない人」を描くのがうまいんだろう!?
私自身も、普通じゃない何者かになりたい普通の人、である。フェスティヴィタで働く主人公以外の人たちみたいな、個性があったり才能があったり自分を貫いていたりする人を見ると羨ましくなる。羨むだけで何もできない自分が嫌になる。でもそんな「普通」に寄り添って、ぐらぐら揺さぶって、否定混じりでありながらなんだかんだで肯定してくれる、そんな作品だった。確かに、普通って全然普通じゃないよな〜。
あとめちゃくちゃカレーが食べたくなった。
【読んだ目的・理由】著者の作品が好きだから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.3
【一番好きな表現】剣山で全身穴だらけにされてそこに彼の気持ちを満遍なくこぼされたように、すっかり沁みて染まるほど、私には彼の気持ちがよく分かった。(本文から引用)
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バイト先のイタリア料理店で起こる、バイト仲間たちとの温かな話。
ユーモアもあって、リアルなところもあって、面白かった。
金原さんは独特の語りがある。
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ヘビにピアスとアッシュベイビーしか大昔に読んだことなく本作読んでみて作風の違いに良い方でびっくりした。
そもそも良く覚えてないんですが、ネチネチ陰湿なイメージしか残ってない。
これは真逆で、主人公のこじらせ癖はあっても、それも愛おしい感じ。
バイト仲間の交流なのですが、そばで見てる主人公の心の機微を覗き見が楽しい。そして展開するお話自体がポップでとても楽しいお話でした。
ツボな小説でした。
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4編の連作集。リストラされた真野がイタリアンレストラン「フェスティヴィタ」で働き始める。そこにはベテランコンビのマナルイやカレーとDJに目覚めたブリュノ、いたってふつうな岡本くんなど、居心地のいいバイト仲間がいて。
バイト仲間で飲んで馬鹿騒ぎしたり、夜通し遊んだり、何の身にもならない話をして笑ったり。
懐かしい風景でした、私にとっては30年以上前の話ですが。今もきっと変わらないんでしょう。ネットとスマホによって非対面が増えたとしても、同じ時間と同じ場所を共有している「熱」がもたらす影響はハンパない。
Posted by ブクログ
おもしろかったです。マナルイさんたちのバックグラウンドがわかればもっと感情移入できたかもしれませんが、作者があえてそこは触れなかったのだろうと思います。バイトあるあるの部分もあり、真野さんが居心地のよい空間を楽しめているのもよかったです。
Posted by ブクログ
3.8/5.0
普通であることにコンプレックスを抱える主人公と、愉快なバイト仲間たち。
自分とは全然違うんだけど、なんか一緒にいて心地いい人や空間っていいなあ、と思った。
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この本の筆者インタビューで、「拘束力のない、ゆるいつながりを書いてみたいと思った」「普通が尊いと思うようになった」といわれていて、価値観が同じと思って読むことに。
話の内容自体は、軽そうで上っ面な感じでわーっと進んでいくけれど、最後まで読んで居心地がよくてゆくてふわふわした感じの世界にいたことが強く感じられた。
誰が誰かわからなくなったまま読んでたからもっかい読み返したい。
文章のわちゃわちゃした感じは苦手だけど、コンセプトは好きな作品。
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マナルイさんの姉貴感、頼りにできる感じ、ふざける時はとことん、何事にも全力なところが大好きすぎる。
カレー食べたくなるな〜
みんな何者かになりたさすぎるよね。普通に生きて普通に苦しんで、普通に喜べることってすごいことなんだよね。
金原さんの言葉遣いと言葉の勢いが今作も輝いてる。
Posted by ブクログ
良くも悪くも、振り回される感じ。
目が回る。
アタシはハジケテマザレないかもしれない。
☆ハジケテマザレ
☆モンキードーン
☆フェスティバルDEATHし
☆ウルトラノーマル
Posted by ブクログ
先週、先々週とはじけてました。
ってな事で、金原ひとみの『ハジケテマザレ』
ハジケテマザレ
モンキードーン
フェスティヴィタDEATHシ
ウルトラノーマル
の続編短篇
イタリアンレストランのフェスティヴィタに集う個性豊かな人々の人間模様。
マナツとルイコのマナルイコンビ、メイちゃん、岡本くん、ヤクモ、ブリュノ、真野っち、それぞれみんな違ってみんな良い
ちょっと読んでて金原さんらしくないってか、西加奈子さん的な感じがしたなぁ
みんな愛おしいキャラばかりで、愛が溢れた本じゃったわ
あ~、ブリュノのカレー食べたい ԅ(¯﹃¯ԅ)
2024年10冊目
Posted by ブクログ
コロナで派遣切りになった主人公は、イタリアンレストランでバイトを始める。そのレストランのスタッフ控室で繰り広げられる閉店後の飲み会。毎回、えらい騒ぎになるのだが…
なんともハイテンションなストーリーで、一気読み。読後は、なんだかスカッとした。
Posted by ブクログ
金原ひとみさんの新作で読みたかった作品。
ぶっとんでるけど深いところもあって良かった。
コロナで派遣切りにあった「私」は食い繋ぐためにイタリアンレストラン「フェスティヴィタ」で働いている。
やることめちゃくちゃでパーティピーポーばかりで
ついていけないって最初は思ったけど、読み進めるうちに当時人物たちに愛着が湧く。
「私」は取り柄もなく普通で少し卑屈でマイナス思考。自分もそうなので「私」に共感。
ベテランで毒舌のマナルイコンビ、カレーとDJに目覚めたフランス人のブリュノ、超コミュ力高のヤクモなど個性だらけのメンバーとバイト仲間のyoutuber の彼氏を襲撃したり、激辛フェスで後輩のプロポーズをプロデュースしたりする。
最初から最後まで明るい物語で読みやすかったです!
他の金原ひとみさんの作品も読みたいと思います。