金原ひとみのレビュー一覧

  • アッシュベイビー

    Posted by ブクログ

    金原ひとみが書く女主人公はすごい魅力があるなーと思う。お母さんに読ませたらお母さんは具合悪くなってもう二度と見ない!って言ってた。

    0
    2025年05月29日
  • AMEBIC

    Posted by ブクログ

        

        『AMEBIC アミービック』


    金原ひとみさんの作品
    うーーーん 時間かかっちゃった
    ちょっぴり heavy ヘビーな作品。


    摂食障害気味の女性作家「私」のパソコンに日々残されている意味不明の文章=錯文。
    錯乱した状態の「私」が書き残しているらしいのだが………。関係を持った編集者の「彼」とその婚約者の「彼女」をめぐって、「私」の現実は分裂し歪んでいく。錯文の意味するものとは。錯乱した「私」は正気の「私」に何を伝えたいのか。孤独と分裂の果てには何が待つのか。
    著者の大きな飛躍点となった第三長編。
    ………ですって。

    一人称形式で進行していきます
    錯乱と錯文のイ

    0
    2025年05月27日
  • クラウドガール

    Posted by ブクログ

    4.0/5.0

    登場人物たちがお互いに確定的な印象を持っておらず、全く相反する感情を同居して抱いているのが印象的だった。
    そして、人や物事に対して連続性を認めない杏の考え方が非常に面白かった。他人に対して抱く感情は全て過去のものに対してであって、そのどこを切り取るかで全く見え方が変わるという記述に唸らされた。

    0
    2025年05月20日
  • 腹を空かせた勇者ども

    Posted by ブクログ

    日本を救うのは、やはり10代女子の「勇者」たちの旺盛な食欲だ。

    さまざまな問題を、スナックやファストフードとともに豪快に平らげてしまう。
    感染性の高いコロナウィルスも彼女たちの弾けることばや軽やかなフットワークにはついてこれない。
    胸のすくような爽快な読後感だ。

    ところでこのママは著者自身のカリカチュアだろうか?
    少々口うるさいが、「勇者」たちの強力なサポーターだ。

    0
    2025年05月17日
  • アッシュベイビー

    Posted by ブクログ

         『アッシュベイビー』


    金原ひとみ さん
    『蛇にピアス』の次の作品


    パンチ 効いてんなぁ…ってね
    刺激的だわ

    キャバ嬢のアヤは大学のゼミで一緒だった
    ホクトとルームシェアをしている。
    彼は小児性愛者で、大人の女には見向きもしない。ある日、ホクトの同僚の村野という男に出会ったアヤは村野に強く惹かれてしまう….
    …って入りです。


    本作の『アッシュベイビー』は…
    『蛇にピアス』のときよりも激しい性行為
    だったり、性的描写がリアルに描かれていて
    嫌悪する人も少なくないような気がします。
    ただ、文章は繊細で力強く(これは蛇にピアスにも言えますが)…アンバランスな感じが堪らないんで

    0
    2025年05月17日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    文章がえぐるように鋭くて深い。特に最初の3つは当事者になった気分が味わえるのでおすすめ。最後の2つはちょっと常軌を逸していてあまり共感はせず。

    0
    2025年05月14日
  • マザーズ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごい迫力ある作品
    女性を取り巻く社会の価値観、生物としての役割の中で欲望、執着、妬み、自由などのあらゆる感情が、波のように寄せては返す

    教科書に書かれているような理想の母親はいない
    みな1人の人間であり女である
    それぞれのキャラクターが際立っていて、部分的に自分に重なる一瞬がある

    五月の子供が亡くなることは衝撃すぎたが、それ故に夫婦仲が良くなるという、運命的なサイクルが回る

    男女の関係は満たされると離れ、失うと近づく
    それは1対1の関係だけでなく、彼ら彼女らを取り巻くすべのものを包括している

    0
    2025年05月10日
  • 軽薄(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    私は誰も愛していない夫も彼も__
    心に開いた穴を埋めるため、許されざる恋をした。
    お互いの感情が静かに強く摩擦し合い、文章から伝わるヒリヒリ感に読む手止まらずでした。
    この狂気を殺意をそして愛を野放しにしてはならない。

    0
    2025年04月30日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

    Posted by ブクログ


    現代、といっても昭和からの現代じゃなくって、本当に「今=現在」という意味での現代の文学、といった感じ。

    そんな意味での現代文学に触れられて嬉しい。年齢のせいなのか、人生の経験値のせいなのか、性格のせいなのか、私には分からない&刺さらないことも多々あった。

    でも客観的に読んで、女性的な鬱をとてもうまく、巧みな文章力で表現されていて、「すごい!」と本当に心から感動。

    辛い環境をなんとか生き抜くために、他人からは理解不能な行動をとること、でもそこまでそれによって周りに迷惑をかけていない範囲なら、第三者がジャッジすることではないなと痛感。乗り越えるも、乗り越えないも、その人の勝手。

    「私だっ

    0
    2025年04月30日
  • アッシュベイビー

    Posted by ブクログ

    小児性愛者や動物虐待の描写がメインで、終始ドロドロ鬱展開。
    セックスが話の中心。

    ドロドロにどっぷり浸りたい時には良いかも知れないけど、読後感は気持ちの良い物ではない。

    でも、惹き込まれるものはある。
    自分の中の醜い部分が呼応しているのか。

    荒んだ心の時に読むと、不思議とスッキリする。
    ピタリとはまるときは、はまる。

    0
    2025年07月26日
  • 腹を空かせた勇者ども

    Posted by ブクログ

    助走が短くて瞬発力のある文、そんな金原さんの文章が好きだ。
    ライトな小説のように思わせる文体で重苦しさを感じないんだけど、それだけで終わらないのがまたいい。
    読み終えた後にしっかり読み手に何かを残してくれて、それが何なのかを紐解くのがまたいい時間になる。

    0
    2025年03月24日
  • アタラクシア

    Posted by ブクログ

     2019年に単行本として刊行。
     本作は良い。様々な若い女性や男性に視点を置き、男女関係や夫婦関係、家族関係等における多様な軋轢・すれ違いを描いていてリアリスティックである。金原さんは言語感覚も若く、今時の若者をうまく描いていると思う。
     もっとも、本作では下の名前で章ごとに視点が動いてゆくのだが記憶力が弱く人の名前を覚えられない私にはその点がちょっと苦手だった。
     女性たちはそれぞれの個性が際立つというほどでもないが、唯一、「由依」だけは異常な人物で、コミュニケーションに根本的な欠落があり、彼女が何を考えているか誰にも分からず、まるでサイコパスのような人間だ。自分なら絶対に近づかない人間だ

    0
    2025年03月12日
  • ハジケテマザレ

    Posted by ブクログ

    世の中はいろんなキャラがいて、相容れない人もいるけれど、各々悩み奮闘しながらなんとか懸命に生きているんだよな、と再認識させてくれる前向きで全肯定な物語りだと思った。隠キャ自認の主人公だけれど、公平で素直でバランスが良くて、自虐的でネガティヴな独白も微笑ましいくらい。
    カオスなドタバタ場面も、空回りせず滑らない描写で愉快で笑った笑った。

    0
    2025年02月08日
  • 腹を空かせた勇者ども

    Posted by ブクログ

    レナレナが両親、友人達との関係を通して、他人の考えている事と自分が思うことの違いとどう折り合いをつけていけば良いのか、レナレナの心の葛藤に共感してしまったり、こんな風に考えるのか!と新鮮だった。「私は正しいことを言って、正しさと正しくなさの狭間で苦しんでいるミナミを正しさで殴ってるような気もした。」という箇所には、とてもハッとさせられた。考えても解決しないことばかりが多いけど、とても軽い調子の会話だらけの文章に何か救われるような気持ちになりました。

    0
    2025年02月01日
  • ハジケテマザレ

    Posted by ブクログ

    普段、この作者さんの作品読むと、良い意味でどっと疲れが出るんだけど、、、。
    作風変わったのかな?
    読後、元気になりました。

    0
    2025年02月01日
  • 腹を空かせた勇者ども

    Posted by ブクログ

    怒涛の会話が続く文章、金原さんぽい。
    レナレナ、ヨリヨリ、ミナミ、良い関係だ。中学生から高校生って、子どもだけど少しずつ変わっていく時期だよね。家族の形も恋愛も、縛られるものじゃないのかもだけど、公認不倫かぁ…なかなか難しい。コロナ禍のときを描いてるから、当時を思い出す。他人事のようで、身近な人にもたくさん影響を与えた数年間。あの頃学生だったら、自分はどうだったかなと考えてしまった。
    四編それぞれのタイトルも良いなと思った。
    『腹を空かせた勇者ども』『狩りをやめない賢者ども』『愛を知らない聖者ども』『世界に散りゆく無法者ども』
    食欲の止まらない玲奈の食べるシーンが多くて印象的だった。

    0
    2025年01月11日
  • 腹を空かせた勇者ども

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    また私は読まず嫌いだった…!と実感してしまった。著者の作品を、勝手なイメージで、若い時にデビューしてもてはやされた、イマドキの、若い女性が書いた、薄っぺらい小説でしょう、と、ハナから読んでいなかった。
    完全に自分の偏見だった。こんなにページを繰る手が止まらないとは思っていなかった。この作品で描かれているのは、自分とは遠い世代のコロナ禍の日常。ただでさえ近頃の若者は理解できない、とつい老害地味た発言をしてしまう自分が、タイムスリップしたみたいに自分の15歳の頃に思いを馳せてしまった。
    この年末年始は金原ひとみさんの作品を読み漁ることになりそうだ。

    0
    2024年12月24日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

    Posted by ブクログ

    金原ひとみの本を読むのは初めて。現代女性の鋭い感覚と描写に驚いた。繊細な感性の人なのだろう。他の本も読んでみたい。

    0
    2024年12月21日
  • ハジケテマザレ

    Posted by ブクログ

    ウルトラノーマルも案外悪くないのかも?普通は尊いし、普通は貴重、そもそも普通ってなんだ?と思わず考えてしまうクセ強めなお話。
    このボーッと読める感じと、みんなが好き放題に喋ってる「」のない感じ、読んでて楽しい。頭悪そうな会話の節々に出てくる、お酒飲みながらそんな話する?って感じの小難しい言葉も良い。金原さんの文章好きだな〜。
    そしてカレーが食べたくなった!

    0
    2024年12月01日
  • 星へ落ちる

    Posted by ブクログ

    2組のカップルがWで浮気し、浮気した本人たちもまた、愛の模様に苦しんでいた。見捨てた側は愛の方向がお互いに向いていないことを自覚し、見捨てられた側は自分の中でどうにか合理化して足掻いていた。純愛とは正反対に位置するような小説。愛の複雑さを巧みに表現していて、読者にまで辛さやどうしようもなさが伝わってきた。

    0
    2024年11月26日